情報ロジスティクス
Information Logistics
【定義】
情報ロジスティクス(information logistics)とは、調査研究をおこなっている〈現場〉に情報資源すなわち書籍や論文や参考資料、ときには研究維 持のための食糧や栄養剤、さらにはリラック スのための音楽[配信]、さらには情報そのものであるスタッフなどを送る等のシステムのことをさす。この概念を拡張すると、逆に〈現場〉からすでに利用した後の書籍や論文や参考資料を 引き取り、それを必要とするところに再配分するためのストック・プール を用意し、〈現場〉でおこなう 調査研究を効果的に継続させるための補給手段ないしは実践行為を情報ロジスティクスであると言うことができる。また情報ロジスティクスは、それらの全体および各部について調査研究をする学問の名称でもある。
Dr. Darek M. HAFTORは、2009年にWhat is Information Logistics ?なる論文を書いているが、不肖この私は1990年代にすでにこのことを提唱しており、当時 私の研究室に納品する「洋書屋さん」と口角泡を飛ばして議論していたのである。エヘン!(→「IoTの預言者」)
それはやがてInternet of things(IoT)に結びつくわけです。
こちらは2013-2015年ごろのIoTに関するウィキペディアの記事、
The Internet of things (stylised Internet of Things or IoT) is the internetworking of physical devices, vehicles (also referred to as "connected devices" and "smart devices"), buildings and other items—embedded with electronics, software, sensors, actuators, and network connectivity that enable these objects to collect and exchange data.[1][2][3] In 2013 the Global Standards Initiative on Internet of Things (IoT-GSI) defined the IoT as "the infrastructure of the information society."[3] The IoT allows objects to be sensed and/or controlled remotely across existing network infrastructure,[4] creating opportunities for more direct integration of the physical world into computer-based systems, and resulting in improved efficiency, accuracy and economic benefit.[5][6][7][8][9][10] When IoT is augmented with sensors and actuators, the technology becomes an instance of the more general class of cyber-physical systems, which also encompasses technologies such as smart grids, smart homes, intelligent transportation and smart cities. Each thing is uniquely identifiable through its embedded computing system but is able to interoperate within the existing Internet infrastructure. Experts estimate that the IoT will consist of almost 50 billion objects by 2020.[11]- Wikipedia.
「2013年、Global Standards Initiative on Internet of Things(IoT-GSI)は、IoTを "情報化社会のインフラ "と定義した。IoTは、既存のネットワークインフラを介し、物体のセンシングやリモートコントロールを可能にし、物理世界をコンピュータベースのシステ ムに直接統合する機会を創出し、効率、精度、経済的利益を向上させる。IoTがセンサーやアクチュエーターで拡張されると、この技術は、より一般的なサイ バーフィジカルシステムの一例となり、スマートグリッド、スマートホーム、インテリジェント交通、スマートシティなどの技術も包含される。それぞれのモノ は、組み込まれたコンピューティング・システムによってユニークに識別されるが、既存のインターネット・インフラストラクチャの中で相互運用することが可 能であり。専門家は、IoTは2020年までに500億個近いモノで構成されると予測している」( https://www.deepl.com/ja/translator による翻訳)。
そして、2023年にアクセスしたIoTのウィキペディア(英語)の記事、
"The Internet of things (IoT) describes physical objects (or groups of such objects) with sensors, processing ability, software and other technologies that connect and exchange data with other devices and systems over the Internet or other communications networks.[1][2][3][4][5] Internet of things has been considered a misnomer because devices do not need to be connected to the public internet, they only need to be connected to a network,[6] and be individually addressable.[7][8]
The field has evolved due to the convergence of multiple technologies, including ubiquitous computing, commodity sensors, increasingly powerful embedded systems, as well as machine learning.[9] Traditional fields of embedded systems, wireless sensor networks, control systems, automation (including home and building automation), independently and collectively enable the Internet of things.[10] In the consumer market, IoT technology is most synonymous with products pertaining to the concept of the "smart home", including devices and appliances (such as lighting fixtures, thermostats, home security systems, cameras, and other home appliances) that support one or more common ecosystems, and can be controlled via devices associated with that ecosystem, such as smartphones and smart speakers. IoT is also used in healthcare systems.[11]
There are a number of concerns about the risks in the growth of IoT technologies and products, especially in the areas of privacy and security, and consequently, industry and governmental moves to address these concerns have begun, including the development of international and local standards, guidelines, and regulatory frameworks.[12]"
「モノのインターネット(IoT)とは、インターネットやその他の通信ネットワークを介して他のデバイスやシステムと接続し、データを交換するセンサー、処理能力、ソフトウェア、その他の技術を備えた物理オブジェクト(またはそうしたオブジェクトのグループ)を指す[1][2][3][4][5]。デバイスが公共のインターネットに接続する必要はなく、ネットワークに接続し、個別にアドレス指定可能であれば良いため[8] モノのインターネットは誤記とされてきた[6][7]。
ユビキタスコンピューティング、汎用センサー、高性能化する組込みシステム、機械学習など、複数の技術の融合によって発展してきた分野である[9]。従来の組込みシステム、無線センサーネットワーク、制御システム、オートメーション(ホームオートメーション、ビルディングオートメーションなど)の分野が、それぞれ独立して、そして集合的にモノのインターネットを実現している。 [10】コ ンシューマー市場では、IoT技術は「スマートホーム」の概念に関連する製品と最も同義であり、1つ以上の共通のエコシステムをサポートし、スマートフォ ンやスマートスピーカーなど、そのエコシステムに関連するデバイスを介して制御できるデバイスや家電(照明器具、サーモスタット、ホームセキュリティ、カ メラ、その他の家電など)である。IoTは、医療システムにも使われている[11]。
IoT技術や製品の成長におけるリスク、特にプライバシーやセキュリティの分野では多くの懸念があり、その結果、国際的およびローカルな標準、ガイドライン、規制の枠組みの開発など、これらの懸念に対処するための業界や政府の動きが始まっている[12]」( https://www.deepl.com/ja/translator による翻訳)。
「IoTは早くも生産性を押し上げ、多くの財やサービスを生産
する限界費用を
ほぼゼロに近づけ、それらの財やサービスを実質的に無料にし、出現しつつある協働型コモンズでシェア可能にしている。その結果、企業の収益が枯渇したり、
財産権の効力が弱まったり、希少性に基づく経済が潤沢さに基づく経済に徐々に道を譲ったりしている」——リフキン,ジェレミー『限界費用ゼロ社会』柴田裕
之訳、p.25, NHK出版、2015年。
さて、2017年にジョン・ポールフリーの『ビブリオ・テッ ク』を読んでいたら、フィンランドのヘルシンキの図書館の司書の人たちが、情報ガソリンスタ ンド(iGS)というプロジェクトに取り組んでいることを知っ た。iGSの取り組みを知るためにリンクを張っておく。
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情報資源は、それぞれの情報がコミュニケーションのネットワー クをつくる。そして、情報資源は、流通することで価値を生み出す。すなわちコミュニケーションの形式に情報資源の価値は依存す る。その要素を列挙してみよう。
1.生産
2.業績評価システム
3.公開
4.蓄積(インターネット、図書館、研究者の身体)
5.流通価値システム(利潤:知的所有権,認知度:資金および
人的資源の召喚)
●もし情報ロジスティクスが、実際の物理的オントロジーに繋留点をもたない場合……
もし情報ロジスティクスが、実際の物理的オントロジーに繋留点をもたない場合は、それは人間の主体(サブジェクト)が、映画『マトリクス・リヴォリューションズ』のザイオン世界にいるかもしれない「認識」をもたらす
こちらのほうは、リアルにはケーブルに接続されてまったくのゾンビ化しているために、
詳しくは「マトリクス・オントロジー(断片)」にて!
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