文化人類学調査実習I
ベーシック編(文化人類学)
ヘイ、おまち おすしやさんに いきたいな
[授業形態]
実習(この授業は前期の10コマ分です)
[授業目標]
学部レベルの文化人類学の現地調査(フィールドワーク)の技法を習得し、それを実地に応用する社会調査(2004年度は水俣市での調査を予定)をおこなう。
[授業の内容]
文化人類学において民族誌調査を基礎に卒業論文を作成する予定の学生を対象にし、文化人類学上の方法論や調査にお ける倫理規定などを演習形式で学ぶ。文化人類学の専門知識の習得を前提にして調査予定地の民族誌資料にもとづく総説論文の作成、さらにリサーチ・プロポー ザルの作成、監督諸官庁の調査許可取得の取り方の基本的知識について、実習を通して学ぶ。
[キーワード]
現地調査、フィールドワーク、民族誌、調査倫理、リサーチ・プロポーザル
[テキスト] [参考文献]
!池田光穂「文化人類学調査研究入門」
池田光穂「学術情報の収集と発信:文化人類学」
池田光穂「猿にもわかる文化人類学プロジェクト」
[評価方法]平常点、作成される調査実習報告書の評価
[履修上の指導]
[授業の進行表] 2004年度の予定
(1)文化人類学者の情報収集 4月21日
授業は前半45分はE−106教室教室でおこない、後半45分は文化表象学研究室に移動し、3年生と合流し、将来の進路指導のオリエンテーションを受けます。
予習・復習は「文化人類学者の情報収集」でおこないます。
(2)調査ができる条件とはなにか? 4月28日
予習・復習は「調査ができる条件とはなにか?」でおこないます。
(3)研究の独自性と先行研究との関連 5月12日
予習・復習は「研究の独自性と先行研究との関係」でおこないます。
(4)リサーチ・プロポーザルを書いてみる 5月19日
予習・復習は「リサーチ・プロポーザルを書いてみる」でおこないます。
(5)調査研究の倫理について学ぶ 5月26日
予習・復習は「調査研究の倫理について学ぶ」でおこないます。
_______5月26日付指示の課題_______
(1)水俣調査に関する書籍・論文のリストを最低5点あげて作成します。 その際に、プリントアウトした文献の表記法等の資料を参考にしてください。
(2)リストにあげた資料のうち水俣関連の文献を最低1点を読了してください。 読了とは「通読以上のレベルの読み」を意味します。
(3)6月9日には、リスト(要提出)と文献を持参してください。 文献は複写でも図書館の本等でもかまいません。文献は提出する必要はありません。
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6月23日をめどに、水俣調査のためのリサーチプロポーザル(草稿)を 各自作成するようにこれから指導する旨の発言をおこないました。詳細は6月9日 以降の授業でお話します。
(6)文化人類学調査資料入門 6月9日授業:集合場所変更!
中央図書館ロビーに集合します。
水俣病資料室のガイドツアー
(7)〜(10) 水俣調査 7月3日〜4日もぐらのQちゃん[出身地]
予習・復習は「水俣で考える」「みなまたびょうについてしろう!」でおこないます。
[教材リンク]
池田光穂「文化人類学調査研究入門」
過去の授業「文化表象学調査実習 2003(文化人類学班)」