脱植民地人類学への模索
The Search
for a Decolonializing
Anthropology
☆【総論】脱植民地人類学を実践するとは、調査対象になっている人たちとともに、人類学者も また、両者がおかれた「植民地状況(colonial stuation)」について自覚的になり、そこから脱却するための、代替的な関係性の創造を模索し、ともにその活動の記録すなわちエスノグラフィーを構 築することである。
Practicing decolonizing anthropology means that, together with the people being studied, the anthropologists also become aware of the “colonial situation” in which they are both placed, and seek to create alternative relationships to escape from it, and together construct a record of their activities, namely ethnography.
★検討している教科書の場所:
第10章 脱植民地化と反構造(→Engaging anthropological theory : a social and political history / Mark Moberg, Routledge , 2013)
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〈開発のエージェント〉(政府・国際組
織・非政府組織など)の側にたって開発現象に与する研究は広く、応用人類学(applied
anthropology)と呼ばれてきた[学会名称は1941年より]
これは人類学を開発のために役立てようと する傾向があり、これを「開発のための人類学(applied anthropology for
social development)」とよぶ。それに対して、〈開発のエージェント〉と〈開発の対象となる集団〉(ターゲット集団, target
group)の間にたって、ひろく開発現象を観察し、そこから得られた知識を、実践から政策決定への影響まで、広範囲に実用させようとする研究を「開発の
人類学(applied anthropology of social development)」と呼んで、便宜的に区分しておこう。
開発学、ロストウ
開発独裁
アジェンデとピノチェト
ガンジー
レイモンド・ファース
E=Pこと、エヴァンズ=プリチャード
交渉主義とマルセル・モース
アダム・スミス
経済と不平等
フレデリック・バース
ブルデュ
第11章 生態学的ならびに新進化論的アプローチ
冷戦 あるいは熱戦
生態学
ジュリアン・スチュアート
採集狩猟民のイメージの変遷
進化論への回帰
進化と悲観論
ホルティカルチャリストとその訳語について
●旧クレジット:「反構造の人類学、脱植民地化、進
化心理学は文化人類学にとっての反動かそれとも進歩の予兆か?」
★冒頭のYouTube映像について:ア ナ・ティージュ「反父権性(アンティパトリアカ)」
アナマリア・ティジュー・メリノ(Anamaría Tijoux Merino,
フランス語: [tiʒ];
1977年6月12日生まれ)は、アナ・ティジューまたはアニタ・ティジューの芸名で知られるチリ系フランス人の歌手、ミュージシャン。1990年代後半
にヒップホップ・グループ、マキザのMCとしてラテンアメリカで有名になる。2006年、メキシコの歌姫ジュリエッタ・ベネガスとコラボした「Eres
para
mí」がラジオでヒットし、ラテン・ポップのメインストリームに躍り出た。ティジューはしばしば「暴力を排した繊細な事柄を探求している」と賞賛 さ
れている。セカンド・ソロ・アルバム『1977』、その後『La bala』(2011年)と『Vengo』(2014年)でより
広く知られるようになり、2015年のプレミオス・パルサーで年間最優秀アーティスト賞を
受賞した。ティジューはチリ人の両親の娘で、アウグスト・ピノチェトによるチリ独裁政権下、フランスに政治亡命していた(→ヌエバ・カンシオン)(→ミッ
クスリスト - アナ・ティジュ(YouTube))。
リンク
文献
その他の情報