医療と人権
文化人類学の観点から考える 池田光穂(大阪大学CSCD)
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第186回 日本保健医療社会学会 定例研究会
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18. まとめ
池田が幼年時代に植え付けられた身体感覚なき人権擁護理念を、海外での保健医療協力での経験を通して、自文化の社会でも実践するに至った経緯を、人権概念の歴史的社会的相対化、社会医学における〈医療と人権〉派の盛衰と変容などと関連づけて説明(=解釈)した。
どの時代においても、その時代に相応しい知識人・研究者の生活や生き方の理念があり、それらはその社会が用意する価値観に影響されている。しかし、彼/彼女らの生き方とは異なった〈生の形式〉があり、そのあり方に関心をもち、その意味を考える限り、与えられた価値観からは多少なりともその外部に出られる可能性がある。あるいは、そのような信条に根拠を与える〈経験的事実〉がある。
Copyright Mitzubishi Chimbao Tzai, 2006