On Social
Capital, あるいは、社会資本、社会関係資本
ソーシャル・キャピ タル、社会資本、社会関係資本(すべて social capital)とは、グールプの内部で、あるいはグループどうしの あいだでの協力関係を容易にするルール、価値、理解の共有をともなうネットワークの こ とである(OECD 2000)。
経済成長よりも資本の収益率が高く,資本をもっている人が経済成長以上に金持ちになるので富の格差が(今後とも)拡がってゆく.対策としては世界的なレベルで資本への累進課税しかない--山形浩生によるピケティ『21世紀の資本』要約スバラシイ!! だけど、金融緩和、税制改革、労使協議、ベーシックインカム、シャアリングエコノミー、移民での領域の、所得再配分政策はみんな失敗してるでしょう?というのが、山形さんの悲観的な見通し、それもまた、慧眼。典拠-- https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB29762498
"Social capital broadly refers to those factors of effectively functioning social groups that include such things as interpersonal relationships, a shared sense of identity, a shared understanding, shared norms, shared values, trust, cooperation, and reciprocity. However, the many views of this complex subject make a single definition difficult./ The term generally refers to (a) resources, and the value of these resources, both tangible (public spaces, private property) and intangible ("actors", "human capital", people), (b) the relationships among these resources, and (c) the impact that these relationships have on the resources involved in each relationship, and on larger groups. It is generally seen as a form of capital that produces public goods for a common good./ Social capital has been used to explain the improved performance of diverse groups, the growth of entrepreneurial firms, superior managerial performance, enhanced supply chain relations, the value derived from strategic alliances, and the evolution of communities."- Social capital. | ソーシャルキャピタルとは、広く社会集団が効果的に機能するための要素
で、対人関係、アイデンティティの共有、理解の共有、規範の共有、価値の共有、信頼、協力、互恵性などを含むものを指す。しかし、この複雑なテーマには多
くの見解があり、単一の定義は困難である/この用語は一般に、(a)資源、および有形(公共空間、私有財産)と無形(「アクター」、「人的資本」、人々)
の両方のこれらの資源の価値、(b)これらの資源の間の関係、および(c)これらの関係がそれぞれの関係に関与する資源とより大きなグループに与える影
響、を指す。一般に、ソーシャルキャピタルは、共通利益のために公共財を生み出す資本の一形態と考えられている/ソーシャルキャピタルは、多様な集団のパ
フォーマンスの向上、起業家企業の成長、優れた経営パフォーマンス、サプライチェーン関係の強化、戦略的提携から得られる価値、コミュニティの進化を説明
するために用いられてきた。 |
History "Jane Jacobs used the term early in the 1960s. Although she did not explicitly define the term social capital, her usage referred to the value of networks. Political scientist Robert Salisbury advanced the term as a critical component of interest group formation in his 1969 article "An Exchange Theory of Interest Groups" in the Midwest Journal of Political Science. Sociologist Pierre Bourdieu used the term in 1972 in his Outline of a Theory of Practice, and clarified the term some years later in contrast to cultural, economic, and symbolic capital. Sociologists James Coleman, and Barry Wellman & Scot Wortley adopted Glenn Loury's 1977 definition in developing and popularising the concept. In the late 1990s the concept gained popularity, serving as the focus of a World Bank research programme and the subject of several mainstream books, including Robert Putnam's Bowling Alone and Putnam and Lewis Feldstein's Better Together."- Social capital. |
ジェーン・ジェイコブスは、1960年代の早い時期にこの言葉を使っ
た。彼女はソーシャル・キャピタルという言葉を明確に定義していなかったが、彼女の用法はネットワークの価値を指していた。政治学者のロバート・ソールズ
ベリーは、1969年にMidwest Journal of Political Scienceに発表した論文「An Exchange
Theory of Interest
Groups」において、利益集団形成の重要な要素としてこの言葉を提唱した。社会学者のピエール・ブルデューは、1972年に『実践理論の概要』でこの
言葉を使い、数年後には文化資本、経済資本、象徴資本との対比でこの言葉を明確化した。社会学者のジェームズ・コールマン、バリー・ウェルマンとスコッ
ト・ウォートリーは、グレン・ルーリーの1977年の定義を採用し、この概念を発展させ普及させた。1990年代後半、この概念は人気を博し、世界銀行の
研究プログラムの焦点となり、ロバート・パトナムの『Bowling Alone』やパトナムとルイス・フェルドスタインの『Better
Together』など、いくつかの主流本の主題となった。 |
According to Robert Putnam, social capital refers to "connections among individuals – social networks and the norms of reciprocity and trustworthiness that arise from them." According to Putnam and his followers, social capital is a key component to building and maintaining democracy.- Social capital. | ロバート・パトナムによれば、ソーシャル・キャピタルとは、"個人間の
つながり、すなわち社会的ネットワークとそこから生じる互恵性や信頼性の規範
"をさす。パトナムとその支持者によれば、ソーシャル・キャピタルは、民主主義を構築し維持するための重要な要素である。 |
ロバート・パットナムは、ハーバード大学の公衆衛生学者・疫学者と協力して、ソーシャル・キャピタルの強度と、その人の健康の指標あるいは病気 になりにくさとは相関関係があることを指摘して、一躍有名になる(『孤独なボウリング』)。
しかしそれには、批判もある。それは次のようなものである。「「ロバート・パットナムのコミュニティの定義は狭すぎる。コミュニティの衰退を食 い止めなければならない彼の正義感はわかるが、コミュニティが衰退の危機に瀕しているのだろうか。古くは電話、現在ではインターネットの普及を通して、コ ミュニケーションの概念が拡張した結果、コミュニティはさまざま新たな形態をもって登場しすぎている。その証拠は、コミュニティのユーザーから意見を聞け ばもっとも用意にわかる。ロバート・パットナムのコミュニティの定義は狭すぎるどころか、古すぎるのである」と」(→「認知症・経済格 差・社会関係資本・トラウマ -レジリアンス」)
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