ソーシャル・コミュニケーション
Social Communication
解説:池田光穂
ソーシャル・コミュニケーションとは、ある具体的な意味伝送を目的としておこなわれる集団的コミュニケーションのこと。社会的コミュニケーションともいう。
Social communication is collective communication for the purpose of specific meaning transmission in a certain social context.
【文書作成中】
人間が 社会的生活をおこなうかぎり続いてゆく、具体的な結果を引き出すためにおこなう集団的コミュニケーションのことを、私たちは「ソーシャル・コミュニケーション」 (social communication)と呼ぼう。そして、その教育において育てられる人たちを「ソーシャル・コミュニケーター」と呼ぶことができる。
社会コミュニケーションの場は、つねにより上位の具体的な状況——〈社会的文脈〉と呼ぶ——のなかで起こる。より適切な社会コミュニケーション を生み出すためには、まずその集団が、どのように他の集団に働きかけることができるのかという点が明らかにされ、個々の集団コミュニケーションが、より上 位の社会的文脈と結びつくのかを検討し、具体的な場——それが私たちの言う〈社会〉にほかならない——で検討することが重要になる。
下記のものは、社会コミュニケーションのひとつである、パブリック・ヘルスコミュニケーションと、それ以外のヘルス・コミュニケーションの諸相
について解説している
最後に偉大な社会哲学者の引用から:「人間の行為は、絶海の孤島のロビンソンを除けば、本質的につねに必ず相互=行為である。なぜなら、人間 「である」ことは、つねに社会のなかで生きることに等しいからである」(今村仁司「社会空間の概念」p.46、『社会空間の人類学』西井涼子・田辺繁治 編、Pp.32-47、世界思想社、2006年)
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クレジット:社会コミュニケーション、ソーシャル・コミュニケーション、社交沟通, 社交溝通, التواصل الاجتماعي
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