かならずよんで ね!

プロジェクト研究:次世代型イノベーション人材育成の未来像

Industry-Academia Co-Creation in Advanced General Competence Education: An Exploration of URA & IR Model Curriculum

池田光穂

次世代型イノベーション人材育成の未来像:コロナ・インパクト後のブレ ンディッド教育の変貌(COデザインセンター研究プロジェクト)
ブ レンディド教育/ブレンディッド教育 (Blended education)あるいはブレンディド学習/ブレンディッド学習(Blended learning)は、古典的(伝統的)対面教育(f2f modes)と、オンライン教材による学習の併用による組み合わせ教育のことである(→「ブレンディッド教育教育の定義」)。

大阪大学は2020年当初から始まったわが国を含む全世界的なパンデミック流行に際して、欧米の大学の合わせて対面教育を見合わせ、オンライン化へと迅速 に対応した。2020年後半からの国内流行の沈静化に対応して、大阪大学は他大学に先駆けて、ウィズコロナ・ポストコロナの時代においてブレンディド教育 を推し進めることを宣言した。そのため2021年春以降の再燃においても1年前の混乱を思い起こさせないぐらいに、ブレンディド教育が定着した。

しかし、本学がオンラインあるいはブレンディド教育への舵を切ったにも関わらず、大学全体でどのようなインパクトを受けたのかについては、教師も、また教 師と学生からなりたつ現場についても、十分な自覚と反省と、今後の対応についての明確な意識化(concientización)がなされているわけでは ない。

この研究プロジェクトは、授業内で受講する学生を、授業をおこないながら、プレコロナ・ウィズコロナ・ポストコロナに連なる一連の時間経過のなかで、どの ように大阪大学の高度汎用力教育をうけているステイクフォルダー(学生・院生・聴講生・社会人)に仮想的対話を積み重ねていくことである。

現在、申請者はCOデザイン科目「質的研究のデザイン」において受講生を確保しており、成績判定の終わる夏学期終了以降に、(事前に内諾をとれた院生)と ともに「質的調査インタビュー」を開始し、本年度ないに報告書をまとめる予定である。研究資金はそれに関する諸費用に充てられる

●研究班
池田光穂(COデザインセンター教員)研究代表者:総括
松浦博一(COデザインセンター教員):調査対象者の選抜業務
井上大介(創価大学文学部):研究への助言
徐淑子(新潟看護大学看護学部):研究への助言
大阪大学大学院研究科大学院生5名程度:調査員

1)インタビュー(半構造化インタビュー)
対象:所属個人名を匿名化した教師(5名程度)、学生(10名程度)
https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/000602episte.html
2)インタビュー(オンラインによるフォーカスグループ)
対象:インタビューに答えてくれた対象者のうち同意する者
3)研究班会議
研究への助言者をまじえたラウンドテーブル(zoomによる)
4)文字起こしと報告書作成
※下記は授業方法についての諸定義である。

●分析の観点

1)コロナにより急速に普及した遠隔教育の可能性と限界を指摘する
2)学生生活あるいは日常生活のスマート化のなかで、コロナは流行した。スマート化以前のパンデミックと、スマート化以降のパンデミックで何が同じで何が違うのか?
3)コロナ時代で経験した大学教育の「変貌」を一過性のものとせずに、(a)元のキャンパスライフへの復帰とともに(b)新しく招来したブレンディッド教育は、今後どのようなポテンシャルをもつのか?
4)新しく招来したポテンシャルをもつブレンディッド教育の効果とその範囲を最大限にするためには、我々はなにをすべきなのか?
︎▶︎ ブ レンディッド教育教育の定義

 ブレンディド教育/ブレンディッド教育 (Blended education)あるいはブレンディド学習/ブレンディッド学習(Blended learning)は、古典的(伝統的)対面教育(f2f modes)と、オンラインでの教材による学習の併用による組み合わせ教育のことである。ウィキペディアには、ブレンディッド・ラニーニングを、 "Blended learning is an approach to education that combines online educational materials and opportunities for interaction online with traditional place-based classroom methods." と説明している。この用語の登場は、2010年代の初期あるいは中頃 から、オンライン教育か対面教育かという二分法ではなく、インターネット環境の教育現場への普及に伴い、また、児童・生徒・学生たちの世代が徐々にデジタ ルネイティブに置き換わる過程のなかで、旧世代が実感できない学習経験をおこなっており、従来型の対面授業(f2f learning)との組み合わせで効率よく学習できるのではないかという試みがはじまった。教育現場では、今日、証拠にもとづく教育 (Evidence-Based Learning)という、教育のパフォーマンスを、開始前のベースラインでの児童・生徒・学生たちの基礎学力と、対面授業(f2f learning)のみと、ブレンディド授業、(さらにはオンライン授業のみ)の2つないしは3つのパターンでの比較調査が求められていて、その結果、ブ レンディド授業に将来性があることが託されているのである。そして、ブレンディド教育は、従来型の通信教育システムが定 期的にスクーリングという、対面授業や対面ゼミナールで、進捗状況を報告するような「姑息的」なものではない。オンライン・オンデマンドよる遠隔教育と対 面授業を立体的に運用するものである。

▶︎▶コロナ・インパクト後のブレン ディッド教育の変貌に関する未来予測

1)CO*Design教育(完了事案)
2)高度教養教育のデザインは可能か?
3)コミュニケーションデザイン・テーゼ
4)「よい」相互作用を引き出すコミュニケーションを設計する
5)コミュニケーションデザインへの道しるべ
6)高度汎用力教育の3つの柱について
7)コミュケーション・デザイナーのための倫理入門

▶▶▶大学のキャンパスを変えるための12の哲学

1. ICTに依存しないイノベーション・キャンパスの実現、それはズバリ「ひとづくり」である!!!
2. On Inter-Graduate Schools Classes を全世界に構築せよ
3. 大学をぶっこわすと言って他の改善案からの差異化をはかれ
4. Making an Innovation Campus and Deconstructing Old fashioned University's Order.
5. コロナ禍における大学が真にオープンになるためには、大学そのものが内破しなければならない
6. 身体の外部にあるデジタル・ヒューマニティズから君の内面にある生き方をスマート化せよ!
7. コロナ禍を経由した時相において対面コミュニケーションの重要性はさらにあがるが、それはコロナ以前のお手軽な「対話のススメ」などではない。
8. 理想のスマートキャンパスを実現せよ
9. これらの企ては、象牙の塔あるいは愚者の楽園を超えて大学そのものを社会化(解体→内破)する実践の一環である。
10. 鉄は熱いうちに打て、自分が置かれた状況を反省せよ、行動はすぐに適切にせよ!!!
11. 人間社会の「空気」を入れ替えて、人間に喜びをもたらす「息」をもたらす斬新な方法について
12. 「いのち=息」をすべての人間にもたらす大学と会社になれ!!!

︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎対面による授業の実施の検討を含め,学生の…… - 文部科学省(2020年9月15日)pdf

コロナ禍での大学の変貌

大学研究教育システムのイノベーション:内破のためのコミュニケーションデザインと実践、あるいは「「空気と空間づくり」から考えるイノベーション・キャンパスの実現」の ために、このページはつくられた。

コロナパンデミック下におけるマクロウィキ大学のあり方

このページでは、「マクロウィキノミクス」の考え方を使って、近未来の日本の大学、とりわけ、コロナパンデミックで一時的にも機能不全になり、さまざまな議論を大学教員間の間で引き起こした(→FB大学教員は何をすべきかグループ)旧来型の大学のあり方について考える

命題06:コロナ禍を経由した対面教育の課題(→大学のキャンパスを変えるための12の哲学

大学の中の 教育機関は、今すぐにでも未来キャンパスを想像するワーキンググループを組織して、そのフレキシブルな未来に対応するさまざまな姿を提案しなければならな いだろう。

◎コロナ禍を経由した対面教育の課題

大学設置基準 第25条(1)授業は、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれかにより又はこれらの併用により行うものとする。 (2) 大学は、文部科学大臣が別に定めるところにより、前項の授業を、多様なメディアを高度に利用して、当該授業 を行う教室等以外の場所で履修させることができる。 (3) 大学は、第一項の授業を、外国において履修させることができる。前項の規定により、多様なメディアを高度に 利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させる場合についても、同様とする。

新型コロナウィルスと私たちのキャンパス

地方大学は、自治体が県民のICTサービス整備をさ らに促進させ、若い人たちには、遠隔で授業を受けさせ、対面は数を減らして——文科省が嫌う[1]半数以下でも若い人たちの安心安全のために——少数での スクリーングやオフィスアワー訪問のための日を週に1〜2日程度にすべきです。若者は、遠隔で授業をうけながら、コミュニティには三密をひかえつつ奉仕す る。コロナの時代は地方の時代です。

コロナとビジネスイノベーション

ウェブと対面の授業の利点と欠点を述べ合うと、対面 原理派の教員は「ヴァーチャルではできないものがある/身体コミュニケーションは重要だ」と繰言のように述べるだけで、何がどのように優れているのか/ 劣っているのかを言語化、理論化できない。これは実習を対面でおこなうべきという実習原理派の連中と類似で、もともと、文科省や免許のためにコマ時間数が 決められているものを、杓子定規にしなければ気のすまない連中である。また「ディリケートとな話題を扱う場合、ウェブでの対話にはメリット、デメリットが ある」と対面派はいうが、授業を公共圏的に公的性格を持たせようとするときに、そのような「デリケート」なテーマを取り扱う正当性を根拠づけを先におこな うべきである。

顧客=学生中心型の大学へ

アメリカ合衆国のネット調査でも学生たちは、新型コロナ(COVID-19)流行のもとでのオンラインのみでの大学授業料は下げるべきとの意見をもっているらしい

大学そのものの内破だ!!

マーシャル・マクルーハン(M. McLuhan)は、すでに大昔にこう言っている。オートメーションとは情報であり、仕事の世界で課題(ジョブ)を終わらせるだけでなく、学習の世界では 学びの科目そのものを終焉に導く("Automation is information and it not only ends jobs in the world of work, it ends subjects in the world of learning.")。彼が言うことが予言が現在実現したとすれば、ICTは情報供給のオートメーションを達成しただけではなく、それ自体が自律した情 報体そのものになり、マルクスのいう労働の終焉であると同時に、科目に分断された科目課題そのものが終焉し、課題を学際的実装するPBLそのものが学習の 世界=教育の現場での空気になると。

文化人類学をヴァーチャルに学びましょう!!!!

新 型コロナウイルス蔓延下で、文化人類学の新しい展開の可能性が広がってきました!!!!

美しい大学解体論

ワークショップの内容は参加者には概ね好評だったようだが、その理由は「このようなことが考えたことがなかった」という感想が多かったように思われる。

大学も持続可能な開発が必要です

今、愁眉のテーマが、コロナ禍における子どもたちの状況で す。英国の学術医学総合雑誌『ランセット』がWHOとユニセフと協力して、コロナ禍における子供達への長期的な影響を危惧して、さまざまな危険性を指摘し ています


●旧クレジット「高度汎用力教育における産学共創の あり方: URA&IRモデルカリキュラムの探究」サブタイトル:コロナ・インパクト後ブレンディッド教育の変貌

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