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時間の脱 臼概念につ いて

On  dislocation of Time in Anthropological/Ethnographic studies

「時間が脱臼している」Rogier van der Weydenの作品から

池田光穂

時間の脱臼概念とは、霊に憑依されたシャーマンが語る内容のように、日常性のリニア(直線的)な時間経緯が脱臼あるいは脱節して、異なった時間的秩序が顕現するこ と。これは、歴史研究や文化人類学者のライフヒストリー調査のよう に、時間を遡及して、インフォーマント(=情報を提供してくれる調査対象になる人)の 語 りをきちんと(リニアな)時間的秩序の中にいちづけることと「根本的に異なる」。あるいは、そのような秩序原理から「逃走」するものである。

「メシアはたしかに解放者として来るのだ が、それだ けではない、彼はアンティクリストの克服者としてやってくるのだ」「歴史は構成の対象であって、この構成の場を成すのは均質で空虚な時間なのではなく、現 在時(Jetztzeit)によって満たされた時間である」——ベンヤミン「歴史哲学テーゼ

イエス・キリストだけでなくすべての人間 には生まれ落ちた瞬間にその各人の死が予定されています。死すべき存在、いつかは死ぬ日がくる、みんな 口を揃えていいますが、だれもそのことが「いまここで」おこる可能性について忘却しているわけですね。#Life_of_Brian.

Rogier van der Weyden or Roger de la Pasture (1399 or 1400 – 18 June 1464)

He was an early Netherlandish painter whose surviving works consist mainly of religious triptychs, altarpieces, and commissioned single and diptych portraits. He was highly successful in his lifetime; his paintings were exported to Italy and Spain, and he received commissions from, amongst others, Philip the Good, Netherlandish nobility, and foreign princes. By the latter half of the 15th century, he had eclipsed Jan van Eyck in popularity. However his fame lasted only until the 17th century, and largely due to changing taste, he was almost totally forgotten by the mid-18th century. His reputation was slowly rebuilt during the following 200 years; today he is known, with Robert Campin and van Eyck, as the third (by birth date) of the three great Early Flemish artists (Vlaamse Primitieven or "Flemish Primitives"), and widely as the most influential Northern painter of the 15th century.

彼は、ネーデルラント初期の画家で、現存する作品は主に宗教的な三幅対 や祭壇画、依頼された一枚絵や双幅の肖像画などである。イタリアやスペインに輸出され、フィリップ善良王やネーデルラント貴族、外国の王侯から注文を受け るなど、生涯を通じて大きな成功を収めた。15世紀後半には、ヤン・ファン・エイクをしのぐほどの人気を博した。しかし、その名声は17世紀までしか続か ず、趣味の変化もあって、18世紀半ばにはほとんど忘れ去られてしまった。その後、200年余りの間に徐々に評価が高まり、今日では、ロバート・カンピ ン、ファン・エイクとともに、初期フランドルの三大画家(Vlaamse Primitieven、「フランドルの原始人」)と呼ばれるうちの3人(生年による)として、また15世紀の北方画家として最も影響力のある人物として 広く知られている。



《横たわる聖母と被昇天の時間的共存》
 エル・グレコの作と想像されている『聖母の被昇天』(1567年以前、テンペラと金彩、パネル、61.4×45cm、聖母の被昇天聖堂、ヘルモポリス、 シロス島)は、おそらく画家のクレタ島時代末期に制作された作品である。この絵画は、ビザンチン後期とイタリア・マニエリスムの様式と図像学的な要素を組 み合わせたものである。横たわる聖母と被昇天のそれぞれの前後関係にあるが、図像の中で時間的共存が達成されている。


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