医療と人権
文化人類学の観点から考える 池田光穂(大阪大学CSCD)
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第186回 日本保健医療社会学会 定例研究会
15. 実践知=生き方研究(田辺繁治)
「職業として学問することは、それで生計を立てるということだけでなく、自らの実践がもつ意味を考えながら自らの倫理的な転換の可能性 を追求しつづけることでもある」
「人類学者の実践のすべては彼/彼女が対象とする人びとの実践と同一地平で行われているのであり、人類学者は自分の行いに不断に立ちか えることによってしか彼らを理解できないということだ。さらに、そうした再帰的な反復運動を維持しながら彼らへの理解に到達することは、自らの主体の形式 を少しずつ、あるいは大胆に転換する可能性を追求することでもある」
田辺繁治『生き方の人類学』2003年 より
Copyright Mitzubishi Chimbao Tzai, 2006