はじめによんでください
動物と人間の自然誌
Anthropological analysis of Comparative Ethno-Natural History
利用のための御注意
このページは、私が研究分担者として参加している、奥野克巳科研グループ「人間と動物をめぐる比較民族誌研究:コスモロジーと感覚からの接 近」および「動物殺しの比較民族誌研究」(→人間と動物の関係性 に関する文化人類学的考察)の研究遂行のための、私個人の勉強備忘録としての機能させているものです。
当該の奥野先生ならびに他の研究分担者の皆様の意見を反映することはあっても、あくまでも私の解釈であり、皆様の意見を代弁するものでもあ りません。そのため、このページの文責はすべて池田光穂にあります。
奥野科研の申請書より
「……人間が動物をコスモロジカルにどのように表象し、感覚器官を用いてどのように動物に接しているのかに関して、人びとの実践と語りの両 面において実証的に解明し、開発やグローバル化による商品経済の浸透によって、それらの関係がどのように変容しつつあるのか……をつうじて、人間と動物を めぐる関係について考察することを目的とする」(基盤研究B・海外学術・申請書・平成19年10月)。
人間と動物と自然と
「恩寵をラテン語ではグラーティア(gratia)というので、中世のトマス・アクィナス(Thomas Aquinas)の思想の要約として、しばしば "Gratia naturam non tollit, sed eam perficit"=恩寵は自然を破壊せずこれを完成する、という文章が引用される。これが神としての超自然と人間を含めての自然一般との関係をあらわし ている。動物はこのナトゥーラすなわち自然の世界にとどまるが、人間はとくに、それを超える営みをすることができる」(今道友信『自然哲学序説』 p.19, 講談社学術文庫、1993年)。
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