かならずよんで ね!

ジジェク『幻想の大疫病』ノート

 On Slavoj Žižek's "The plague of fantasies"

池田光穂

書誌:幻想の感染  / スラヴォイ・ジジェク著 ; 松浦俊輔訳、青土社 , 1999年/The plague of fantasies, Slavoj Žižek, Verso 1997 Wo es war.

"S. Augustine._ In the first place it is perhaps because you look on death as something remote, whereas when one thinks how very short life is and how many divers kinds of accidents befall it, you ought not to think death is far away. "What deludes almost all of us," as Cicero says, "is that we regard death from afar off." Some correctors--I would prefer to call them corruptors--of the text have wished to change the reading by inserting a negative before the verb, and have maintained that he ought to have said, "We do NOT regard death from afar off." For the rest, there is no one in his senses who does not see death one way or another, and in reality Cicero's word _prospicere_ means to see from afar. The one thing that makes so many people suffer illusion in their ideas on death is that they are wont to forecast for their own life some limit, which is indeed possible according to nature, but at which, nevertheless, very few arrive. Hardly any one, in fact, dies of whom the poet's line might not be quoted-- Petrarch's Secret by Francesco Petrarca

章立て

付録


フロイトの技法論 / ジャック・ラカン [述] ; ジャックーアラン・ミレール(Jacques-Alain Miller, b.1944)編 ; 小出浩之 [ほか] 訳

「フーコーからして、西洋の性の秩序が登場した時点を探るという同じ幻想のループにひっかかったのではないか。彼は近代からどんどん昔へとさかのぼり、と うとう古代の「自己への配慮」という倫理がキリスト教の告白へと解体されたところに境界を定める。キリスト教以前の倫理について書かれた最後の2冊の著書 ににあるトーンが、それ以前の権力、知識、性の複合体の探求とはまったく異なっている——いつものイデオロギーの物質的ミクロプラクシスの分析とは違う ——という事実は、フーコーの(性的=うしろめたさ=懺悔への)「〈堕落〉以前」のギリシアやローマがまったくの幻想的な存在であることを証しだててい る」(ジジェク 1999[1997]: 32)松浦俊輔訳『幻想の感染』青土社。

Jacques-Alain Miller (French: [milɛʁ]; born 14 February 1944) is a psychoanalyst and writer. He is one of the founder members of the École de la Cause freudienne (School of the Freudian Cause) and the World Association of Psychoanalysis which he presided from 1992 to 2002. He is the sole editor of the books of The Seminars of Jacques Lacan.

Jacques-Alain Miller is a French psychoanalyst,

・MASH 批判 p.44

・ユーゴスラビア人民軍のホモフォビア p.47

・「反ユダヤのイデオロギー的幻想においては、社会的拮抗は、社会的なジュイサンスを我々から盗む(利益を蓄え、女をかどわかし……)秘密のエージェント としてのユダヤ人を引き合いに出すことを通してすべてを説明しつくせる」(ジジェク 1999[1997]: 60)

・神経症患者に耐えられないのは自分が犠牲になっていることを他人が利用しているという考えである(61ページ)

・精神分析の治療概念は、患者が分析家の提起する説を受け入れればよい(64)

・ジャック=アラン・ミレールによる分析家の定義:日常の象徴的回路に取り込まれて自分が耳にすること(j'ouis)を、享楽すること(jouir)を ごっちゃにしない、ふつうの人と定義する。

・エイゼンシュテイン「遠心分離器あるいは聖杯」エイゼンシュテイン全集 / エイゼンシュテイン全集刊行委員会訳、キネマ旬報社、

・ミルクからクリームをとるための遠心分離器のコルホーズの農民の垂涎のエクスタシーの描写に、イグナチウス・ロヨラの例をひく。

・「あなたは何もわかっていない。それだけではすまない、言葉では言えない何かがあるのだ」とムキになって答える人は、遠近法的錯覚にとらわれている (83)。

・ゴールドハーゲンの、アーレント批判の擁護。

・ドイツ人たちはユダヤ人を犠牲にすることを知っていたが、喜んでいたわけでない。そのはずかしさは、ユダヤ人虐殺につづくようなユダヤ人嫌悪がナチにお いて逸脱していることを、他ならぬ市井のドイツ人が自覚していたことが、ほかならぬゴールドハーゲンが引用するドイツ人の証言のなかに見出すことができ る。(92-93)

・ボスニア人は被害者でありつづければなかった。セルビア人を悪者にすることを真相
https://goo.gl/SF9Z6F

・動物にとっての性の基本的な形態、ゼロ形態は、交接だ。人間にとってのそれは、幻想をともなう自慰である。(104)

・マルクスのフェティシズム(153)

・ダニエル・パウル・シュレーバー回想録(117)

・ニコラス・マルブランシュ(125-126)→キリスト教の歪んだ真実

・キリストはアダム以降の堕落から人間を救うためにやってきたのではない。キリストが人類を救済せんがためにアダムは堕落しなければならなかった。なかな か、これも人類(=アダムとイブの末裔)の堕落という形態の存在的価値を示すものである@ニコラス・マルブランシュ流の論理。

・エミール・バンヴェニストの動詞の受動態と能動態に二分する方法を疑問視し、動詞の受動態が第三の媒介になる可能性を示唆(131)。

・現在の時間を、過去と未来のせめぎ合いのなかとまった瞬間とみるような時間の瞬間の概念(142)。

・ポール・ド・マン『ロマン主義のレトリック』の序文:「変形(disfigulation)として読むことは、まさにそれが歴史主義に抵抗するという意 味で、歴史的な考古学の産物よりも歴史的に信頼できるということがわかる」(148)

■ジジェク博士について

"Slavoj Žižek (/ˈslɑːvɔɪ ˈʒiːʒɛk/ (About this sound listen) SLAH-voy ZHEE-zhek; Slovene: [ˈslaʋɔj ˈʒiʒɛk]; born 21 March 1949) is a Slovenian continental philosopher. He is a senior researcher at the Institute for Sociology and Philosophy at the University of Ljubljana, Global Distinguished Professor of German at New York University,[2] and international director of the Birkbeck Institute for the Humanities of the University of London.[3] He works in subjects including continental philosophy, political theory, cultural studies, psychoanalysis, film criticism, Marxism, Hegelianism and theology."

Birkbeck Institute for the Humanities, University of London

リンク

文献

その他の情報

Maya_Abeja

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

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This painting by Josse Lieferinxe depicts an outbreak of the plague in 7th-century Pavia, Italy. The Walters Art Museum.

Josse Lieferinxe (working ca 1493–1503/08) formerly known by the pseudonym the Master of St. Sebastian. Calvary, ca 1500 (Louvre)