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歌うネアンデルタールとスティヴン・ミズン
Singing Neanderthals and Steve Mithen

池田光穂

★スティーヴン・ミズン(Steven Mithen, b.1960)は、レディング大学考古学教授。『The Singing Neanderthals』『The Prehistory of the Mind』など著書多数: The Cognitive Origins of Art, Religion and Science.

☆音楽とは、ブルーノ・ネトルによると「言語の埒外にある、音による人間のコミュニケーション」である(ミズン 2006:24)

☆「音楽は、社会のあり方を描写する言語ではなく、社会のあり方に関連する感情を比喩的に表現したものである。それは社会的な力の反映であり、それに対する反応であり、特に社会における分業の結果に対する反応である」--John Backing (1973:104)。

スティーヴン・ミズン『歌うネアンデルタール : 音楽と言語から見るヒトの進化』熊谷淳子訳, 早川書房 , 2006年

1. 音楽の謎—音楽進化史の必要性

第1部 現在

2. チーズケーキ以上?—音楽と言語の類似点と相違点 (→聴覚のチーズケーキとしての音楽

3. 言語なき音楽—大脳、失語症、音楽サヴァン

4. 音楽なき言語—後天性・先天性の失音楽

5. 音楽と言語のモジュール性—脳内における音楽処理

6. 乳幼児への話しかけ、歌いかけ—脳の成熟、言語学習、絶対音感

7. 音楽は癒しの魔法——音楽、感情、医術、知性

第2部 過去

8. うなり声、咆哮、身振り—サル、類人猿のコミュニケーション

9. サバンナに響く歌—「Hmmmm」コミュニケーションの起源

10. リズムに乗る— 二足歩行と踊りの進化

11. 模倣する性質—自然界についてのコミュニケーション

12. セックスのための歌—音楽は性選択の産物か

13. 親に求められるもの——ヒトの生活史と感情の発達

14. 共同で音楽を作る——協力と社会のきずなの重要性

15. 恋するネアンデルタール——ホモ・ネアンデルターレンシスの「Hmmmmm」コミュニケーション

16. 言語の起源——ホモ・サピエンスの起源と「Hmmmmm」の分節化

17. 解けても消えない謎——現代人の拡散、神とのコミュニケーション、「Hmmmmm」の名残り

参考文献

※Hmmmmmとは、Holistic multi-modal manipulative musical mimetic のアクロニム表記(全体論的な複数の様式による操作音楽的模倣)

Steven's research interests cover from the origin of Homo at c. 2 million years ago to the origin and spread of farming, and the use of heritage for sustainable development, individual and community wellbeing: 1. Late Pleistocene and Early Holocene Hunter-Gatherers and Farmers. For this he directs major field projects in western Scotland and southern Jordan involving the survey and excavation of prehistoric settlements. 2. Cultural heritage for sustainable development and community archaeology. Steven's interests have developed from wishing to make his own research have greater value for the local communities in the areas where his fieldwork has been based, to a more general concern about how heritage can support individual and community wellbeing. He has two geographic areas of particular interest, Islay and Faynan, and two specific projects underway: Our past, Our Future, and Dunyvaig castle: 3. Evolution of the Human Mind, Language and Music. Steven has been one of the pioneers of cognitive archaeology, drawing on research within psychology, neuroscience and philosophy of mind for the interpretation of the archaeological record. His current project, Saying the word, focuses on the relationship between words, thought and cultural evolution.

スティーブン の研究対象は、約200万年前のホモの起源から農耕の起源と広がり、持続可能な発展、個人とコミュニティのウェルビーイングのための遺産の活用まで多岐に わたる: 1. 後期更新世および前期完新世の狩猟採集民と農耕民。後期更新世と前期完新世の狩猟採集民と農耕民。このためにスコットランド西部とヨルダン南部で、先史時 代の集落の調査と発掘を含む大規模なフィールド・プロジェクトを指揮している。2. 持続可能な開発のための文化遺産とコミュニティ考古学。スティーブンの興味は、自身のフィールドワークが行われた地域のコミュニティにとってより価値のあ るものにしたいと願うことから、遺産が個人やコミュニティのウェルビーイングをどのようにサポートできるかという、より一般的な関心へと発展してきた。ア イラ島とフェイナン島という2つの地理的地域に特に関心があり、現在2つのプロジェクトが進行中である: Our past, Our Future(私たちの過去、私たちの未来)」と「Dunyvaig castle(ダニーヴァイグ城)」である: 3. 人間の心、言語、音楽の進化。スティーブンは認知考古学のパイオニアの一人であり、心理学、神経科学、心の哲学の研究を考古学的記録の解釈に活用してい る。現在のプロジェクト「Saying the word」では、言葉、思考、文化的進化の関係に焦点を当てている。
Steven Mithen, FBA, FSA, FSA Scot (born 16 October 1960) is a Professor of Archaeology at the University of Reading. He has written a number of books, including The Singing Neanderthals and The Prehistory of the Mind: The Cognitive Origins of Art, Religion and Science.
レディング大学考古学教授。The Singing Neanderthals』『The Prehistory of the Mind』など著書多数: The Cognitive Origins of Art, Religion and Science.
Early life and education
Mithen was born on 16 October 1960.[1] He received a BA in prehistory and archaeology from Sheffield University, a MSc degree in biological computation from York University and a PhD in archaeology from Cambridge University.[2]

Academic career
Mithen began his academic career as a research fellow in archaeology at Trinity Hall, Cambridge from 1987 to 1990. He was additionally a Cambridge University lecturer in archaeology (1989–1991), and then a research associate at the McDonald Institute for Archaeological Research from 1991 to 1992. In 1992, he joined the University of Reading as a lecturer in archaeology. He was promoted to senior lecturer in 1996, made Reader in Early Prehistory in 1998, and has been Professor of Early Prehistory since 2000.[1]
生い立ちと教育
シェフィールド大学で先史学と考古学の学士号を取得し、ヨーク大学で生物計算の修士号を、ケンブリッジ大学で考古学の博士号を取得した[2]。

学術的キャリア
1987年から1990年までケンブリッジ大学のトリニティ・ホールで考古学のリサーチフェローを務める。1989年から1991年までケンブリッジ大学 考古学講師、1991年から1992年までマクドナルド考古学研究所研究員。1992年、レディング大学考古学講師。1996年に上級講師に昇進し、 1998年に初期先史学リーダーに任命され、2000年からは初期先史学教授を務めている[1]。
Cognitive fluidity
Cognitive fluidity is a term first popularly applied by Mithen in his book The Prehistory of the Mind, a search for the origins of Art, Religion and Science (1996).

The term cognitive fluidity describes how a modular primate mind has evolved into the modern human mind by combining different ways of processing knowledge and using tools to create a modern civilization. By arriving at original thoughts, which are often highly creative and rely on metaphor and analogy, modern humans differ from archaic humans. As such, cognitive fluidity is a key element of the human attentive consciousness. The term has been principally used to contrast the mind of modern humans, especially those after 50,000 before present, with those of archaic humans such as Neanderthals and Homo erectus. The latter appear to have had a mentality that was originally domain-specific in structure; a series of largely isolated cognitive domains for operating in the social, material, and natural worlds. These are termed “Swiss penknife minds” with a set of special modules of intelligence for specific domains such as the Social, Natural history, Technical and Linguistic. With the advent of modern humans the barriers between these domains appear to have been largely removed in the attentive mode and hence cognition has become less compartmentalised and more fluid. Consciousness is of course attentive and self-reflective, and the role of the modular intelligences in neurological “Default mode” is a topic for current research in self-reflective human consciousness.

Mithen uses an appropriately interdisciplinary approach, combining observations from cognitive science, archaeology, and other fields, in an attempt to offer a plausible description of prehistoric intellectual evolution.

Sexy hand-axe hypothesis
In 1999, Mithen had proposed, together with the science writer Marek Kohn, the "sexy hand-axe hypothesis." This hypothesis proposes that pressures related to sexual selection could result in men making symmetric hand axes to demonstrate their cognitive and physiological fitness.[3]

Honours
In 2004, Mithen was elected a Fellow of the British Academy (FBA), the United Kingdom's national academy for the humanities and social sciences.[4] He was elected a Fellow of the Society of Antiquaries of Scotland (FSA Scot) in 1993 and a Fellow of the Society of Antiquaries of London (FSA) in 1998.[1]
認知的流動性
認知的流動性(Cognitive Fluidity)とは、ミーテン(Mithen)が著書『The Prehistory of the Mind, a search for the origins of Art, Religion and Science』(1996年)で初めて一般に広めた用語である。

認知の流動性という用語は、知識を処理し、道具を使用するさまざまな方法を組み合わせることによって、モジュール化された霊長類の心がどのように現代人の 心へと進化し、現代文明を作り上げたかを説明している。しばしば非常に創造的で、比喩や類推に依存する独創的な思考に到達することによって、現代人は古代 の人間とは異なる。このように、認知の流動性は人間の注意深い意識の重要な要素である。この言葉は主に、現生人類、特に現在より5万年前以降の現生人類 と、ネアンデルタール人やホモ・エレクトスのような古人類の心を対比するために使われてきた。ネアンデルタール人やホモ・エレクトスのような古代の人類 は、もともと社会的、物質的、自然的な世界で活動するための一連の孤立した認知領域という、領域特異的な構造を持つ精神を持っていたようだ。これらは、社 会的、自然史的、技術的、言語的といった特定の領域のための特別な知能モジュールを備えた「スイス・ペンナイフ・マインド」と呼ばれている。現代人の出現 により、これらの領域間の障壁は、注意深いモードではほとんど取り除かれたように見える。意識はもちろん注意深く、自己反省的であり、神経学的な「デフォ ルト・モード」におけるモジュラー・インテリジェンスの役割は、自己反省的な人間の意識に関する現在の研究のテーマである。

ミッチェンは、認知科学、考古学、その他の分野からの観察を組み合わせるという適切な学際的アプローチを用いて、先史時代の知的進化についてもっともらし い説明を試みている。

セクシーな手斧仮説
1999年、ミーテンは科学ライターのマレク・コーンとともに、"セクシーな手斧仮説 "を提唱した。この仮説は、性淘汰に関連する圧力によって、男性が自分の認知的・生理的適性を示すために左右対称の手斧を作るようになる可能性があるとい うものである[3]。

栄誉
2004年、イギリスの人文・社会科学アカデミーである英国アカデミーのフェローに選出された[4]。 1993年にはスコットランド古物協会フェロー(FSA Scot)、1998年にはロンドン古物協会フェロー(FSA)に選出された[1]。
https://en.wikipedia.org/wiki/Steven_Mithen

歌うネアンデルタール : 音楽と言語から見るヒトの進化  / スティーヴン・ミズン著 ; 熊谷淳子訳, 早川書房 , 2006

われわれの生活に欠かすことのできない音楽。この音楽は、いつごろ、どのようにして人類の歴史に誕生したのだろう。音楽は進化の過程でことばの副産物とし て誕生したというのが、これまでの主要な意見であった。しかし、ミズンは、初期人類はむしろ音楽様の会話をしていたはずだとし、彼らのコミュニケーション を全体的、多様式的、操作的、音楽的、ミメシス的な「Hmmmmm」と名づけた。絶滅した人類、ネアンデルタールはじゅうぶんに発達した咽頭と大きな脳容 量をもち、この「Hmmmmm」を使うのにふさわしい進化を遂げていた。20万年前の地球は、狩りをし、異性を口説き、子どもをあやす彼らの歌声に満ちて いたことだろう。一方、ホモ・サピエンスではより明確に意思疎通するために言語が発達し、音楽は感情表現の手段として熟成されてきたものと考えられる。認 知考古学の第一人者として、人類の心の進化を追究しつづけるスティーヴン・ミズンが、太古の地球に響きわたる歌声を再現する。https: //ci.nii.ac.jp/ncid/BA77393748

受賞歴のあるサイエンス・ライター、スティーブン・ミズンによる、私たちの言語本能についての魅力的で鋭い考察。意識や知性の概念と並んで、私たちの言語 能力は人間を人間たらしめるものの核心に位置する。しかし、言語の進化的起源が様々な憶測を呼び、熱烈な議論を呼ぶ一方で、音楽は無視されてきた。言語と 同様、音楽もまた人類文化の普遍的な特徴であり、私たちの日常生活に欠かすことのできないものなのだ。スティーブン・ミズンは、『歌うネアンデルタール 人』(THE SINGING NEANDERTHALS)の中で、神経学的なケーススタディから児童心理学、霊長類のコミュニケーション・システム、最新の古考古学的証拠まで、膨大な 情報源を駆使して、そのバランスを是正している。その結果、魅力的で挑発的な作品となり、スティーブン・ピンカーのように、音楽を無機能で重要でない進化 の副産物として退けてきた人々に対する簡潔な反論となった。https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA8068599X
スティーヴン・ミズン『歌うネアンデルタール : 音楽と言語から見るヒトの進化』熊谷淳子訳, 早川書房 , 2006年

1. 音楽の謎—音楽進化史の必要性
第1部 現在
2. チーズケーキ以上?—音楽と言語の類似点と相違点
3. 言語なき音楽—大脳、失語症、音楽サヴァン
4. 音楽なき言語—後天性・先天性の失音楽
5. 音楽と言語のモジュール性—脳内における音楽処理
6. 乳幼児への話しかけ、歌いかけ—脳の成熟、言語学習、絶対音感
7. 音楽は癒しの魔法——音楽、感情、医術、知性
第2部 過去
8. うなり声、咆哮、身振り—サル、類人猿のコミュニケーション
9. サバンナに響く歌—「Hmmmm」コミュニケーションの起源
10. リズムに乗る— 二足歩行と踊りの進化
11. 模倣する性質—自然界についてのコミュニケーション
12. セックスのための歌—音楽は性選択の産物か
13. 親に求められるもの——ヒトの生活史と感情の発達
14. 共同で音楽を作る——協力と社会のきずなの重要性
15. 恋するネアンデルタール——ホモ・ネアンデルターレンシスの「Hmmmmm」コミュニケーション
16. 言語の起源——ホモ・サピエンスの起源と「Hmmmmm」の分節化
17. 解けても消えない謎——現代人の拡散、神とのコミュニケーション、「Hmmmmm」の名残り
参考文献
The development of language was one of the key factors that enabled the emergence of the modern mind, with its seemingly unlimited powers of imagination, curiosity and invention. It is one of the things that makes us human and, whether gestural, written or spoken, allows us to communicate ideas from the most mundane to the most profound. But while the origins of language have provoked furious debate, those of music- our other major vocal and aural communication system have been oddly neglected, and though many have picked at the puzzle, its evolutionary significance has often been dismissed.

In The Singing Neanderthals, Mithen puts the popular notion of music as the language of emotion on a scientific basis, offering a new scenario for a shared musical and linguistic heritage. Structured in two parts, this books offers an array of evidence from the present which is exposed to fossil and archaeological records from the past. And fascinating ground is covered- from emotionally manipulative gibbons, through the neurological basis of music and language to the impact of happiness on helpfulness, and from the role of laughter in parent-child bonding to the impact of bipedalism on the brains and voices of our ancestors. In doing so, Mithen explains why there are such profound similarities and differences between music and language, and why music plays such a big part in all of our lives.
"synopsis" may belong to another edition of this title.

Less
スティーヴン・ミズン著 ; 松浦俊輔, 牧野美佐緒訳『心の先史時代』青土社, 1998

人間はなぜ文化をもったのか。人類は600万年前に進化の系統樹から猿と分かれ「心」を進化させた。文字や石器の登場以前の先史時代に、人類はその心で何 を見て、何を考えていたのか?心のシステムを解明する進化心理学と、認知考古学の最新データを駆使して、心の世界へ新たな扉を開ける。芸術・宗教・科学の 起源。

第1章 なぜ考古学者が人間の心について問うのか
第2章 過去のドラマ
第3章 現代人類の心の基本構造
第4章 心の進化についての新しい説
第5章 猿とミッシング・リンクの心
第6章 最初の石器を作った人間の心
第7章 初期人類の心における多様な知能
第8章 ネアンデルタール人のように考えてみる
第9章 人間の文化のビッグバン—芸術と宗教の起源
第10章 ではそれはどのように起きたのか
第11章 心の進化
エピローグ 農業の起源
言 語の発達は、無限の想像力、好奇心、発明力を持つ近代的精神の出現を可能にした重要な要因のひとつである。ジェスチャーであれ、文字であれ、話し言葉であ れ、ごくありふれたものから深遠なものまで、さまざまな考えを伝えることができる。しかし、言語の起源が激しい論争を引き起こす一方で、音楽、つまり人間 のもうひとつの主要な発声・聴覚コミュニケーションシステムの起源は奇妙なほど無視されてきた。

歌うネアンデルタール人』の中でミーテンは、音楽は感情の言語であるという一般的な概念を科学的根拠に基づき、音楽と言語遺産の共有という新たなシナリオ を提示している。本書は2部構成になっており、化石や考古学的な過去の記録と照らし合わせながら、現在から得られたさまざまな証拠を提示している。感情的 に人を操るテナガザルから、音楽と言語の神経学的基礎、幸福感が親切心に与える影響、親子の絆における笑いの役割から、二足歩行が私たちの祖先の脳と声に 与える影響まで、魅力的な領域が網羅されている。そうすることで、ミーテンは、なぜ音楽と言語の間にこれほど深い類似点と相違点があるのか、そしてなぜ音 楽が私たちの生活のすべてにおいてこれほど大きな役割を果たしているのかを説明する。
"あらすじ "は本タイトルの別版に属する可能性があります。

以下

ジョン・アンソニー・ランドール・ブラッキング (John Anthony Randoll Blacking、1928年10月22日 - 1990年1月24日)は、イギリスの民族音楽学者、社会人類学者である。マレーシアで陸軍に入り、ヒュー・トレーシーに雇われて国際アフリカ音楽図書館 (ILAM)に入り、さらに1950年代から1960年代にかけて南アフリカのヴェンダ族の音楽と文化を研究した。1965年、ヴェンダ族の子供の歌に関 する研究でウィットウォータースランド大学からD.Litt.を授与される。民族音楽学の分野では、音楽研究において人類学的な視点を早くから精力的に提 唱してきたことで知られている[1]。その後の学究生活の大半を北アイルランドのクイーンズ大学ベルファストで過ごし、1970年から1990年に亡くな るまで、社会人類学の教授を務めた。音楽の社会的影響に関する彼の考えの多くは、1973年に出版された『人間はいかに音楽的か』に見ることができる。こ の本でブラッキングは「人間的に組織された音」としての音楽の研究を呼びかけ、「人類にとってより興味深く重要なのは、西洋人の特定の音楽の業績よりも、 音楽製作者である人間の活動である」と主張し[2]、「どんな音楽スタイルも『それ 自身の条件』を持っていない:その条件はその社会と文化の条件である」 と述べている。 [3] その他の著書に、音楽と文化の相互浸透に直接焦点を当てた最初の民族音楽学的著作の一つである『ヴェンダの子供の歌』(1967)、『身体の人類学』(ロ ンドン:アカデミック出版、1977)、『すべての音楽の常識的見解:民族音楽学と音楽教育に対するパーシー・グレインジャーの貢献に関する考察』(ケン ブリッジ:ケンブリッジ大学出版、1989)などがある。西オーストラリア大学のキャラウェイ・センターは、彼のフィールドノートとテープのアーカイブで あるジョン・ブラッキング・コレクションを所蔵している。また、アルスター・テレビジョンで「ダンシング」シリーズを執筆、放映した。ジョン・ブラッキン グ・ハウスは、彼のオープンドア住宅協会への関わりを称え、ベルファストに命名された。1990年1月24日、62歳でベルファストで死去。

John Blacking's "How Musical is Man?" | Audio Samples - UW Ethnomusicology Archives.
歌うネアンデルタールとスティヴン・ミズン(邦訳)——早川書房版
・謝辞のなかに、ブレント・バーリンがいる(9)
・フォーレ「レクイエム」経験(10)
1. 音楽の謎—音楽進化史の必要性
・人類が音楽そのものを好む「事実」(11)
・音楽選好の普遍性、ダーウィン『人間の由来』(1871)
・ジョン・ブラッキング『人間の音楽性』(1973)
・ジャン=ジャック・ルソーは『言語起源論』(1781)で、言語と音楽の起源を論じている(13)
・総じて、初期研究には、言語と音楽の共通の起源性についての議論があったが、やがて、言語起源論に焦点化されて、音楽の起源論は衰退する。
・言語は「情報の伝達」、音楽は「感情の伝達」という二分法:でもこれは、「〜ながら音楽聴き流し」という、音楽=サウンド環境論からみれば単純化すぎる(池田)(13)
・原型言語(プロト言語?)(13-14)
・構成的(compositional)原型言語説と、全体的(Holistic)原型言語説
・構成的(compositional)原型言語説としての、デレク・ピッカートン(14)現在主流
・全体的(Holistic)原型言語説としての、アリソン・レイ(15)
・ミズンは『心の先史時代』での、音楽については論じていないと、反省(15)
・ネアンデルタールは、分節言語を話せなかった説を支持するミズン(16)だから、音楽もハミング(Hmmmmm)どまり、というのがミズンのみたて。※ Holistic multi-modal manipulative musical mimetic(全体論的な複数の様式による操作音楽的模倣)
・本書では、アリソン・レイの全体的(Holistic)原型言語説を採用して〈音楽の「進化」が言語の(誕生の?)鍵をにぎる〉と考える(17-18)
・人間の音楽と、鳥やクジラのコミュニケーションは「収斂進化」——まったく別々のものは自然選択により似たような解決法を見出す——であり、直接的な関係性なしとミズンは判断する(18)
2. チーズケーキ以上?—音楽と言語の類似点と相違点 (→聴覚のチーズケーキとしての音楽)
・ピンカーの音楽=チーズケーキ論(これはオリバー・サックスも批判している)
・ネトル、音楽は「言語の埒外にある、音による人間のコミュニケーション」(24)
・ケージの4分33秒は「聴く人」を含めることができない音楽(24)
・音楽の多様性はあれども、音楽全体に何らかの規則性をみとめないかぎり音楽を理解できぬ(26)
・ブラッキングは、すべての音楽は開かれていることを指摘する(1973:47)
・また、ブラッキングは、言語の普遍理論はあるけど、音楽のそれはないと指摘(27)
・つまり、音楽には異文化コミュニケーション能力がある(28)
・失語症、失音楽症(→「表現性の失語症」「失音楽症」)
・ブラッキングはいう、音楽は、言語の基本的原理と同様に、はじめから(先天的に?)内側に備わっていて、外にでて発達をとげる(30)
・チョムスキーのような音楽の深層構造はあるのか?
・フレッド・ラダールとレイ・ジャッケンドルフ『調性音楽の生成理論』(1983)——音楽版普遍文法(36)
・イアン・クロスは、「音楽には明確なコミュニケーション機能なし」(38)
・ミズン「音楽は、非指示的なコミュニケーション体系」だ(39)
・感情表現優位(41)
・音楽と言語は、似て非なるもの(43-)
・音楽は、言語の副産物や、進化の袋小路あるいはチーズケーキである=ピンカー(44)
・スティーブン・ブラウン「ミュージランゲージ」(44)
3. 言語なき音楽—大脳、失語症、音楽サヴァン
・脳の研究

・音楽サヴァン(Savant syndrome
4. 音楽なき言語—後天性・先天性の失音楽
・失音楽症
5. 音楽と言語のモジュール性—脳内における音楽処理

6. 乳幼児への話しかけ、歌いかけ—脳の成熟、言語学習、絶対音感
・Music and Emotion, 2001.
・Music and emotion : theory and research / edited by Patrik N. Juslin and John A. Sloboda. New York : Oxford University Press , 2001= 音楽と感情の心理学 / P.N.ジュスリン, J.A.スロボダ編 ; 大串健吾, 星野悦子, 山田真司監訳, 誠信書房 , 2008.
音楽と感情—はじめに
音楽と感情についての心理学的展望
脳に耳を傾けて—音楽的感情についての生物学的展望
音楽と感情—音楽療法からの展望
音楽的構造の感情表現に及ぼす影響
映画における感情の源泉としての音楽
演奏とネガティブな情動—演奏不安という問題
音楽演奏における感情伝達の概観とその理論構成
音楽の情動的効果—産出ルール
自己報告による音楽への感情反応の連続的測定
日常の音楽聴取における感情
強烈な音楽体験による情動
・「感情」の進化学的意味(128)
・「嘘をつくときの赤ら顔のように、感情的な行為は社会的価値へのコミットメントを示す偽りがたいシグナルとなる。そして、信頼できる仲間を見分けること ができれば、私たちの信頼に値しない仲間を拒絶することができる。自己利益を意識的に追求することは、その達成とは相容れないということだ。私たちは皆、 自発的であろうと努力する人は決して成功しないという考え方に馴染んでいる。だから、少し考えれば、常に利己心を追求する人は失敗する運命にあることがわ かる」——Passions Within Reason.の紹介にある表現.
・ロバート・フランク『オデッセウスの鎖:適応プログラムとしての感情(Passions Within Reason: The Strategic Role of the Emotions)』
・音楽と感情喚起(132)
・調性の感覚は、人類普遍的に近い?(132)——ブラッキングの直感
・音楽は感情を誘発する(138)
・音楽療法(139)
・エヴァンズ=プリチャード、アザンデにおける妖術審判の際におけるダンスや音楽(142)
・音楽は感情の言語(146)
7. 音楽は癒しの魔法——音楽、感情、医術、知性
・ここからが化石哺乳類や霊長類の話
8. うなり声、咆哮、身振り—サル、類人猿のコミュニケーション

9. サバンナに響く歌—「Hmmmm」コミュニケーションの起源

10. リズムに乗る— 二足歩行と踊りの進化

11. 模倣する性質—自然界についてのコミュニケーション

12. セックスのための歌—音楽は性選択の産物か
・ジェフリー・ミラーの説:音楽は人間の性選択による発展した。
・ランナウェイ選択(Fisherian runaway)、ハンディキャップ原理(Handicap theory)、指標形質と美的形質.
ランナウェイ説「雄または雌のある形質に対する異性への好みが、ある程度以上の頻 度で集団内に広まると、その形質を持っている異性しか配偶相手として選ばれなくなるプロセスが働くと考える。異性がどういう形質を好みとするかは、生物学 的な意味や生存競争上の有用性とは関係しないため、ランナウェイプロセスにより獲得した形質は装飾的で実用的でない場合も多いとされる。生存競争等の側面 から見ると、必ずしも良質な異性を選んでいるわけではないことになる」
・ハンディキャップ原理(Handicap theory):「ハンディキャップ原理(ハンディキャップりろん、Handicap principle) とは、1975年にイスラエル人の生物学者アモツ・ザハヴィ(Amotz Zahavi)によって提案された動物の一見非適応的な(個体の生存の可能性が減少するような)形態や行動の進化を説明する理論である。また生物が発する 信号に関する理論(シグナル理論)の重要な概念でもある。典型的な例として挙げられるものとしてガゼルの跳びはね行動(ストッティング)がある。ガゼルが 捕食者であるライオンやチータによって脅かされるとき、ガゼルは最初にゆっくり走り、非常に高く跳ねる行動を示す。動物学者は捕食者に見つかりやすくなる この行動の理解に苦しみ、その行動は他のガゼルにチータの存在を知らせているかもしれないと考えていた。しかし、ザハヴィは各々のガゼルが示すこの行動 は、他の仲間より自分が健康で調子が良い個体であるということを捕食者に示し、捕食者がそれを追うことを避けなければならないようにするために行なってい ると主張した。この主張は捕食者が健康な個体を追いかけることは、最終的には実を結ぶことのない追跡となり、無駄なエネルギー消費を避けようとする捕食者 への回避になるというものである。捕食者であるチータは、ガゼルの行動から健康か健康でないかという情報を得て、捕獲する際の難易度を図らなければならな いということである。良い調子のガゼルだけがチータにそのような利点を正確に伝えることができて、生き残るための優位性を得ることができると考えた」
13. 親に求められるもの——ヒトの生活史と感情の発達

14. 共同で音楽を作る——協力と社会のきずなの重要性
・なぜ人は共同で音楽をつくりたがろうとするのか?(293)
・ロビン・ダンバー:共同の音楽づくりのなかで、脳のなかでエンドルフィンができる(298)
・ウィリアム・マクニール:共同すると「境界の消失」感がます(299-)
・複雑な社会で生き残るために「協力」することと、言語と情動をつかった心の誕生の鍵があるのでは?(303)
・囚人のジレンマ(Prisoner's dilemma)課題→「囚人のジレンマ(しゅうじんのジレンマ、英: prisoners' dilemma)とは、ゲーム理論におけるゲームの1つ。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである[1]。各個人が合理的に選択した結果(ナッシュ均衡)が社会全体にとって望ましい結果(パレート最適)にならないので、社会的ジレンマとも呼ばれる[2]。」
・ウォルター・フリーマン、社会の絆をつくる手段としての音楽(309)
・ブラッキング:ヴェンダ社会は協力するように社会化され、英国の学校文化は競争するように育てられる(310)
15. 恋するネアンデルタール——ホモ・ネアンデルターレンシスの「Hmmmmm」コミュニケーション
・ネアンデルタールのこころ(330-)
・音楽サヴァンのエディは、ネアンデルタール人のこころ?;言語運用能力には困難でも、音楽的には卓越する(348)
16. 言語の起源——ホモ・サピエンスの起源と「Hmmmmm」の分節化
・サピエンスの進化
・言語遺伝子としてのFOXP2.→「フォーク ヘッドボックスタンパク質P2(FOXP2)は、ヒトではFOXP2遺伝子によってコードされるタンパク質である。FOXP2は転写因子のフォークヘッド ボックスファミリーのメンバーであり、DNAに結合することで遺伝子発現を制御するタンパク質である。脳、心臓、肺、消化器系で発現している[3] [4]。」
・アリソン・レイの全体的(Holistic)原型言語説を採用して〈音楽の「進化」が言語の(誕生の?)鍵をにぎる〉と考える(17-18)。レイの理論を、Hmmmmmと照らし合わせて、サイモン・カービー(=コンピューターモデルで言語の進化を考える;Simon M. Kirby)の見解について考える。
・レイ(360-)
・カービー(362-)
・人類にとっての言語の誕生は、20万年前(365-)
・認知的流動性:The term cognitive fluidity describes how a modular primate mind has evolved into the modern human mind by combining different ways of processing knowledge and using tools to create a modern civilization.(認知的流動性という用語は、知識を処理し、道具を使用するさまざまな方法を組み合わせることによって、モジュール化された霊 長類の心がどのように現代人の心に進化し、現代文明を作り上げたかを説明するものである。)
17. 解けても消えない謎——現代人の拡散、神とのコミュニケーション、「Hmmmmm」の名残り

・人類史における技術革新は、人々に対する音楽への参加と共同性の創出にやくだっている(ブルーノ・ネトル 1983)
・ジョン・ブラッキング(393-)人間にとっての音楽能力の「生得性」(393)
・人間の内から育って、外にでて発達する
・音楽は言語に似るのか、そして違うのか?(393)
文献

W. Tecumseh Fitch. Dancing to Darwin's tune. Nature volume 438, page288 (2005)
W. Tecumseh Fitch. Dancing to Darwin's tune. Nature volume 438, page288 (2005)は、本書の書評
https://www.nature.com/articles/438288a
1859年にダーウィンの『種の起源』が出版されてからの数年間は、波 乱に満ちていた。ダーウィンは、オックスフォード大学の言語学者マックス・ミュラーという強力で不屈の敵を見つけていた。戦線は明確に引かれた: ミュラーは(多くの同時代の研究者と同様)、自然淘汰が動物の形態を生み出す役割を認めることは厭わなかったが、人間の進化、特に言語という人間の真髄と もいうべき特質を説明することはできないと考えたのである。ミュラーの批判の核心は、言語のもっともらしい前駆物質がないことにあった。彼は言語の起源に 関するビクトリア朝時代の考え方を冷酷に批判し、「ボウ・ワオ」説や「ディン・ドン」説といった蔑称をつけた。
https://www.nature.com/articles/438288a ダーウィンは『種の起源』では、人間の進化についての言及をほとんど省 いていたが、1871年に出版した『人間の由来と性による淘汰』では、言語の進化の問題を取り上げた。その後の多くの理論家と同様、ダーウィンも、人間の 言語のように複雑なものは、完全に形成された状態で誕生したのではなく、何らかの中間段階(今日では「原始言語」と呼ばれている)を経て誕生したに違いな いと認識していた。音楽は人間の普遍的なものであり、明らかな生存機能がないために特殊なものであることを認識したダーウィンは、ジャン=ジャック・ル ソーが少し言及した、原始言語が音楽に似ているという考えを詳しく説明し、「演説のリズムやカデンツは、以前に発達した音楽的な力に由来する」と示唆し た。彼は、ドゥニ・ディドロとハーバート・スペンサーが提唱した、音楽は音声に由来するという逆の考えを、基本的な進化原理に反するとして退けた。ダー ウィンは、鳥のさえずりになぞらえて、初期の音楽的能力は性淘汰によってもたらされたと主張した: 「音符とリズムは、異性を魅了するために、人類の祖先である男性か女性が最初に獲得したものである」。
https://www.nature.com/articles/438288a 近年、言語の進化に関する学問的関心が高まっているが、スティーブン・ミズン著『歌うネアンデルタール人』は、ダーウィンの「音楽的原始言語」仮説に関する初めての長編解説書である。非音楽家であることを公言しているミズンは、ダーウィンの仮説を熱心に、そしてしばしば印象的に擁護し、魅力的なトピックを幅広く取り上げている。
https://www.nature.com/articles/438288a ミズンはまず、音楽は話し言葉の単なる非適応的副産物であるというスペンサーの考えを狙い撃ちする。この考え方は、スティーブン・ピンカーが『How the Mind Works』(W.W.ノートン、1997年)の中で「チーズケーキとしての音楽」 という仮説の中で印象的に表現している。ミズンは、人間の感情や行動に対する音楽の力は、この仮説とは矛盾していると主張する。育児、集団の結束、競争、 伴侶の選択など、音楽の適応機能に関する現在の提案を見事に要約している。育児機能については、最も説得力があるように思われる。というのも、人類のあら ゆる文化において、親は子どもに歌を歌うし、母親の子守唄や遊び歌は乳児の興奮を調節するのに重要な役割を果たすことが実験的に示されているからだ。しか し、ミズンのレビューでは、他の選択肢もそれぞれ一定の支持を得ている。彼は、ダーウィンの音楽的原言語の提案に批判的な現代のミュラーが答えるべき、かなりのデータと論証を集めた。
https://www.nature.com/articles/438288a ミ ズンは次に、人類の古生物学と考古学の専門知識をもとに、この仮説的な音楽的原言語の詳細な姿を描き出す。ミズンのシナリオはこれまでの説明よりもはるか に詳細だが、脚注が豊富なこの長い本のどこにも、この本の核となる考え方がダーウィンのものであることを認めていないことに私は驚き、失望した。彼は『人 間下降論』を引用し、関連箇所も一応は引用しているが、ミズンは音楽的原言語仮説を自分のものだと主張することに熱心なようだ。何も知らない読者は、この 本の中心的なテーゼが100年以上前にダーウィンによって簡潔に示されたものであることに気づかずに、簡単にこの本を読み終えてしまうかもしれない。 「うーん」、確かに。
https://www.nature.com/articles/438288a 本書の最大の弱点は、音楽的原言語仮説に対するミズンの熱意が、時とし てその問題点を率直に認めることを妨げていることである。これは、音楽の神経科学に関する記述で顕著である。彼は、脳内の音楽回路と言語回路の分離を示す 脳分離研究をレビューし、音楽が単に言語の副産物であるという考えに対する証拠を提供している。しかし彼 は、音楽と言語の神経回路が部分的に重なり合っているという、より複雑な絵を描く最近の脳画像研究をレビューしていない。また、音楽と動物の発声の類似性 についての議論は、ほとんど霊長類に限定されており、鳥のさえずりなど、音楽の進化に関連する幅広い動物データを無視している。そのため、本書は裏付けと なるデータを幅広くカバーしているが、バランスの取れた概観を求める読者は、専門的な文献に目を向ける必要があるだろう
https://www.nature.com/articles/438288a これらの批判はさておき、本書は非常によく書けており、ミーセンの明晰 で熱意溢れる語り口は、このトピックに興味を持つ非専門家にとって格好の入門書となっている。音楽や言語の生物学と進化に興味のある人なら誰にでも、特 に、音楽は言語と絡み合いながらも言語とは独立した、古くからある重要な人間のコミュニケーション形態であるというダーウィンの考えに興味のある読者には お勧めできる。
Authors and Affiliations
the School of Psychology, University of St Andrews, St Andrews, KY16 9JU, Fife, UK
W. Tecumseh Fitch

邦訳書、p.379. 図18. 「先史時代の「音楽的(musical)」な思考と行動の様式」——ジョン・ブラッキング(1973)

リンク

  • Steven Mithen▶︎Ronald Fisher▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎
  • 進化音楽学▶︎︎ジョン・ブラッキング ▶︎ピエール・ポール・ブローカ▶︎︎ローマン・ヤコブソンによる言語の二軸理論▶︎表現性の失語症▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎
  • 文献

  • 歌うネアンデルタール : 音楽と言語から見るヒトの進化 / スティーヴン・ミズン著 ; 熊谷淳子訳, 早川書房 , 2006
  • 氷河期以後 : 紀元前二万年からはじまる人類史 / スティーヴン・ミズン著 ; 久保儀明訳, 上,下. - 東京 : 青土社 , 2015
  • The prehistory of the mind : a search for the origins of art, religion and science / Steven Mithen. London : Phoenix, a division of Orion Books , 1998
  • 心の先史時代 / スティーヴン・ミズン著 ; 松浦俊輔, 牧野美佐緒訳, 青土社 , 1998.
  • その他の情報


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