On Qualitative Study and Ethnography:01
学習の意義 0)グラウンディド理論/グランディド理論の簡単な紹介(プロセスとしてみてみよう) 1)研究の設問のマトリックスを埋めてみよう 2)どのようにフィールド(調査地・調査対象)にアプローチするか? 3)実践・思考法・公平化への方法(アクションリサーチ・CBPR・トライアンギュレーション)について整理する 4)【予告】構造化されたインタビューと非構造化の違いについて理解する(→「インタビュー技法」) |
第2回
4.プロセスと理論
5.研究設問
6.フィールドへの参入
7.サンプリング戦略
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4.プロセスと理論
5.研究設問
6.フィールドへの参入
7.サンプリング戦略
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リスト
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1.質的研究とはなにか(承前)
2.理論的立場(承前)
3.テクストの構築と理解(承前)
4.プロセスと理論
01 研究が直線的プロセスをたどる場合
02 グラウンディド・セオリー法における プロセスの考え方(→「グラウンディド理論」「質的研究用語集」)
03 プロセスの直線性と循環性
04 世界のヴァージョンとしての研究プロセスによる理論
5.研究設問
01 設問を刈り込む
02 関心領域の特定化と研究対象の限定
【質的研究すごろく】図の5.1 62ページ参照
1) 全般的な設問を定める → 2)特的の研究設問を定める → 3)感受概念を定める → 4)設問が向けられる対象グループを選ぶ → 5)適切なデザイ ンと方法を選ぶ → 6)特定の研究設問を点検し練り直す → 7)データを集める → 8)特定の研究設問を点検し練り直す(=6と同じ!) → 9) データを分析する → 10)分析を一般化し評価する → 11)研究結果を書く
03 鍵概念の使用とアプローチのトライアンギュレーション
04 研究設問のタイプ
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66ページの表
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6.フィールドへの参入
01 質的研究の要請とアクセスの問題
02 開放的なフィールドに入るときの役割の定義
03 機関/施設へのアクセス
04 個人へのアクセス
05 未知性と既知性
7.サンプリング戦略
"Sampling is a process used in statistical analysis in which a predetermined number of observations are taken from a larger population. The methodology used to sample from a larger population depends on the type of analysis being performed, but it may include simple random sampling or systematic sampling." -Sampling, https://www.investopedia.com/terms/s/sampling.asp
"In
statistics, quality assurance, and survey methodology, sampling
is the selection of a subset (a statistical sample) of individuals from
within a statistical population to estimate characteristics of the
whole population. Statisticians attempt for the samples to represent
the population in question. Two advantages of sampling are lower cost
and faster data collection than measuring the entire population." - Sampling
(statistics).
01 研究プロセスにおけるサンプリング(Sampling) の決定
02 サンプル構造の事前決定
03 理論的サンプリング:研究プロセスの中でのサン プル構造の段階的確定
「理論的サンプリングとは、理論を産出するためにおこなうデータ収集のプロセスである。このプロセスを通して分析者はデータの収集とコード
化と分析を同時におこない、どのデータを次ぎに収集すべきか、それはどこで見つけてくるべきか、と言った決定をおこなう。このプロセスの目的は、理論が浮
上してきた時に、これを発展させることにある。データ収集のプロセスは浮上しつつある理論により統制をうける」(Glaser and Strauss
1967:45; 邦訳 1996:64)
04 質的調査における一般原則としての段階的選択
05 段階的選択に関する最近のコンセプト
16 サンプリングの目標としての「広さ」と「深さ」
07 サンプル中の事例構成
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【おまけ】用語解説
アクションリサーチ
「アクション・リサーチ(action resarch)あ るいは唱道的アプローチ(advocacy approach)はプロジェクトを施行する側と住民(行政モデルではしばしばクライアントや受益者・ステイクホルダーと呼ばれた)を明確 に区別せず、住民の主体的な発展を促すため に人類学者がプロジェクトに参画しながら調査を行なうというスタイルのことをさす(→出典:「関 与=介入する」)」アクションリサーチ)
コミュニティにもとづく参加型研究:CBPR
「コミュニティにもとづく参加型研究(別名:コミュニティに根拠をおく参加研究)とは、コミュニティのメンバーとコミュニティ外から
やってきた専門・非専門の参与者が、協
働(コラボレーション)を原則としておこなう実践的な研究のことである。つまり、コミュニティ(=共同体)への介入を前提とする社会調査技法
で、コミュニティのメンバー(成員)の自己決定を最優先し、外部から参与する専門家・非専門家の目的や意図をコミュニティとの話し合いにより民主的に決定
するような研究手法である」CBPR)
トライアンギュレーション
「社会科学におけるトライアンギュレーション(トリアンギュレーション、三角測量)とは、ノーマン・K・デンジンが1978年の著作の
なかで提唱
したもので、方法論や検証方法を複数化(単一でも二元的でもない三次元以上のものを想定して「三角測量」と呼ぶ)することで、質的研究の妥当性を高める方
法として考案された(Denzin 1970, 1978,
1989)。デンジンは、少なくとも4つの基本的なトリアンギュレーションの視覚を提唱している。それは、1)データーそのもの多元化する三角測量、2)
調 査者を複数化するという三角測量、3)分析につかう理論の多元化、4)方法論の多元化、をいう」トリアンギュレーション・トライアンギュレーション)
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以下、次回以降の内容
8.半構造インタビュー
「予め質問項目をきめておき、それらを録音機(ICレコーダー)やメモなどで質問を続けてゆ
く。アンケートを用意しておいて、それを取りながら(あるいは口実にしながら)、それにまつわる情報を採集する方法もある。この場合は、アンケートから脱
線した方法を採用するわけであるが、調査倫理上の問題(関係のないお
しゃべりに情報の価値がありそれが研究レポートとして採用されること)が生じる可能性がある。そのため、半構造インタビューは、自由に質的調査ができる方
法の代表のように扱われているが、じつはデリケートな方法論と倫理上の問題を抱えていることも忘れてはならない。」(→インタビュー技法)
9.データとしてのナラティブ
10.フォーカスグループインタビューとディスカッション
11.口頭データ収集法の概観
12.観察、エスノグラフィー、視覚データ法
13.視覚データ収集法の概観
14.データの文書化
15.コード化とカテゴリー化
16.シークエンス分析
17.テキスト解釈法の概観
18.質的研究の基礎づけと価値基準
19.質的研究の執筆
20.質的研究におけるコンピュータ
21.質的研究と量的研究
22.質的研究の質
リンク
文献
その他の情報
Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099
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