かならず 読んでください

 変態勉強法入門 

how to become a genius student!

  担当者名:池田光穂

勉強できる身体改造法

以下に述べるのはそのヒントです。

原則1:人間は勉強が嫌いなのが普通の姿です
原則2:目先の利益には人間は辛抱することができま す
原則3:勉強には嗜癖(ドラッグような性質)があり ます
原則4:長期的な展望とは意図的に立てるものです

原則1:人間は勉強が嫌 いなのが普通の姿です01

      他の学生はでき て、自分はできないという現実はつらい ものです。しかし、誰でもわかることですが、勉強が根っから好きな奴というのはいません。もしいたら変態(クイア)です。

      学者とは、人為 的な努力によって勉強が好きになった変 態にほかなりません。しかし、この変態趣味こそが近代社会をつくりあげてきた原動力になったことも事実です。

      勉強好きになる とは、変態になることだというビジョン の転換をおこなうことが大切です。つまり、勉強ができなかったり、勉強が嫌いなあなたが、自分の欲望に忠実であることを、まず自分に言い聞かせることで す。

      つぎに、世間の 常識は多数決で決まるという事実を押さ えておいてください。

      つまり、変態が 多数いるということは、正常なあなたが マイノリティであることです。変態が常識化しているのですから、この世を上手く生きるのは、多数派である変態の常識にあわせることです。

      もっとも自分の 正常さを棚に上げてほかの人全般を極度 に変態であると決めつけてはなりません。みんなあなたと同じように、勉強が嫌だけけれど、自分の趣味や嗜好を我慢して変態を演じているのです。

      さあ、あなたも 〈勉強好き〉という変態になりましょ う。(→「垂水レミの時短べんきょう入門!!!」)

原則2:目先の利益には 人間は辛抱することができます02

〈勉強好き〉という変態 道を極めるには、それほど難し いわけではありません。

最新の大学教育の研究成 果によると、初学者——入学し たての学生——が、大学での最初の生活を順調に進めるには次のような経験事実があると言います。

つまり、学生は「役に立 つと信じる勉強」については比 較的熱心に勉強するということです。これは、動機が強いと、多少なりとも勉強の苦痛に耐えることができるということです。

私の言う「ガリ勉=変 態」説を証明するかのような経験 的事実です。

つまり、「この勉強は俺 /私にとって役に立っているん だ!」と思いこみが強いほど、勉強の苦痛に耐え、また自ら進んで勉強するというものです。

自分の内発的な動機以外 にも、親や先生に認めてもらい たいとか(=社会的認知)、英会話がペラペラ話せる会話上手になりたい(=虚栄心の実現)、こんな高い授業料だから元を取るぞ!(=経済効率の向上)など も目先の利益の変種であります。

つまり勉強好きという性 癖をドライブ(=駆動)してい るのは、何らかの実利的利害であることです。

そこから導き出せること は、あなたもまた変態の仲間入 りをするためには、目先の実利的な利害を探すことです。これを変態達のあいだでは「勉強する目的」とか「勉強する動機」があると言います。

原則3:勉強には嗜癖 (しへき=ドラッグような止められない性質)があります03

こちらもまた経験的事実 ですが、勉強をすると問題が生 じます、その問題を解こうとするとまた勉強しなければなりません。〈勉強好き〉という変態は本当に不思議な動物です。

なぜ勉強を引き続きおこ なうのでしょうか? 場合に よっては徹夜など身体を壊すようなことまで人間はやってのけます。

このような奇妙な行動の 真の原因を究明した人はいませ ん。アリストテレスはすでに「人間とは知ることを欲する」など言い、原因の究明というよりも、むしろ人間のもつ普遍的定義とまでしています。

つまり、人間生まれなが らにして〈勉強好き〉という変 態となるべく運命をもっているというわけです。

アリストテレスも諦め た?勉強好きという性癖の説明の 根本理由を、私はあえて無謀な説明の試みとして「知ることは気持ちいい」からであると言っておきます。

皆さんも、勉強好きの連 中を変態、変態と小馬鹿にする だけでなく、彼/彼女らが享受している快楽を自分も体験したいと欲すべきです。

原則4:長期的な展望と は意図的に立てるものです04

      アリストテレスとは異なり、私の人間の定義とは「失敗 から学ばない動物」であるとしました(『広痔怨』参照)。

      勉強嫌いでノー マルなあなたも、ガリ勉の変態さんも、 ともにこの性格=失敗から学ばない性格を受け継いでいると思います。

      失敗から学んで いたら、人間は核兵器や戦争などはとっ くに廃絶しているはずです。

      てな、文明論は ともかくとして、原則の2で書きました が、最新の大学教育の研究成果によると、初学者——入学したての学生——が、大学での最初の生活を順調に進めるためのもう一つの経験事実を言いましょう。

      それは、初学生 に卒業までのプランを書かせると、書か せないグループに比べると良く勉強するというというのです。愚かと言えば愚かですが、この単純な事実を無視するわけにはまいりません。

      あなたは勉強が 嫌いな良識派であり、ガリ勉という変態 を嫌っていても、あなたにとって人生という長期的な展望は大切なもののひとつだと思います。(自暴自棄になっている人を除いてはね)

      だから、普通の 学生はそのままでは長期的な展望を立て ない(なぜなら過去の失敗から学んでいないのだから)。長期的、と言っても大まかには、これから10年間ぐらいの目標を立てて、これからの4年間ないしは 卒業までの期間のことです。俺/私は何をすべきなのかについて考えてみるのはどうでしょうか?

おさらいです

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