世直し研究会
よなおしけんきゅうかい、大阪大 学CSCD世直し研究会
2018年4月より「現場力研究会」の後継組織として「世直し研究会」が発足しました!2019年度は創設1周年を迎えます。現場力研究会発足から13年間、会議は通算で181回開催されました(このページには、全回の記録を閲覧することができます!)
月1回 第四水曜日を予定しています。場所は、大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟Iの4階、COデザインセンター ミーティングルーム(424室)です。
岡野研究員の発言が「クリスチャン新聞」(2019年3月10 日)に収載されました!
「憲法9条をノーベル平和賞に推す神戸会」の報告のなかで「大阪大学の岡野彩子氏は、戦時中米軍捕虜を被験者にした九州大学生体解剖事件の関係者に よる著書を取り上げた。遠藤周作が小説『海と毒薬』の題材にしたこの事件に「いったん戦争に入ると狂った状況になる人間の弱さを知らなければいけない。こ んな状況に陥ってしまわないように、戦争のできる国にしてはいけない」と、9条が抑止力になることを強調した。岡野氏は事件の関係者が語ったという「どん な事情があっても、仕方なかったと言ってはいかんのです」ということばを、をしっかり受け止めたとも語った」(「クリスチャン新聞」2019年3月10 日付)
憲法9条をノーベル平和賞に推す神戸の会(神戸国際キリスト教会)
世直し研究会の風景
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2020年度世直し研究会
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■第22回(通算192回)研究会のご報告
阪大豊中キャンパスの桜は一分咲きぐらいの3月25日水曜日、初参加のかた3名をふくむ13名の皆さまがお集まりくださり、第22回世直し研究会を開催す
ることができました。新型コロナウィルス拡大感染予防の観点から、各人間隔をとって着席。ミーティングルームのすべての窓を開け放ち、扇風機もまわして換
気につとめたため、コートを羽織っている方も。ご参加いただいた皆さま、体調管理や、消毒液での手洗い、マスク着用などにご協力いただき、まことにありが
とうございました。
この日の語り部は、世直し研究会メンバーでジャーナリストの北村敏泰さん。現地で撮影した写真や映像、ご自身の筆による新聞記事などを多数ご用意くださ
り、「東日本大震災・原発事故の今 9年目の極私的被災地報告―――復興はなお遠く、原発事故は現在進行中」というタイトルでお話しくださいました。
「3.11」の後、宮城県で瓦礫撤去のボランティアに参加した北村さん。その後も毎年、被災した東北各地を取材し、20回以上現地を訪問されています。9
年の月日が流れ、当地を訪れる人は年々少なくなったと聞きます。積雪の日も晴れた日も、カーナビがほとんど役に立たない被災地へと車を走らせ、今も取材を
続けていらっしゃるのはきっと、「けっして忘れ去られてはならない」という強い思いがあるからなのだと、お話を伺っていて深く感じられました。
ご発表の最後には、北村さんの著書『苦縁 東日本大震災―寄り添う宗教者たち―』(徳間書店、2013年)の「あとがき」にも登場する「ここがロドスだ、
ここで跳べ!」というイソップの寓話から引かれた言葉が紹介されました。それは、ギリシャの高跳び選手だという男が「以前、ロドス島で世界一の高さで跳べ
た」と自慢すると、周囲の者たちが、「ここがロドスだ。そう思ってここで跳んで見せろ」と返したという物語です。そしてあとがきにはこう続けられていま
す。
人々の「苦」の現場はなお東北の被災地にあり、そして東北以外のここ、あなたや私たちの目の前、「日常という災害」の場にある。そこへ行って、互いに「苦縁」を結ぶことが求められている。(……)
ここが「被災地」だ、ここで跳べ!(『苦縁』、404頁)
この言葉を「今、ここで」、世直し研究会へのメッセージとして、しっかりと受けとめたいと思います。
たくさんの思いの詰まったご発表、本当にありがとうございました。
〈追記〉第23回研究会(4月22日)延期のお知らせと今後の予定
関西でも大阪府と兵庫県に新型コロナウィルスの感染拡大による「緊急事態宣言」が出されました。現状を鑑みて、4月22日(水)に予定していた第23回研究会を、延期させていただくことになりました。
先行きは不透明ですが、来月以降は下記を予定しております。開催可能か否かは、状況をみて、ご連絡させていただきます。
第23回(未定)~介護保険問題について~
お話し役:熊野以素さん(日本社会保障法学会)
認知症を発症した妻の介護をする“マオさん”こと佐藤眞生氏を描いたドキュメンタリー映画『調査屋マオさんの恋文』(今井いおり監督、東京ドキュメンタリー2019グランプリ受賞作品)を鑑賞し、介護保険問題に関する諸問題についてお話しいただく予定です。
第24回(未定)~カミュ著『ペスト』を読む~
お話し役:岡野彩子(COデザインセンター)
およそ70年前にフランスの作家アルベール・カミュが伝染病に翻弄される人々を描いた『ペスト』を(できれば)読んできていただき、感想を述べ合う機会にしたいと思います。研究会では、カミュ著・宮崎嶺雄訳『ペスト』〈新潮文庫〉(1969年)を用います。
第25回(未定)~「世直し」ノオト(2020年度・夏)合評会~
「世直し」ノオトの原稿募集については、後日ご連絡させていただきます。
それでは、どうぞ皆さまの健康が守られますように。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
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2019年度世直し研究会
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●第22回(通算192回)研究会のご案内
日 時:2020年3月25日(水) 10:30〜12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
語り部:北村敏泰さん(ジャーナリスト)
テーマ:東日本大震災・原発事故の今 9年目の極私的被災地報告―――復興はなお遠く、原発事故は現在進行中
北村さんからのメッセージ*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
震災9年を過ぎた被災地では、多くのいのちが失われたことへの悲しみが今なお癒えない。
地域のハード面では、大きな企業や行政の建物は建設されたものの、一般住民の生活基盤はなかなかめども立たない。復興公営住宅が出来ても、「家賃が高く、
入れない」。老朽化した仮設住宅にまだしがみつかざるを得ない人々も多く、孤立死、自死も相次ぐ。「寂しい」「生きる意味がない」と。
そして、犯罪的な東電福島第1原発事故は現在進行中であり、故郷を追われた何万人もの避難者は9年経っても帰れない。町はいたるところに廃墟が広がる。廃炉への道筋は立たず、溜まる一方の汚染物質。そして、事故被害者たちは互いに分断され、苦悩は軽減されない。
そのような現実を、1ジャーナリストとして見て来た事実を基に話します。一般メディアではほとんど報道されない現場の現実も写真などを使ってたっぷりお話します。
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北村さん、大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第21回(通算191回)研究会のご報告
この季節としては暖かな曇り空の2020年2月26日水曜日、新型コロナウィルスの感染が広まりつつあり心配もいたしましたが、無事に第21回研究会を開
催することができました。ご病気などの理由で欠席の連絡が次々と届き、参加者は6名。打ち解けた雰囲気のなか、ゆったりと深みのある時間が過ぎていきまし
た。
この日の語り部は、世直し研究会メンバーで大阪大学人間科学研究科の宮本友介さん。「変わりゆく街 釜ヶ崎」というタイトルで、パワーポイントの画像を交えながら、ご自身の釜ヶ崎での活動にもとづきつつお話しくださいました。
先ずは、「〈支縁〉のためのコミュニケーションについて、貧困と高齢化社会の縮図であり〈福祉のまち〉となった大阪・釜ヶ崎でのフィールドワークを通じて
考える」ことを目的とした、大阪大学で宮本さんご自身が担当されていた授業「支縁コミュニケーション」(支援ではなく支縁です)についてお話しくださった
後、その他の釜ヶ崎での取り組みとして、「ひと花笑劇団」や「哲学の会」(月1回、於西成市民館)、「しきじきょうしつ(もじろうかい)」(第2・4金曜
日、山徳寮)での活動をご紹介くださいました。
それらの取り組みのなかでのちょっとしたエピソードがとても印象深く、お話を伺っていると、宮本さんご自身がこうした取り組みを心から楽しんで行ってい
らっしゃるのを感じました。ちなみに、キリスト教が日本に伝わった頃、〈神の愛〉のことを〈神の御大切〉と訳していたそうなのですが、この意味で自分は
ちゃんと釜ヶ崎のひとびとを〈大切〉にできているかなと、釜ヶ崎で活動されている本田哲郎神父がその著『釜ヶ崎と福音 神は貧しく小さくされた者と共に』
(岩波書店)のなかで自問されている箇所があります。その話を私の恩師である哲学の先生にした時、「大切な人に会いに行くのだから、楽しい気持ちでないと
ね」と応えてくださったのを覚えています。それを宮本さんのご様子を見ていて想い出し、なんだかあたたかな気持ちになったのでした。研究会後に参加者の方
から、「今日のお話し、よかったですね。癒されました」とのご感想をいただきましたが、ひょっとすると同じようなことを感じ取られたのかもしれません。
宮本さん、また世直し研究会の皆さんとぜひ釜ヶ崎に伺わせていただきたいです。できれば釜ヶ崎からも研究会に来ていただけたら、とも思っていますので、その際はどうぞよろしくお願いします。ご発表、本当にありがとうございました。
また、上條さんからは、手の洗い方のミニプレゼンと参加者全員にマスクのプレゼントをいただきました。優しいお心づかい、まことにありがとうございました。
●第21回(通算191回)研究会のご案内
日 時:2020年2月26日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
語り部:世直し研究会メンバーの宮本友介さん(大阪大学人間科学研究科)
テーマ:「変わりゆく街 釜ヶ崎」
内 容 ~宮本さんからのメッセージ~
「かつて日雇労働者の街とよばれた釜ヶ崎の最近の変化から、皆様とこれからの
世直しについて考える機会にさせていただければと存じます」。
宮本さん、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、皆さまとお会いできますことを、楽しみにお待ちしております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第20回(通算190回)研究会のご報告 ~「世直し」ノオト(2019年度・冬)合評会~
1月22日水曜日、第20回研究会が行われ、9名の方がご参加くださいました。
この日は予定どおり、「世直し」ノオト(2019 年度・冬)の合評会。
今回はご病気の方やご出張中の方が多く心配いたしましたが、11篇のエッセイが集まりました。
合評会では、それぞれご自分で書かれたノオトを朗読した後ミニプレゼンを行っていただき、参加者みんなで熱のこもった意見交換が行われました。お集まりいただいた皆さま、本当にお疲れさまでした。
もしも編集委員会の査読・閲読を無事通過いたしましたら『Co* Design』第8号(2020年7月発刊予定)に掲載されますので、またご案内させていただきます。
ちなみに「世直し」ノオト(2019年度・夏)が掲載される『Co* Design』第7号は間もなく発行される予定です。
今しばらくお待ちいただきますよう、お願い申し上げます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第20回(通算190回)研究会のご案内 ~「世直し」ノオト(2019年度・冬)合評会~
すでにご案内させていただきましたように、次回は「世直し」ノオト合評会を行いたいと思います。
原稿の提出締め切りは1月20日(月)午前9時です。私岡野までお送りいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
執筆に関する詳細は、すでに研究会MLでご案内しております執筆手順をご確認ください。
日 時:2020年1月22日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容: 「世直し」ノオト(2019年度・冬)合評会
皆さまにご提出いただいた原稿をとりまとめてお配りし、執筆者にお話しをうかがったり、ご質問させていただいたり、他の方のご意見をうかがったりする機会にしたいと思います。
ぜひ共に語り合ったことを通しての気づきや学びなど、さまざまな思いを言葉にして綴っていただき、世に発信していただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
たくさんのご応募と合評会のご参加を楽しみにお待ちしております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第19回(通算189回)研究会のご報告
2019年12月25日水曜日、ちょうどクリスマスの晴れた日に、第19回(通算189回)世直し研究会が開催されました。
やはり行事などでお越しになれない方が多いのではと心配いたしましたが、万障お繰り合わせいただき12人の皆さまがご参加くださいました。
この日の語り部は、研究会メンバーで京都市立芸術大学芸術資源センター非常勤研究員の滝奈々子さん。「音楽するわたしってなあに? ~世直しに携わることができるのか?~」というテーマでお話しくださいました。
3才でピアノを始め、中学からは音楽学校に通い、日毎8時間のレッスンとヨーロッパでの音楽留学を重ね、まさに「西洋音楽づけ」の生活を送っていらしたと
いう滝さん。それが<口琴>の演奏を聴いて民族音楽に強い関心を寄せるようになり、グアテマラに住み込んで研究するまでに。ご用意くださった
グアテマラの音楽やご自身が主催されている音楽教室のレッスン風景の画像を示しながら、音楽と共に生きてこられたご自身の歩みをお話しくださいました。
そんな滝さんから、「はたして私は世直しに携わることが出来るのでしょうか?」との問いかけが。すると、参加者の皆さまお一人お一人が応答してくださり、
音楽について考えること、ご自身と音楽との関り、それにまつわるエピソードなど――たとえば、音楽が心の励みになったり寄り添ってくれたり、はたまたトラ
ウマを引き起こす要因となったり、音楽を通して自分自身と向き合うことになったり――が、次々と飛び出しました。話は尽きることなく、続く懇親会では、お
気に入りの楽曲を歌ってくださる方も! 持ち寄っていただいたご馳走を囲み、とても楽しい時間があっという間に過ぎてゆきました。
滝さん、そして色々とお持ち寄りくださいました皆さま、本当にありがとうございました!
ところで、こうした懇親会は、また新年度も行うことできればと思っております。ひょっとすると、2020年度に世直し研究会は、通算200回を迎えること
が出来るかも知れません。なにか特別企画ができたら、と楽しみに思っております。また皆さまからご提案・ご希望などお聞かせいただければ嬉しく存じます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第19回(通算189回)研究会のご案内
日 時:2019年12月25日(水) 10:30~12:00ごろ
※研究会の後、懇親会(何か1品お持ちいただければ幸いです)
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
語り部:滝奈々子さん(京都市立芸術大学芸術資源センター非常勤研究員)
題 目:「音楽するわたしってなあに? ~世直しに携わることができるのか?~」
【滝さんからのメッセージ】
「わたしがこれまで自分の中で逡巡としてきました、音楽と自分のあり方、そしてそれがいかにして世直しに貢献できるのかを、研究対象のグアテマラの音楽や
主催している音楽教室のレッスン風景の事例などをあげて、みなさまから世直しとわたしの音楽経験の接点に関する意見を頂戴したいと存じます」。
また、せっかくクリスマスですので、皆さんご存知の音楽を歌ってみるのも良いのではと、「荒野の果てに」(英語版)などの楽譜をお持ちくださるそうです。どうぞお楽しみに!
それでは、クリスマスの日にお会いできますことを、心待ちにしております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第18回(通算188回)研究会のご報告
2019年11月28日水曜日、幸い夜まで雨を降らさずにいてくれた曇り空の下、第18回(通算188回)世直し研究会に13名の皆さまがお集まりくださいました。
この日の語り部は、研究会メンバーで看護師の上條美代子さん。「泣く子はいねが~
泣いてる子はいねが~」と、涙の匂いをたどって現れる〈夜廻り猫〉こと遠藤平蔵が心を癒す8コマ漫画、深谷かほる著『世廻り猫』を題材に、「私のヒーロー
『世廻り猫』遠藤平蔵とケア」というテーマでお話しくださいました。
ご用意くださった資料には『世廻り猫』全6巻から56話がセレクト。それらを参照しつつレジュメに沿って、『世廻り猫』との出会い、同作品の誕生背景と作
者について、主人公の平蔵をはじめとする登場猫&人物の紹介、とくに上條さんがひ(曳・惹・魅・牽・退)かれ気になったというトピックス、ご自身が「考え
たこと」が語られていきました。
涙の匂いをたどって現れるも「何の役にもたたない」平蔵。「だからいいのかも」と、上條さん。「助けようと思うのはおこがましい」。「ただ寄り添うだけの
応援団」なのだと。しかしまた、そんな平蔵の生きざまに、「対象の自己実現を助けることが自分の自己実現になる」ことも見て取っていらっしゃるようでし
た。平蔵と仲間の野良猫たちが織り成すひとつひとつの物語は、読み手によっては――寄り添うにせよ、寄り添われるにせよ、ただひとり涙するにせよ――現実
に経験した出来事を想起させるものが少なくなく、自らの人生が重なって心の琴線にふれ、自らの生き方を見つめ直させることに。ちなみに私はすっかりハマ
り、全巻購入してしまいました。
上條さんがレジュメに記された「考えたこと」のひとつに、「一隅を照らす」という最澄の言葉が。それは、研究会の1週間後にあたる12月4日にアフガニス
タンで銃撃を受けて亡くなった中村哲医師の座右の銘でもありました。他にレジュメに挙げてくださった「路傍の石、大海の一滴、貧女の一灯」もすべて、先月
の研究会で教えていただいたマザー・テレサの「大切なのはどれだけたくさんの事や偉大な事をしたかではなく、どれだけ心をこめたかです」という言葉とも通
じ合うものがあり、心身に深く響きました。
ご発表そのものが、応援歌のようでした。
上條さん、本当にどうもありがとうございました!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第18回(通算188回)研究会のご案内
日 時:2019年11月27日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
語り部:上條美代子さん(看護士)
題 目:私のヒーロー『世廻り猫』遠藤平蔵とケア
内 容:「泣く子はいねが 泣いてる子はいねが」 涙の匂いをたどって現れる〈夜廻り猫〉の遠藤平蔵が心を癒す8コマ漫画、深谷かほる著『世廻り猫』を題材に、上記の題目でお話しくださる予定です。同作品は下記リンク先からお読みいただけます。
〇深谷かほる著『夜廻り猫』(第21回手塚治虫文化賞短編賞、第5回ブクログ大賞マンガ部門大賞受賞)
下記より、第1話から最新話まで順に読んでいくことができます。
http://www.moae.jp/comic/yomawarineco/1
最新話【2019年11月18日現在、第562話】
http://www.moae.jp/comic/yomawarineco
単行本は第5巻まで発売中。第6巻は2019年11月22日(金)発売予定。
皆さんにとっての「ヒーロー」についてもお聞きできたら嬉しいです。
上條さん、もし追加メッセージなどありましたら、お寄せいただければ幸いです。
大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、皆さまにお会いできますことを心待ちにしております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第17回(通算187回)研究会のご報告
晴天に恵まれた2019年10月30日水曜日、17名の皆さんがお越しくださり、第17回研究会が開催されました。
初参加の方が6名、そのうち大学生が3名。世直し研究会を通してこのような新しい出会いに恵まれ、本当に嬉しく思います。
さて、すでにご案内差し上げていたように、この日は講師の是枝律子さんと映像担当の斉藤潤さんをお迎えし、「マザー・テレサに出会って ~私の歩んできた
道 下る道は昇る道~」の演題でお話しいただきました。白地にブルーの線が入ったマザー・テレサ修道院のサリーをお持ちくださり、また、それを身にまとっ
たマザーの茶目っ気たっぷりの笑顔のカラー写真が表紙を飾る手作りの講演資料冊子も配布してくださいました。
今から12年前、交通事故に遭って片足を失い、1年半入院。「当時は死ぬことしか頭になく、35キロまで痩せました」と、是枝さんはご自身の歩んできた道
を語り始められました。しかしそんな時、インドから直通電話が入り、マザーの礼拝堂に、「是枝さんが交通事故に遭って病みと苦しみの中にあります。回復を
祈ってください」と書いてあることが伝えられます。このことを聞き、布団がズタズタになるくらい涙を流したそうです。
そして今では、片足を失くしたことを宝とするようになったといいます。車椅子の生活となり、以前は1メートル58センチの高さから見ていたものを70~80センチの高さで見るようになり、ものの見方、人生の見方が変わってきたと。
そのようなお話しの後、「本日は、精神生活を分かち合いたいと思います」と、40代の時にボランティアに通っていた釜ヶ崎で手にしたマザー・テレサに関す
る本との出会いから、日本とインドを往復する医療品などの「国際運び屋」での活動に至り、マザー昇天後も今日まで心を込めて献金を続けていらっしゃる歩み
の中での様々な出会いやエピソードを、コルカタでの映像を交えながらお聞かせくださいました。また講演後も、参加者の皆さんからのいろんな質問に――あま
り知られていないマザー・テレサの一面や、ハンセン病、キリスト教との出会いについてなど――ひとつひとつていねいにお答えいただきました。
私が書き取った講演ノートは12頁におよび、これから生きていく上でまさに宝となる言葉でいっぱいになりました。
是枝さん、斉藤さん、本当にどうもありがとうございました。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第17回(通算187回)研究会のご案内
日 時:2019年10月30日(水) 10:30~12:00ごろ(延長になる予定です)
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
語り部:是枝律子さん(元看護士、現服装デザイナー)
演 題:私の歩んできた道 ― マザー・テレサに出会って 下る道は昇る道 ―
是枝さんのプロフィール&メッセージ ――――――――――
昭和11年台湾生まれ。長崎医科大学付属高等学校看護学校卒業。文化服装学院卒業。
40数年前、ナース時代に休みを利用して釜ヶ崎へボランティアに通い、夜中に路上で寝ている人々に毛布を配ったり、朝の炊き出しを行ったりしていました。
そんなある朝、路上の本屋で沖守弘著『マザー・テレサ あふれる愛』に出会い、マザー・テレサの生き方に衝撃を受け、インドに会いに行きました。
それが大きな転機となり、51歳で看護師を離職。マザー・テレサが天に召されるまで10年間、様々なアルバイトをしながら、日本とコルカタを何回も往復し、医療品など必要な品々と献金を届け続けました。マザー・テレサが天に召されても活動は続け、支援してきました。
そのさなかに交通事故で重傷を負い、片足を失い、生きるか死ぬかを体験。車椅子の生活となりました83歳です。今も手作り服を製作して経費を作り、支援は続けております。大きな事でなく小さな事ですが、心をこめて献金を送り続けています。
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それでは、今月の研究会でお会いできますことを今から楽しみにお待ちしています!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第16回(通算186回)研究会のご報告:〜 上坂冬子著『奄美の原爆乙女』を読む〜
いまだ残暑きびしく最高気温30℃近くとなった2019年9月25日水曜日、新学期開始前の人気まばらな豊中キャンパスで、第16回世直し研究会が行われ
ました。参加者は8名。額田有美さんがお持ちくださったコスタリカ土産のお菓子をいただきながら、和やかな雰囲気のなかで、課題図書『奄美の原爆乙女』に
ついて感想を述べ合いました。
最初に、この日の語り部である池田光穂先生が、ご自身のホームページにも掲載されている「上坂冬子『奄美の原爆乙女』ノート」(
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/amamiatomicgirls.html
)の更新版に沿いつつ、この著の構成や文化人類学と似ているという上坂氏の主題への近づき方についてお話しくださいました。アリ、否むしろセミのように、
土の中から地上へと這い上がり、羽ばたいて上空から全体を見るという、いわば〈虫の目のアプローチ〉というご説明がとても印象に残りました。
その後は、各参加者にとくに関心を寄せた箇所やご自身の考えをお聞かせいただき、また被爆にかかわる映画やテレビの特集番組から、被爆者健康手帳の交付に
必要とされる複雑な書類にいたるまで、数々の貴重な追加情報をいただきました。そのなかで、当時日本で被爆者となった朝鮮の人々についてや、長崎・浦上に
は古くから弾圧を受けてきたカトリック信者と被差別部落の人々が暮らし、時の権力者によって監視する側とされる側という対立状態におかれていたことにも言
及され、対話は広がりと深まりを見せてゆきました。
さて、来月11月24日(日)には、フランシスコ教皇が長崎の爆心地を訪れる予定だそうです。世界に向けてどのようなメッセージが発信されるのでしょうか。
それでは、次回研究会のご案内です。
第17回研究会(10月30日水曜日)は、ザー・テレサと直接親交のあった数少ない日本人の一人でいらっしゃる是枝律子(これえだ・りつこ)さんをお招き
し、「私の歩んできた道 ―マザー・テレサに出会って 下る道は昇る道―」という題でご講演いただきます。まず30分ほどスライドを見た後、定刻の12時
まで約60分間お話しくださる予定です。スライドを担当してくださったのは、当日ご同行くださる斉藤潤さんだそうです。
ご質問や対話はその後時間を延長して行わせていただきますので、お時間の許す方は、残っていただきますようお願いいたします。
お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第16回(通算186回)研究会のご案内 〜 上坂冬子著『奄美の原爆乙女』を読む〜
日 時: 2019年9月25日(水) 10:30〜12:00ごろ
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
お話し担当:池田光穂先生(大阪大学COデザインセンター)
内 容:上坂冬子著『奄美の原爆乙女』(中央公論社、1978年)を読んできていただき、それぞれ感想などを伺うかたちで進む予定です。なお、この著の新
刊には、『女たちの数え歌 : 奄美の原爆乙女』中公文庫(中央公論社、1991年)や『女たちが経験したこと :
昭和女性史三部作』(中央公論新社、2000年)があるとのことです。
また、すでに池田先生がご案内くださったように、関連ページを作成し、PDFもパスワードをかけてダウンロードできるようにして下さいました。パスワード
が必要な方は守秘義務を守っていただくというお約束のもとにお知らせいただけますので、下記Eメールアドレスにご連絡お願いします。
池田先生あてEメール: rosaldo@cscd.osaka-u.ac.jp
池田先生のウェブページ「上坂冬子『奄美の原爆乙女』ノート 」:
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/amamiatomicgirls.html
池田先生、大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
【追記】
次回の世直し研究会(2019年9月25日水曜日)では、上坂冬子著『奄美の原爆乙女』(中央公論社、1978年)の読書会を行うことになりました。
そこで、被ばくということに関しまして、昨年9月の世直し研究会でも森重昭著『原爆で死んだ米兵秘史』(潮書房光人社、2016)を取り上げ、ひょっとし
て関心を寄せられる方もあるかと思い、とりいそぎ下記リーディング公演『悲しみの星条旗』(2019年8月1~2日、京都府立府民ホール
アルティ)のご案内をさせていただきます。東日本大震災と福島第1原発事故後の米軍の災害救援活動「トモダチ作戦」に従事して被ばくした人々に焦点をあて
た作品です。ちなみにリーディング公演というのは、俳優が台本を手にして演劇をする公演のことです。
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リーディング公演|『悲しみの星条旗』
企画統括:エィミ・ツジモト
演 出:岩崎正裕(劇団太陽族)
脚 本:くるみざわしん(光の領地)
案内(オンラインチケット予約):https://www.ne.jp/asahi/gekidan/taiyozoku/others/others.html
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2011年3月の東日本大震災と福島第1原発事故後、米軍の災害救援活動「トモダチ作戦」に従事した兵士の中に、被ばくにより健康被害を受けたと訴える人が続出した。
その苦悩を伝えるリーディング公演「悲しみの星条旗」が、8月1日午後7時半と2日同2時、7時、京都市の京都府立府民ホール・アルティで上演される。
企画統括はアメリカ出身の国際ジャーナリスト、エィミ・ツジモトさん。日系4世で、母が広島で被爆した被爆2世。
脚本は、くるみざわしん、演出は劇団太陽族主宰の岩崎正裕。
関西の気鋭の演劇人2人がユニットを組んだ。
(引用:毎日新聞デジタル版、 2019年7月25日、大阪夕刊 https://mainichi.jp/articles/20190725/ddf/012/040/013000c )
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『悲しみの星条旗』京都公演
日 時:8月1日(木)19:30~21:00
8月2日(金)14:00~15:30/19:00~20:30
場 所:京都府立府民ホール アルティ
〒602-0912 京都市上京区烏丸通中立売御門前
地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、6番出口より南へ徒歩5分
アクセス:http://www.alti.org/sub/traffic.html
参加費:2000円
主 催:トモダチ・ユニット(Mail・unitomodachi@gmail.com)
※小学生未満の入場不可
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大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■番外編 〜もしよろしければ、釜ヶ崎夏祭りをご一緒に(8月15日夕方、三角公園)〜
今年も恒例の釜ヶ崎夏祭りが8月12日(月)前夜祭から15日(木)慰霊祭・盆踊りまで開催されます。
できることなら日参したいのですが、私岡野は少なくとも、15日19時からの「慰霊祭」にはぜひ伺いたいと思っています。
そこで、やはり今年も夕方16時からお相撲を観戦して、公園の出し物を見て回ったりしながら、日暮れまで過ごしたいと思っています。ということで、下記日時ぐらいにいらっしゃる方は、お会いできれば嬉しいです。
日 時:8月15(木)16時くらいから
場 所:釜ヶ崎(あいりん地区)の三角公園(萩之茶屋南公園)とその付近
マピオン:https://www.mapion.co.jp/m2/34.64467627,135.50081435,16/poi=KP707338
当日道に迷ってしまった方などは、MLでご案内した岡野の携帯にお電話ください。
詳しいスケジュールなどは、下記でご覧いただけます。
<釜ヶ崎実行委員会フェイスブック> https://www.facebook.com/kamajikkou/
フェイスブックに出ているスケジュール表をPDF化したファイルをこのメールに添付させていただきました。
【追記】
台風接近にともない、明日8月15日に予定されていた釜ヶ崎夏祭りの「慰霊祭」は、本日14日午後16時40分からに変更になったそうです。
大変残念ですが、私岡野は都合がつかず、伺うことができません。
いらっしゃる方は、くれぐれも気をつけて行ってらしてくださいね。
釜ヶ崎実行委員フェイスブック
https://www.facebook.com/kamajikkou/
〈上記フェイスブックより〉
今年も夏まつりの祭壇に、一年で亡くなった方のお名前がかかれています。
「釜ヶ崎の仲間たちの冥福を祈って」
身寄りのないひと、故郷から離れて暮らすひと、仕事の合間にお盆休みを取る労働者。
釜ヶ崎の夏まつりに集う仲間たちです。
今年もひと花センターで描かれた大きなねぷたや、夏まつりで彫られた円空仏が飾られています。
慰霊祭は本日16時40分からに変更しました。
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取り急ぎ、お知らせまで。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第15回(通算185回)研究会のご案内 ~「世直し」ノオト(2019年度・夏)合評会~
すでにご案内させていただきましたように、「世直し」ノオト合評会を行いたいと思います。
原稿の提出締め切りは本日の午前9時でしたが、まだご執筆中の方がいらっしゃいましたら7月22日(月)13:00までに私岡野までお送りいただきますよ
う、どうぞよろしくお願い申し上げます。執筆の詳細に関しましては、今一度文末をご覧くださいますようお願いいたします。
日 時: 2019年7月24日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容: 「世直し」ノオト(2019年度・夏)合評会
皆さまにご提出いただいた原稿をとりまとめてお配りし、執筆者にお話しをうかがったり、ご質問させていただいたり、他の方のご意見をうかがったりする機会にしたいと思います。
ぜひ共に語り合ったことを通しての気づきや学びなど、さまざまな思いを言葉にして綴っていただき、世に発信していただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
たくさんのご応募と合評会のご参加をお待ちしています!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第15回(通算185回)研究会のご報告:「世直し」ノオト(2019 年度・夏)合評会
7月25日水曜日、第15回研究会が行われ、大変な猛暑にもかかわらず9名の方がご参加くださいました。
この日は予定どおり、「世直し」ノオト(2019
年度・夏)の合評会。それぞれご自分で書かれたノオトを朗読した後ミニプレゼンを行っていただき、参加者みんなで熱のこもった意見交換が行われました。お
集まりいただいた皆さま、本当にお疲れさまでした。今回は、何らかのかたちで〈いのち〉というテーマに関わるエッセイが多く集まりました。もし編集委員会
の査読・閲読を無事通過いたしましたら『Co* Design』第7号(2020年1月発刊予定)に掲載されますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
ちなみに「世直し」ノオト(2018年度・冬)が掲載された『Co*
Design』第6号はお盆休みが明けてから今月下旬ぐらいにお届けできる予定です。こちらも、どうぞお楽しみに! また、次の「世直し」ノオト
(2019年度・冬)は2020年1月中旬を提出締切りとして原稿を募集する予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
●第14回(通算184回)研究会のご案内
日 時:2019年6月26日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
講 師:古川智祥さん(小原・古川法律特許事務所 弁護士)
内 容:弁護士の古川智祥(ふるかわ・ともよし)さんをお招きし、下記テーマでお話しいただきます。
とくに前もって読んできていただく文献はありません。
テーマ:「外国人労働者の受け入れとその諸問題」
◆今後の予定
第15回(7月24日水曜日):「世直し」ノオト(2019年度・夏)合評会
※「世直し」ノオトの提出期限は7月17日(水)午前9時です。
どうぞよろしくお願いします。
それでは、来週の研究会でお会いできますことを楽しみにお待ちしています!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第14回(通算184回)研究会のご報告
<テーマ> ~外国人労働者の受け入れとその諸問題~
そろそろ近畿でも遅れていた梅雨入りになりそうな晴れのち曇りの6月26日水曜日、第14回世直し研究会が開催されました。G20大阪サミットが目前に迫
り、交通規制による混雑を心配しつつお待ちしていますと、計15名の皆さんがお集りくださいました。そのうち初参加の方が7名も。この日のテーマは「外国
人労働者の受け入れとその諸問題」ということで、日本に滞在する外国人の方と接する機会が多い現場からも数名ご参加くださいました。講師としてお越しくだ
さったのは、大阪市の法律・特許事務所で弁護士をされている古川智祥(ふるかわ・ともよし)さん。とても分かりやすくまとめられたパワーポイントの資料を
ご準備くださり、「雇用と在留資格に関する相談例」「在留資格の説明」「難民認定制度とその問題」「在留外国人が直面する問題への大阪弁護士会の対応」の
順にお話しくださいました。
近年たびたび、本来の国際貢献という趣旨がゆがめられ事実上は安価な労働力確保のための制度と化していると批判されてきた「技能実習」。2019年4月か
ら施行された「特定技能」という新制度は、その技能実習とは異なり、日本の労働人口を補完するために単純労働に従事する外国人労働者を正面から受け入れる
ことを認めた点に大きな意義があるはず。しかし実のところ、技能実習の問題を引き継ぐだけになりはしないかと、古川さんは諸々の問題点を示してくださいま
した。となると、こうした制度を以てしても、はたして真の意味で移民を受け入れることになるのだろうかと、大いに考えさせられました。さらには、日本の難
民認定制度とその課題についても言及され、当研究会が引き続き取り組んでいる〈いのち〉というテーマに関わる「市民の生存権」という問いが突きつけられて
いるようでした。あるべき世の姿を問いつつ、今後も注意深くこの問題に取り組んでいきたいと思います。
実際の相談例や対応を交えながらの大変興味深いご発表に皆熱心に聞き入り、発表最中から次々と質問が寄せられましたが、講師の古川さんは一つ一つとても丁
寧にお答えくださいました。古川さん、大変お忙しい中をお越しくださり、本当にありがとうございました。どうぞ今後とも色々とお教えいただきますよう、お
願い申し上げます。
さて次に、来週開催の第15回の世直し研究会(7月24日水曜日)のご案内を差し上げます。次回は「世直し」ノオトの合評会です。ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第13回(通算183回)研究会のご案内 <テーマ―いのち> ~動物福祉愛護と動物実験~
日 時:2019年5月29日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
講 師:海野 隆さん(医薬品非臨床安全性コンサルタント 獣医師)
内 容:今年度も世直し研究会ではたびたび「いのち」というテーマを取り上げることになりました。
今月は、獣医師の海野隆さんが下記タイトルでお話しくださいます。
【タイトル】 動物福祉愛護と動物実験
〈海野さんからのメッセージ〉
とくに事前にお読みいただく必要はありませんが、以下の資料や本に基づきお話させていただくつもりにしております。
よろしくお願い申し上げます。
動物実験にどんな動物が寄与しているか ご存知ですか?
http://www.jacvam.jp/files/tests/doubutsu.pdf
ボロニア宣言
http://www.asas.or.jp/jsaae_old/bo.html
人道的な実験技術の原理 -実験動物技術の基本原理3Rの原点-
著者:W.M.S. Russell, R.L. Burch
訳者:笠井 憲雪 アドスリ―(2012)
https://www.adthree.com/publish/2012/02/principles-3r.html
カタカナの墓碑―犬の涙、犬の悲鳴…を知っていますか? 単行本 – 2004/7
佐藤 良夫 (著)
http://torayann.cside.com/an/
ありがとう実験動物たち (ノンフィクション・生きるチカラ)
太田京子著 岩崎書店 2015
https://www.amazon.co.jp/ありがとう実験動物たち...太田-京子/dp/4265083099
新・動物実験を考える―生命倫理とエコロジーをつないで 単行本 – 2003/4
野上 ふさ子 (著) 三一書房
https://www.amazon.co.jp/新・動物実験を考える―生命倫理とエコロジーをつないで-野上-ふさ子/dp/4380032035
現代の蛮行―動物実験は科学の名をかりた欺瞞である 沈黙の叫び-これが動物実験だ– 2001/5/1 ハンス・リューシュ (編集) 新泉社
https://www.amazon.co.jp/現代の蛮行―動物実験は科学の名をかりた欺瞞である-沈黙の叫び-これが動物実験だ-ハンス・リューシュ/dp/4787701096
犬が殺される 動物実験の闇を探る – 2019/3/11
森 映子 (著) 同時代社
https://www.amazon.co.jp/犬が殺される-動物実験の闇を探る-森-映子/dp/4886838529
海野さん、大変お世話をおかけいたしますがどうぞよろしくお願い申し上げます。
◆今後の予定
第14回(6月26日〈水〉):弁護士の古川智祥さんをお招きし、「外国人労働者の受け入れ」に関してお話しいただく予定です。
第15回(7月24日〈水〉):「世直し」ノオト合評会
また後日、「世直し」ノオト原稿募集のご案内をお送りさせていただきます。
それでは、皆さまと研究会でお会いできますことを楽しみにお待ちしています。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第13回(通算183回)研究会のご報告
<テーマ―いのち> ~動物福祉愛護と動物実験~
初夏のような日が続いた後の比較的すごしやすい曇り空の5月29日水曜日、第13回世直し研究会が開催されました。初参加の方2名お迎えし、計12名の皆
さんがお集まりくださいました。先月の研究会で今年度の計画を話し合い、〈いのち〉というテーマを今後も積極的にとりあげてゆくことになりましたが、その
トップバッターとして講師をお願いしましたのは、獣医師・医薬品非臨床安全性コンサルタントであり、元日本実験動物協会実験動物技術指導者でもいらっしゃ
る海野隆さん。ご準備くださったレジュメに沿って、スライドで写真や図表を示しながら、「動物福祉愛護と動物実験」というテーマでお話しくださいました。
医薬品や病気の治療方法の開発において重要な位置づけを占める動物実験。人類の健康と福祉に多大な貢献をして来たことは言うまでもありません。とはいえ、
動物に苦痛を与える、残酷との理由から、反対する動きは古くから存在しました。そうした動物実験の歴史を振り返れば、徐々に動物福祉への配慮の重要性が考
えられるようになり、倫理的な規範として3Rsの原則―Reduction(数の削減)、Refinement(苦痛の軽減)、Replacement
(代替)―が重視されるようになりました。そして将来的には、AI利用などによって、動物実験はなくなるのではないか、との大変興味深いお話しでした。
その後の対話では、はたして動物のいのちに手を加える営みは、どこまでなら許されるのだろうか、との問いにまで発展してゆきました。自分の意思を伝えるこ
とができないのは動物だけに限りません。そうした〈いのち〉の声に耳を澄ますことが出来るよう、今後も研究会で考えてゆきたいと思います。海野さん、ラス
トのとても素敵な写真(参加してくださった皆さんはご存知ですよね)も含め、本当にどうもありがとうございました!
さて次に、来週開催の第14回の世直し研究会(6月26日水曜日)のご案内を差し上げます。ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
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●第12回(通算182回)研究会のご案内
<テーマ> ~2019年度研究プロジェクト会議 みんなで計画を立てましょう~
日 時:2019年4月24日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
昨年4月25日に誕生した世直し研究会も、はや1周年を迎えます。
新しい年度の始まりに、研究会がいっそう充実し、また楽しいものでありますよう、皆でアイデアを出し合って、計画を立てたいと思います。
こんなテーマを取り上げたい。
こんな発題(発表)をしてみようかしら。
この本について話し合ってみたい。
この人物(「世直し」に関わった人など)について知りたい。
こんな企画はどうだろう。
この方に研究会にお話しに来ていただけたら嬉しいな。
次の「世直し」ノオトはこんな風にしてみたらどうかな。
たまには出張世直し研究会なんかもいいね。
などなど、皆さまのお声をお待ちしております。
ご欠席の方は、研究会MLにご投稿いただくか、私岡野(aokano@cscd.osaka-u.ac.jp)までご一報いただければ、研究会でお伝えさせていただきます。
なお、来月以降の世直し研究会の開催日は、以下を予定しています。
5月29日(水)
6月26日(水)
7月22日(水)「世直し」ノオト合評会
それでは、2019年度最初の研究会でお会いできますことを楽しみにしています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第12回(通算182回)研究会のご報告
<テーマ> ~2019年度研究プロジェクト会議 みんなで計画を立てましょう~
改元にともなう大型連休を目前に控えた4月24日水曜日、葉桜に芽生えた新緑が目に優しいキャンパスで、2019年度最初の世直し研究会が開催されまし
た。この日は、題して「研究プロジェクト会議」。ご参加くださった10名の皆さまと今年度の計画について話し合いました。欠席の方が事前にお寄せくださっ
た声も含め、さまざまな意見を書き並べてゆきますと、大小のホワイトボード2枚がいっぱいに。「2年分ぐらいありそうだね」と話しておりました。
とくに多くの方が挙げてくださったのが「いのち」に関わるテーマ。それと深く結びつく「死」、「病」、「寄り添い」や「支援」、また「共生」といった問題
にも関心が集まりました。そのほかに宗教、政治、経済界、はては「ヒーロー」にいたるまで、幅広い話題提供の申し出をいただき、ひとつのテーマを深めつ
つ、多角的な視点を養うことができそうです。講師としてお招きしたい方や、こちらから訪問させていただきたい方や場所なども伺いましたので、可能なかぎり
実現できたらと思っています。ご発題くださった方の予定を伺って研究会のスケジュールを調整し、また決定しだい随時ご案内させていただきます。
また、今後取り上げたい図書、映画、楽曲には、次の作品があげられました。
●図書
・中野佳裕『カタツムリの知恵と脱成長:貧しさと豊かさについての変奏曲』(2017年、コモンズ)
・共同通信大阪社会部『大津中2いじめ自殺:学校はなぜ目を背けたのか』〔PHP新書〕(2013年、PHP研究所)
・土橋芳美『痛みのペンリウク:囚われのアイヌ人骨』(2017年、草風館)
・宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑:フィールドに出る前に読んでおく本』(2008年、みずのわ出版)
・小西真理子『共依存の倫理:必要とされることを渇望する人びと』(2017年、晃洋書房)
・東畑開人『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』〔シリーズ ケアをひらく〕(2019年、医学書院)
・東畑開人『野の医者は笑う:心の治療とは何か?』(2015年、誠信書房)
■映画
・マーク・アクバー他監督『ザ・コーポレーション』(2004年、制作国:カナダ) 時間:145分
・西山正啓監督『しがらきから吹いてくる風』(2011年、シグロ) 時間:91分
・溝渕雅幸監督『いのちがいちばん輝く日:あるホスピス病棟の40日』(2012年制作、2013年公開)95分 (近江八幡市にあるヴォーリズ記念病院のホスピス希望館での取材をもとに制作された作品)
★J-POP
・カンザキイオリ作詞・作曲「命に嫌われている」(2017年8月に公開したボーカロイド楽曲)
さっそくすべての図書を手にしてみましたが、どれも大変興味深く、今後の研究会がとても楽しみです。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
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2018年度世直し研究会
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●第11回(通算181回)研究会のご案内
<テーマ> ~鳴って揺れて聴こえて知る共同体 ~同調する・しないのはざま~
日 時:2019年3月27日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
お話し役:井上こうさん(国立民族学博物館外来研究員)
下記は、井上さんからのメッセージです!
~鳴って揺れて聴こえて知る共同体~同調する・しないのはざま~
井上こうと申します。去年から世直し研究会に参加していますが、カンボジアに調査に行きましたので欠席が多くなってしまいました。カンボジアのかなり辺
境の山地民村落ですが、そこでの環境の感じられ方、音の感じられ方・表現の仕方などを研究しています。ふつつかながら世直し研究会でお話させていただくと
いうことで、山地民クルンの音のことを、共同体という切り口で考えることにしました。トピックは準備中ですが、ゴング演奏、葬式の泣き、作業音などを題材
にして、音にかかわる人の身体がズレを楽しむようにアバウトに同調したり、はては全然同調しなかったりのさまざまをご紹介することを考えています。権威が
結びつくと音楽は厳密に調和するのを良しとしがちですが、私の調査する村の音の楽しみ方はそうではなく、そこには差異に寛容な共同体を考えるヒントがある
のではないかと思っています。共同体というのは広いテーマですが、皆様のいろいろなご意見から私自身の学びを深められればうれしいです。スライドで音や映
像をまじえてお伝えする予定です。参考文献などはとくにありません。
井上さん、大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第11回(通算181回)研究会のご報告
<テーマ> ~鳴って揺れて聴こえて知る共同体 同調する・しないのはざま~
桜の蕾がふっくらし始めた3月27日水曜日、2018年度ラストとなる第11回世直し研究会が開催され、10名の皆さまがご参加くださいました。
この日のテーマは音と共同体。カンボジアでの調査から戻られて間もない井上こうさんが、現地のマイノリティーである山地民クルンの集落で暮らしながら撮影
された映像と音を交えてご報告くださいました。以前にはテレビ局で番組制作に携わっていらした井上さん。その映像は参加者全員をクルンの人びとのもとへぐ
いぐい引き込んでゆき、いつものミーティングルームが異文化空間へと一変しました。そして日々の生活のさまざまな音に耳を傾けていると、自分のなかで忘れ
かけていた何かが揺れ動されたような感覚が。調和し過ぎるよりもズレている方が楽しい、との井上さんのお考えにも大いに共感しました。
とりわけ私が強い印象を受けたのは、まるで歌っているように聞こえる「葬式の泣き」でした。その村では葬式は共同体をあげて行うものだそうですが、こうし
た独特の節で泣くのは大人としてのマナーだとか。さらに驚いたことに、その泣いている人のそばで、なんと人びとが酒宴で盛り上がっている。一見すると全然
同調しない様に映るけれど、参列者のもてなしを気にかけずに泣かせてもらえるのは有難いようでもあり、そうした寛容さ、強い同調を求めないあり方に、この
共同体の存続を可能にしてきた何かを考える一つのヒントが隠されているようでした。さまざまな個性が集うからこそズレや差異が楽しいこの世直し研究会も、
現場力研究会から数えてはや181回目。長く続くといいなと思いながら、映像に見入っておりました。
そして報告の後には参加者から次々と思い思いの質問が出され、井上さんは一つ一つていねいにお答えくださいました。また研究会翌日、一人の方から「今回の
井上さんの発表はとても励みになりました」との嬉しいメールをいただきました。忙しい毎日に追われて近ごろは楽器を弾いたり音楽を聴いたりする機会も減っ
ていたところ、今回の動画での発表を見たことで、かつての自分が大切にしていたような、日ごろの生活のなかの何げない時間のなかで音楽のリズムと共振して
いくような、そんな忘れていたような感覚がよみがえったように思う、と。井上さん、それぞれの胸に感動を呼び起こしてくださり、本当にありがとうございま
した。
さて、次の第12回世直し研究会(4月24日水曜日)は新年度の第1回目となりますので、「研究プロジェクト会議」と言うとなんだか硬いですが、皆でアイ
デアを出し合って2019年度の計画を立てたいと思います。追ってご案内を差し上げますので、ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ)e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
◇速報です!◇
~「世直し」ノオト(2018年度・夏)が『Co* Design』第4号に掲載されました~
昨年2018年7月に提出していただいた「世直し」ノオト(2018年度・夏)が掲載された大阪大学COデザインセンター紀要『Co* Design』第4号が発行されました!
OUKA(大阪大学学術情報庫)上にPDFファイルでも掲載されましたので、ぜひ下記からご覧いただきますようお願い申し上げます。
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/co/2019/000656.php
なお、この「ノオト」をご執筆くださった皆さまには、また世直し研究会にご出席くださった際に、紙媒体の冊子をお手渡しさせていただきます。
<Microsoft Edgeをご使用のみなさまへ>
OUKA上でPDFファイルを、マイクロソフトが開発しているウェブブラウザ「Microsoft
Edge」で閲覧した場合、図や写真の部分が白抜きで表示される不具合が発生いたしました。一方で、ChromeやIEといったブラウザを用いて閲覧した
PDFファイルについては正常に表示されました。しかしまた、Microsoft
Edgeで閲覧したPDFファイルであっても、一度PDFファイルをローカルにダウンロードした後にAcrobat
Readerで閲覧したところ、正常に表示されました。
大阪大学附属図書館電子コンテンツ担当者に調べていただいたところ、当サイトに限らず、Microsoft
Edge内蔵のPDFビューワの不具合が原因でPDFファイルが正しく表示されないケースがあるそうで、Edgeを含めた全てのビューワでPDFを正常に
表示する方法について検討いたします、とのことです。
そのような状況で、OUKA上で図版の表示に不具合が生じた場合は、別のブラウザをご使用いただくか、一度PDFファイルをローカルにダウンロードした後
にAcrobat
Readerで閲覧していただくなどの方法をお試しいただければ幸いです。それでもなお不具合が生じました際は、お手数をおかけいたしますが、岡野(E-
mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp)までご連絡いただければありがたく存じます。
大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第10回(通算180回)研究会のご報告
急に暖かくなった2月20日水曜日、第10回世直し研究会が開催されました。
研究会前日から当日にかけて、なぜか欠席メールがパタパタと届いて心配いたしましたが、6名の皆さまがお越し下さいました。
この日のお話し役は、課題図書を推薦してくださった熊野以素さん。わかり易くまとめたレジュメを作成してきて下さり、盛りだくさんの内容が一目でよくわか
り、対話がはずみました。本を読み進めていくと、ニュースなどで見聞きしてはいても、ただ「点」としてバラバラに記憶していた様々な事柄が、次々と繋がっ
てゆくようでした。例えば、「遺伝子組み換え作物と農薬の関係」など、まさに「目からウロコ」の連続。また世直し研究会には、文系・理系を問わず、さまざ
まな分野の方がご参加くださっていますので、一つの事柄に関しても色々な視点からご意見を伺えるのがとても興味深く思われました。またそれは、この研究会
の一つの強みでもあると言えるのではないでしょうか。
来月の世直し研究会は、音楽に関するテーマです。どうぞお楽しみに!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第10回(通算180回)研究会のご案内
~<読書会>堤未果著『日本が売られる』(幻冬舎、2018年)を読む~
来月の世直し研究会は、いつもの第4水曜日ではなく、2月20日(第3水曜日)に開催されることになりました。
どうぞスケジュールをご調整いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
次回は下記のように、読書会です!
日 時: 2019年2月20日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容: <読書会> 堤未果著『日本が売られる』(幻冬舎、2018年)を読む
課題図書の『日本が売られる』をご推薦いただきました熊野以素さんに、導き役となってくださるようお願いいたしました。
熊野さん、大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、みなさまとお会いできるのを今から心待ちにしております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第9回(通算179回)研究会のご報告 ~「世直し」ノオト(2018年度冬)合評会~
本日1月23日水曜日、今年はじめての世直し研究会に11名のみなさんがお越しくださり、「世直し」ノオトの合評会を行いました。
なんと午後3時まで(!)活発な意見交換がなされ、各人がたくさんの貴重な示唆を得ることができ、とても実り多い時間を過ごさせていただきました。
ご参加いただきましたみなさま、ほんとうにありがとうございました。
なお、加筆・修正原稿は、1週間後の1月30日(月)までに再提出していただければ嬉しく存じます。
大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
もし編集委員会の審査をパスいたしますと、「世直し」ノオト(2018年度冬)は、今夏に出版予定の『Co*Design』第6号に掲載される予定です。
どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第9回(通算179回)研究会のご案内 ~「世直し」ノオト(2018年度冬)合評会~
すでにご案内させていただきましたように、「世直し」ノオト合評会を行いたいと思います。
原稿の提出締め切りは1月20日(日)です。執筆の詳細に関しましては、今一度文末をご覧くださいますようお願いいたします。
日 時: 2019年1月23日(水) 10:30~12:00ごろ(延長の可能性があります)
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容: 「世直し」ノオト(2018年度・冬)合評会
皆さまにご提出いただいた原稿をとりまとめてお配りし、執筆者にお話しをうかがったり、ご質問させていただいたり、他の方のご意見をうかがったりする機会にしたいと思います。
ぜひ共に語り合ったことを通しての気づきや学びなど、さまざまな思いを言葉にして綴っていただき、世に発信していただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
執筆に関する詳細は、MLでお送りした「『世直し』ノオト(2018年度・冬)原稿募集のお知らせ」をご覧ください。
たくさんのご応募と合評会のご参加をお待ちしています!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第8回(通算178回)研究会ご報告 ~ テーマ:九州大学生体解剖事件~
年の暮れとしては比較的温かな小雨降る12月26日水曜日、『九州大学生体解剖事件:七〇年目の真実』の著者でいらっしゃる熊野以素先生をお招きして、2018年最後の研究会が行われました。初参加の4名の方を含め、12名の皆さまがお越しくださいました。
この日のテーマは、終戦間際に九州帝国大学医学部で米兵の捕虜を用いて生体実験が行われた、世に言う「九大生体解剖事件」。熊野先生がご準備くださった2
つの映像(約15分)を見て事件の概要をつかんだ後、レジュメにそって定刻まで、「七〇年目の真実」に至る道のりをお話しくださいました。戦時下において
人の心はどのようになるのか、事件に反対した人が異端として扱われ、真実を明らかにすることが如何に困難となるか、今日私たちはこの事件から何を学び、何
をすべきなのか・・・。等々、深く考えさせられることの連続でした。
その後の対話は、続く懇親会の和やかな雰囲気のなかで行われました。牧口シェフの欠席は残念でしたが(けっして責めてなどいませんので安心してください
ね!)、ずらりと並んだ持ち寄りのごちそう(なぜかイタリアンが多かったような)や飲み物をを囲んで話がはずみ、とても楽しい時間を(なんと午後3時ま
で)過ごさせていただきました。
熊野先生、ご多忙の中をお越しいただき、本当にありがとうございました。
そして熊野先生と同じく今回初めてご参加くださった3名の皆さまも全員が研究会メンバーに加わってくださるとのこと、大変うれしく存じます! どうぞよろしくお願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第8回(通算178回)研究会のご案内 ~ テーマ:九州大学生体解剖事件~
*研究会の後、クリスマスと忘年会をかねた懇親会(1品持ち寄り)を行います。ぜひご参加ください!
当日講師としてお招きしている熊野先生もご参加くださるそうです。
日 時: 2018年12月26日(水) 10:30~12:00ごろ ※研究会後、懇親会(1品持ち寄り)
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
講 師:熊野以素先生(元高校社会科教諭、現豊中市議会議員)
内 容: 「九州大学生体解剖事件」に関する上映(約15分)の後、熊野先生のご著書 『九州大学生体解剖事件:七〇年目の真実』(岩波書店、2015年) について下記タイトルでご講演くださいます。
(※ 当日図書の購入を希望される方は、前もって岡野まで(e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp )ご連絡ください)
【タイトル】『九州大学生体解剖事件:七〇年目の真実』を書いて
【熊野先生からのメッセージ】
「白昼堂々、内外の研究者の前で繰り広げられる公開生体実験。最新の研究に心躍らす医学者。顧みられない医の倫理…
平時ならば善良な医師として生きたであろう人々が恐ろしい戦争犯罪に加担していく。そのただなかで苦悩した伯父は罪を自覚するがゆえに戦犯裁判で窮地に追い詰められていく…
すべては戦争の狂気の中で起こった九大事件の真相を闇に葬ってはならない。再び<戦争をする国>になろうとする逆流が渦巻く今こそ明らかにしなければならない。」
<以下、すでに研究会MLでご案内した文書より抜粋、一部加筆・修正>
熊野先生は大阪府豊中市在住で高校社会科教諭を勤められた方で、「九条の会・豊中いちばん星」結成時の呼びかけ人のお一人であり、また現在は豊中市議会
議員でもいらっしゃいます。その熊野先生の伯父様で外科医であった鳥巣太郎氏が九大事件に関わることになり、この実験手術に抵抗したにもかかわらず、戦後
の裁判で首謀者の一人として死刑判決を言い渡されます。再審で減刑を勝ち取りますが、満期出所してご家族の元へ戻られた後も、心の奥に罪の意識をかかえつ
つ残りの人生を医師として過ごされたそうです。その伯父様もついに語られなかった九大事件の真相に迫るべくして、『九州大学生体解剖事件:七〇年目の真
実』(岩波書店、2015年)は著されたのでした。
九大事件といえば、映画化もされた遠藤周作の『海と毒薬』の題材ともなった事件。その真相が今どのように語られているのか知りたくて、さっそく熊野先生
のご著書を読ませていただきとても感銘を受け、ぜひ世直し研究会でお話しいただけないかと思い、おもいきってご連絡してみました。すると、「事件について
広く知っていただきたいとおもっておりますのでよろこんでお伺いします」との快諾のお返事が! 12月の研究会にお越しくださることになりました。
「九大事件」については、第6回の研究会で池田先生が下記ウェブページもご紹介くださいましたので、どうぞご参照ください。
池田先生のウェブページ「九州大学生体解剖事件の生命倫理学」
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/vivisection_atrocity_at_Kyudai_1945.html
(※ウェブページ内記載の資料用パスワードをご希望の方は、池田先生( e-mail: rosaldo@cscd.osaka-u.ac.jp )におたずねください。
**********************************************************************
それでは、第8回研究会&懇親会でお会いできますことを楽しみにお待ちしています。
「世直し研究会」窓口 岡野彩子
E-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第7回(通算177回)研究会のご報告 ~ 水俣病患者相談のいま(その2)~
雨が心配された11月28日水曜日、幸いまだ傘を広げる必要がない曇り空の下、11名の方が研究会にお越しくださいました。
この日は、第6回研究会に引き続き、水俣病センター相思社で水俣病相談に長年携わってこられた
永野三智さん著『みな、やっとの思いで坂をのぼる:水俣病患者相談のいま』(ころから、2018年9月、1800円+税)
をさらに読み込み、未認定者を含め水俣病を患う人々の声にしっかりと耳を傾けようと努めました。
講師役の山森先生が前回の研究会で配布してくださったレジュメ3頁の「未認定患者の声を拾う」の15の項目すべてを見て行くつもりでしたが、3分の1くら
いしか取り上げることができませんでした。やはり1つ1つに非常に重みがあり、対話は尽きることなく、時間がいくらあっても足りない感じでした。
また、北村さんが、ご早速ご自身の筆による文章「水俣病認定50年――支援の『立場性』から」や今年8月15日の釜ヶ崎の慰霊祭についての新聞記事、また釜ヶ崎での活動も含む「誰かのため祈り動く」(朝日新聞、2018年10月15日)についてご紹介くださいました。
さらに林田先生は、「日本窒素肥料株式会社」に関する資料を配布してくださいました。
そして牧口さんは、ご自身が企画・実行されている永野三智さんの出版記念トークショー(12月23日)のチラシをご用意くださいました。世直し研究会メンバーからも何名か参加予定ですが、すでに満席となったそうです。
その他にも、水俣病関連の行事の紹介がいくつかなされました。
直近では、関西大学で水俣市立水俣病資料館の水俣病写真パネル展と語り部講演会が開催されるそうです。
詳細はこちらをご覧ください: http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_soc/timeline/detail.html?uid=127
山森先生、2回続けての語り部をお引き受けいただき、本当にありがとうございました!
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第7回(通算177回)研究会のご案内 ~ 水俣病患者相談のいま(その2)~
日 時: 2018年11月28日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
講 師: 山森 裕毅先生(大阪大学COデザインセンター)
内 容:
水俣病センター相思社で水俣病相談に長年携わってこられた永野三智さん著『みな、やっとの思いで坂をのぼる:水俣病患者相談のいま』(ころから、2018
年9月、1800円+税)をさらに読み込んで、未認定者を含め水俣病を患う人々の声にしっかりと耳を傾けてみたいと思います。
<課題図書関連情報>
1) 【音声配信】特集「水俣病公害認定から50年。相談窓口となってきた相思社の永野三智さんに聞く、被害者たちのいま」永野三智×荻上チキ2018 年11月1日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~) 約48分
https://www.tbsradio.jp/309120?fbclid=IwAR2Plzs-2mkW4ojY2zR5T_O-daiY-4DI6DiLLBoKVAbAP1TL-mMvU73nikU
2)「しえんしゃたちのみなまた・大阪上映会」
日 時:2018年11月18日(日) 13:30~ 17:30~ の2回上映。
(会場:上映30分前 上映後 : トーク&シェアタイム)
会 場 : モモの家(吹田市) http://www.momo-family.org/
申込み : https://ws.formzu.net/fgen/S84407947/
3)永野さんの出版記念トークショー
日 時:12月23日(日)時間は未定(14:30開場、15:30開始予定?)
会 場:天劇キネマトロン朱雀ホール(地下鉄中崎町駅下車4番出口を北へ徒歩3分 セブンイレブンを通り過ぎて次の角を右へ)
参加費:1000円(他に、1ドリンク500円をご注文ください) 前売り・当日とも
主 催:永野三智トークショー実行委員会
協 賛:サロン・ド・アマント天人 http://amanto.jp/groups/tengeki
<池田先生からご提供いただいた水俣病関連文献情報>
研究史で追いかける水俣病
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/070328minamata.html
文献検証:水俣病
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/020101kannjya.html
みなまたびょうについてしろう!
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/010313mina.html
世界の公害病についてについて、教えてください!
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/041106kouga.html
奇妙な果実
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071203mina04.html
水俣で考える
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/haratachi.html
こうがいびょうについて、おしえて!
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/030306mina.html
それが、どうした?
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071203mina09.html
石牟礼道子『苦海浄土』
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/020524padiso.html
水俣で考える:研究ノート編
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/010815hara.html
杉本栄子
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/080228eiko_san.html
書評:『水俣学研究序説』原田正純・花田昌宣編
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/080519gonzui.html
見ること・知ること・関わること
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071129rinCom08.html
あなたには愛というものがわからない
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071203mina03.html
患者と国家
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/000721natio.html
環境汚染の責任を誰が負うべきか?
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/080423kohgai.html
坂上ゆき(1915 -?)のナラティブの分析
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Santa_Yuki_Sakagami-ca1910.html
戦争とアルツハイ マー
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/1611_altzheimers.html
鑑別
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/080202diff.html
石牟礼道子著作リスト
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/010831ishi.html
完璧な真夜中
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071203mina06.html
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071203minaXX.html
取り憑かれることと関わること
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/071206rinCom09.html
臍の緒にかんする質問
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/031212hombri.html
入口紀男著『聖バーソロミュー病院1865年の症候群:有機水銀中毒症の発生は日本でも1932年には予見可能であった』
http://www.asoshiranui.net/methylmercury/
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第6回(通算176回)研究会のご報告 ~ 水俣病患者相談のいま(その1)~
さわやかな秋晴れの10月24日(水)、いつものCOデザインセンターミーティングルームにて第6回世直し研究会が開催されました。参加者
は7名。この日、もうすでに当研究会MLに何度もご投稿いただいている牧口先生が、世直し研究会HPを見て初参加してくださいました。牧口先生、たくさん
の情報をお寄せくださり本当にありがとうございます。
この日は、講師役の山森先生がご用意くださったレジュメや資料(冊子『はじめて学ぶ水俣病』<熊本県環境生活部水俣病保健課>やマップなど)の他に、北村
さんが「水俣病<放置12年>の罪」と題する特集記事(2018年9月23日、読売新聞)、池田先生が様々な水俣病関連の資料・情報をご提供くださり、と
ても充実した学びを得ることができました。
そのような盛りだくさんな内容でしたので、水俣病をめぐる年譜をたどるだけでもあっという間に定刻の正午となり、1回きりの研究会ではとても時間が足りま
せんでした。そこで次の第7回の世直し研究会でも継続してこのテーマを取り上げ、長野三智著『みな、やっとの思いで坂をのぼる』の内容により深く踏み入
り、未認定者を含め水俣病を患う人々の声にしっかりと耳を傾けてみたいと思います。
山森先生、2回続けて語り部をお引き受けくださり、まことにありがとうございます。大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第6回(通算176回)研究会のご案内 ~ 水俣病患者相談のいま~
日 時: 2018年10月24日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
講 師: 山森裕毅先生(大阪大学COデザインセンター)
内 容:
水俣病センター相思社で水俣病相談に長年携わってこられた永野三智さん著『みな、やっとの思いで坂をのぼる:水俣病患者相談のいま』(ころから、2018
年9月、1800円+税)を中心に、山森先生が水俣病についてお話しくださいます。今月に著者とお会いになる予定もあるそうです。
とくに本をお読みになっていなくても大丈夫とのことですので、どうぞ安心してお越しくださいね。
大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第5回(通算175回)研究会のご報告 ~森重昭著『原爆で死んだ米兵秘史』を読む~
夏休みも終わり、学生がもどってにぎやかなキャンパスに秋雨が降る9月26日水曜日、第5回世直し研究会が開催されました。この日はいつも
ご参加くださる皆さまが、さまざまなご用務と重なったり海外にいらしたりで参加者は4名。この日の講師をご担当くださった池田光穂先生が森重昭著『原爆で
死んだ米兵秘史』(潮書房光人社、2016年)を中心にお話しくださり、参加者それぞれが感想や意見を述べ合いました。
池田先生がご自身とヒロシマとの関りを子ども時代からさかのぼってお話しくださり、この著書に出会って、それまで得てきた様々な情報がつながっていくよう
だった、と仰っていたことがとても印象的でした。この本の著者である森重昭氏はもともと民間の方で、山一証券や日本楽器に勤務する傍ら、ご自身が戦時中に
体験あるいは聞き知った出来事の真否を確かめるため、お休みの日を利用して約20年調査を続けてきた結果として色々な新事実を発見し、その一環として米兵
捕虜12人の被爆死について知ることになります。その真理追求の途上である出来事がある出来事へとつながって行き、そうして2016年5月27日に現職大
統領として初めて広島を訪れたオバマ大統領と抱擁を交わすことに・・・・・・。私はもう目から鱗の思いで、一気に読んでしまいました。そして今一度広島を
訪れて、この著に記されている場所に実際に立って歴史を感じてみたい、と思いました。
この日の研究会では、池田先生から九州大学生体解剖事件に関しても何冊か文献の紹介がありました。その一つが熊野以素著『九州大学生体解剖事件:七〇年目
の真実』(岩波書店、2015年)です。熊野先生は大阪府豊中市在住で高校社会科教諭を勤められた方で、「九条の会・豊中いちばん星」結成時の呼びかけ人
のお一人であり、また現在は豊中市議会議員でもいらっしゃいます。その熊野先生の叔父様で外科医であった鳥巣太郎氏が九大事件に関わることになり、この実
験手術に抵抗したにもかかわらず、戦後の裁判で首謀者の一人として死刑判決を言い渡されます。再審で減刑を勝ち取りますが、満期出所してご家族の元へ戻ら
れた後も、心の奥に罪の意識をかかえつつ残りの人生を医師として過ごされたそうです。その叔父様もついに語られなかった九大事件の真相に迫るべくして、こ
の本は著されたのでした。
九大事件といえば、映画化もされた遠藤周作の『海と毒薬』の題材ともなった事件。その真相が今どのように語られているのか知りたくて、さっそく熊野先生の
ご著書を読ませていただきとても感銘を受け、ぜひ世直し研究会でお話しいただけないかと思い、おもいきってご連絡してみました。すると、「事件について広
く知っていただきたいとおもっておりますのでよろこんでお伺いします」との快諾のお返事が! スケジュールを調整して11月か12月の研究会にお越しくだ
さるそうですので、楽しみにお待ちくださいね。
九大事件については、先日の研究会で池田先生が下記ウェブページもご紹介くださいましたので、どうぞご参照ください。
池田先生のウェブページ「九州大学生体解剖事件の生命倫理学」
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/vivisection_atrocity_at_Kyudai_1945.html
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第5回(通算175回)研究会のご案内 ~ 森重昭著『原爆で死んだ米兵秘史』を読む~
日 時: 2018年9月26日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所: 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
講 師:池田光穂先生(大阪大学COデザインセンター)
内 容:森重昭著『原爆で死んだ米兵秘史』潮書房光人社、2016年(2000円+税)を読んできていただき、それぞれ感想などを伺うかたちで進む予定です。
また、すでに池田先生がご案内くださったように、関連ページを作成し、PDFもパスワードをかけてダウンロードできるようにして下さいました。パスワード
が必要な方は守秘義務を守っていただくというお約束のもとにお知らせいただけますので、下記Eメールアドレスにご連絡お願いします。
池田先生あてEメール: rosaldo@cscd.osaka-u.ac.jp
池田先生のウェブページ「森重昭『原爆で死んだ米兵秘史』ノート 」
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Shigeaki_mori.html
池田先生、大変お世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■番外編のご報告 ~もしよろしければ、釜ヶ崎夏祭りをご一緒に~
お天気が心配された8月15日、午後からは雨も上がり、釜ヶ崎夏祭りの最終日に行ってまいりました。三角公園で、世直し研究会メンバーの宮
本友介さんも作成された円空彫りや書道の展示を見たり、出店で飲み物を買ったりしながら相撲大会が始まるのを待っていますと、次々と研究会メンバーの方が
お越しになり、結局6人に。また現場力研究会でずっとお世話になっていた西川勝さんともお会いでき、夜の盆踊りに至るまでとても楽しい時間を過ごさせてい
ただきました。
お相撲は力士さんたちの「難波の際物」といった四股名からして会場は笑いの渦に。勝利品のスイカが振舞われ、かっこいい女性力士さんたちも登場して大盛況
でした。ふと気づくと、いつのまにかほんま先生が舞台に上がって合唱に加わっていらしたり。ちなみに、前日14日の綱引き大会に出場した宮本さんは、残念
ながら敗れてしまったとか。
夜の慰霊祭の様子は、研究会メンバーでジャーナリストの北村敏泰さんが取材して記事にされたそうですので、また今後の研究会でご報告いただければ、と思っております。
内容その慰霊祭の進行を受け持っていらしたのは、以前に現場力研究会で講読した『釜ヶ崎と福音』の著者であられる本田哲郎神父。ずっとお知り合いになりた
いと思っていましたら、北村さんがご紹介くださって願いが叶い、その後メールを差し上げることができました。世直し研究会のことも知っていただき、またご
著書などに関して色々教えていただくようお願いしましたところ、「わたしでお役に立つことがあれば、言ってください」と嬉しいお返事が。また研究会でご著
書を読んだり、釜ヶ崎に会いに伺ったりできたらいいなあと思っております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■番外編 〜もしよろしければ、釜ヶ崎夏祭りをご一緒に(8月15日夕方、三角公園)〜
今年も恒例の釜ヶ崎夏祭りが8月12日(日)前夜祭から15日(水)慰霊祭・盆踊りまで開催されます。
本当は毎日行きたいのですが、私岡野は少なくとも、15日19時からの「慰霊祭」には伺いたいと思っています。
そこで、夕方16時からお相撲を観戦して、公園の出し物を見て回ったり、ふるさとの家で映画を観たりして、夜まで過ごしたいと思っています。ということで、下記日時ぐらいにいらっしゃる方は、お会いできれば嬉しいです。
日 時:8月15(水)16時くらいから
場 所:釜ヶ崎(あいりん地区)の三角公園(萩之茶屋南公園)とその付近
マピオン:https://www.mapion.co.jp/m2/34.64467627,135.50081435,16/poi=KP707338
詳しいスケジュールなどは、下記でご覧いただけます。
<釜ヶ崎実行委員会フェイスブック> https://www.facebook.com/kamajikkou/
14日16時からの「綱引き」には、釜ヶ崎で活動を続けていらっしゃる世直し研究会メンバーの宮本友介さんも参加予定だそうです。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第4回(通算174回)研究会ご報告:「世直し」ノオト合評会
7月25日水曜日、第4回研究会が行われ、大変な猛暑にもかかわらず10名の方がご参加くださいました。
この日は「世直し」ノオトの合評会。それぞれご自身で書かれたノオトを朗読した後ミニプレゼンを行っていただき、参加者みんなで意見交換を行いました。気
がつくと、午後1時まで休憩なしで2時間半も経っていました。お集まりいただいた皆さま、本当にお疲れさまでした。さて最終的にどんな「ノオト」に仕上
がったのか……? もし編集委員会の査読・閲読を無事通過いたしましたら『Co* Design』第4号に掲載されますので、楽しみお待ちくださいね。
時間の関係で取り上げられなかった他のテーマ「北大阪大地震について語る」はまたあらためて機会を設け、また「いのち」についても今後も継続していきたいと思います。
『Co* Desing』第5号(来年3月発刊予定)に「世直し」ノオトをエントリー
ちなみに、次号『Co*
Desing』第5号(来年3月発刊予定)にも「世直し」ノオトをエントリー(投稿申込み)しました。詳しくはまた追ってご案内させていただきます。原稿
提出締切を10月22日(月)午前9時とし、2日後の24日(水)の第6回世直し研究会で合評会を行いたいと思っています。どうぞご準備いただきますよ
う、お願いいたします。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第4回研究会(通算174回)のご案内 ~「大阪北地震を体験して」&「世直しノオト」 ~
日 時:2018年7月25日(水) 10:30~12:00ごろ
場 所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容:7月の研究会では、下記の3つを軸に、対話にたくさん時間をとりたいと思います。
1) 大阪北地震を体験して
研究会でお尋ねしてみたところ、なんとなく話しづらい、あるいは聞きづらいという「自粛ムード」を感じていたのは私だけではありませんでした。しかし
23年前の阪神・淡路と2度の大きな地震を体験した方も多く、さまざまな思いを抱かれたのではないでしょうか。記憶が薄れてしまわないうちに書き留めてお
いていただき、一度みんなで話そう、ということになりました。
2)「世直し」ノオト合評会
ご提出いただいた原稿をとりまとめてお配りし、執筆者にお話しをうかがったり、ご質問させていただいたり、他の方のご意見をうかがったりする機会にしたいと思います。 原稿の提出締め切りは7月17日(火)です。
3)引き続き、<いのち>について深めていきたいと思います。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第3回(通算173回)研究会のご報告 ~テーマ:Baby Box(赤ちゃんポスト)の今~
天の川を見つけるのが楽しみな季節となりましたが、皆さまその後いかがお過ごしでしょうか。
真夏日となった6月27日水曜日、大阪北地震から9日後、第3回世直し研究会が開かれました。まだモノレールも間引き運転で心配されましたが、11名の方がお越しくださいました。
すでにご案内差し上げましたように、この日のテーマは<Baby
Box>。最初に、ジャーナリストの北村さんが、ご準備くださったレジュメやご自身が書かれた新聞記事をもとに、4月に熊本で開催されたBaby
Boxの国際シンポジウムでの「こうのとりのゆりかご」(熊本、慈恵病院)の現状と報告を中心にお話くださいました。次に私岡野が、配布させていただいた
レジュメに沿って、パワーポイントで写真や図表、動画もご覧いただきながら、国内唯一のBaby
Boxで11年目を迎えた「こうのとりのゆりかご」を巡る今日の議論と、その「ゆりかご」のモデルとなった近代的なBaby
Box発祥の地ドイツでの現状、さらに関西での新たな面談型Baby
Boxの設置予定についてご紹介しました。そして最後に、林田先生がご準備くださったレジュメをもとにポルトガルのBaby
Boxについてのご報告と、<いのち>というテーマとも関わるということで大阪大学箕面キャンパス内に存在する「烈士之碑」にまつわるお話をお聞かせくだ
さいました。
この度の<Baby Box>というテーマでとくに深く考えせられたのは、北村さんが仰ったように、「ゆりかご」は現代社会の縮図と言え、とりわけ<「いのち」のありよう>であり、緊急下の女性たちは、「社会の諸問題を預けに来る」ということでした。
報告後の対話では<いのち>ということに関連して、安楽死や自死に関わる問題にも言及されました。そしてご参加くださった方から、「この<いのち>という
テーマは、ぜひ次回以降も取り上げて欲しい」とのご希望をいただきました。じっくり時間をかけて深めて行けたら、と思います。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第3回(通算173回)研究会のご案内 ~ テーマ:Baby Box(赤ちゃんポスト)の今~
日 時:2018年4月25日(水) 10:30~12:00
場 所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容: Baby Boxを通して現代社会の様々な問題を浮き彫りにし、皆さんと<世直し>を探ってゆきたいと思います。
講 師:岡野彩子(COデザインセンター)、北村敏泰さん(ジャーナリスト)、林田雅至先生(COデザインセンター)、
日本の「こうのとりのゆりかご」(熊本、慈恵病院に設置)とそのモデルとなった近代的なBaby
Boxの発祥の地であるドイツでの現状を私岡野が担当、関西でのBaby Box設置の動きと今年4月に開催されたBaby
Boxをテーマとする国際シンポジウムについての報告を北村敏泰さん、そしてポルトガルのBaby
Boxについて林田雅至先生にご報告いただく予定です。
*北村さん、林田先生、何かみなさんに前もってお伝えしたいことや、準備しておくことなどございましたら、お知らせいただけますと幸いです。
私岡野からは、宗教倫理学会の学術大会で赤ちゃんポストに関する公開講演(柏木恭典氏「赤ちゃんポスト研究の最前線―生命保護と権利擁護の狭間で―」)&
パネル発表を行った際の記録が電子ジャーナル『宗教と倫理』第17号に掲載されておりますので、下記URLをご案内させていただきます。このシンポジウム
には私もコメンテーターとして参加させていただきました。
http://jare.jp/journal/magazine17.html
世直し研究会での発表の際は、レジュメとパワーポイントを用意し、写真や図表、動画をご覧いただきながらお話しさせていただきます。
<追記>
次回発表者のおひとりの北村さんが、ご自身の書かれた連載記事「生老病死 ― いのちの現場から」の中の<Baby Box>関連の記事(No.26~33)をご連絡くださいました。
*北村さんのサイト http://tkitamura.web.fc2.com/ を開き、画面左にある目次の「企画記事」の「連載<生老病死――いのちの現場から>」(『中外日報』)をクリック。
26 慈恵病院「こうのとりのゆりかご」 1
27 慈恵病院「こうのとりのゆりかご」
28 慈恵病院「こうのとりのゆりかご」
29 慈恵病院「こうのとりのゆりかご」
30 新たな「ゆりかご」窓口
31 鐘が鳴る丘・天使の宿 上
32 鐘が鳴る丘・天使の宿 下
33 広がる養育論議
また、今年4月に熊本で開催された<Baby Box>の国際シンポジウムに関して北村さんがお書きになった記事(中外日報紙に掲載)については、後日ご紹介くださるそうです。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
■第2回(通算172回)研究会のご報告 ~こどもとする哲学対話から考える〈世直し〉~
本格的な梅雨入りを前に、今日は初夏のような一日となりましたが、皆さまその後お元気でお過ごしでしょうか?
先日5月30日水曜日、強い雨が降りそそぐ中を11名の方がお越しくださり、第2回世直し研究会が開催されました。
講師をご担当くださったのは、研究会メンバーでCOデザインセンター特任講師の高橋綾さん。同センターのほんまなほ先生と共著で今年4月に出版されたばか
りの『こどものてつがく:
ケアと幸せのための対話』<シリーズ臨床哲学3>(大阪大学出版会)をベースに、「こどもとする哲学対話から考える<世直し>」というテーマでお話しくだ
さいました。ほんま先生もご参加くださり、その後の対話はつきることなく、色とりどりの毛糸で作ったふわふわの「コミュニティーボール」を話者から話者へ
と手渡しながら、楽しい時間があっという間に過ぎて行きました。
下記にほんの少しだけ、高橋さんのご発表のあらすじを書いてみました。
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日本でも「こどもとする哲学対話」(Philosophy for children <略称
p4c>)の実践は試みられているものの、教育現場ではややもすると「議論や論理的思考の教育」と理解されがち。しかし「哲学対話における探求」と
は、客観的、分析的思考というのでなく、「他人の問いかけに応答しながら、自分や他人の生活のなかの共通の体験の意味についてじっくり味わうこと」であ
る。その際にポイントとなるのが、「セーフな探求のコミュニティ」(Safe Community of
Inquiry)というものだ。つまり、こどもたちが安心して何でも話せる場所、言わねばならないこと、期待されていることではなく、本当に自分の言いた
いこと、わからないことは「わからない」、違うなら「自分は違う」と、相手を信頼して話せる場所が必要なのだ。そこでは、相手や自分が安心して対話に参加
できているかを互いにケアし、尊重しあえる関係性(コミュニティ)を築くことが重視され、思考や議論の訓練ではなく、「ケア的でインクルーシブなコミュニ
ティでの対話、探求」が目指される。差異や格差を無視して「表面的な平等(画一化)」や自己責任が押し付けられるなら、弱者やケアされる存在への配慮はな
く、こどもやこどもの中でも不利な者たちの尊厳が損なわれてしまう。「議論・討 論/正義
の倫理」では見えてこない、「対話/ケアの倫理」へと目を転じ、ひいては、傷つきやすい、ケアを必要とする者とそれをケアする者(依存労働)から構想して
社会モデルを考えること、それが「世直し」にも通じるのではないか。
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一層このテーマについて深めたい方は、『こどものてつがく:
ケアと幸せのための対話』に、具体的なこどもたちとの対話の実践(第3部)や、こどもたちとする哲学対話について著者が考えていらっしゃること(第4部)
についても詳しくお書きくださっていますので、ぜひご覧ください。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第2回(通算172回)研究会のご案内 ~こどもとする哲学対話から考える〈世直し〉~
日 時: 2018年5月30日(水) 10:30~12:00
場 所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容: 下記著作を各自で読んで来て、著者の高橋綾さんにいろいろとお話を聞かせていただいたり質問したりして、共に話り、深め合いたいと思います。
<課題図書> 高橋 綾・本間直樹 【著】 鷲田清一 【監修】
『こどものてつがく: ケアと幸せのための対話』<シリーズ臨床哲学3>
(大阪大学出版会、2018年4月20日)
*高橋さん、何かみなさんに前もってお伝えしたいことや、準備しておくことなどございましたら、お知らせいただけますと幸いです。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
<追記> 次回ご発表いただく高橋先生から、下記のようなメッセージをいただきました。
大阪大学COデザインセンターの高橋です。先日は第一回研究会でお世話になりました。
岡野さんのほうから連絡していただきました通り、第二回研究会では、私と同じセンターのほんまさんの著書、「こどものてつがくーケアと幸せのための対話」について取り上げていただけることになりました。
仕切り直しして最初に取り上げていただき、恐縮です。
岡野さんとも相談し、もしみなさんに読んできていただきたい箇所があるのであれば
事前に指定したほうがよいとのことでしたので、そのご連絡でメールを差し上げました。
書籍は買われなくても、議論に参加していただけるように当日準備をしておく予定ですが、もし書籍を読んでおこうという方がいらっしゃいましたら、具体的な
こどもたちとの対話の実践について知りたい方は第3部、こどものてつがく(こどもたちとする哲学対話)について著者が考えていることについて知りたい方は
第4部をお読みいただければと思います。
この本の内容について議論するというよりは(していただいても構わないのですが)みなさんがこどもの支援やケア、教育について考え、議論するたたき台になればと思いますので、本を読まれた方も、読まれていない方もお気軽にご参加いただければと思います。
もう1人の著者であるほんまさんも次回研究会には参加されるとのことでした。
よろしくお願い申し上げます。
たかはし
■第1回(通算171回)研究会のご報告 ~オープニング:あなたにとって〈世直し〉とは?~
はやいもので今年も卯月から皐月へと移ろうとしておりますが、その後いかがお過ごしでしょうか?
先日4月25日水曜日、雨上がりの陽ざしがまぶしい中、現場力研究会が「世直し研究会」として復活し、第一歩を踏み出しました。
お集まりくださったのは、現場力研究会からの顔なじみのメンバー10名と、初めてご参加くださった方4名の、計14名。
大学内外のさまざまな人生を歩まれて来たみなさんの自己紹介や、「あなたにとって<世直し>とは?」との問いかけへの応答をお聞きしていると、一晩かけても話が尽きない様子。
詳細をお聞かせしたいのですが、なにぶん個人情報満載なものですから・・・。出来ましたら次回、直接お越しいただけますと嬉しいです! とは言え、少しだけ、みなさんのお言葉をご紹介します。
「新聞記者も世直しにかかわるべきもの」「私にとって世が直るとは、好きな人と美味しいお酒が飲めるような、抑圧、差別、苦のほぼない世となること。その
ために様々な分野での協力を」「<苦縁>による連帯を」「もっと東洋医学を」「話を聞いてもらえないでいる人々、たとえばシングルマザーや子どもたちにこ
そ、耳を傾けたい」「私はなぜ音楽をやるのだろう? 音楽を通して世直しを考えたい」「業界、所属集団の論理を離れて考えてみたい」「地域相互扶助の場と
してのお寺を」「自分直し、体直し」「<手に負えん>が大好き」「一見<大変そうじゃない人>の話を聞くようにしたい」「本当の光があたっていない人を絶
対肯定してあげたい」「<世>から一回出てみることのススメ」「
<自分直し>が<世直し>に」「みんなが善人でなくともいい、ごちゃ混ぜでいい」「世直しした人たちの言葉を書物などを通して学んで考えたい」「置き換え
可能な<人材>育成ではなく、置き換え不可能な<おもしろい学生>を」等々。
心ひそかに、時にはお酒を飲みながらとか、ちょっとお出かけして「出張世直し研究会」(お寺でとか)なども開催できたら素敵だなあ、などと想像を膨らませ
て傾聴しておりました。すると研究会の後、幾人もの方から「楽しかった」「また参加したい」などのメールをいただき、
いっそう色々と企画してみたい思いがふつふつ湧き上がっております。
大阪大学COデザインセンター特任研究員 「世直し研究会」窓口
岡野 彩子(おかの・あやこ) e-mail: aokano@cscd.osaka-u.ac.jp
●第1回 世直し研究会 〜オープニング〜(通算171回)~オープニング:あなたにとって〈世直し〉とは?~
日 時:2018年4月25日(水) 10:30〜12:00
場 所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 全学教育総合棟I 4階
COデザインセンター ミーティングルーム(424室)
*豊中キャンパスへのアクセスは、下記をご覧ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
*下記の豊中キャンパス・マップ内、64番の建物を目指してお越しください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
内 容:新旧メンバーの自己紹介、今後取り上げたいテーマや取り組みたいこと、
開催日時や頻度の希望、「あなたの考える<世直し>とは?」等々、話し合いたいと思います。
現場力研究会(げんばりょく・けんきゅうかい)は、大阪大学コミュニケーションデザイ ンセンター(CSCD)の臨床コミュニケーションチームが中心になり、さまざまな対人コミュニケーションが生まれる「現場」(げんば)というもの の具体的な諸相に光をあて、看護学、人類学、臨床哲学、演劇プロデュースなどの諸学問の学際的観点から研究している団体です。現場力とは「実践の現場で人が協働する時に育 まれ、伝達することが可能な技能で あり、またそれと不可分な対人関係的能力などの総称のこと」をさします(→出典:060518genba.html)。私たちは、日常生活のさまざまな実践の場で、発揮でき る具体的な現場力についてさまざまな角度から研究し、またその《適確な応用》について日々模索しています。あなたも、現場力研究会の一員になりませんか? 現場力研究会のメンバーには、いかなる強制的義務もありません。会に参加するための特別な資格も必要ありません。メンバー相互の話題提供に、民主的に応 接し、対応できる人なら、どのような人でも大歓迎です! 釜ヶ崎哲樂の会(かまがさき・てつがくのかい)https://www.facebook.com/events/493154420891104/ どなたでも参加し、事前のお申し出により(スケジュール等の調整がつけば)自由に発表することができます。参加、ご希望の方は、CSCDのホームページより(元)教員の西川勝(miracle【アト】 cscd.osaka- u.ac.jp)あるいは池田光穂までお問い合わせください。折り返し、ご 返事さし あげます。また本研究会に関連するものに「臨床実践の現象 学会」があります。2016年4月1日——2017年度は休会状態になっていました。
しかし、2018年4月より後継組織として「世直し研究会」が発足しました!
現場力研究会(写真帳:2014年度)
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現場力研究会 月日 担当者 テーマ 【現場力研究会のあゆみ】
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《2016年度=平成28年度》の予定
【2015年度=平成27年度】
第170回 西川勝ほか:「現場力研究会を振り返る」 →特別エッセー・池宮輝哉(てるくん)「ポケットルーム探訪記・異聞譚」
第169回 西村ユミ,カキオ・マサルほか「ダンスワークショップ:ま さるとマサル」として実施しました!
第168回 2016年1月20日 西川勝「伊勢迄歩講」に参加して(→関連ページ)
第167回 2015年12月16日 全員「ポケットルーム訪問記」の体験を語りあうこと
第166回 2015年11月18日 てるくん訪問・特別企画 → 特別エッセー・池宮輝哉(てるくん)「ポケットルーム探訪記・異聞譚」
第165回 2015年10月21日 西川勝「哲樂の会ほかのカツドウについて」(→本田哲郎神父などのこと:→関連ページ)
第164回 2015年9月 全員「老い」(老いにまつわる物語りなど、例:浦島太郎伝説や卒塔婆小町など)によるミニ発表会
番外編:2015年8月1日 大阪中学生サマーセミナー:「認知症
コミュニケーションへの招待」へ協力参加がありました!
第163回 2015年7月 (音楽について)だったかしら?!
第162回研究会 2015年6月17日 話題提供は岡野さん:課題書は、宮田光雄『ボンヘッファーとその時代』新教出版社です。配布用資料(5MB、パスワード付き)
第161回研究会 2015年5月 こころに響く音楽について
第160回研究会 2015年4月 即興の音楽/即興の現場力について
【2014年度=平成26年度】
現 在、進行中の「「現場力」研究術語集」はこれまで26の用語(下記)を『コミュニケー ションデザイン』誌を通してこれまで世に送ってきまし た!
「現 場力」研究術語集
第159回 2015年2月18日 音に翻弄されるわたし(たち)(滝奈々子)【レ
ジュメ:会員専用のパスワードが必要です】
第158回 2015年1月21日 診断名のパラドックス(野島那津子)/人間のレジリエンス(resilience)について:新健康論
入門(池田光穂)
第157回 2014年12月17日 釜ヶ崎での活動(宮本友介)/哲学カフェオーケストラ庄内の活動(西川勝)
第156回 2014年11月19日 メキシコ出張報告(西川勝・池田光穂)
第155回 2014年10月15日 横浜トリエンナーレでの現場力拡大研究会のふり返り(全員)
第154回 2014年9月20日 現場力拡大研究会・イン・ヨコハマ【特別企画】——釜ヶ崎芸術大学の協賛、於:横浜美術館
9月20日(土) 「芸術と生きる①」
12:00〜13:30 炊出し×オリエンテーション「釜ヶ崎の活動」山田實
13:30〜14:15 講義「生きる哲学」西川勝×現役芸大生×会場のみなさん
14:25〜15:15 映画「恃まず、恃む。釜ヶ崎」(45分) 監督:若原瑞昌
15:30〜16:30 現役芸大生による不定期公演
釜ヶ崎狂言会「宝鍋」「へそまがり」「カッパ」
ひと花笑劇団「人生双六」
16:30〜17:00 ポスト・トーク 西川勝
懇親会:横浜中華街
第153回 2014年7月16日 キリスト教道徳とセクシュアリティについて(岡野彩子)
【課題書】
2014年7月の【協賛企画】
【支縁のまちネットワーク2014年第1回
公開学習会】
・日時:7月22日(火曜)18:00〜
・場所:金光教大阪センター会議室
・講師:山森裕毅氏(大阪大学コミュニケーションデザイ
ン・センター招へい研究員)
・テーマ:釜ケ崎という場で哲学する〜「アジール・呱呱の
声」の会の活動
第152回 2014年6月18日 「愛のレッスン」について(西川勝)
第151回 2014年5月21日 「一認定看護管理者の活動」(上条美代子)
第150回 2014年4月16日 年度当初研究会:研究会の活動について(西川勝)
【2013年度=平成25年度】
第149回 2014年3月19日 編集部会議(全員)
第148回 2014年2月19日 認知症コミュニケーションの最終授業とのジョイント企画(全員)
第147回 2014年1月15日 An Ethnography of Village Tourism: A Case Study from Sirubari Village, Nepal(村落ツーリズムの民族誌:ネパール連邦民主共和国シルバリ村の事例研究)(スザン・アディカリ)
第146回 2013年12月18日 『ジル・ドゥルーズの哲学』(2)(山森裕毅)
第145回 2013年11月20日 『ジル・ドゥルーズの哲学』(1)(山森裕毅)
第144回 2013年10月16日 釜ヶ崎プロジェクト「バザール的 知の創発」中間報告(発表者:宮本友介・西川勝)
第143回 2013年9月21日 自主勉強会(全員)
第142回 2013年7月17日 現場力ノオトの編集会議(全員)
第141回 2013年6月19日 丸山里美『女性ホームレスとして生きる 貧困と排除の社会学』の書評(山森裕毅)
第140回 2013年5月15日 釜ヶ崎プロジェクト「バザール的 知の創発」(宮本友介)
第140回 2013年4月17日 年度当初研究会:今後の研究会の活動について(西川勝)
【2012年度=平成24年度】
第139回 2013年3月13日 現場力ノート(オレンジブック投稿検討会)
第138回 2013年2月20日 西川勝 認知症介護福祉の現場から
第137回 2013年1月23日 総合討議:現場力
第136回 2012年12月12日 岡野彩子「カスパーハウザーの謎」から考える人間性の起源について
第135回 2012年11月14日 西川勝「苦しみと生の可能態:生の人類学(田辺繁治)」の検討
第134回 2012年10月10日 今後の計画打合:研究近況報告会
第133回 2012年9月6日 (拡大現場力研究会)
釜ヶ崎カフェ(インフォショップ・カフェ ココルーム)大阪府大阪市西成区山王1-15-11NPO法人こえとことばとこころの部屋 (ココルーム)
第132回 2012年7月18日 山森裕毅「公園とはどんな場所か ー釜ヶ崎を歩いてー」
第131回 2012年6月20日 岡野彩子『釜ヶ崎と福音−神は貧しく小さくされた者と共に』( 本田哲郎著、岩波書店、2006年)を読む —
第130回 2012年5月16日 「釜ヶ崎にお ける最近の活動報告」と、今後の研究会の進め方について
【2011年度=平成23年度】
第129回 2012年3月21日 現場力ノオト(オレンジブック)投稿検討会
第128回 2012年2月29日 山森裕毅「笑っているときに何が起こっているのか?」
「ひとはなぜ笑うのか?」という問いから「笑い」を考えるのは難しい。ユーモアがいつも面白いわけではないし、普通のことからのズレが
笑いを生むという理論もなんだか腑に落ちない。ここでは「笑っているときに何が起こっているのか?」という観点から「笑い」が持っている認知やコミュニ
ケーションにおける効果・機能を分析していきたいと思います。
第127回 2012年2月15日(拡大現場力研究会) 小林恭「大学の教育研究を通じて成してきた一つの事と現場力研究会について」
第126回 2012年1月18日 大北全俊「ナイチンゲールについて」
第125回 2011年12月21日 小林恭「ナイチンゲールについて言いのこしておきたいこと」
—"Addresses to Probationers and Nurses of the Nightingale
School at St. Thomas's Hospital" の第二書簡を中心に—に関する議論
第124回 2011年11月30日 小林恭「ナイチンゲールについて言いのこしておきたいこと」
第123回 2011年11月16日 岡野彩子・宮本友介「想定外について」
第122回 2011年10月19日 現場力ノオトについて(編集会議)
第121回 2011年9月28日 戸田弘子「教育現場に心理専門職が入っていくときー二つの適応指導教室の事例からー」
第120回 2011年6月29日 本間直樹「心はケアの対象なんかじゃない、を考えるために:身体とともに、そこに、ケアそのものとし て」
第119回 2011年6月15日 伊黒「病院の事務部門について」
第118回 2011年5月18日 現場力ノオトについて(編集会議)
第117回 2011年4月20日 小林恭「下語・著語・付け句—コミュニケーションにおける非連続の連続」
第116回 2011年4月6日 現場力ノオトについて(編集会議)
【2010年度=平成22年度】
第115回 2011年3月16日 詩について:個人創作発表会(その2)
第114回 2011年2月16日 詩について:個人創作発表会(その1)
第113回 2011年2月2日 詩について:既存のお気に入りの詩を持ち寄る
第112回 2011年1月19日 岡野彩子「痛みの経験」
第111回 2010年12月15日 拡大現場力研究会:砂連尾理(じゃれお おさむ)「老人ホームでとつとつと作った「とつとつダンス」 のこと」
第110回 2010年11月17日 講読文献の検討会
第109回 2010年10月20日 蓮行「演劇に関わる現場について」
第108回 2010年10月13日 現場力ノオト検討会
第107回 2010年10月6日 現場力術語集(雑記帳)について
第106回 2010年7月21日 全体討論「現場力研究『術語集』について」
第105回 2010年7月7日 岡野彩子「ボンヘッファーの人間学」
第104回 2010年6月30日樫本直樹「J.S.ミルの市民社会論から考える」
第103回 2010年6月2日 上條美代子「患者さんから教わったこと」
第102回 2010年5月19日 西川勝 鶴見俊輔「コミュニケーション」、思想の科学研究会編『デューイ研究』春秋社1952年
第101回 2010年4月21日 小林恭 木村敏「臨床哲学」に関する発表へのコメント
【2009年度=平成21年度】
第100回 2010年3月17日 西村ユミ・西川勝 木村敏「臨床哲学」に対する検討
第99回 2010年3月3日 細川鉄平・西川勝 認知症ケアの現場から
第98回 2010年2月17日 山崎吾郎 菅野盾樹『いじめ:学級の人間学』(増補版)新曜社、第4章〜最後
第97回 2010年2月3日 山崎吾郎 菅野盾樹『いじめ:学級の人間学』(増補版)新曜社、まえがき〜第3章
第96回 2010年1月20日 本間直樹 『ケア その思想と実践』第6巻、岩波書店、2008年
第95回 2009年12月16日 安田伸行 看護実践における現場力
第94回 2009年12月2日 山崎吾郎 『ケア その思想と実践』第4巻、岩波書店、2008年、井口高志「人間性の発見という希望と隘路」
第93回 2009年11月18日 西川勝 『ケア:その思想と実践』 第1巻、岩波書店、2008年、市野川容孝著『介助するとはどういうことか』
第92回 2009年11月4日 仲谷美江 『ケア:その思想と実践』 第1巻・第3巻 岩波書店、2008年
第91回 2009年10月21日 小林恭 『ケア その思想と実践2』「感情労働としてのケアワーク」
第90回 2009年10月7日 安田伸行 『ケア その思想と実践2』「感情労働としてのケアワーク」
第89回 2009年8月7日 全体討論(拡大現場力研究会) 『動く知フロネーシス』と現場力について
第88回 2009年7月15日 高橋綾 『ケア その思想と実践1』「逆転の発想」
第87回 2009年7月1日 池田光穂・西村ユミ 『ケア その思想と実践1』「ケ アという思想」『ケア その思想と実践4』「障害児の母親が職業を捨てないということ」
第86回 2009年6月17日 全体討論 今後の進め方、拡大現場力研究会について
第85回 2009年6月3日 高橋綾・本間直樹 第5、6章: 塚本明子著『動く知フロネーシス』ゆみる出版、2008
第84回 2009年5月27日 志賀玲子 第4章、3: 塚本明子著『動く知フロネーシス』ゆみる出版、2008
第83回 2009年4月15日 仲谷美江 第4章、1,2: 塚本明子著『動く知フロネーシス』ゆみる出版、2008
第82回 2009年4月1日 西川勝 第3章: 塚本明子著『動く知フロネーシス』ゆみる出版、2008
【2008年度=平成20年度】
第81回 2009年3月18日 池田光穂 第2章: 塚本明子著『動く知フロネーシス』ゆみる出版、2008[→発表資料]
第80回 2009年3月4日 西村ユミ 第1章: 塚本明子著『動く知フロネーシス』ゆみる出版、2008
第79回 2009年2月4日 高橋綾 全体討論
第78回 2009年1月21日 高橋綾 第3部(10章):Schon,D.『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』
第77回 2008年12月24日 志賀玲子 第2部(8章、9章):Schon,D.『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』
第76回 2008年12月17日 西村ユミ 第2部(6章、7章):Schon,D.『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』
第75回 2008年12月3日 西村ユミ 第2部(5章):Schon,D.『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』
第74回 2008年11月19日 池田光穂 CBPRについて
第73回 2008年11月5日 西川勝 第2部(3章、4章):Schon,D.『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』
第72回 2008年10月29日 池田光穂 第1部(1章、2章):Schon,D.『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』
第71回 2008年10月15日 西村ユミ Schon,D.の『省察的実践とは何か?—プロフェッショナルの行為と思考』の解説紹介
第70回 2008年10月1日 西川勝・宮本博史 犬島時間の報告
第69回 2008年7月30日 全体討論 執筆に関するうち合わせ研究会
第68回 2008年7月16日 本間直樹「インドネシア公演の紹介」
第67回 2008年7月2日 宮本博史・西川勝 犬島時間:アーティストとして犬島でいかに活動をしているのか
第66回 2008年6月18日 仲谷美江 シックハウスに関する相談への対応について
第65回 2008年6月4日 松本篤 映像カフェの現場における具体的な取り組みについて
第64回 2008年5月21日 菅磨志保 現場力研究に向けて:災害救援・復興の事例から
第63回 2008年5月7日 池田光穂 現場力研究等の将来展望について [→リ ンク]
第62回 2008年4月23日 高橋綾 コミュニティ・カフェ構想—女性たちが自分の仕事を「つくる」ということ
第61回 2008年4月16日 西川勝・西村ユミ 北海道医療大学大学院看護福祉学科との合同研究会報告
【2007年度=平成19年度】
第60回 2008年2月27日 平井啓 がん患者に対する問題解決療法
第59回 2008年2月13日 西村ユミ 遺伝医療における医療者−市民間のコミュニケーション
第58回 2008年1月30日 西川勝 つり道具
第57回 2008年1月23日 西川勝 認知症について
第56回 2008年1月16日 池田光穂 病気から不調へ:日本における〈ぼけ〉のポピュラーイメージ
第55回 2008年1月9日 藤田優一 小児看護を実践する看護師の属性および個人特性と職務ストレスおよび離職願望との関連
第54回 2007年12月19日 志賀玲子 甲谷さん支援と学びの会の活動報告
第53回 2007年11月28日 高橋綾 哲学的対話が目指すもの
第52回 2007年11月21日 高橋綾 活動の拡張としての学習
第51回 2007年11月7日 仲谷美江 "上野 直樹『仕事の中の学習 状況論的アプローチ』(4,5章)"
第50回 2007年10月31日 西村ユミ "上野 直樹『仕事の中の学習 状況論的アプローチ』(2,3章)"
第49回 2007年10月24日 山崎吾郎 "エティエンヌ・ウェンガー、リチャード・マクダーモット、ウィリアム・M・スナイダー『コミュニティ・オブ・プラクティス—ナレッジ社会の新たな知識形 態の実践』(後半)"
第48回 2007年10月17日 山崎吾郎 "エティエンヌ・ウェンガー、リチャード・マクダーモット、ウィリアム・M・スナイダー『コミュニティ・オブ・プラクティス—ナレッジ社会の新たな知識形 態の実践』(前半)"
第47回 2007年10月3日 全体討論 現場力研究会術語集について
第46回 2007年7月18日 西川勝 "上野 直樹『仕事の中での学習』(序,1章)"
第45回 2007年7月11日 山崎吾郎 "Bruno Latour ""Reassembling the Social”"
第44回 2007年7月4日 池田光穂 ルーシー・A. サッチマン『プランと状況的行為』[→リンク]
第43回 2007年6月27日 本間直樹 C.I.バーナード 『経営者の役割』
第42回 2007年6月13日 重山優子 芸術活動において何が行われているか
第41回 2007年6月6日 藤田優一 "小児看護師の職務ストレスとホープ特性、およびコーピング特性に関する研究"
第40回 2007年5月30日 全体討論 現場力に関するディスカッション
第39回 2007年5月23日 池田光穂 認知症と脳科学の現状[→リン ク]
第38回 2007年5月16日 仲谷美江 認知心理学における「場」「現場」
第37回 2007年5月9日 西川勝 「ケアの弾性」について
第36回 2007年4月18日 工藤直志 「現場力」再考(2) ベイトソンの学習理論
第35回 2007年4月11日 工藤直志 「現場力」再考(1) 現場力とはどのような概念なのか
【2006年度=平成18年度】
第34回 2007年3月7日 西村ユミ 「ケアに埋め込まれた暗黙知を見出す方法論」
第33回 2007年2月28日 池田光穂 「経済発展」の人々の語りの中で[→リ ンク]
第32回 2007年2月21日 志賀玲子 ダンスのプロデュースで経験した説得とその企画の映画鑑賞
第31回 2007年2月7日 全体討論 ネオソクラティックダイアログ(SD)による「納得」に関するディスカッション
第30回 2007年1月31日 本間直樹 ネオソクラティックダイアログ(SD)の考え方
第29回 2007年1月24日 本間直樹 ネオソクラティックダイアログ(SD);対話ワークショップ
第28回 2007年1月17日 全体討論 今後の進め方を検討する
第27回 2007年1月10日 全体討論 "QC、カイゼン、PBL、ダンスのプロデュースに関する検討"
第26回 2006年12月13日 志賀玲子 演劇のプロデュースの現場について
第25回 2006年12月6日 池田光穂 問題に基づく学習(PBL)について[→リ ンク1][→リンク2][→リンク3]
第24回 2006年11月29日 仲谷美江 研究所でのQC活動;M社の安全衛生管理
第23回 2006年11月15日 西川勝 医療現場でのKAIZENについて
第22回 2006年11月8日 西川勝 医療現場のQCストーリー
第21回 2006年11月1日 全体討論 "今後講読する書誌について、「現場力」研究術語集の内容確認について"
第20回 2006年10月25日 西村ユミ 〈動くこと〉としての〈見ること〉
第19回 2006年10月18日 池田光穂 〈現場力〉について;言葉による概念の受肉化[→リンク]
第18回 2006年10月11日 平井啓 認知心理学からみた現場力:熟達化について
第17回 2006年10月4日 拡大研究会 島薗洋介 腎臓とはどのような商品か:国際臓器市場とフィリピンの移植ドナー
第16回 2006年8月2日 全体討論 現場力の活動報告と現場力に関連する用語集(一部)の作成
第15回 2006年7月26日 花村周寛 "後藤 武,佐々木 正人,深澤 直人『デザインの生態学』(第2章)"
第14回 2006年7月19日 久保田テツ "後藤 武,佐々木 正人,深澤 直人『デザインの生態学』(第1章)"
第13回 2006年7月12日 全体討論 フリーディスカッション
第12回 2006年7月5日 仲谷美江 ジーン・レイヴ&エティエンヌ・ウェンガー『状況に埋め込まれた学習 正統的周辺参加』(第3章)
第11回 2006年6月28日 工藤直志 "ジーン・レイヴ&エティエンヌ・ウェンガー『状況に埋め込まれた学習 正統的周辺参加』(序,第1,2章)"
第10回 2006年6月21日 "コミュニケーションデザイン研究会との合同研究会(拡大研究会) 発表:渥美公秀,シンポジウム:西村ユミ+志賀玲子+要真理子+久保田テツ,司会:本 間直樹" 渥美「共同的実践と現場力」+現場力に関するシンポジウム
第9回 2006年6月14日 全体討論 "今後の進め方,現場とは何か"
第8回 2006年6月7日 本間直樹 田辺繁治『生き方の人類学』(第6章)
第7回 2006年5月31日 中西淑美 田辺繁治『生き方の人類学』(第5章)
第6回 2006年5月24日 鳥海直美 田辺繁治『生き方の人類学』(第4章)
第5回 2006年5月17日 全体討論 フリーディスカッション;実践コミュニティと「学習」について
第4回 2006年5月10日 西川勝 田辺繁治『生き方の人類学』(第3章)
第3回 2006年4月26日 西村ユミ 田辺繁治『生き方の人類学』(第2章)
第2回 2006年4月19日 池田光穂 田辺繁治『生き方の人類学』(第1章)[→リンク]
第1回 2006年4月12日 全体討論 "学習会の目的の確認、今後の進め方、抄読する本・資料の検討"
現場力(池田光穂)
現場力と実践知(授業:西村ユミ・西川勝・池田光穂ほか)
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