患者=金魚論(かんじゃはきんぎょである)
患者=金魚論
Is Patient a kind of goldfish?
解説:池田光穂 (c)Mitsuho Ikeda, 2016
「患者が金魚。ひょっとしたらさ、金魚さ んは「いやー、もう最高ですわ。冬の寒い時にヒーター入れてもらって!」なんて言ってるかもしれない。世話してるほうも「なんか、生き生きしているよ ね!」って、金魚の気持ちがわかるじゃん。だから看護も金魚の飼育と同じなんだよ。元気になった金魚さんを見たら、明日も元気で頑張ろうって気持ちになる よね。でもそういうことを言ったら(看護師の)逆鱗に触れるわけでしょう?「 患者を水槽の金魚に例えるなんて、一体どういうことなんですかっ!」って」——垂水源之介。
僕の真意は、患者=金魚じゃなくて、看護教育をして
いる看護学教授の先生が「ケアの心をもってる飼育者」であり看護師は「金魚=患者から元気もらってナンボ」ということなのですが…… 看護師は自分の立場
性を中立・公平無私という馬鹿な虚構の位置におこうとするから倫理的ジレンマに苛まれるわけなのではないかという思考実験をしたつもりでした。
文献
Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 2016-2019