か ならず読んでください

リサーチ・デザイン

Research Design, 2018

池田光穂

科目名
リサーチデザイン
科目名(英語)
Research Design
氏名
池田 光穂
使用言語
日本語
目的と概要
この授業は、質的研究のデザイン(計画 立案)と実践、また最終的な 成果物であるエスノグラフィー(民族誌)について考えます。研究のデザインを立案することは、その研究方法についての具体的な戦略を考えることにつながり ます。そのため、それぞれの方法についてのミニ実習とアウトカム発表をおこなうことも、この授業の目的になります。
学習目標
1.質的方法の特性について理解し、量 的方法との違いや、それぞれ の利点と弱点を、他者(同僚の学生)に説明することができる。
2.さまざまなタイプの質的方法について、簡潔な定義を与えることができ、その方法を駆使すれば、どのようなアウトカムを得られるか、他者に説明すること ができる。
3.質的な方法論とそれにもとづくエスノグラフィーの記法を学び、日常生活におけるさまざまなコラボレーションのあり方(=コラボレーション・デザイン) を発見し、各人の立場から具体的な解決方法を提言することができる

履修条件
参加型の授業のために、毎回出席し、ま た相互に見知らぬ受講生と積極的にコラボレーションすることが受講の条件になります。
授業計画

15回分の授業とスケジュールは以下のとおりです。
詳しくは【https://goo.gl/Jj6PjL】を参照のこと。

第1回
質的研究とはなにか?:意味・歴史・特性・理論
第2回
テキストを通した解釈と理解:エスノグラフィーとエスノメ ソドロジー
第3回
研究デザイン:プロセスのデザイン、アウトカムのデザイン
第4回
フィールドワークとサンプリングの考え方
第5回
インタビューとはなにか?:構造化/半構造化/非構造化イ ンタビュー
第6回
ナラティブとデータ化の課題と問題
第7回
フォーカス・グループ・インタビューとディスカッション
第8回
オーラル・データの収集と解析
第9回
参与観察、エスノグラフィー(民族誌)、視聴覚資料、 フィールドでの心理調査技法
第10回
データのテキスト化とコーディング
第11回 発語のシークエンスの分析法
第12回 質的研究の評価と公刊に関する問題、および研究倫理
第13回 質的研究史からみる、その意味の変貌:電子化・インター ネット化・量的研究との関係・研究経営化の弊害
第14回 まとめ:質的研究のデザインとはなにか?
第15回 まとめ:エスノグラフィーと私たち

へいおまち、おすしやさんに、いきたいな
イ、 おまち おすしやさんに いきたいな

授業外学習
シラバスをみていただき、事前にテーマ を想像されたり、情報を入手しておくと、学習意欲向上のインセンティブになると思います。復習用の資料のダウンロードや、スケジュールの変更などは、【質 的研究のデザインとエスノグラフィー】のページなどでお伝えします。

フリック,ウヴェ『質的研究入門』小田 博志ほか訳、春秋社、 2011年.ISBN 9784393499108

・パーカー、イアン『ラディカル質的心 理学』八ッ塚一郎訳、ナカニシヤ書店、2008年、ISBN 9784779502972
・データ対話型理論の発見 : 調査からいかに理論をうみだすか / B・G・グレイザー, A・L・ストラウス著 ; 後藤隆, 大出春江, 水野節夫訳,東京 : 新曜社 , 1996

平常点(60%)とレポート(40%) を基礎にして平常点(=発言 を通した授業への貢献)を加味して総合的に判断します。
コメント
なし

[授業形態]

[授業目標]

[授業の内容]

[キーワード]

[テキスト]

[参考文献&リンク集]※制 作して17年後の最新の授業です!お楽しみください!

[過去の事例]

[評価方法]平常点、作成される調査実習報告書の評価

[履修上の指導]

[クレジット]旧称:文化表象学調査実習2002 (ベーシック版:前半)——熊本大学文学部地域科学科文化表象学教室(当時)

[+++]池 田光穂「文化人類学調査研究入門