問題をあぶり出し、それをまとめ、分析し、対策を考え、実行してみ る、ための演習
解説:池田光穂
「問題をあぶり出し、それをまとめ、分析し、対策を考え、実行してみる、ための演習」は、適切なファシリテーターのもとであれば、参加者に資格は問いませんし、またそれほど難しくありません。自分のなかに、より具体的な問題を抱えることがより重要なポイントになります。
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■例題:子育てサポーターのための多文化こども福祉講座 第1回 多文化子育てサポーターのための多様性理解
ワークショップ課題(2) 「問題をあぶり出し、それをまとめ、分析し、対策を考え、実行してみる、ための演習」
1.大分に在住する外国籍の人や日本人でも海外での生活が長く日本の生活に不案内な人が、子育てする際に直面する困難について考えてみましょ う。
2.グループをつくり、まずメンバーでどんな問題があるのか、できるだけ多く出してみましょう。その具体的問題は短い文章で表現できるようにし ましょう。文章がまとまれば、その問題に、短いタイトルをつけてカード(貼付せん/付せん/(c)ポストイット)に記載します。
3.カード(付せん)を共通するポイントでまとめてみましょう。例えば、育児の現場、保育所の現場、学校教育の現場、社会の現場などのような、 問題がおこる「場所」に着目してもいいですし、あるいは政治などの大きな問題とコミュニティや個人の行いなどに関連する小さな問題など、問題の規模の大小 です。問題群の整理はつねにひとつだけとは限りませんが、今回は練習なので、どれかひとつの尺度規準から考えてみてください。
4.整理できましたか? 最後に、個々の問題の列挙と、問題をどのように整理できたかをグループ全員で確認します。
■ワークショップ技法
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