フィールドワークと視察の違いについて教えてください
On field
work and field survey: difference and similarity
人類学の古典的なフィールドワークってのは、比較的長く調査するんですね。→(こちらにリンク)
だいたい1年から2年ずっとフィールドにへばりつきます。社会学でも古典的なエスノグラフィーでも最低1年ですね。で、何をするかというと、参与観察をします。(→こちらにリンク)
それ以降もちょくちょく足を運びます。
「佐藤郁哉(フィールドワーク:書を持って街にでよう, 新曜社, 2006)は、非参加的現場視察、1回限りの聞き取り、質問票によるサーベイ、インタビュー・サーベイ、現地での資料収集を非関与型のフィールドワークと して分類しています」という御指摘はそのとおりです。
フィールドワークはリラックスしてユルイ参加をします、あるいはそのように推奨します。(→こちらにリンク)
そこでなにがおこるかというと、現地の人達(=研究対象の人たち)が、いちおうメンバーとして受け入れてくれます。それをフランス語の借用でラポールといいます。
そこから、内部者しか得られないデータ(例:スキャンダルなど)を得ます。それを上手に民族誌という語りに落とすことができます。(→こちらにリンク)(倫理については→「フィールドワーク研究の倫理」)
というわけで、視察(overview survey)とフィールドワーク(fieldwork)はかなり違うものになります。また、なにかあったらお気軽に、質問してください。
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Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099
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