かならずよんで ね!

反乱により主権を獲得することは理性に反する(ホッブス)

On attaining sovereignty by rebellion

池田光穂

"And for the other instance of attaining sovereignty by rebellion; it is manifest that, though the event follow, yet because it cannot reasonably be expected, but rather the contrary, and because by gaining it so, others are taught to gain the same in like manner, the attempt thereof is against reason. Justice therefore, that is to say, keeping of covenant, is a rule of reason by which we are forbidden to do anything destructive to our life, and consequently a law of nature." - Ch.15 Leviathan.

「反乱によって主権を獲得するという、他の例につい て言えば、そういう出来事は起こり得るけど、それは理性的に期待されたものではなく、むしろその反対であり、また主権をそのようにして獲得することによ り、他の人びとも、同じようにしてそれを獲得することを教えられるがゆえに、こうした企てが、理性に反することは明らかである。したがって、正義すなわち 信約の遵守(keeping of covenant)は、理性の法則なのであり、その法則によって、われわれは、自分の生命を破壊するすべてのことを、してはならぬと禁じられている。だか ら、それは、自然の法なのである」(ホッブス 1966:99)

●暴力の審美化には、倫理(道徳)と救済が伴う。

「私は、社会主義に関する議論に対してかなりの貢献をしたと信じる。今後の社会主義論は、プロレタリアに特有の諸力(ピュイサンス)を発展させる諸条件、すなわちゼネスト思想にとって解明された暴力(ヴィオランス)に 向かわなくてはならない。未来の社会主義体制に関する、かびくさいすべての抽象的諸論文は無用になった。われわれは現実の歴史と、事実の解釈と、革命運動 の倫理的評価の領域に移行するのだ。/……社会主義とプロレタリア暴力との絆は、いまや力強くわれわれの眼の前に姿を現している。まさに暴力(ヴィオランス)に、社会主義は高度の道徳的諸価値を負っているこの道徳的価値によって社会主義は現代社会に救済をもたらすのである」(ソレル[下]2007:200)

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『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』D'où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?, 1897-1897, by Eugène Henri Paul Gauguin