はじめによんでください

多文化間看護学入門

Concept of Transcultural Nursing, 2099

池田光穂

(0)多文化間看護(transcultural nursing)のススメ

このページは、異文化の理解を国際看護の実践に役立 てるために設けられたものである。国際看護における異文化理解の文脈は、看護師が国内(ホーム)にいる場合と、国外(アウェー)にいる場合の大きく2つに わけられる。さらに、それぞれに臨床の現場で個別の患者に対応する場合と、公衆衛生の保健プロジェクトなど集団に対応する場合がある【図版を参照】。かつ ての国際看護は、インターナショナルな文脈の中での臨床医療に対応することが目的とされた。しかしグローバル化のすすむ現在、患者やその家族が多文化状況 のなかで生活の質(QOL)を高めるための、新たな国際看護の制度枠組みとしての多文化看護(transcultural nursing)が求められているのである。

1 異文化とはなにか?
2 異文化を把握する方法
3 異文化に違和感を覚えるとき
4 異文化を受け入れるとき
5 異文化看護を知る
6 異文化看護をアセスメントする
7 サブ・カルチャーとマイノリティ
8 民族的マイノリティ
9 性的マイノリティ
10 ダイバーシティと文化的能力

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

看護人類学入門

池田光穂