アジアの域内労働移動のトレンド
Recent trends of Asian inter-regional labor migration vice versa
国名 |
送出国 |
トレンド |
高齢化率※ | 備考 | ||
日本 |
中国、韓国、フィリピン、インドネシア、ベトナム |
・労働移民、留学、EPAによる介護保健人材、研修制度 | 26.86 | |||
北朝鮮 |
n.d |
n.d. |
9.46 | |||
韓国 |
中国(朝鮮族)、中国、ベトナム、フィリピン、タイ |
研修制度 | 13.57 | |||
中国 |
香港の家事労働者受け入れが嚆矢(1974)、家庭教師等。EPAを通して日本への派遣 |
10.00 | ||||
台湾 |
インドネシア、ベトナム、フィリピン、タイ |
家事労働者、老人介護、研修制度 | 12.51 | |||
モンゴル |
4.14 | |||||
フィリピン | 最大の送出国、北米への医療労働者の輩出(→Choy, C. C., 2003, Empire of Care, Duke University Press);1995年、移住労働者および在外フィリピン人保護法制定。 |
4.69 | ||||
ベトナム | EPAを通して日本への派遣。社会主義政権という背景のなかで低コストの人件費のために振興送出国になりつつあり、国内では人材養 成の整備が求められている。他方、そのため受入国での労働搾取や人権侵害などに遭遇しやすい |
6.91 | IM_Japan:「インドネシア共和国労働省、タイ王国労働省、ベトナム社 会主義共和国労働・傷病兵・社会省及びバングラデシュ人民共和国海外居住者福利厚生・海外雇用省から要請を受け、1993年5月の受入開始以来、累計 49,000名を超える政府選抜の技能実習生を受け入れて」いる。 | |||
インドネシア | 高度人材育成と派遣が強化傾向にあるが、看護師資格制度が未整備。2017年までに既存の家事・介護労働者派遣を完全停止するロードマップの策定 |
5.28 | IM_Japan:
「インドネシア共和国労働省、タイ王国労働省、ベトナム社会主義共和国労働・傷病兵・社会省及びバングラデシュ人民共和国海外居住者福利厚生・海外雇用省
から要請を受け、1993年5月の受入開始以来、累計49,000名を超える政府選抜の技能実習生を受け入れて」いる。 |
|||
東ティモール | 5.52 | |||||
ブルネイ | 家事・介護労働者 |
4.69 | 新興国マクロヘルスデータ、規制・制度に関するデータ(2014)明治大学ほか。 | |||
タイ |
同国へのメディカルツーリズム、高水準の医学・看護教育による米国へのインバウンド労働による外貨収入をめざす。 |
10.90 | IM_Japan:「インドネシア共和国労働省、タイ王国労働省、ベトナム社 会主義共和国労働・傷病兵・社会省及びバングラデシュ人民共和国海外居住者福利厚生・海外雇用省から要請を受け、1993年5月の受入開始以来、累計 49,000名を超える政府選抜の技能実習生を受け入れて」いる。 | |||
ラオス |
高度人材育成と派遣が強化傾向にあるが、看護師資格制度が未整備 |
3.87 | ||||
ミャンマー |
社会主義政権という背景のなかで低コストの人件費のために振興送出国になりつつあり、国内では人材養 成の整備が求められている。他方、そのため受入国での労働搾取や人権侵害などに遭遇しやすい。 |
5.54 | ||||
マレーシア |
家事・介護労働者。インドネシア人に代わり、カンボジア、ミャンマー人の受入がはじまる。 | 5.89 | ||||
シンガポール |
マレーシア、インドネシア |
家事労働者。インドネシア人に代わり、カンボジア、ミャンマー人の受入がはじまる。 | 12.29 | |||
カンボジア |
社会主義政権という背景のなかで低コストの人件費のために振興送出国になりつつあり、国内では人材養 成の整備が求められている。他方、そのため受入国での労働搾取や人権侵害などに遭遇しやすい。 |
4.26 | ||||
バングラデシュ | 5.00 | IM_Japan:「インドネシア共和国労働省、タイ王国労働省、ベトナム社 会主義共和国労働・傷病兵・社会省及びバングラデシュ人民共和国海外居住者福利厚生・海外雇用省から要請を受け、1993年5月の受入開始以来、累計 49,000名を超える政府選抜の技能実習生を受け入れて」いる。 | ||||
スリランカ |
9.69 | |||||
モルディブ |
4.70 | |||||
ブータン |
5.18 | |||||
ネパール |
5.71 | |||||
パキスタン |
4.50 | |||||
インド |
5.78 |
私の関心は、「ASEAN経済共同体(AEC)・EPA状況下の医療保健人材の東アジア域内移動について」(医療労働市場と医療労働者の国際移動に関する研究)についてである。あわせて「高齢者の外傷後成長と認知症に関する学際的研究」にも興味をもち、アジア地域における急速な高齢化のトレンドと、域内の保健・福祉・介護労働者の国内/国際移動について調査研究をおこなっている。
このページは、それらの情報を整理するために作成した。
出典:(カースルズとミラー 2011:164)
■移民送出と移民受入の現象は、当該社会の疾病構造と医療システムを変える可能性がある
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