人類学理論(リテラシー)2021の、2021年11月17日の授業は課
題学習のためにオンライン開催はありません。以下に述べる2つの課題を解いていただきます。前回のオンデマンド教材とあわせて成績判定のための重要な資料になりますので、必ず課題に正し
く答えていただくようにお願いします。
【課題:1】
番号 |
名前 |
name, b.-d. |
説明(説明は一例であり正答を示すもの
ではありません) |
1 |
シャルル・ド・モンテスキュー | Charles-Louis de
Montesquieu, 1689-1755 |
「法とは、「事物の本性に由来する必然
的な関係」であると定義し、権力を分割しない統治形態による法からは、政治的自由が保障されないと考え、執筆に20年かけたと言われる自身の著作『法の精
神』の中で、政治権力を立法・行政・司法に三分割する「三権分立論」(「権力分立論」)を提唱した」(ウィキペディア「シャルル・ド・モンテスキュー」より)(本書15ページ参照) |
2 |
ルイス=ヘンリー・モーガン |
Lewis Henry
Morgan, 1818-1881 |
ルイ
ス・ヘンリー・モーガン(モルガン とも表記:Lewis Henry Morgan, 1818-1881)は19世紀のアメリカの偉大な人類学者
。モーガンは鉄道会社の弁護士でもあり、アメリカの先住民の文化に対する理解者でもあった。また、19世紀の進化主義人類
学者として、フリードリヒ・エンゲルス(Friedrich Engels,
1820-1895)を通して、人類史の発展に関するマルクス主義理論に多大なる影響を与えた。モーガンは、人間の親族構造の発展や進化について深い
関心をもって、世界の人々と文通をおこない、親族に関する形態や分類をはじめて(人類学的 に)理論的に考察することに貢献した。 |
3 |
ブロニスロウ・カスパー・マリノフスキー |
Bronislaw Kasper
Malinowski, 1884-1942 |
ポーランド生まれの英国の人類学者。
『西太平洋の遠洋航海者』をはじめ、トロブリアンド諸島民に関する広範な民族誌(エスノグラフィー)を著した。 |
4 |
ヘンリー・ジェームス・サムナー・メイン |
Henry James Sumner
Maine, 1822-1888 |
「ローマ法研究の成果を『古代法』
(Ancient Law)
として発表し、法学や社会を理解するにはその背景にある歴史の理解が重要であると説き、法理論に歴史学及び比較法学の理論を導入して史料による基礎付けを
行おうとした。同書の中で家父長制血縁集団から発生した身分法が、集団の連合による
社会の形成によって契約法へ進化していく過程を描くとともに、血縁的関係と地縁的関係という対立概念の存在を唱え、その後のイギリス法及び
法制史研究に」影響を与える。 |
5 |
エドワード・バーネット・タイラー |
Edward Burnett
Tylor, 1832-1917 |
19
世紀英国の進化主義的人類学者。タイラーは、すべての社会は野蛮から野蛮を経て文明へ
と発展するという3つの基本的な段階を経ると主張した。タイラーは社会人類学の創始者であり、彼の著作によって19世紀の人類学の学問体系が構築された。
彼は、「人間の歴史と前史の研究は、英国社会の改革のための基礎として利用できる」と考えていた。タイラーは、アニミズム(万物や自然界に存在する個々の
魂やアニマへの信仰)という言葉を再び一般的に使用するようになった。彼はアニミズムを宗教の発展の第一段階と考えていた |
6 |
フランツ・ボアズ |
Franz Uri Boas,
1858-1942 |
アメリカの文化人類学の父。パパ・フラ
ンツと呼ばれた。 |
7 |
マルセル・モース |
Marcel Mauss,
1872-1950 |
マルセル・モース(Marcel
Mauss, 1872-1950)ユダヤ系フランスの社会学者・民族学者。エ
ミール・デュル ケーム(David Émile Durkheim, 1858-1917)の甥。 |
8 |
マーガレット・ミード |
Margaret Mead,
1901-1978 |
サモアの研究をはじめとして、ニューギ
ニア、そして現代アメリカの社会でのフィールドワークをおこない。エスノグラファーとして多大なる影響力を与えた。 |
9 |
グレゴリー・ベイトソン |
Gregory Bateson,
1904-1980 |
英国の社会人類学者。マーガレット・
ミードの最後の元夫。ニューギニアのイアトムル族の研究をはじめ、生態学、家族療法、コミュニケーション研究などで、多大な影響をおよぼした。 |
10 |
ジュリアン・スチュワード |
Julian Steward,
1902-1972 |
アメリカの新進化主義人類学者 |
11 |
アナザシ |
Anazasi, n.d. |
「原語はAnazasi
であるがアナサジ(Anasazi)
は古代プエブロ先住民の遺跡をつくったといわれる考古学上の集団。後者のアナサジは近隣の北米先住民プエブロの言葉で『太古の敵』の意味。本人も未開人と
言っているように、[アナザシは]ワイルドだが文明人をときに糾弾す
るような批判的理性の持ち主」(本書7ページからの引用)。 |
【ヒント】(イラストに含まれない人類学
者名もあります)Margaret Mead; Franz Boas; Claude
Levi-Strauss; Edward Burnett Tylor; Gregory Bateson; Marcel Mauss;
Julian Steward; Bronislaw Malinowski; Lewis Henry Morgan; Henry Sumner
Maine; Charles-Louis de Montesquieu ;
【課題:2】
11. 論争・批判・内省/ (項目108〜123)の項目の 中から最低2項目を選んで、その番号を示しながら400字以上の エッセーを書きなさい。なお考察のために教科書の別の箇所やそれ以外のインターネットリソースを利用してよい。(リンク先にYouTube 画像がありますが、あくまでも参考のもので、エッセーは教科書になかに書かれてある内容に基づきます。)
【提出書式】pdf フォーマットにして に提出。メール 表題に「人類学理論レポート2:氏名」と記載してください。パソコン の印刷様式を pdf に指定してデスクトップに保存し、メールに添付すること。ワードやそれ以外のテキストファイルは受理しない。 【提出期限】終了しました。 |
★旧クレジット:課題学習211117, For Documents for submission; Instruction.
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