か ならず読んでください

エドワード・エヴァン・エヴァンズ=プリチャード

Edward Evan Evans-Pritchard, 1902-1973

解説:池田光穂

Sir Edward Evan Evans-Pritchard, Kt FBA FRAI (1902/09/21 - 1973/09/11) は、イギリスの人類学者で、社会人類学の発展に貢献した人物 。1946年から1970年まで、オックスフォード大学の社会人類学教授を務めた。ウィンチェスター・カレッジで教育を受け、オックスフォードのエクセ ター・カレッジでR・R・マレットの影響を受けながら歴史を学び、ロンドン大学経済学部(LSE)の大学院に進学した。博士論文(1928年)のタイトル は「エジプト領スーダンのバール=エル=ガザール州のアザンデ族の社会組織」であった。オックスフォード大学では(フラタニティとしての)「偽善者クラ ブ」に所属していた。LSEでは、ブロニスワフ(ブラニスロウ)・マリノフスキー(Bronislaw Kasper Malinowski, 1884-1942)、特にスーダンのエスノグラファーとして知られるチャールズ・ガブリエル・セリグマン(Charles Gabriel Seligman, 1873-1940)に影響を受ける。1926年にナイル川上流のアザンデ族を初めてフィールドワークし、1927年に博士号を取得、1937年には『ア ザンデ族の呪術、神託、魔術』を出版した。その後もLSEで講義をしながら、アザンデ族とボンゴ族の土地で調査を続け、1930年にヌアー族の新しい調査 プロジェクトを開始する。 この研究は、1932年にカイロ大学に赴任し、セリグマンの影響を受けた宗教に関する一連の講義を行った時期と重なる。オックスフォードに戻った後も、彼 はヌアーの研究を続けた。この時期にMeyer FortesとA.R. Radcliffe-Brownに初めて会った。エヴァンズ=プリチャードは、ラドクリフ=ブラウンの 構造機能主義のプログラムを発展させ始めた。その結果、ヌアー族に関する3部作(The Nuer, Nuer Religion, Kinship and Marriage Among the Nuer)と共編著の『アフリカ政治制度』は、英国社会人類学の古典とみなされるようになった。エヴァンズ=プリチャードによる『アザンデ族の妖術、託 宣、呪術』は、ザンデ族の因果関係に対する信仰の「正しさ」を中立的な立場(ある者は「相対主義的」とも言う)から論じた、知識社会学への最初の大きな貢 献であった。彼の研究は、心理的帰属と呼ばれる既知の心理的効果に焦点を当てたものである。エヴァンズ=プリチャードは、アザンデ族が様々な不幸な出来事 の原因として魔術を非難したり、帰属させたりする傾向があることを記録している。その中で最も顕著だったのは、シロアリがはびこったドア枠の倒壊により8 人のアザンド人が死亡した問題である。このようなエヴァンズ=プリチャードの実証的な研究は、1960年代から70年代にかけてのクーンやファイラベンド を中心とする科学哲学や「合理性」の議論を通じて知られるようになった。 第二次世界大戦中、エヴァンズ=プリチャードはエチオピア、リビア、スーダン、シリアに従軍した。スーダンでは、イタリア軍への妨害工作をするためにアヌ アク族の間で非正規軍を育成し、ゲリラ戦に従事した。1942年、北アフリカのキレナイカ英軍司令部に赴任し、そこでの経験をもとに『キレナイカのサヌー シ』を制作した。イタリアの征服に対する地元の抵抗を記録し、タリカについて書いた数少ない英文作家の一人となった。 ケンブリッジに短期滞在した後、オックスフォード大学の社会人類学教授となり、オール・ソウルズ・カレッジのフェローとなった。その後もずっとオール・ソ ウルズ・カレッジに籍を置いた。彼は、「サンスクリット化」、「支配的カースト」、 「投票銀行」など、インド社会学の言説における重要な概念をいくつか生み出した、インドの社会学者とし ての大御所である、M・N・スリニバスを指導した。スリニバスの 弟子の一人が、現在ニューヨーク市立大学で教鞭をとるタラル・アサド(Talal Asad)である。メアリー・ダグラスは、汚染と不確実性、つまり私たちがしばしば「リスク」と呼ぶものについて、古典的な『純粋と危険(邦題:汚穢と禁 忌)』を書いたが、これは、不幸と害に関する文化的に特異な概念にもかかわらず、非難、非難、責任がいかに展開されるかというエヴァンス=プリチャードの 見解から基本的に影響を受けたものである。

1902 9月21日 英国サセックス、クローボローに生まれる(E. E. Evans-Pritchard, 1902-1973)。父親は、国教会聖職者ジョン・エヴァンズ=プリチャード。

1920c.a. ウィンチェスター・カレッジ卒業後オックスフォード大学エクゼター・カレッジに学ぶ

1924 Master of Arts(歴史学)

1924 ロンドン大学LSE(マリノフスキーの最初の学生となる)Ph.D

1926-1929 中・東・北アフリカでの6回の踏査調査に従事(アザンデ、ヌアー調査、アザンデの再調査)。

私———君は誰?
チュオル———人間だ。
私———君の名は?
チュオル———私の名前が知りたいのか。
私———そうだ。
チュオル———私の名前が知りたいのか。
私———そうだ。君は私のテントを訪ねてくれた。だから私は君が誰なのか知りたいのだ。
チュオル———わかった。私の名前はチュオルだ。あなたの名前は何というのか。
私———私の名はプリチャードだ。
チュオル———オヤジさんの名は何というのか。
私———父の名前もプリチャードだ。
チュオル———そんなはずはない。オヤジさんと同じ名前をもつはずがないではないか。
私———これは私のリニィジの名前なのだ。君のリニィジの名前は?
チュオル———私のリニィジの名前が知りたいのか。
私———そうだ。
チュオル———それを聞いてどうするのか。自分の国にもって帰るのか。
私———別にどうするつもりはない。君のキャンプに住んでいるから知りたいだけだ。
チュオル———わかった。われわれはロウだ。
私———部族の名前を尋ねたのではないよ。部族の名前ならもう知っている。リニィジの名前を知りたいのだ。
チュオル———どうしてリニイジの名前が知りたいのか。
私ー———もういいよ。
チュオル———それならどうして聞いたのか。タバコをくれ。

エヴァンズ=プリチャード『ヌアー族』向井元子訳、pp.17-18、岩波書店、1978年.


▲▲▲▲1926 アザンデで最初のフィールドワーク(24歳)

《ビタラングバの肖像について》

Physical Anthropology , Clothing Headgear , Punishment and Torture のインデックスがついているザンデのビタラングバの肖像(エヴァンズ=プリチャード『アザンデ(族)』1971年所収:原板はピットリヴァーズ博物館) —— Such acts were carried out in pre-colonial times, often on suspicion of adultery.とあるが、植民地戦争なかで、植民者たちがそのような残虐な処罰行為を持ち込んだ「可能性」についての言及はない。ギアーツがかつてE =Pの民族誌記述の手法を写真を写すかのような冷徹さと表現したが、博物館の学芸員の眼も、そのような冷徹さをもっている。だから「耳も削がれた可能性が ある」と冷徹に記述することができる。だがビタラングバが、どのようにして「処罰」を受けたのか、上掲の『アザンデ(族)』にもない。[https: //southernsudan.prm.ox.ac.uk/details/1998.341.292.2/index.html

1927 LSEで博士号。指導教員はセリグマンとマリノフスキー

1928-1931 LSE、人類学講師 

1931-1934 カイロ、エジプト大学(ファド1世大学)社会学教授。

1935-1940 オックスフォード大学(Research Lecturer)アフリカ社会学講師。(スーダンのアヌアク、インガッサナ、ルオを調査)

1937 『アザンデ族における妖術、託宣、呪術』(アザンデはザンデの複数、ザンデ族とも言う)[資料

ベンゲ(Witchcraft Among the Azande):ベンゲによる託宣(神判)使うのはヒヨコ(24分ぐらいから見られます)

ムビスモ

1940 英国陸軍に従軍(〜1945)

1940年まで「アザンデ再調査、4回にわたるヌエル族の調査、短期間のアヌアク族、シルック族、ケニアのルオ族の調査を行い、その間ロン ドン大学、エジプト大学(1931)、オックスフォード大学(1935)の講師を歴任する。第二次大戦中は英国陸軍に従軍し、エチオピアでイタリア軍に対 するゲリラを指導す るとともにアヌアク族の調査を行い……」。キレナイカのサヌシ教団(Senussi)を調査。

イタリアのエジプト侵攻(1940年9月9〜16日)

●閑話休題


Edward Evan Evans-Pritchard, 1902-1973



Haile Selassie, 1892-1975
1902 9月21日 英国サセックス、クローボローに生まれる(再引 用は本ページより)
1892 エチオピア南部のショア地方の貴族の子として生まれる(以下 の記事はウィキペディアより)
1920c.a. ウィンチェスター・カレッジ卒業後オックスフォード大学エクゼター・カレッジに学ぶ
1916 クーデター後、メネリク2世の娘で 女帝として即位したザウディトゥの皇太子・摂政となり、実権を掌握する。
1924 Master of Arts(歴史学)「ロンドン・スクール・オブエコノミクスでマリノフスキー (B.Malinowski, 1884-1942)とセリグマン (Charles Gabriel Seligman, 1873-1940)の指導の下に社会人類学を学ぶ。1926年にスーダンのアザンデ族で最初の調査を行 い、以後……」ロンドン大学LSE(マリノフスキーの最初の学生となる)Ph.D
1924 ヨーロッパ外遊。エチオピアの国際連盟加盟を実現した。当時 エチオピアに影響力のあったイタリア王国、イギリス、フランスに対抗するため、アメリカ合衆国、日本に接近
1928-1931 LSE、人類学講師 
1931-1934 カイロ、エジプト大学(ファド1世大学)社会学教授。
1930 エチオピア帝国皇帝に即位。1931年7月16日に大日本帝 国憲法を範とし、7章55条から成るエチオピア帝国初の成文憲法たる「エチオピア1931年憲法」を制定した[3][4]。しかしながら、実態は絶対主義 的な欽定憲法であり、社会体制そのものの改革には手をつけず、ガバルと呼ばれる小作地制度も温存された。
1935-1940 オックスフォード大学(Research Lecturer)アフリカ社会学講師。(スーダンのアヌアク、インガッサナ、ルオを調査)
1937 『アザンデ族における妖術、託宣、呪術』(アザンデはザンデの複数、ザンデ族とも言う)Witchcraft, Oracles and Magic among the Azande. Oxford: Oxford University Press.
1934-1936 1934年の「ワルワル事件」を経て1935年 10月3日にファシスト党のベニート・ムッソリーニ率いるイタリア王国が「アドワの報復」を掲げてエチオピアに進攻、第二次エチオピア戦争が勃発した。国 際連盟でエチオピアはイタリアへの強制措置を訴えるもイギリスとフランスの対応が誠意を欠いたものであったために限定的な経済制裁しか行われず、翌 1936年3月のマイチァウの戦いでイタリア軍は毒ガスを用いて帝国親衛隊を含むエチオピア軍を壊滅させる。その後、皇帝ハイレ・セラシエ1世は5月2日 に鉄道でジブチに向かい、ジブチを経由してイギリスのロンドンに亡命した。その間首都アディスアベバは5月5日に陥落した[5]。

1936-1941 1936年から1941年までのエチオピアはイタ リア領東アフリカ帝国としてファシスト・イタリアに統治された
1940 英国陸軍に従軍(〜1945)1940年まで「アザンデ再調 査、4回にわたるヌエル族の調査、短期間のアヌアク族、シルック族、ケニアのルオ族の調査を行い、その間ロン ドン大学、エジプト大学(1931)、オックスフォード大学(1935)の講師を歴任する。第二次大戦中は英国陸軍に従軍し、エチオピアでイタリア軍に対 するゲリラを指導す るとともにアヌアク族の調査を行い……」。キレナイカのサヌシ教団(Senussi)を調査。
1940  『ヌアー族:あるナイロート系の人々の生業形態と政治制度の記述』The Nuer: A Description of the Modes of Livelihood and Political Institutions of A Nilotic People. Oxford: Oxford University Press.
1940 Meyer Fortes und Edward E. Evans-Pritchard: 1940. African Political Systems. Oxford: Oxford University Press.
1939 1939年の第二次世界大戦勃発後、東アフリカ戦線 (第二次世界大戦)(英語版)にて枢軸国のイタリア軍と連合国のイギリス軍の激戦を経た
1942 行政官(キレナイカにおける)1942年に着任後は「リビア に転任後はベドウィンのサヌシ教団(The Sanusi of Cyrenaica)(Senussi)の調査を行った。」
1941 エチオピアはイギリス軍に解放。5月5日に皇帝ハイレ・セラ シエ1世は凱旋帰国した。
1944 文化の科学理論(A Scientific Theory of Culture.)
1945 ケンブリッジ大学、Reader(上級講師)1945年から「ケンブリッジ大学上級講師、46年にはラドクリフ=ブラウン(A.R.. Radcliffe-Brown)の後を襲いオッ クスフォード大学社会人類学講座教授(〜1970)となる」
1946 オックスフォード大学社会人類学講座教授(〜1970):前任者はA・R・ラドクリフ=ブラウン
1946 メアリー・ダグラスがオックスフォードに入学する。EPは 彼女の指導教員となる(EPの死後7年後[1980]に彼女は師匠の短い伝記を出版することになる)。
1948 ナイロート=スーダン・シルックの神聖親族(The Divine Kingship of the Shilluk of the Nilotic Sudan. Cambridge: Cambridge University Press)
1949 キレナイカのサヌシThe Sanusi of Cyrenaica.(デ ジタル版でpdfにリンク
1950 (「南スーダンのヌエル族」『アフリカ の政治体系』)、社会人類学
1951 『ヌアー族の親族と結婚』Kinship and Marriage among the Nuer. Oxford: Oxford University Press、社会人類学(デ ジタル版でpdfにリンク
1945 第二次世界大戦終結後は、かつて国際連盟で自身が訴えた集団 安全保障の実践[6]として朝鮮戦争の国連軍にエチオピア軍を参加させた。また、コンゴ動乱ではコンゴ国連軍に真っ先に参加した国の1つであった[7]。
1956 『ヌアーの宗教』Nuer religion, https://archive.org/details/nuerreligion00evan
1955 バンドンのアジア・アフリカ会議

1961 ベオグラードの非同盟諸国首脳会議に出席して非同盟中立を掲 げ
1965 『未開宗教の諸理論(Theories of Primitive Religion)』
1967 『ザンデ族のトリックスターThe Zande Trickster.』
1971 『アザンデ族:歴史と政治制度』The Azande: History and Political Institutions. Oxford University Press。爵位、レジオン・ドヌール勲章。
1963 アディスアベバで西側寄りのアフリカ諸国であるモンロビア・ グループと東側寄りのアフリカ諸国であるカサブランカ・グループを汎アフリカ主義に基づいてまとめあげたアフリカ統一機構(OAU、現在のアフリカ連合) の初代議長に就き[10]、アラブ諸国とは同じ第三世界として連携しつつイスラエルとも歴史的な繋がりから軍事協力を行っていた[11][12][13] [14][15]国際的に孤立していたラテンアメリカの黒人国家ハイチの独裁者であったフランソワ・デュヴァリエは外国指導者のハイチ訪問を唯一ハイレ・ セラシエ1世にだけ認めた[16][17]。内政面では憲法改正、軍の近代化などの改革を行うが、依然として専制政治を続けて権力分立はされず、議会に政 党を認めず、封建体制を維持したため、経済面は発展せず国民の生活は悪化の一途を辿り、1960年代の国民一人当たりの年間所得は平均わずか70ドルとい う世界最貧国の一つに転落するなどさまざまな矛盾を国内に生み出していた。1960年には、皇太子アスファを擁立した陸軍近衛部隊のクーデター未遂事件が 発生する。
1973 9月11日オックスフォードの自宅の浴室で死亡しているのが 発見される——傍らに飲みかけのビール。享年70歳
1973 ストライキやデモが頻発し、エリトリアでは内戦が発生し、事 態は悪化の一途を辿った。折悪しくも、皇帝が宮殿内に飼育しているペットのライオンに肉を与えている写真が発表され、深刻な食糧難に苦しむ国民を激怒させ た。1973年9月には皇帝の孫イスカンデル・テスタ海軍副総督が、銃を突きつけて退位を迫る事件が起こり、皇帝の権威は政府内部でも著しく低下した。
1974  A Bibliography of the Writings of E. E. Evans-Pritchard. Compiled by E. E. Evans-Pritchard, amended and corrected by T. Beidelman. London: Tavistick Publications.
1974 『アザンデ族における男性と女性(Man and Woman among the Azande)』(死後出版)
1976 Witchcraft, Oracles, and Magic among the Azande. Abridged with an introduction by E. Gillies. Oxford: Clarendon Press
1974 皇帝自身による不正が発覚するなど、国内におけるカリスマ性 は地に堕ち、同年2月には軍が反乱を起こし、帝政打倒の声が高まった。皇帝はエンデルカチュ・マコンネン(英語版)を首相に任命し、立憲君主制への移行や 土地改革などを公約するが、時すでに遅く、民衆によるゼネスト、デモ、若手将校を中心とする改革集団「軍部調整委員会」の成立、軍部による政府要人の拘束 などが公然と行われた。同年8月19日、国軍が“皇帝が諸悪の根源だ“として公然と批判、8月26日は新聞が一斉に「皇帝を倒せ」と主張し始め独裁の地盤 は崩れた[18]。そんな騒然とした雰囲気の1974年9月2日早朝、皇帝はアディスアベバの宮殿内で陸軍のクーデターにより逮捕・廃位
1980 Evans-Pritchard / Mary Douglas,Fontana (1980)/Viking Press (1980)/Harvester Press (1980)
1975 拘禁中の1975年に暗殺(犯人はメンギスツという説もあ る。また、1997年にエチオピア当局は廃位直後に射殺されたと発表)された。

1992 長らく遺骨は行方不明であったが、メンギスツ政権崩壊後の 1992年に旧宮殿敷地内から発掘され、2000年にアディスアベバの至聖三者大聖堂内の墓地に埋葬された。

1940 『ヌアー族:あるナイロート系の人々の生業形態と政治制度の記述』

ヌアー族の政治制度に関して、よく引用されるのは、ヌアーのそれが中央政府をもたなくてもきちんと機能しうること。また、それは分節的親族 体系から説明できることをエヴァンズ=プリチャードが示したことである。

これを分節的な政治システムと呼ぶこともある。

それぞれ、Evans-Pritchard, 1940, p.140, p.144 より。

1940 The Nuer : a description of the modes of livelihood and political institutions of a Nilotic people, https://archive.org/details/nuerdescriptiono00evan

1940 African political systems / edited by M. Fortes and E.E. Evans-Pritchard, London ; New York : Published for the International African Institute by the Oxford University Press , 1940

African Political Systems is an academic anthology edited by the anthropologists Meyer Fortes and E. E. Evans-Pritchard which was published by Oxford University Press on the behalf of the International African Institute in 1940. The book contains eight separate papers produced by scholars working in the field of anthropology, each of which focuses in on a different society in Sub-Saharan Africa. It was the intention of the editors to bring together information on African political systems on a "broad, comparative basis" for the first time.
アフリカ政治システム』は、人類学者のマイヤー・フォーテスとE・E・ エバンス=プリチャードが編集し、1940年に国際アフリカ研究所の委託でオックスフォード大学出版局から刊行された学術アンソロジーである。この本は、 人類学の分野で活躍する学者によって作成された8つの論文からなり、それぞれがサハラ以南のアフリカの異なる社会に焦点を当てている。この本は、アフリカ の政治体制について、初めて「広範な比較の基礎」となる情報をまとめようとした編集者の意図によるものであった。
Describing the purpose of African Political Systems, Fortes and Evans-Pritchard related that it offered "both an experiment in collaborative research and an attempt to bring into focus one of the major problems of African sociology. Many dogmatic opinions are held on the subject of African political organization and are even made use of in administrative practice; but no one has yet examined this aspect of African society on a broad, comparative basis." They expressed their hope that the anthology would prove to be "the first stage of a wider enquiry into the nature and development of African political systems", which would ultimately include not only "native political systems" but also "the study of the development of these systems under the influence of European rule."[1]
FortesとEvans-Pritchardは、African Political Systemsの目的について、「共同研究の試みであると同時に、アフリカ社会学の主要な問題の1つに焦点を当てる試み」であると述べている。アフリカの政治組織については多くの独断的な意見があり、行政実務にも利用されているが、アフ リカ社会のこの側面を広く比較検討したものはまだない」。彼らは、このアンソロジーが「アフリカの政治システムの性質と発展に関するより広い探究の第一段階」であることを証明し、最 終的には「土着の政治システム」だけでなく「ヨーロッパ支配の影響下でのこれらのシステムの発展に関する研究」を含むことを希望すると表明 している[1]。
The preface to African Political Systems was authored by A.R. Radcliffe-Brown (1881–1955), then an Emeritus Professor of Social Anthropology at the University of Oxford, who argued that the "comparative study of political institutions, with special reference to the simpler societies, is an important branch of social anthropology which has not yet received the attention it deserves." Proceeding to argue that the "comparative method" can be used "as an instrument for inductive inference", he believed that doing so would allow scholars to "discover the universal, essential, characters which belong to all human societies, past, present and future". Despite this, he did note that scholars must be careful not to "pass directly from empirical observations to a knowledge of general sociological laws or principles", believing that before this, all known societies must be "reduced to some order of classification".[2]
アフリカの政治制度』の序文は、当時オックスフォード大学社会人類学名 誉教授であったA・R・ラドクリフ=ブラウン(1881-1955)が 執筆し、「政治制度の比較研究は、単純な社会を特に参照して、まだそれに値する注目を受けていない社会人類学の重要な一分野である」と主張したものであっ た。彼 は、「比較法」は「帰納的推論の道具として」使うことができると主張し、そうすることで、学者たちは「過去、現在、未来のすべての人間社会に属する普遍 的、本質的な特徴を発見する」ことができると信じていた。にもかかわらず、彼は学者が「経験的観察から一般的な社会学的法則や原理の知識へと直接移行」し ないように注意しなければならないと指摘し、その前にすべての既知の社会が「何らかの分類の順序に還元」されなければならないと考えていた [2]。
https://en.wikipedia.org/wiki/African_Political_Systems.
https://www.deepl.com/ja/translator.


1942 行政官(キレナイカにおける)

▲▲▲▲1942年に着任後は「リビアに転任後はベドウィンのサヌシ教団(The Sanusi of Cyrenaica)(Senussi)の調査を行った。」

1945 ケンブリッジ大学、Reader(上級講師)

1945年から「ケンブリッジ大学上級講師、46年にはラドクリフ=ブラウン(A.R..Radcliffe-Brown)の後を襲いオッ クスフォード大学社会人類学講座教授(〜1970)となる」

1946 オックスフォード大学社会人類学講座教授(〜1970):前任者はA・R・ラドクリフ=ブラウン

1946 メアリー・ダグラスがオックスフォードに入学する。EPは 彼女の指導教員となる(EPの死後7年後[1980]に彼女は師匠の短い伝記を出版することになる)。

1948 『社会人類学:1948年2月4日におけるオックスフォード大学の開講講演』

1949 『キレナイカのサヌシ人』(サヌシはベドウィン族とも言われる)の発刊。

1950 マレット記念講義[解説

1950年の「マレット記念講義で社会人類学は自然科学を模倣すべきではなく、法則探求よりも様式の理解を求めるべきだとして文化の翻訳の 困難さと重要性を説いた。彼はまたデュルケーム(E.Durkeim)、モース(M. Mauss)らフランス人社会学年報学派の業績を高く評価し、その英訳作業を推進し、他方では宗教、思考の研究史においてヴィーコ(G. Vico)の社会思想を異文化理解の先駆的な見解と位置づけている。エヴァンズ=プリチャードは命題として明示できるような理論を提唱しなかったが、それ は彼が人間文化の多様性と比較の困難さを熟知し、容易な一般論を容認しなかったためであり、彼の本領は現地語の語彙が実際に用いられるコンテクストを積み 重ねて人々の観念と行動を外の世界の読者にも理解可能なスタイルで自分の言葉で叙述する表現力にあり、それを支えたのは並外れた観察力と洞察力にあったと いえよう。言い換えれば、エヴァンズ=プリチャードの〈理論〉はアザンデやヌエルやシルック、サヌシア教団に関する民族誌そのものの中に具現化されていた のである。彼は……」

1950 African political systems, Fortes, Meyer; International African Institute; Evans-Pritchard, E. E. (Edward Evan), https://archive.org/details/africanpolitical00fort

1950 (「南スーダンのヌエル族」『アフリカ の政治体系』(上掲)より:with password)

1950 African political systems,Map https://archive.org/details/AfricanPoliticalSystems

1951 『社会人類学』Social anthropology, https://archive.org/details/socialanthropolo00evan

1951 『ヌアー族の親族と結婚』

1954 The institutions of primitive society; a series of broadcast talks, https://archive.org/details/institutionsofpr00evan

1956 『ヌアーの宗教』Nuer religion, https://archive.org/details/nuerreligion00evan

クォース

1964 『社会人類学、ならびにその他のエッセー集』

1965 『未開宗教の諸理論(Theories of Primitive Religion)』https://monoskop.org/images/e/e1/Evans_Pritchard_E_E_Theories_of_Primitive_Religion_1965.pdf

1965 『未開社会における女性の地位、ならびに社会人類学の他のエッセー集』

1965 『社会人類学におけるエッセー集』

1967 『ザンデ族のトリックスター』

1970 退職

1971 『アザンデ族:歴史と政治制度』。爵位、レジオン・ドヌール勲章。

1971年「サー(Knight)の称号を受け、アザンデの調査資料を出版可能な形にまとめたところでその生を終えた」

1973 9月11日オックスフォードの自宅の浴室で死亡しているのが発見される——傍らに飲みかけのビール。享年70歳[→Advices for young fieldworkers!*

1974 『アザンデ族における男性と女性』

1980 Evans-Pritchard / Mary Douglas,Fontana (1980)/Viking Press (1980)/Harvester Press (1980)

2015 慶田勝彦「エ ヴァンズ=プリチャードの遺産と隠された半分の真実」『文化人類学』80(2):191- 199, 2015. (pdfでリンクします)の発刊

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リンク

  • 若いフィールドワーカーに贈ることば
  • 文化人類学人物群像
  • https://en.wikipedia.org/wiki/E._E._Evans-Pritchard
  • 文献

  • 1980 Evans-Pritchard / Mary Douglas,Fontana (1980)/Viking Press (1980)/Harvester Press (1980)
  • 長島信弘「解説」エヴァンズ=プリチャード『ヌアー族:ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録』向井元子訳、Pp.413- 430, 岩波書店、1978年
  • フロイト、集団心理学と自我の分析 = Massenpsychologie und Ich-Analyse / [小此木啓吾訳]
  • その他の情報

    ◆ 上掲のいくつかの文章は、熊本大学文学部文化表象学教室の学生(2003年当時)がまとめて くれたエヴァンズ=プリ チャードの略歴です(その後は、池田が適宜字句修正ならびに加筆しています)1998-20XX.

    Bibliography of Edward E. Evans-Pritchard

    E. E. Evans-Pritchard, "Sanza", a Characteristic Feature of Zande Language and Thought. Bulletin of the School of Oriental and African Studies, University of London, Pp.161-180, 1956 パスワード付【sanza_by_E=P.pdf

    難波紋吉(訳)『社会人類学』同文館、1957  パ スワード付【mE=P-SOC-ANTHRO.pdf】英語原文はこちら→《https://archive.org/details/socialanthropolo00evan

    • ***A bibliography of the writings of E. E. Evans-Pritchard / compiled by E. E. Evans-Prichard ; amended and corrected by T. O. Beidelman. -- Tavistock, 1974
    • 2. A bibliography of the writings of E.E. Evans-Pritchard / compiled by E .E. Evans-Prichard ; amended and corrected by T.O. Beidelman. -- Tavis tock, 1974
    • 3. A history of anthropological thought / Sir Edward Evans-Pritchard ; ed ited by Andre Singer ; with an introduction by Ernest Gellner. -- Basi c Books, 1981
    • 4. A history of anthropological thought / Sir Edward Evans-Pritchard ; ed ited by Andre Singer ; with an introduction by Ernest Gellner. -- Fabe r and Faber, 1981
    • 5. African political systems / edited by M. Fortes and E.E. Evans-Pritcha rd ; : pbk.. -- KPI in association with the International African Inst itute, 1987
    • 6. African political systems / edited by M. Fortes and E.E. Evans-Pritcha rd. -- Published for the International African Institute by Oxford U. P., 1970
    • 7. African political systems / edited by M. Fortes and E.E. Evans-Pritcha rd. -- Published for the International African Institute by the Oxford University Press, 1940
    • 8. African political systems / edited by M. Fortes and E.E. Evans-Pritcha rd. -- Published for the International Institute of African Languages & Cultures by the Oxford University Press, 1940
    • 9. Anthropologie sociale / [tr. de l'anglais par Monique Manin] ; postfac e de Michel Panoff. -- Payot, 1969. -- (Petite bibliotheque Payot ; 13 2)(Collection Science de l'homme)
    • 10. Anthropology and history : a lecture delivered in the University of Ma nchester with the support of the Simon Fund for the Social Sciences / by E.E. Evans-Pritchard. -- Manchester University Press, 1961. -- (Sim on fund for the Social Sciences. Lectures)
    • 11. Anthropology and history : a lecture delivered in the University of Ma nchester with the support of the Simon Fund for the Social Sciences / by E.E. Evans-Pritchard. -- Manchester University Press, 1963
    • 12. Antropologi social / E.E.Evans-Pritchsrd ; penerjemah Nancy Simanjunta k. -- Bumi Aksara, 1986, 1986
    • 13. Bild der Volker : die Brockhaus Volkerkunde in zehn Banden ; : set - B d. 10. -- F.A. Brockhaus, 1974
    • 14. Die Gabe : Form und Funktion des Austauschs in archaischen Gesellschaf ten / Marcel Mauss ; Vorwort von E.E. Evans-Pritchard ; [aus dem Fran zosischen von Eva Moldenhauer] ; : pbk.. -- Suhrkamp, 1968. -- (Theori e ; 1)
    • 15. Die Gabe : Form und Funktion des Austauschs in archaischen Gesellschaf ten / Marcel Mauss ; mit einem Vorwort von E.E. Evans-Pritchard ; uber setzt von Eva Moldenhauer. -- 1. Aufl. -- Suhrkamp, 1990. -- (Suhrkamp Taschenbuch Wissenschaft ; 743)
    • 16. Essays in Sudan ethnography / presented to Sir Edward Evans-Pritchard ; edited by Ian Cunnison and Wendy James. -- Humanities Press, 1972
    • 17. ***Essays in Sudan ethnography presented to Sir Edward Evans-Pritchard / edited by Ian Cunnison and Wendy James. -- C. Hurst, 1972
    • 18. Essays in Sudan ethnography, presented to Sir Edward Evans-Pritchard / edited by Ian Cunnison and Wendy James. -- C. Hurst, 1972
    • 19. Essays in social anthropology / E.E. Evans-Pritchard. -- Free Press Gl encoe, 1963
    • 20. ***Essays in social anthropology / by E. E. Evans-Pritchard. -- Faber, 1969
    • 21. ***Essays in social anthropology. -- Faber, 1962
    • 22. Essays in social anthropology. -- Faber & Faber, 1962
    • 23. Essays presented to C. G. Seligman / edited by E. E. Evans-Pritchard . .. [et al.]. -- K. Paul, 1934
    • 24. Essays presented to C. G. Seligman / edited by E.E. Evans-Pritchard .. . [et al.]. -- Negro Universities Press, 1970
    • 25. Hexerei, Orakel und Magie bei den Zande / E.E. Evans-Pritchard ; ubers etzt von Brigitte Luchesi. -- Von Eva Gillies gekurzte und eingeleitet e Ausgabe. -- Suhrkamp, 1988. -- (Suhrkamp Taschenbuch Wissenschaft ; 721)
    • 26. Institutionen in primitiven Gesellschaften / Vortrage von R. Firth ... [et al.] ; [aus dem Englischen ubersetzt von Michael Barmann]. -- Suh rkamp Verlag, 1967. -- (Edition Suhrkamp ; 195)
    • 27. Kinship and marriage among the Nuer / E.E. Evans-Pritchard ; with a ne w introduction by Wendy James. -- Clarendon Press, 1990. -- (Clarendon paperbacks)
    • 28. Kinship and marriage among the Nuer / by E.E. Evans-Pritchard. -- Clar endon Press, 1951
    • 29. ***Kinship and marriage among the Nure / Edward Evan Evans-Pritchard. -- Clarendon Press, 1966
    • 30. Les nuer : description des modes de vie et des institutions politiques d'un peuple nilote / E.E. Evans-Pritchard. -- Gallimard, 1994. -- (Co llection Tel ; 247)
    • 31. ***Man and woman among the Azande / edited by E. E. Evans-Pritchard. - - Faber and Faber, 1974
    • 32. Man and woman among the Azande / edited by E.E. Evans-Pritchard. -- Fa ber and Faber, 1974
    • 33. Nuer religion / E.E. Evans-Pritchard ; : pbk. -- Oxford University Pre ss, 1956
    • 34. ***Nuer religion / Edward Evan Evans-Pritchard. -- At the Clarendon Pr ess, 1962
    • 35. ***Nuer religion / by E.E. Evans-Pritchard. -- Clarendon Press, 1970
    • 36. Nuer religion / by E.E. Evans-Pritchard. -- Clarendon Press, 1956
    • 37. Peoples of the earth ; v. 8. -- Danbury Press, 1972
    • 38. Right & left : essays on dual symbolic classification / edited and wit h an introduction by Rodney Needham ; foreword by E. E. Evans-Pritchar d. -- University of Chicago Press, 1973
    • 39. ***Social Anthropology / Edward Evan Evans-Pritchard. -- The Free Pres s : 1954., 1954
    • 40. ***Social anthropology / Edward Evan Evans-Pritchard. -- The Clarendon Press, 1948
    • 41. Social anthropology / by E. E. Evans-Pritchard. -- Routledge, 1972
    • 42. Social anthropology / by E.E. Evans-Pritchard ; lib. bdg.. -- Greenwoo d Press, 1987
    • 43. Social anthropology / by E.E. Evans-Pritchard. -- Cohen & West Ltd., 1 951
    • 44. Social anthropology / by E.E. Evans-Pritchard. -- Free Press, 1952
    • 45. Social anthropology / by E.E. Evans-Pritchard. -- Cohen & West Ltd., 1 951. -- (Routledge paperbacks ; [74])
    • 46. Social anthropology and other essays (combining Social anthropology an d Essays in social anthropology) / Edward Evan Evans-Pritchard. -- Fre e Press of Glencoe, 1964. -- (A Free Press paperback)
    • 47. ***Social anthropology. -- Cohen & West, 1951
    • 48. Studies in social anthropology : essays in memory of E.E. Evans-Pritch ard / by his former Oxford colleagues ; edited by J.H.M. Beattie and R .G. Lienhardt. -- Clarendon Press, 1975
    • 49. The Azande : history and political institutions / [by] E.E. Evans-Prit chard. -- Clarendon Press, 1971
    • 50. The Nuer : a description of the modes of livelihood and political inst itutions of a Nilotic people / E. E. Evans-Pritchard. -- Oxford Univer sity Press, 1947
    • 51. The Nuer : a description of the modes of livelihood and political inst itutions of a Nilotic people / by E.E. Evans-Pritchard. -- Oxford Univ ersity Press, 1969
    • 52. The Nuer : a description of the modes of livelihood and political inst itutions of a Nilotic people / by E.E. Evans-Pritchard. -- Oxford Univ ersity Press, 1969
    • 53. The Nuer : a description of the modes of livelihood and political inst itutions of a Nilotic people / by E.E. Evans-Pritchard. -- Clarendon P ress, 1940
    • 54. ***The Nuer. A Description of the Modes ofLivelihood and Political Ins titutions of a Nilotic People / Edward Evan Evans-Pritchard. -- Oxford at the Clarendon Press, 1968
    • 55. ***The Nuer: A Description of the Modes ofLivelihood and political Ins titutions of a Nilotic People / Edward Evan Evans-Pritchard. -- AT the Clarendon Press., 1956
    • 56. The Sanusi of Cyrenaica / by E.E. Evans-Pritchard. -- Clarendon Press, 1949
    • 57. The Sanusi of Cyrenaica / by E.E. Evans-Pritchard. -- Oxford Universit y Press, 1954
    • 58. ***The Translation of culture : essays to E. E. Evans-Pritchard / edit ed by T. O. Beidelman. -- Tavistock Publications, 1971
    • 59. The Translation of culture : essays to E. E. Evans-Pritchard / edited by T. O. Beidelman. -- Tavistock Publications, 1971
    • 60. The Zande trickster / ed. by E.E. Evans-Pritchard. -- Clarendon Press, 1967. -- (Oxford library of African literature)
    • 61. ***The Zande trickster. -- Clarendon P, 1967. -- (Oxford library of Af rican literature)
    • 62. The comparative method in social anthropology / by E. E. Evans-Pritcha rd. -- University of London, Athlone Press, 1963. -- (L.T. Hobhouse Me morial Trust lecture ; no. 33)
    • 63. The gift : form and functions of exchange in archaic societies / by Ma rcel Mauss ; translated by Ian Cunnison ; with an introduction by E.E. Evans-Pritchard ; pbk.. -- W.W. Norton, 1967. -- (The Norton library ; N378)
    • 64. The gift : form and functions of exchange in archaic societies / by Ma rcel Mauss ; translated by Ian Cunnison ; with an introduction by E.E. Evans-Pritchard. -- Free Press, 1954
    • 65. The gift : forms and functions of exchange in archaic societies / by M arcel Mauss ; translated by Ian Cunnison ; with an introduction by E. E. Evans-Pritchard. -- Cohen & West, 1954
    • 66. The institutions of primitive society : a series of broadscast talks / E. E. Evans-Pritchard ... [et al.]. -- Basil Blackwell, 1961
    • 67. The institutions of primitive society : a series of broadscast talks / by E.E. Evans-Pritchard ... [et al.]. -- Basil Blackwell, 1954
    • 68. The institutions of primitive society : a series of broadscast talks / by E.E. Evans-Pritchard ... [et al.]. -- Free press, 1954
    • 69. ***The institutions of primitive society :a series of broadcast talks / E.E. Evans-Pritchard ... [et al.]. -- The Free Press., 1956
    • 70. ***The nuer; a description of the modes ofLivelihood and Political Ins titutions of a Nilotic people / Edward Evan Evans-Pritchard. -- At the Clarendon Press, 1963
    • 71. The observation of savage peoples / by Joseph-Marie Degerando ; transl ated by F.C.T. Moore ; with a preface by E.E. Evans-Pritchard. -- Rout ledge & K. Paul, 1969
    • 72. The organization of a Zande Kindom / Edward Evan Evans-Pritchard. -- M outon, 1960. -- (Cahiers d'etudes africaines ; 4)
    • 73. ***The political system of the Anuak of the Anglo-Egyptian Sudan / by E. E. Evans-Pritchard. -- 1st AMS ed. -- AMS Press, 1977. -- (Monograp hs on social anthropology ; no. 4)
    • 74. The political system of the Anuak of the Anglo-Egyptian Sudan / by E. E. Evans-Pritchard. -- 1st AMS ed. -- AMS Press, 1977. -- (Monographs on social anthropology ; No. 4)
    • 75. The position of woman in primitive societies and other essays in socia l anthropology / E.E. Evans-Pritchard. -- Faber and Faber, 1965
    • 76. The position of women in primitive societies and other essays in socia l anthropology / E. E. Evans-Pritchard. -- Faber and Faber, 1965
    • 77. The position of women in primitive societies and other essays in socia l anthropology / E.E. Evans-Pritchard. -- Free Press, 1965
    • 78. ***The sociology of Comte : an appreciation / [by] E. E. Evans-Pritcha rd. -- Manchester U. P., 1970
    • 79. The sociology of Comte : an appreciation / [by] E.E. Evans-Pritchard. -- Manchester University Press, 1970
    • 80. Theorien uber primitive Religion : Einleitung, Sozialanthropologie ges tern und heute / E.E. Evans-Pritchard ; ubersetzt von Karin Monte. -- 1. Aufl. -- Suhrkamp, 1981. -- (Suhrkamp Taschenbuch Wissenschaft ; 35 9)
    • 81. ***Theorien uber primitive Religion. Einleitung: Sozialanthropologie g estern und heute. Ubersetzt von Karin Monte / Edward E. Evans-Pritchar d. -- Suhrkamp, 1981. -- (Suhrkamp Taschenbuch Wissenschaft ; 359)
    • 82. ***Theories of primitive religion / by E. E. Evans-Pritchard. -- Clare ndon Press, 1965. -- (Sir D. Owen Evans lectures ; 1962)
    • 83. Theories of primitive religion / by E. E. Evans-Pritchard. -- Clarendo n Press, 1965
    • 84. Theories of primitive religion / by E. E. Evans-Pritchard. -- Clarendo n Press, 1972
    • 85. Theories of primitive religion / by E. E. Evans-Pritchard. -- Clarendo n Press, 1966
    • 86. Theories of primitive religion / by E. E. Evans-Pritchard. -- Clarendo n Press, 1967
    • 87. Theories of primitive religion / by E.E. Evans-Pritchard. -- Greenwood Press, 1985
    • 88. W. Robertson Smith and the sociological study of religion / T.O. Beide lman ; with a foreword by E.E. Evans-Pritchard. -- University of Chica go Press, 1974
    • 89. Witchcraft and sorcery in East Africa / John Beattie ... [et al.] ; ed ited by John Middleton and E.H. Winter ; foreword by E.E. Evans-Pritch ard. -- Routledge and Kegan Paul, 1963
    • 90. Witchcraft confessions & accusations / edited by Mary Douglas. -- Tavi stock Publications, 1970. -- (A.S.A. monographs ; 9)
    • 91. ***Witchcraft confessions & accusations / edited by Mary Douglas. -- T avistock Publications, 1970. -- (A.S.A. monographs ; 9)
    • 92. ***Witchcraft oracles and magie among the Azande / Edward Evan Evans-P ritchard. -- Oxford Clarendon Press, 1937
    • 93. Witchcraft, oracles and magic among the Azande / Edward Evan Evans-Pri tchard. -- Clarendon Press, 1972
    • 94. ***Witchcraft, oracles and magic among theAzande / Edward Evan Evans-P ritchard ; with a foreword by Professor C. G. Seligman. -- Clarendon P ress, 1965
    • 95. Witchcraft, oracles, and magic among the Azande / E. E. Evans-Pritchar d. -- Clarendon Press, 1968, 1968
    • 96. Witchcraft, oracles, and magic among the Azande / E.E. Evans-Pritchard . -- Abridged with an introd. by Eva Gillies. -- Clarendon Press, 1976
    • 97. Witchcraft, oracles, and magic among the Azande / by E.E. Evans-Pritch ard ; with a foreword by professor C.G. Seligman. -- Clarendon Press, 1937
    • 98. ***Zande themes : essays presented to Sir Edward Evans-Pritchard / edi ted by Andre Singer and Brian V. Street. -- Blackwell, 1972
    • 99. Zande themes : essays presented to Sir Edward Evans-Pritchard / edited by Andre Singer and Brian V. Street. -- Blackwell, 1972
    • 100. アザンデ人の世界 : 妖術・託宣・呪術 / E.E.エヴァンズ=プリチャード [著] ; 向井元子訳. -- みすず書房, 2001
    • 101. アフリカの伝統的政治体系 / フォーテス, エヴァンス=プリッチャード編 ; 大森元吉[ほか]訳. -- みすず書房, 1972
    • 102. 社会人類学 / エヴァンス.プリッチャード著 ; 難波紋吉訳. -- 同文館, 1957
    • 103. 宗教人類学の基礎理論 / E.E.エヴァンス=プリチャード著 ; 佐々木宏幹, 大森元吉訳. -- 世界書院, 1967
    • 104. 人類学入門 / エヴァンス=プリチャード等著 ; 吉田禎吾訳. -- 弘文堂, 1970
    • 105. ヌアー族 : ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録 / エヴァンズ= プリチャード著 ; 向井元子訳. -- 岩波書店, 1978
    • 106. ヌアー族の宗教 / エヴァンズ=プリチャード [著] ; 向井元子訳. -- 岩波書 店, 1982
    • 107. ヌアー族の宗教 / E.E. エヴァンズ=プリチャード著 ; 向井元子訳 ; 上, 下. -- 平凡社, 1995. -- (平凡社ライブラリー ; 83-84)
    • 108. ヌアー族の親族と結婚 / エヴァンズ=プリチャード著 ; 長島信弘, 向井元子 訳. -- 岩波書店, 1985
    • 109. ヌアー族 : ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録 / E. E. エヴァ ンズ=プリチャード著 ; 向井元子訳. -- 平凡社, 1997. -- (平凡社ライブラ リー ; 219)