- 我々は自分の行きたいところに自由にいける、という主張を通して、ジャレド・ダイアモンドは、この章で何を言いたいのでしょうか?
- マウンテン・ピープルは、どうして、リヴァー・ピープルを怖れるのでしょうか?彼ら(=マウンテン・ピープル)の語り口と主張を通して描
写してみましょう(pp.60-61)。
- 山の民と川の民は、純粋に敵対関係にあるのではなく、「緊張感をはらんだ停戦状態のような関係」にある、とダイアモンドは記述しています
(p.64)。この場合における「純粋な敵対関係」とは具体的にどのような状態をさすのでしょうか?
- 小規模集団は、自分以外の他人を「自分の友人・敵・見知らぬ他人」の3つのカテゴリーに分類するという。自分の友人には、どのような人た
ちが含まれるのだろうか?(p.81)
- 敵とみなす人たちには、どのようなものが含まれるだろうか? また、「見知らぬ人」とは具体的にはどのような人なのだろうか?
(pp.81-82)
- エヴァンズ=プリチャードが描く「見知らぬヌエル族どうし」が出会うと、彼らはまず何をしようとするのか、テキストからその様子を描き出
してみよう(p.89)。
- ファースト・コンタクトとは、どんなことを意味するのか?(p.94)
- ニューギニア高地人たちは、ヨーロッパの白人と最初に接触した時に、なぜ「自分たちの世界観の既知の分類概念」に符合させようとしたの
か?考えてみよう(p.100)。
- 伝統的な小規模社会では、交易の範囲は近隣集団に限られているという(p.104)。なぜ、遠距離にわたる交易が認め難いのか?
- 物々交換による人の間の取引と、市場経済における貨幣を媒介とした取引の違いについて説明してみよう(pp.112-)。
- 伝統的な社会における交易品には、必ずしも生活必需品ではないような品物が含まれている(p119の表1-1)。それらの「贅沢品」に
は、どのようなものがあり、また、どのような「目的」のために使用されたのか、記してみよう。
- 伝統的な取引におけるもっとも重要な目的は、「同盟関係の絆の強化」とダイアモンドは書く(p.129)。どうして、同盟関係の絆の強化
に、商品の取引が必要なのだろうか?――「政治的な配慮や社会的な配慮に重きをおく」(p.131)も参照にしつつ、考察してみよう。
- 我々がいう、土地の境界という概念は、我々が考えるどのような社会制度に根ざしたものであろうか?(pp.131, 他)
- リヴァー(川の民)とマウンテン・ピープル(山の民)の間には、なぜ反目関係があるのだろうか?(pp.61-)
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この本の原著は、Jared Diamond,
The
world until yesterday : what can we learn from traditional
societies? New York: Viking, 2012. です。
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