系譜図による手法
genealogical method
解説:池田光穂
系譜法(けいふほう、ジェネアロジー)とはW・H・
R・リヴァース(W.H.R. Rivers,
1864-1922)の考案になる、人間の親族関係の表記法である。その図(=ダイアグラム)を系譜図(けいふず)という。
直系の親族関係(=血縁の親子関係、または養子縁組 により親族関係に組み込まれるもの)および姻族(=婚姻による結びつく親族)には、次のような表現が、文化人類学では一般的です。
・性を特定しない個人:□(四角の箱)で 表現する。 ※調査時に死亡している場合は、斜線を入れる(/でも\でも可能)あるいは黒塗り四角(■)
・女性:○(まる)で表現する。 ※調査 時に死亡し ている場合は、斜線を入れる(/でも\でも可能)あるいは黒塗りまる(●)
・男性:△(三角)で表現する。※調査時 に死亡して いる場合は、斜線を入れる(/でも\でも可能)あるいは黒塗り三角(▲)
・婚姻関係(=結婚している状態):= (イコール) で表現。※調査時に婚姻関係が法的・規約的に破綻している場合は、≠(不等号)あるいは斜線を入れる(/でも\でも可能)
・出自(=狭義には親から子の関係:しゅ つじ):| (縦線)で表現。※調査時に出自関係が法的・規約的に破綻している場合斜線を入れる(/でも\でも可能)
・キョウダイ(=男女を問わない兄弟姉 妹):モンガ マエの簡略字表現(门)で表現。
この図のファイルは、gifgeneal.gif です。コピーライトフリーですので、どなたでも御自由にお使いください
この系譜図で用いる記号を使った事例です
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