コロナ禍における臨床コミュニケーションの変貌
Re-defining Communication in Practice, Osaka University Postgraduate seminar
コロナ禍では、対面コミュニケーション経験のあるなしで、仮想コミュニケーションも変わるとのコメントもありました。これは今日の職場のFDで出てきた意見です。僕は対面原理派の希望的観測だと思いますが、まったく根拠なしともいえません。その理由は「身体コミュニケーション」を長年教育してきたからです。「我々は我々の身体の持続についてはきわめて非妥当な認識しかもつことはできない」——スピノザ『エチカ』第2部定理30(畠中尚志訳)
モバイルフォン(すなわち携帯電話)がもたらした遠隔地にいる人があたかも存在する(tele-existence)複雑な参与的コ ミュニケーションについては、「遠隔地対人コミュニケーション」を参照のこと。
デジタル・ネイティブ族に呼びかけて、いろいろ調査することも必要かと思います(→「デジタル・ネイティブ族におけるナルシズム化と新しい孤独」)
● ブレコロナ時代のワークショップの構造
● ブレコロナ時代の「コロナ・コミュニケーション前史」に関する情報
以下のページは2011年度臨床コミュニケーション1の授業(2011年7月 29 日実施)の総決算として、各グループで臨床コミュニケーションをいまいちど定義しなおす、ということでグループ討論したものです。題して「臨床コミュニ ケーションを再定義する(Re-defining Communication in Practice, Osaka University Postgraduate seminar)」です。
臨床コミュニケーションとは「ある具体的な解決を目的としておこなわれる対人コミュニケーションのこと」です【出典はこちら】。通常はクリニカル・コミュニケーションを臨床コミュニケーションと呼ぶことが 多いですが、この授業では、その定義を拡張して、さまざまなワークをおこなってきました。つまり、臨床の現場におけるコミュニケーションに類する行為は、 学校教育の場、心理カウンセリングの現場、法律相談、友人間の悩み事の解決な ど、さまざまな局面でみられる。 臨床コミュニケーションの教育が、医療者、カウンセラー、教育者などの専門家以外にも必要なことは、患者学のように、相談する者と相談される者の間では、 さまざまな技法の習得が期待されている、ことを明らかにしてきました。
他方、ヘルスコミュニケーションとは「健康と病気にかんする保健領域 における(個人対個人、個人対集団、集団対集団などの様々なタイプの)対人コミュニケーションのことである」【出典はこちら】
「PBL(問題にもとづく学習)資料, pdf, 4pp.=PBL_Mikeda_Osaka_Univ_2016.pdf」
++++以下グループワークの結果です++++
いろはす(Girohasu) ・分析しながら会話する(自分も相手も) ・授業でやったことを思い出すケースがあった→思い込みで相手を判断 ・コミュニケーション以前ってやっぱりどこ? ・言葉が威力を発揮するとこ、しないとこ ・直接会わなくても情報を得ることで、その人の全体像を作る →一方向的ではあるがコミュニケーション →見る側を考えた情報で あった場合 は、双方向か? |
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濃い味(GKoiaji) 言語以外のファクターがコミュニケーションに影響する。 言語→コミュニケーション 経験→コミュニケーション ルール→コミュニケーション 身体→コミュニケーション コミュニケーションの概念が広まった |
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チーム かわもと(Gkawamoto) 「臨床コミュニケーション」……専門的なイメージ(医者〈対〉患者) ・テーマがあいまい、つかみにくい しかし……医学的な場面以外でも臨床コミュニケーションはあてはまる、→日常の例もある。 ……日頃のコミュニケーションの上にあるもの |
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あいまい(aimaiG) 新しい視点 ・言葉の定義・意味 ・日常のコミュニケーションに反映→ディスの積み重ね→(but)→成り立っている? ・コミュニケーションは「ことば」に依存? ← 意外と真剣に考えていない→(but)→コトバ無しにも伝わるコミュニケーション ・コミュニケーションの定義があいまい → 人間味、→ディスコミュニケーション |
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ドーナツ・ベーグルグループ(beruguPre) 【コミュニケーションドーナツ上】 コミュニケーション(もやもやしてる・ルール必要) 一方通行←→双方向 言語&非言語 動物←→動物? 【境界線上】音楽・絵画 【臨床コミュニケーションリング内】 ・人←→人?(題材的に) ・twitter、つぶやき等→相手に人格や意思を感じるか ・対面←(not)対面 |
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池田覚書(kyoimemo02) 臨床コミュニケーション? 【テーマ】【アプローチ(方法)】【効用:社会・個人】 【キーワーズ】体罰、身体、認知症、つぶやき、マスコミ、報道、ネット、法螺、よかった/悪かった、全体と部分、他者の?、自己の延 長? |
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池田の解説シーン(mikedapresey) | |
院生プレゼンシーン(presen001) | |
院生プレゼンシーン(presen033) | |
院生プレゼンシーン(presenscene) | |
院生プレゼンシーン(presenscene02) |
お疲れさまでした!「中田ヤスタカ - Crazy Crazy (feat. Charli XCX &
Kyary Pamyu
Pamyu) MV」をどうぞ!
ん?刺激が足りん? じゃぁCharli XCX様をお見舞いだっ〜♪
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