はじめによんでください
看護人類学講義
解説:池田光穂
- 臨床社会特論D-2(医療人類学入門)関西学院大学社会学部2012
年度/
社会学部/23396002/臨床社会特論D 2/春学期 週 2時間/単位 2/履修基準年度
1 副題:医療人類学入門/池田光穂の2012年度の授業[→関学版シラバス(pdfです)]
- 目標:医療人類学に関する学部生(undergraduate)が理解すべ
きグローバルスタンダードなレベルの知識習得をめざします。
- 受講レベル以前の人のための動機づけ訓練具:「勉強できる身体改造法」(pdfはこちらです)「勉強の
やり方・指南」
- この本を読み終わった人は:「大学院生のための続(モア)看護人類学」
に進みください
■ 授業内容(改訂版)
【逆向きから考える】
- 春学期定期試験(2012年7月18日)持ち込み不可(試験時間60分)
- 第13章 コミュニケーションと現場力(2012年7月11日:水)pdfです【コミュニケーションと現場力】(パスワードなし)
- 第12章 苦悩の慣
用句 (2012年7月4日:水)【苦悩の慣用句】kwangaku120704.pdf
- 第11章 中間予備試験をおこな
います!(2012年6月
27日:水)[教科書のみ持込可の論述試験80分]
- 第10章 感染症の隠喩
(2012年6月20日:水)【近
代医療の起源+感染症の隠喩】kangaku120620.pdf
- 第9章 近代医療の起源
(2012年6月13日:水)
- 第8章 心霊手術の道徳論
(2012年6月6日:水)
- 第7章 文化現象としての痛み
(2012年5月30日:水)
- 第6章 うんこの哲学De
Modo Cacandi(2012年5月23日:水)
- 第5章 生殖補助技術時代におけ
る人間(2012年5月16日:水)
- 第4章 出産にまつわる文化
(2012年5月9日:水)
- 第3章 苦しみの諸相(2012
年5月2日:水)
- 第2章 いのちの諸相(2012
年4月25日:水)
- 第1章 異文化看護への道
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【7月11日】最終授業の資料(pdfです。パスワードありません)
Kangaku_MedicalAnthroLast.pdf
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【7月4日授業】【資料は:苦悩の慣用句】kwangaku120704.pdf
試験への疑問などとしては、
・テストの際に、先生に示していただいた模範解答に相反する内容であっても、論理的に述べていれば合格となるのでしょうか
(→もちろん!論述試験とは、回答者の考えることを、他者(=試験官)でも理解可能な形で提示する
ことで、回答者の意向にすり合わせることではありません。ただし、相手(=出題者)はプロですので、反論するならそれなりの知識と修辞の技量がないと「討
ち死」するリスクがどうしても高くなります)
授業への感想・疑問としては
・医者の中にも新型うつなど、様々な解釈が分かれているのであれば、患者はさらに不安になるのではと感じた
・近代は、とにかく何にでも病名をつけたがり、病名≠症状というものが数多く存在するようになったという事には共感できる
・ネルビオスというものは精神的病であると位置づけられているが、患者と医者ではその認識が異なっており、その違いをはっきりと判断することは難しいと
思った
・「夫は良い人なのだから私がネルビオスにかかるはずがない」という話から「こんなにも愛し合っているのになぜ子供が出来ない」という笑い話を思い出した
・ジョロナの話が印象的だった
・試験に対する解説がありがたかった
・話が難しくてよく理解が出来なかったが試験を頑張ります
・最後の授業、楽しみにしています
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【6月27日は中間試験でした】
- ・大体、何字程度を目安に論述すればよいのでしょうか?
- (→大学の論述試験は、できるだけ多めに書いたほうがいいでしょうね。もちろん高
得点をめざすなら要点や重要なポイントが記されていることが不可欠です)
・理解したつもりでいたが、知識が全く身についていなかったことを確認することが出来た
・物事を立体的に見るにはどうすれば良いか、考えていきたいと思う
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【6月20日の授業分】スライド資料→(パスワードかけていません。約801KB)【近
代医療の起源+感染症の隠喩】kangaku120620.pdf
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【6月13日の授業感想など】
授業などへの要望・疑問などとしては、
・期末試験は結局、最後の週に授業内試験を行うのか →中間予備試験
(2012年6月27日:水)春学期定期試験(2012年7月18日)
・映像が気持ち悪く直視できなかった。もう少し映像を考えてもらえないだろうか
勧告【不快な映像があることは2度以上にわたって事前に断っています。閲覧しない権
利も保証されていたはずです。このコメントは、この授業の趣旨や説明を理解していたら出てこなかったはずです。次回からは、よく考え
てからコメントをしてください。】
授業の内容への感想や疑問などとしては、
・映像のように、他種の命を操作する人間とは地球にとってどのような存在なのだろうか
・屠殺など、精神的に負担が他の職よりも大きいと考えられる仕事は、他の職に比べて給料の違いなどあるのだろうか
・屠殺を仕事としている人間はやはり周りから差別されてしまうのか
・グロテスクな映像も多く、ゾッとした場面も多かった
・牛や鶏の映像をしっかりとみる事が出来なかった
・感謝の気持ちはあるが、少し気持ち悪かった
・日本では、このような映像に触れる機会がないので気持ち悪いと感じたのだろうか
・牛や鶏を加工する工場で働いている労働者はどういう感情で毎日働いているのだろうかと思った
・心の底から、殺される牛や鶏ではなく、食べる人間側で良かったと思ってしまった
・家畜の体から大量の液体が出ているのを見て、生物にはこんなに水分が含まれているのかと思った
・屠殺に使われる機械が大きく、また非常に合理的だったことに驚いた
・自分が他の生物によって養われているということを改めて感じた
・食に関して色々と考えることは、食のために犠牲になってくれたものへの敬意となるのではないかと感じた
・「いただきます」の大切さを知った
・私たちの食の現状を知ることができて良かったと思う
・先生の解説がついており、分かりやすかった
【6
月6日の授業感想など】
授業などへの要望・疑問などとしては、
・授業に何回か欠席すると、その時点で単位認定がされないということはあるのか?
授業の内容への感想や疑問などとしては、
・今回の映像は外国のものでしたが、日本における食糧生産はどのようなものなのでしょうか
・「自然」とは?「食」とは?と考えさせられる映像だった
・「命を食べること」に感謝しなければと思った
・私たちの豊かな食生活は、様々な人間の手が加えられていると再認識した
・映像は、内容は分かったが意味は分からなかった
・映像に関して解説がもう少しだけ欲しい
・人間として、自然や命に申し訳ない気持ちになった
・人間は生きるために他の命を奪うことを前提に生きていると再認識した
・動物たちの扱いにショックを受けた
・ヒナの映像を見て、その扱いが非人道的な行為としか思えなかった
・ヒヨコの時はゾッとしたにも関わらず、野菜や果物の時には何も感じなかったのは何故かと考えさせられた
・動物を殺しているシーンはショッキングだが、受け入れなければと思った
・映像を見て、これは私たちが生きるためにやっていることなので、私はこれを「かわいそうだ」とは感じられなかった
・農薬をまいているシーンでは人が完全防御をしていることでその毒性の強さが伝わった
・この映像は、製作者が自身の思想やメッセージを出さず映像を淡々と流しているだけであったのが気に食わない
・私たちは普段から食の安全は当たり前のものだとしているが、食に関する事件が多発している今ではそれは疑わしく、個人の自己防衛が求められていると思っ
た
・心霊手術などを昔の人は大人まで信じていたと思うと滑稽に感じた
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【5月30日の授業感想など】
授業などへの要望・疑問などとしては、
・途中退席をした場合、出席点はどうなるのか
授業の内容への感想や疑問などとしては、
・インディアンなどの通過儀礼のようなものが、なぜ青年期に多く見られるのだろうか
・両義性(アンビバレント)に関してもう少し説明が欲しかった
・痛みという概念は死を想起させる故に生の実感を得られるのだろうか
・実際に、自分が痛みを受けているわけではないのに、外傷や血を見ると黙っていられなくなる、体をねじりたくなるような感覚がするのは本能なのだろうか?
・痛さの閾値の話があったが、一番痛みに強い国はどこだろうか?私は日差しの強い赤道付近の人間が皮膚が厚そうなので強いと思う
・魚などで痛覚が無いと分かっていても切られて暴れているところを見ると痛いのだろうかと思ってしまう。その理由は自分の経験でしか、その反応を認識でき
ないからなのだろうかと思う
・痛みだけでも世界では様々な価値観があるのだから、その他の感情もそうなのだろうと感じた
・数々の苦行を目の当たりにして、自分は絶対にしたくないと思った
・個人的に苦行の意味が分からなかった。しかし、それがその国の文化であるならばしょうがないのだと感じた
・痛みを犬とする考えは、病気になったとき辛さを和らげるために身体と心を別に考えるようにしている私には少し理解ができた
・「痛み」は誰でも避けたいものであるにも関わらず、進んで受けようとさせる宗教の力は凄いと感じた
・人は他人の痛みなど分からないというのは当然のことであるのに、いつもそれを忘れて痛みを分かったような振る舞いをしているなと思った
・画像がグロテスクで途中から見ていられなかった
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【5月23日の授業感想】
授業などへの要望としては、
・絵や写真を使ったパワーポイントの解説が分かりやすかったので、これからも行ってほしい
・静かな環境で受講できているのでこの状態を保ってほしい
・スライドに英語の文章が出てきて何と書いているのかわからなかった
授業への感想や疑問などとしては、
・出産という喜ばしい出来事が、「ケガレ」とされる考えが理解できない
・通過儀礼について興味を持ったので、他の事例も教えてほしい
・通過儀礼と聞いてバンジージャンプを思い出した。今回はその他の事例が聞けて良かった
・性教育について、見直さなければならないのかなと思った
・人間のお産だけが難産なのか?牛や馬の出産も苦しそうであるが
・授業を受けた日の二時限目の授業で、授乳のシーンが流れたが、まったく「エロさ」を感じずとても魅力的であったことを
授業を受けて思い出した
・セックスの体位はどのようにして(またはどうして)種類を増やしていったか
・授業を受けて、医療が進歩してリスクが少なくなったものの、やはり危険が伴うと聞いて出産が少し怖くなりました
・出産において、一番楽な姿勢が見つかればいいなと思った
・今回の講義は性に関することが多く生々しかった
・話が強烈で目が覚めました
・授業を受けて「性」が凄く神秘的であると感じ、興味深く感じた
・今までは「性」をいやらしいことだと思い、詳しく学ぼうとしていなかったが、今後はその考えを改めようと思った
・出産の体勢など、これまで正しいと思っていたことが、実は根拠があまりないと知って驚いた
・通過儀礼に関して、「私たちからすればありえないこと」がたくさんあり、人によって価値観は違うということに興味を持った
・"I"と"me"の概念を再確認できてよかった
・医者の例など、科学ではうまく説明できないことが起きるから「奇跡」をまだどこかで信じることが出来るのだと思った
痛みの比較文化論(パスワードで解錠しないと
プリントアウトできません。コピペも不可)
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【5
月16日の授業感想】→5月23日での授業リプライ
授業などへの要望としては、
- ・教室変更をして良かった
- ・テストは難しいのか?
- ・記述ではどのような事が聞かれるのか
- ・1回の講義の中にたくさんの内容の話があるのでついていけない
授業への感想や疑問などとしては、
- ・そもそも、どうして「性行為」はいやらしい意味であると感じられるのか
- ・生理の「病気化」は好ましいもの?好ましくないもの?
- ・本当に心から差別をしない人間はどれくらいいるのだろうと考えさせられた
- ・自分も「子供はどうやってできるの」と子供から聞かれた際にちゃんと答えられるようになりたいと感じた
- ・有性生殖は種の保存にとって、とても都合よくできているのだと感心した
- ・PMSについては、「生理前だから」という観念によって普段からの症状が強調されているだけなのではと感じた
- ・保健体育の授業のようで面白かった
- ・生理の時にイライラする原因を知ることができて良かった
- ・PMSについて話を聞くことができて良かった
- ・授業中にプリンを食べているものがいて不快だった
- ・PMSの発生/程度が条件の厳しい国の女性は、PMSが無いもしくは軽度だというのは、
- その概念が無いのかそれとも本当にPMSが発生しないのかが分からなかった
- ・普段、あまり考えていなかった医療についても、実際病気になると関心を持つようになり、今回の授業の内容がよくわかった
【5月9日の授業感想】→5月16日での授業リプライ
授業などへの要望としては、
- ・時々、今回のようなDVDを使用した授業を行ってほしい
- ・映像だけではなく、説明も加えながら授業をしてほしかった
授業への感想や疑問などとしては、
- ・いつもの文面だけの授業だけではなく、映像での授業も視覚で学べて良いと思った
- ・我々は先人に感謝しなければと感じた
- ・「文字が無かったから不利だった」ということは本当なのか?文字の代替物はなかったのか?
- ・まさか病気が勝利の要因の一つだとは思わなかった
- ・ワクチンもないのに遺伝だけで免疫はつくのだと感動
- ・情報が入りやすいと有利だと感じた
- ・新大陸から旧大陸にもたらされた食料や文化があったと思われるが、それが現地と同じ利用法/違う利用法をされた場合で
- もたらされた悲劇も面白いと思う
- ・少しわからないことも多かった
- ・歴史は勝者が作るものなので、いくらドキュメンタリーで再現されたり、事実のように語られていてもどこまでが真実なのかわからない
- ・人間の免疫力は凄いと感じた
- ・『銃・病原菌・鉄』は以前から気になっていたので、視ることができて良かった
- ・印刷という発明のおかげで現代の我々の生活があると再確認
- ・現代の医療の凄さを再確認
- ・人間の体はよくできていると感じた
- ・現代で、未知のウィルスが蔓延した場合、どうにかなるのか
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【5月2日の授業感想】5月2日の授業感想→5月9日におけるリプライ
授業などへの要望
- ・テストは論述式とあるが、どのようなものにするのか教えてほしい
- ・授業の中でも、特に重要なものを教えてほしい
- ・もっと不思議な話を聞きたい
- ・もっといろいろな思想を知りたい
- ・スライドや話のスピードは丁度良いのでこのまま続けてほしい
- ・スライドをDL(download)して重要なところにチェックを付けているが、そのチェックしたところを教科書に書き込んでも意味は
あるか
授業への感想や疑問
- ・医療の事だけではなく、文化人類学にも触れながら進めてくれているので面白い
- ・火葬を行うのは日本だけなのか?
- ・出産という男でも女でも大事な話を聞けて良かった
- ・インフォームド・コンセントを「医師の責任逃れ」と批判されたり訴えられるケースはあるのか?
- ・教科書が面白かった
- ・人間が世界を見るのは、それぞれ文化によって異なることに共感した
- ・文化をレンズとしてみる手法は、文化人類学の基となるのだと感じた
- ・自国の医療について、他の国の医療文化という側面からアプローチすれば、問題点が浮かぶようになるのかもしれないと感じた
- ・臓器移植の話で、「人の死を待つ」という主張があれば、「それにより別の人の命が救われる」という考えもあり、複雑であると感じた
- ・アステカのナワトル語の話など、それに対応する動物たちが同じ世界にいて、別の価値観を持って生きているなんてすごいことだと感じた
- ・ナグアル・ナワールの話で、ディズニーの「ブラザーベア」という映画を思い出した
- ・私たちは悩んでいるときに病んでいるとつかうが、これは間違いだと知った
今日は「カハマルカでの邂逅」につ
いて学びます
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第2章 いのちの諸相(2012年4月25日:水)[→授業資料「いのちの
諸相」]
第1章 異文化看護への道(2012年4月11日と4月18日:水)授業資料:パスワードつき
- 1.看護人類学を定義しよう
- 2.看護の人類学と看護における人類学
- 3.看護人類学小史
- 4.様々な看護人類学の領域
- 5.看護人類学の近未来
- コラム 文化人類学と看護理論
■キーワード
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第3章 苦しみの諸相(2012年5月2日:水)[→授業資料「苦しみの諸相」]
- 1.苦悩の体験の解釈と理解
- 2.がん告知の位相
- 3.下痢と治療師
- 4.名医の幽霊
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第4章 出産にまつわる文化(2012年5月9日:水)[授業資料→出産にま
つわる文化]
- 1.生殖に関する観念
- 2.出産という文化
- 3.ケガレとしての出産
- 4.通過儀礼としての出産
- 5.いろいろな産婆の姿
- 6.擬娩の民話
- 7.避妊・堕胎・嬰児殺し
- 8.近代社会と出産
- コラム アイデンティティの謎
- 『銃・病原菌・鉄』をめぐる討論
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第5章 生殖補助技術時代における人間(2012年5月16日:水)
- 1.セックスからジェンダーへ
- 2.ジェンダーとしての男性の視点から
- 3.生殖補助技術が常識的価値観を強固にしている
- 4.神聖なる性交
- 5.愛の育児
- 6.親族の新しい分類
- 7.血の原理
- 8.生殖補助技術社会のゆくえ
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第6章 うんこの哲学De Modo Cacandi(2012年5月23日:水)
- 1.私の豚の哲学
- 2.うんこの宇宙論
- 3.厠のフォークロア
- 4.便所と子育て
- 5.うんこを通しての人間解放:挫折型と解放型
- 6.排泄の人類学
- 7.排尿のジェンダーによる差異
- 8.排除と排泄
- コラム フィールドワークの妖怪
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第7章 文化現象としての痛み(2012年5月30日:水)
- 1.痛みとその解釈の歴史
- 2.痛みを取り去ること
- 3.痛み経験の民族差
- 4.試練としての痛み
- 5.痛みの文化的意味
- コラム 痛みがわかるとは? 超難問を考える
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第8章 心霊手術の道徳論(2012年6月6日:水)
- 1.心霊治療に道徳はあるのか?
- 2.フィリピンの心霊手術
- 3.憑依霊と治療者のあいだ――ブラジルの事例
- 4.ヒポクラテスによる異端審問――心霊治療批判の原型
- 5.トリックとレトリック――心霊治療の護教論
- 6.モラルの時空間
- コラム フィールドワーク経験からの教訓
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第9章 近代医療の起源(2012年6月13日:水)
- 1.私たちが信じている医療が正しいと言える根拠は
- 2.近代医療はどこから始まるのか
- 3.連続と不連続
- 4.同時代医療という着想
- 5.同時代医療のあとにくるもの
- コラム ケアという贈与
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第10章 感染症の隠喩(2012年6月20日:水)
- 1.〈ばい菌〉駆除法
- 2.メタファーの使い方
- 3.意味連関の体液システム
- 4.感染の政治学/政治の感染学
- 5.感染症の文化的取り扱い方について
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第11章 病気と人生(2012年6月27日:水)
- 1.去来する記憶
- 2.記録が公刊されるまで
- 3.善意による舗装は地獄への道か?
- コラム 先住民にふりかかった悲劇
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第12章 苦悩の慣用句 (2012年7月4日:水)
- 1.ホモ・パティエンス(受苦的人間):中央アメリカのメスティーソ社会の人々の事例
- 2.苦悩の慣用句
- 3.「神経」の意味論
- 4.欲望と苦悩
- 5.変貌する苦悩
- 6.苦悩とわれわれ
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第13章 コミュニケーションと現場力(2012年7月11日:水)
- 1.医療通訳の仕事とは
- 2.現場力ってなに? 問いの背景にあるもの
- 3.社会的パワーとしての現場力:人は協働することでパワーを増す!
- 4.よい臨床コミュニケーションへの道
- コラム 「くつろぎ」からワークライフバランスまで
講義と質疑応答。適宜、課題を与えた6名程度の小グループ討論。
池田光穂『看護人類学入門』(文化書房博文社、2010年)ISBN-4-978-8301-1164-8
池田光穂・奥野克巳編『医療人類学のレッスン』(学陽書房、2007年)
定期試験(Final examination)/平常リポート(Ordinary paper)
定期試験と、平常リポートの総合評価
医療人類学は、研究対象領域との共通性から、医療社会学や医療経済学あるいは公衆衛生学などの分野と共通する点が多くあります。また研究方法論
とし
ては、文化人類学や応用人類学との共通点があります。これらの学問の入門書を読んだり、議論したりする経験は、この授業の受講に役立つことでしょう。
【キーワード】
【参考資料】
- 1.医療人類学への招待
- 2.生物としての人間/文化的構成体としての身体
- 3.こころと社会
- 4.近代医療の発達と現代生活
- 5.多様な医療医療のあり方:多元的医療論
- 6.伝統医療システム(I):呪術と施術
- 7.伝統医療システム(II):憑依とシャーマニズム
- 8.ライフコース(I):出産・育児・子どもの社会文化化
- 9.ライフコース(II):エイジング(加齢)
- 10.ライフコース(II):死と葬儀、前世とあの世、終末論等
- 11.ジェンダーとセックス
- 12.健康の政治経済学(I):経済格差と健康問題
- 13.健康の政治経済学(I):グローバルヘルス
- 14.医療人類学研究法
- 15.まとめ:健康と文化
初期事業案
- 1.コース概要説明:医療人類学への招待………………………【授業資料】パスワードつき
- 2.生物としての人間/文化的構成体としての身体……………【授業資料】パスワードつき
- 3.こころと社会……………………………………………………【授業資料】パスワードつき
- 4.近代医療の発達と現代生活………………………………………
- 5.多様な医療医療のあり方:多元的医療論………………………
- 6.伝統医療システム(I):呪術と施術……………………………
- 7.伝統医療システム(II):憑依とシャーマニズム……………
- 8.ライフコース(I):出産・育児・子どもの社会文化化……
- 9.ライフコース(II):エイジング(加齢)………………………
- 10.ライフコース(II):死と葬儀、前世とあの世、終末論等…
- 11.ジェンダーとセックス…………………………………………
- 12.健康の政治経済学(I):経済格差と健康問題………………
- 13.健康の政治経済学(I):グローバルヘルス……………………
- 14.医療人類学研究法…………………………………………………
- 15.---- まとめ:健康と文化
Copyright Mitzub'ixi Quq Chi'j, 2012