動物という思想
An Animal Thought, or Philosopie Zoologique



人間と(それ以外の)動物との関係は、人間と いう動物の存在から出発しているので、人間の起源は動物の起源そのものであり、人間の前に動物はおらず、また人間の後にも動物はいない。したがって、人間 を考えることは動物を考えることであり、動物を考えることは他ならぬ人間を考えることなのである。にも関わらず、人間はつねに、動物というものを〈対象 化〉し、それを〈対峙〉することで、人間としてのアイデンティティを形成してきたことも事実である。人間は動物を見つめることで、動物ではないことを志向 する〈動物〉である。人間は動物を考えることで、自らが動物ではないことを思考する〈動物〉である。
『動物紳士録』のこと
「昭和30年(1955)、朝日新聞社会部編、金子書房。定価220円。まだ新聞がメディア
のまんなかにいたころの、社会的使命感をもつ記者たちの書いたもの……附録には「動物のねだん」「長生きくらべ」「母親のおなかの中にいる日数」「スピー
ドくらべ」「一日にどれくらいたべるか」などの豆知識のほか、「日本の動物園」のリストが載っている。……「動物に関するすぐれた本」が一頁。ジャック・
ロンドンや伊谷純一郎らがならんでいる。記者たち四名の「あとがき」は味がある。「タヌキの巣の断面図を描くためには、実際に掘った学者を探し出すのに、
一週間もかかってしまいました」など。挿絵に kikuo
とあるのは四名のうちの松下紀久雄のことだろう。ネットで調べると、むかし絵画家・福生市生まれ、検事作家・佐賀潜の実弟とある」関一敏:附属研究所日誌 2025.11.19(水)より
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