文化人類学12の知的伝統
Twelve
stories of Cultural Anthropology
文化人類学分野における12の知的伝統について解説します。
12という下位分類はあくまでも便宜的なもので、これよりも多いと主張する研究者もいますし、文化人類学はひとつであるという包括主義をと る研究者もいることを、あらかじめ理解しておいてください。
また下記の並べた文化人類学の下位分類の中にまとめられた研究者の間で、同席を認めない意見もあるでしょう(例:マーヴィン・ハリスの隣に クリフォード・ギアツを並べることを不遜と思う日本の研究者は多いはずです)。
たぶん、若い研究者で、これから大学で学説史を中心に文化人類学の授業をおこなう人は、これが絶対的基準ではなく(もちろん!)ひとつの分 類法であり、利用者は各自でアレンジして、皆さん自身の「マイ人類学」を構築してください。[ただし私は無手勝流人類学を薦めているわけではありません]。
1.文化進化論
2.アメリカ文化人類学の伝統
3.心理人類学
4.フランス社会学年報学派
5.フランス構造主義
6.イギリス社会人類学
7.マックス・ウェーバー派
8.認識人類学
9.新・進化論
10.文化主義の系譜
11.政治経済学派
12.新しい社会理論の系譜(ポストモダニズム→ポストモダン人類学)
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