このページは「体験型ジャーナリズム入門（訪 問術Ｂ）2018」より派生した、特別編集ページです。なぜ、この教材を取り上げたのかの事情については、当該ページをご参照ください。

スーザン・セリグソン(Seligson, Susan)『巨乳はうらやましいか? : Hカップ記者が見た現代おっぱい事情』実川元子訳、早川書房、2007年/ Seligson, Susan, ・Stacked : A 32DDD reports from the front. Bloomsbury, 2007.
「規格外の巨大な乳房に生まれついた著者スーザンは、巨乳に対する羨望と嘲笑を浴びて生きるうちに、大いなる疑問をもつに至った。はたして巨乳は女の武器 なのか、それとも弱点なのか？　大きすぎるおっぱいの女性たちは、自分の胸にどんな感情を抱いているのか？　そこで、現代社会におけるおっぱいの価値観と 理想のバストを調査するため、スーザンは体当たり調査を敢行した！　近所のご婦人方からブラジャー販売員、デカパイ雑誌の編集長、美乳整形医、爆乳スト リッパー、乳房俗語研究者まで、バスト業界最前線に生きる人々が語る究極のおっぱいとは？　『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』、『アトランティック・ マンスリー』などの一流誌で筆を振るう著者が、これまでにない規模と勢いでおっぱいにまつわるすべてを語りつくす」。

●巨乳と「デカパイ」はどう違うのか？

Dian Hanson (American magazine and book editor, 1951- ) のこの奇書は、日本の大学図書館には所蔵なし。

Hanson, Dian., n.d., The Big Book of Breasts. Taschen.


"Don’t let the compact size fool you: Within these modest covers waits a wealth of soft, natural, superlative breasts proudly displayed by top glamour models of the 1950s, ’60s and ’70s. Compiled from the original 398-page edition of The Big Book of Breasts as well as subsequent Big Breast Calendars for 40% new content" - Publisher's explanation. https://www.taschen.com/pages/en/catalogue/sex/all/44012/facts.the_big_book_of_breasts.htm


ウィキぺディア「巨乳」はいわゆる、独自研究ではあるが、そのトリビア的な断片情報は、この語彙がどのように普及していったのかについての、（多少の）手がかりになる。


「巨乳（きょにゅう）は、 巨大な見た目の乳房それ自体を表現する、またはその乳房を有する女性を指す造語である」-小松奎文(編著)『いろの辞典』文芸社、2000年、 p.229. 「「巨乳」という言葉が登場するまでは、大きな乳房を示す言葉として「ボイン」、「デカパイ」[井上章一、関西性欲研究会『性の用語集』講談社〈講談社現 代新書〉、2004年]という言葉が使われていた。っかけである[16]。朝丘は『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』に出演した際、「配送業者に拇印（ぼい ん）を求められて、ボインを伝票に押し付ける」というコントを演じたこともある。巨乳タレントの元祖と評する者もいる[17]。……1977年、ハウスプ リンのCMが放送される（子供たちが「デカプリン」と叫ぶと、大場久美子が恥ずかしそうに胸を押さえる）。この影響もあってか、ボインという単語は徐々に デカパイに置き換わっていく[19] ……2010年以降になると、造語である「巨乳」という語への置き換えが進み、2015年になると、俗語としての「ボイン」は事実上の死語となった。 2017年現在、俗語としての「ボイン」を用いるのは、1960年代を知る中高年層以上の一部の者である。……安田理央は、1983年頃から 『BACHELOR』誌で「巨乳」という表現が使われたことが、この言葉が世に広がる発端となったのは間違いないとしている[20]。この言葉自体は、 『平凡パンチ』1967年8月28日号において、ジェーン・マンスフィールドの胸を表現する際に使われている[19]。」巨乳）

bakunyū (爆乳, "enormous breasts"):[37] A genre of pornographic media focusing on the depiction of women with large breasts.[38] With regards to bra size, bakunyū are said to be above a G75 bra size but below an M70.[39] Glossary of anime and manga, by Wiki.

このページは「体験型ジャーナリズム入門（訪 問術Ｂ）2018」より派生した、特別編集ページです。なぜ、この教材を取り上げたのかの事情については、当該ページをご参照ください。

重要リンク

• 山崎朋子『サンダカン八番娼館 : 底辺女性史序章』研究ノート
• メアリー・ローチ『ぶうぶう：戦争に赴く人間の奇妙な科学』ノート （邦訳：兵士を救え！）
  

リンク

• ジェンダー化▶︎ジェンダー︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎
• フィールドワークとはなにか？▶エスノグラフィー▶民族誌とエスノグラフィティ▶︎▶︎︎
  
• 体験的科学ジャーナリズムの魅力／文化批判としての人類学／【仮想シラバス】体験型ジャーナリズム 入 門：2016／マーガレット・ロックの医療人 類学（医療人類学の教科書を含む）／ゴッフマンの医療人類学（2013）
  
• トーマス・トゥエイ ツ氏のプロジェクトベースド・ラーニング／ジャーナリズム（PBL-PBJ）について／／／／

文献

•  スーザン・セリグソン(Seligson, Susan)『巨乳はうらやましいか? : Hカップ記者が見た現代おっぱい事情』実川元子訳、早川書房、2007年/ Seligson, Susan, ・Stacked : A 32DDD reports from the front. Bloomsbury, 2007.

その他の情報

---------------------------------