フィリピン人家政婦(メイド)導入開始2017
the Philippines House maid workers system have started in Japan from 2017
日経新聞ほかが「フィリピン人家政婦、「日本流」に育成し派遣」というヘッダーをもうけて、以下のように報じている。
「日本で外国人による家事代行が解禁されたことを受
け、パソナや保育大手のポピンズが4月、フィリピン人を家政婦として派遣するサービスを本格的に始める。比人材派遣大手マグサイサイグローバルサービスと
提携し、畳の部屋を設けたモデルルームで日本流の掃除や洗濯を教え込んだ。近く第1陣の家政婦が来日し、アジア人材が身近になる時代が幕を開ける。(日本
家屋風のモデルルームで研修するフィリピン人家政婦(2日、マニラ)=小高顕撮影)/「畳を初めて見た時は戸惑ったけど、慣れれば掃除しやすいわね」。マ
ニラにあるオフィスビル内に設けられた日本家屋風のモデルルーム。ロビー・エバンコリャさん(36)は畳の目に沿って、手慣れた様子で丁寧に掃除機をかけ
ていた。/モデルルームの広さは43平方メートル。畳以外にちゃぶ台や鉄瓶を置くなど一昔前の日本家屋を再現する一方、浴室には洗濯乾燥機、トイレには
フィリピンでは珍しい温水洗浄便座を据え付けた。/エバンコリャさんは12歳の息子と5歳の娘を残し、近く日本で家政婦として働く予定。「子供を良い学校
に通わせたい」と覚えたての日本語で話した。月給はフィリピンで家政婦として働く場合の10倍近い16万8000円をもらえる。/日本政府は2015年末
に国家戦略特区での外国人家事代行の解禁を決定。神奈川県と大阪市、東京都で特区を活用した外国人の家事代行サービスが実現する見込みだ。/パソナはフィ
リピン人家政婦を20年までに1000人に増やす計画を掲げる。佐藤スコット社長は「働く女性の家事負担の軽減と、人口減少による労働力不足を解消するう
えで重要な一歩だ」と期待を示した。/日本で家政婦をするための研修は提携先のマグサイサイが担当。規定の倍の400時間に及ぶ研修のカリキュラムを作成
した。当初の12日間は1日8時間、日本語を指導。その後は家事を中心に入室の際にひざまずいて靴をそろえることから、いちょう切りなど日本食特有の調理
の仕方まで教えた。最終的に30代を中心とした25人に絞った。/マグサイサイは自社の研修施設を持ち、フィリピン人らを船員や料理人、客室係、技術者と
して育成し、世界中の海運会社やホテル、IT(情報技術)会社などに供給している。家政婦を育成するノウハウも持つ。他社に先駆けて家政婦研修を受託し、
日本にも市場を広げたい考えだ」(2017/2/9 0:30日本経済新聞 電子版)。
翌月の2017年3月21日には、パソナが入社式をおこなった状況が報じられてる。
「神奈川県などの国家戦略特区で解禁された外国人の
家事代行サービスで、事業開始に向け準備が着々と進んでいる。パソナは21日、来日したフィリピン人25人の入社式を都内で開いた。今後は職場内訓練
(OJT)などを実施したのち、3月末にも事業を始める予定だ。特区を活用した外国人家事代行による初のサービス提供となる見通しだ。/掃除や洗濯、食事
の準備といった家事代行サービスを月2回(1回当たり2時間)利用する場合で、利用料金は1万円(税別)と想定する。/パソナグループの南部靖之代表は
「仕事をしつつ日本を学び、3年間有意義な生活を送って欲しい」と祝辞を送った。フィリピン人職員代表のカラスコ・キャサリン・アントリアオさん(42)
は「日本でたくさんの経験をして、自分のスキルを高めたい。一生懸命頑張るので、どうぞよろしくお願いいたします」と日本語であいさつした。新入社員ら全
員で日本語の歌も披露した。/パソナは比人材派遣大手マグサイサイグローバルサービスと組み、職員らに450時間の研修を実施した。職員は今月9日に来日
した。/他社でもサービス開始に向け準備が進む。ベアーズ(東京・中央)やポピンズ(東京・渋谷)などでは職員はまだ来日していないものの、早くて4〜5
月中には開始する予定だ。(寺井浩介)」(2017/3/2 11:51日本経済新聞 電子版)
また、日経の同サイトでは「実習・バイトが主流?外国人材100万人の素顔」(外国人材と拓く)というビジュアル記事を提示しつつ、その人材の背景について分析している。
本文……(つづく)
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