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戦争の霧(The Fog of War

池田光穂

【兵者詭道也】
孫子「兵者詭道也」(計篇)ってのは、戦闘状況と は分裂生成なさしめることだが、その状況が敵において混乱の極を極めさせるためには、味 方の認識を最小限に抑え、敵のものを最大限にするということを善しとする。しかし、このことを理念で伝えるが、同時に、実践では実際に戦闘状況にならない と分からない、偶発的なものに左右されると、留保することも孫子は忘れない。西洋文化の論理では、だからなんなの?ということになる。もちろん、群盲像を なでるで、こちらの文化の側では、孫子の哲学などと、訳知り顔でもてはやされる。両方とも非生産的な理解だ。ただ、事実のみを語っているにすぎないから だ。
※ 孫子「兵者詭道也」(計篇)とは、戦いは、敵を欺むく行為であり、正常な方法に反したやり方、つまり騙し合いであり、「正々堂々という戦い」など擬制にすぎないという教えである。

『戦争の霧(The Fog of War)』とは、……

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