医療人類学教育コアカリキュラム
Core curriculum of teaching medical anthropology for
health-related sciences and humanities and liberal arts students
このページでは、医療人類学教育を、医学生を含む保 健医療福祉関連の学生ならびに、それ以外の学部専門ならびに教養教育科目(人文社会系やリベラルアーツ)としてまなぶ人たちのための基本カリキュラムを構 想する。
2017年3月(平成28=2016年度改訂版の)「改訂では「B.社会と医学・医療」の項目に,新たに「臨床実践に行動科学・社会科学の知見を生かすことができるよう,健康・病い・医療に関する文化人類学・社会学(主に医療人類学・医療社会学)の視点・方法・理論について,理解を深める」との狙いが示された」卒前医学教育で教える医療人類学「医学界新聞」、より)
B-4 医療に関連のある社会科学領域 B-4-1) 医師に求められる社会性 ねらい: 文化的社会的文脈のなかで人の心と社会の仕組みを理解するための基礎的な知識と考え方及びリベラルアーツを学ぶ。 臨床実践に行動科学・社会科学の知見を生かすことができるよう、健康・病い・医療に関する文化人類学・社会学(主に医療人類学・医療社会学)の視点・方法・理論について、理解を深める。 学修目標: (1)医療人類学や医療社会学等の行動科学・社会科学の基本的な視点・方法・理論を概説できる。 (2)病気・健康・医療・死をめぐる文化的な多様性を説明できる。 (3)自身が所属する文化を相対化することができる。 (4)人々の暮らしの現場において病気・健康がどのようにとらえられているかを説明できる。 (5)人の言動の意味をその人の人生史や社会関係の文脈の中で説明することができる。 (6)文化・ジェンダーと医療の関係を考えることができる。 (7)国際保健・医療協力の現場における文化的な摩擦について、文脈に応じた課題を設定して、解決案を提案できる。 (同報告書、p.24) (8)社会をシステムとして捉えることができる。 (9)病人役割を概説できる。 (10)対人サービスの困難(バーンアウトリスク)を概説できる。 (11)経済的側面や制度的側面をふまえた上で、医療現場の実践を評価できる。 (12)在宅療養と入院または施設入所との関係について総合的な考察ができる。 (13)多職種の医療・保健・福祉専門職、患者・利用者、その家族、地域の人々など、様々な立場の人が違った視点から医療現場に関わっていることを理解する。 (14)具体的な臨床事例に文化・社会的課題を見いだすことができる。 (同報告書、p.25) |
■医学生を含む保健医療福祉関連の学生向け:出典共 に(中村 2015:351)から
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学修目標(Pp.24-25) |
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(1)医療人類学や医療社会学等の行動科学・社会科学の基本的な視点・方法・理論を概説できる。 |
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(2)病気・健康・医療・死をめぐる文化的な多様性を説明できる。 |
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(3)自身が所属する文化を相対化することができる。 |
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(4)人々の暮らしの現場において病気・健康がどのようにとらえられているかを説明できる |
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(5)人の言動の意味をその人の人生史や社会関係の文脈の中で説明することができる。 |
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(6)文化・ジェンダーと医療の関係を考えることができる。 |
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(7)国際保健・医療協力の現場における文化的な摩擦について、文脈に応じた課題を設定して、解決案を提案できる。 |
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(8)社会をシステムとして捉えることができる。 |
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(9)病人役割を概説できる。 |
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(10)対人サービスの困難(バーンアウトリスク)を概説できる。 |
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(11)経済的側面や制度的側面をふまえた上で、医療現場の実践を評価できる。 |
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(12)在宅療養と入院または施設入所との関係について総合的な考察ができる。 |
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(13)多職種の医療・保健・福祉専門職、患者・利用者、その家族、地域の人々など、様々な立場の人が違った視点から医療現場に関わっていることを理解する。 |
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(14)具体的な臨床事例に文化・社会的課題を見いだすことができる。 |
■学部専門ならびに教養教育科目(人文社会系やリベ ラルアーツ)としてまなぶ人たちのため
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