情報論
Information theory
Arthur
Szyk (June 3, 1894 – September 13,
1951[1]) was a Polish-born Jewish artist who worked primarily as a book
illustrator and political artist throughout his career. Arthur Szyk was
born into a prosperous middle-class Jewish family in Łódź,[2][3] in the
part of Poland which was under Russian rule in the 19th century. An
acculturated Polish Jew, Szyk always proudly regarded himself both as a
Pole and a Jew.[4] From 1921, he lived and created his works mainly in
France and Poland, and in 1937 he moved to the United Kingdom. In 1940,
he settled permanently in the United States, where he was granted
American citizenship in 1948.
解説と評論:池田光 穂
情 報論
■Information
theory is the mathematical study of the quantification, storage, and
communication of information. The field was originally established by
the works of Harry Nyquist and Ralph Hartley, in the 1920s, and Claude
Shannon in the 1940s. The field, in applied mathematics, is at the
intersection of probability theory, statistics, computer science,
statistical mechanics, information engineering, and electrical
engineering.
■A
key measure in information theory is entropy. Entropy quantifies the
amount of uncertainty involved in the value of a random variable or the
outcome of a random process. For example, identifying the outcome of a
fair coin flip (with two equally likely outcomes) provides less
information (lower entropy, less uncertainty) than specifying the
outcome from a roll of a die (with six equally likely outcomes). Some
other important measures in information theory are mutual information,
channel capacity, error exponents, and relative entropy. Important
sub-fields of information theory include source coding, algorithmic
complexity theory, algorithmic information theory and
information-theoretic security.
■Applications of fundamental topics of information theory include source coding/data compression (e.g. for ZIP files), and channel coding/error detection and correction (e.g. for DSL). Its impact has been crucial to the success of the Voyager missions to deep space, the invention of the compact disc, the feasibility of mobile phones and the development of the Internet. The theory has also found applications in other areas, including statistical inference, cryptography, neurobiology, perception, linguistics, the evolution and function of molecular codes (bioinformatics), thermal physics, molecular dynamics,quantum computing, black holes, information retrieval, intelligence gathering, plagiarism detection, pattern recognition, anomaly detection and even art creation.
https://en.wikipedia.org/wiki/Information_theory
■
情報理論とは、情報の定量化、保存、伝達に関する数学的研究である。1920年代にハリー・ナイキストとラルフ・ハートリーが、1940年代にクロード・
シャノンがこの分野を確立した。応用数学におけるこの分野は、確率論、統計学、コンピュータサイエンス、統計力学、情報工学、電気工学の交差点に位置す
る。
■
情報理論における重要な尺度はエントロピーである。エントロピーとは、確率変数の値やランダムプロセスの結果に含まれる不確定性の量を定量化したものであ
る。例えば、公平なコインフリップ(2つの可能性が等しい)の結果を特定することは、サイコロの目(6つの可能性が等しい)の結果を特定することよりも少
ない情報(より低いエントロピー、より少ない不確実性)を提供します。情報理論における他の重要な尺度には、相互情報量、チャンネル容量、誤差指数、相対
エントロピーなどがある。情報理論の重要な下位分野には、情報源符号化、アルゴリズム複雑性理論、アルゴリズム情報理論、情報理論的セキュリティなどがあ
る。
■ 情報理論の基本的なトピックの応用には、ソース符号化/データ圧縮(ZIPファイルなど)、チャネル符号化/エラー検出・訂正(DSLなど)などがある。 その影響は、深宇宙へのボイジャー・ミッションの成功、コンパクト・ディスクの発明、携帯電話の実現可能性、インターネットの発展に極めて重要であった。 この理論はまた、統計的推論、暗号学、神経生物学、知覚、言語学、分子コードの進化と機能(バイオインフォマティクス)、熱物理学、分子動力学、量子コン ピューティング、ブラックホール、情報検索、情報収集、盗作検出、パターン認識、異常検出、さらには芸術の創造など、他の分野にも応用されている。
■
情報理論は、情報の伝達、処理、抽出、利用を研究する。抽象的には、情報は不確実性の解消と考えることができる。ノイズの多いチャネル上での情報通信の場
合、この抽象的概念は1948年にクロード・シャノンによって「通信の数学的理論」と題された論文で公式化された。この論文では、情報は可能なメッセージ
の集合として考えられ、目標はノイズの多いチャネル上でこれらのメッセージを送信し、チャネルノイズにもかかわらず、受信者が低いエラー確率でメッセージ
を再構成することである。シャノンの主要な結果であるノイズ・チャネル符号化定理は、多くのチャネルが使用される限界において、漸近的に達成可能な情報率
は、単にメッセージが送信されるチャネルの統計量に依存するチャネル容量に等しいことを示した。
■
符号理論とは、ノイズの多いチャネル上でのデータ通信の効率を高め、誤り率をチャネル容量近くまで低減するための、符号と呼ばれる明示的な方法を見つける
ことに関係している。これらの符号は、データ圧縮(ソース符号化)と誤り訂正(チャネル符号化)技術に大別できる。後者の場合、シャノンの研究が可能であ
ることを証明した方法を見つけるのに何年もかかった。
■情報理論符号の第3のクラスは、暗号アルゴリズム(符号と暗号の両方)である。符号理論や情報理論からの概念、方法、結果は、単位禁止などの暗号や暗号解読に広く使われている。
++++
※これらの論考は、野村一夫『インフォアーツ論』として洋泉社 より2003年初頭に発売されました。下記の書評は論文刊行時に論文に対しておこなわれたものです。
野村一夫氏(以下、野村)のインターネットの歴史観は、幸福なインターネット大公開時代(= 池田がパラフレイズす ると 「よいハッカーが公共圏を形成していた時代」)から、情報工学的転回を経て、情報教育が工学化さ れてゆく、不幸な時代へと転落してゆくことである。これが、野村のいうインフォテックの時代の招 来である。このような不幸な〈転回〉がおこった背景には、ネットのガバナンス原理が変化して、大公開時 代が〈転回〉市民主義的転回を生みださなかったことだ。このような不幸な歴史を、もういちどやり直そうとして構築されたのが、インフォアーツ構想で あ る。インフォアーツにおいて育成される諸能力は、野村(『教育と医学』論文)によると以下の5点 である。
(1)情報調査能力 Information research skills (2)情報を批判的に吟味する能力 Ability to critically examine
information (3)コミュニカビリティ communicability (4)シティズンシップ citizenship (5)ユニバーサルデザインの理解 Understanding Universal Design |
(再掲)
人文研究において、インターネットを利用して日々教育に従事する研究者にとっては、まさにそ の通 り!ととも言える主張であるが、野村はそのようなインフォアーツにもとづく基礎の要請を<苗床集 団の育成>という言葉で表現する。そのような意味では、すでに死に体になっている大学の教養教育 の古い体質そのものを懐かしむ原理主義者どもに、顔を洗ってこれらの論文の精神をきちんと学べと つよく薦めたい論文となっている。
■野
村一夫氏のその後の展開について......
2017年における野村氏は、「学びの認知科学的転回」がおこっていると指摘する。そして、そのような転回後には、 「社会知」に関する基礎教養(リアル・リベラルアーツ)が必要だと主張する。
社会知の主体的学習のためには、その教育のためのコミュニケーション・デザインが必要だとも主張している。それを野村 氏は、レイヤーのメタファーで説明する。
「高 等教育において主体的に学習されるべき内容は「研究成果の薄められたヴァージョン」ではなく、社会の中に埋め込まれた共有知識の特定のレイヤーである。そ のレイヤーを「社会知」と総称することにすると、社会知は教科書の中にあるのではなく、人びとによって絶えず参照され、再演され、発話され、行動評価の基 準となるものである。この循環過程を「知識過程」と呼ぶ。流言のように無規制状態の知識過程から、人文学や近代科学や世界宗教のように高度に整備された知 識体系に至るまで多彩なレイヤーがありうる」『平成30年度特別推進研究助成金申請書(國學院大學)』より。
【参考】池田光穂「コミュニケーション」 より
【考察】
インフォテックとインフォアーツをあまりにも対比的に描いている。インフォテックはインフォ アー ツの確かに仮想敵ではあるが、インフォテックの中にも、野村が育成されなければならない諸能力の 課題があり、それらは共通していると言えないだろうか?もし、そうであるなら、どのようにして、このような対比が可能になるのか?
それは、仮想敵を立てる前から存在する野村のネット倫理の精神に由来する。つまり、それは <常識 ある市民>の育成というソキウスの指導的原理そのものにほかならない。野村が歴史をもう一度やりなおしたい気持ちはよくわかる。しかし、もしそうだとした ら、なぜ ネッ トのガバンナンス原理がインフォテック主導のように変節した理由を明らかにするほうが先決ではな いのか?
敵の論理を分析することは敵の論理に巻き込まれるという警句を忘れるわけにはいかない。しか し、 ガバナンスの原理の変容のより重要視しなければならない理由は、私はネットの外部からきた経済の グローバリゼーションの影響であると考えている(経済原理はネットによって加速推進されたのであ って、大公開時代は経済原理がネット化を押し進めた主要な要因ではないと考えているのだ)。
ネットを貨幣の隠喩で語る思想が、ネット上における貨幣(=情報価値)の流通のメタファーと して とらえられているからである。私は大学の一部の同僚とともに、ネットを生命系の隠喩としてとらえ るほうが、(変容する現在の)ガバナンス原理の動態をよく把握できるものであると信じて研究を開 始している。この方面からの研究もまた、野村のいうインフォアーツの苗床集団の育成に、べつのか たちで必ず役立つはずだ。だから、これは、さまざまなクリーシェのパロディを使いながら、インターネットにおける市民 化の 問題を真剣に考えている、すばらしい論文なのである。ネットにおけるさまざまな社会問題を眉をひ そめた後になんとかしなくちゃ、と感じた全ての人が読まなくてはならない論文である。
【結論】
ここでの野村用語における、イ ンフォテックとインフォアーツは、20年が経っても人口に膾炙しなかった。だが、野村のいうインフォテックとは、従来の情報工学的な発想から抜けきれてい ない情報論ないしは情報学である。そして、インフォアーツは、哲学や人文学、さらには社会学や人類学などのフィールドサイエンスの影響を受けて、「転回」 を遂げた、新しい情報論、新しい情報学のことである。このような情報論的転回 (Informatic Turn)が、21世紀初頭に起こったことは確かである。
その野村の慧眼を記して、野村一夫は「情報論的
転回」の提唱者であり、名実ともに彼をその命名者と名付けてもよいのである。
クレジット:池田光穂「インフォテックとインフォアーツの戦争:野村一夫さん(2003)の思想
を論評する」2003年
Richard Saul Wurman
(born March 26, 1935) is an American architect and graphic designer.
Wurman has written, designed, and published 90 books and created the
TED conferences,[1] the EG Conference,[further explanation needed] and
TEDMED. |
リチャード・ソール・ワーマン(1935年3月26日生まれ)はアメリ
カの建築家、グラフィックデザイナー。これまでに90冊の本を執筆、デザイン、出版し、TEDカンファレンス、[1]EGカンファレンス、[2]
TEDMEDを創設した。 |
Career Wurman chaired the IDCA Conference in 1972, the First Federal Design assembly in 1973, and the annual American Institute of Architects (AIA) conference in 1976. He created and chaired several conferences, including the TED conferences from 1984 through 2003, TEDMED from 1995 through 2010, and the WWW conference. He works with Esri and RadicalMedia on comparative cartographic initiatives for mapping urban settings, which is planned to culminate in the creation of a network of live urban observatories around the world. Wurman supports SENS Research Foundation, a nonprofit biotechnology organization that seeks to repair the damages of aging and extend healthy lifespan.[3] |
経歴 1972年のIDCA会議、1973年の第1回連邦デザイン会議、1976年のアメリカ建築家協会(AIA)年次会議の議長を務める。1984年から 2003年までのTED会議、1995年から2010年までのTEDMED、WWW会議など、いくつかの会議を創設し、議長を務めた。 Esri社およびRadicalMedia社と共同で、都市環境をマッピングするための比較地図作成に取り組んでいる。 ワーマンは、老化によるダメージを修復し、健康寿命を延ばすことを目指す非営利バイオテクノロジー団体、SENS Research Foundationを支援している[3]。 |
Publications Wurman has written, designed, and published nearly a hundred books on varying topics, including Notebooks and Drawings of Louis I. Kahn (1963) and What Will Be Has Always Been (1986), a collection of words bt Louis Kahn. Wurman's map-oriented and infographic guidebooks include the Access travel series (starting with Access/LA in 1980), several books on healthcare, Understanding USA (1999). Information Anxiety (1989) and its second edition (2000). His books about information architecture and information design include Information Architects (1996) and UnderstandingUnderstanding (2017). |
出版物 Louis I. KahnのNotebooks and Drawings of Louis I. Kahn(1963年)、ルイス・カーンの言葉を集めたWhat Will Be Has Always Been(1986年)など、さまざまなテーマで100冊近くの本を執筆、デザイン、出版。地図指向のインフォグラフィック・ガイドブックには、 『Access travel』シリーズ(1980年の『Access/LA』からスタート)、ヘルスケアに関する数冊の本、『Understanding USA』(1999年)などがある。Information Anxiety』(1989年)とその第2版(2000年)。情報アーキテクチャと情報デザインに関する著書には、『Information Architects』(1996年)、『UnderstandingUnderstanding』(2017年)などがある。 |
https://en.wikipedia.org/wiki/Richard_Saul_Wurman |
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参考文献