- 私(=池田)は、この章をまとめて解説するときに「我々はみなニューギニア人だ!」とまとめることがあります。どうして、私は、この章を
読んで、このような叫びをするにいたったのでしょうか?みんなで考えてみましょう!
- ダイアモンドのニューギニア人助手はなぜ「あの巨木の幹の脇で寝るのは嫌だ」と言ったのでしょうか?(p.13-14)
- 「建設的なパラノイア(constructive
paranoia)」と、形容詞の付かないふつうの「パラノイア」には、どのような違いがあるのでしょうか?(p.14)
- リスクが低くても、頻繁におこなう「建設的(構築的)なパラノイア」にはどのような意味があるでしょうか?(p.14)
- 君たちにとって、ハイリスク・ハイリターンな行為、ハイリスク・ローリターンな行為、ローリスク・ハイリターンな行為、ローリスク・ロー
リターンな行為、の事例をそれぞれ、ひとつづつあげて、ハイ/ローリスク、とハイ/ローリターンの要素が何であるのかを抽出してごらんなさい。
- 著者ダイアモンドが経験した、建設的パラノイアに関する3つの事例(「真夜中の訪問者」pp.17-24、「カヌーの転覆事件」
pp.24-39、「地面に突き刺さった枝」pp.39-55)のうち、ひとつを選んで、何が「建設的なパラノイア」の思考であり、ダイアモンドならびに
ニューギニアの人は、どのようなリスクを結果的に「低減」することに成功したのだろうか、説明しなさい。
- ホッケー選手ウェイン・グレツキーは「打たないシュートは100%入らない」と言いましたが、この警句は、ダイアモンドに対してどのよう
な意味をもたらしているのでしょうか?(p.56)
- 人類学者ロナルド・ベルントの報告する、ジェムとその子供の強姦殺人事件に関して、登場人物の親族関係の図式を完成させ、この図式にもとづいて、事件の概要を説明しなさい(pp.58-
59)。
- ダイアモンドは、第7章を閉じる際に、会話をおこなうことが、さまざまな人間関係におけるリスクを回避するのみならず、ベネフィット(便
益)をももたらすと述べています。会話がもつ、リスク回避等の役割(=ポジティブな機能)について解説しなさい。
- シングルマザーであったサラは、どのようにして幸運を得たのでしょうか?——その物語を、第三者にもわかるように説明してください
(pp.63-64)。
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この本の原著は、Jared Diamond,
The
world until yesterday : what can we learn from traditional
societies? New York: Viking, 2012. です。
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Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099