コロナ禍を経由した時相において対面コミュニケーションの重要性は
さらにあがるが、それはコロナ以前のお手軽な「対話のススメ」などではない
Viva! Go to University & Go to College Campaign
池田光穂・松浦博一・宮本友介
◎このページは、ダイキ
ン工業株式会社による「基礎検討フェーズ報告書・研究テーマ提案」から「2020年度共同研究委受託研究」のフィージビリティ調査研究である。調査研究班
は、池田光穂・松浦博一(大阪大学COデザインセンター教員)と宮本友介(大阪大学大学院人間科学研究科)である。
命題06:コロナ禍を経由した対面教育の課題
ポストコロナ時代は訴訟社会が確実に!!!文科省の通達(「本[2020]年度後期等における新型コロナウイルス感染症の拡大防止と学生の学修機会の確
保の両立のための留意事項について」および「大学における後期等の授業の実施方針等に関する調査結果」pdf)をよく読むと、霞ヶ関当局の対応や学生教職
員の対応、そして大学のこれからの対応に関する最新情報がみられる。感染に関しては、大学を含めて事業者が、被雇用者や学生・教職員が(感染死亡など賠償
請求を含めて)訴訟になる可能性がゼロではないので、きちんと文書を発出しているのか?広報は十分か、そして被雇用者や学生・教職員に感染防止対策をおこ
なっているかが、将来の争点になる。そのため、双方とも記録をとって準備しておくことが重要となる。実際に私の畏友の著名私立大学の経済学部教授が開講す
る授業は大変人気があるために、受講者数が毎年多く、2020年の秋以降の学期は、対面をひかえて、録画による事前収録も準備せよと大学執行部から命が
下ったとのことである。今後のブレンディド教育の普及により、コロナ禍を経由した対面教育の未来は大きく変化しているはずである。それならば、大学の中の
教育機関は、今すぐにでも未来キャンパスを想像するワーキンググループを組織して、そのフレキシブルな未来に対応するさまざまな姿を提案しなければならな
いだろう。
リンク(対面教育がもつ有利な特性)
リンク(遠隔授業関連)
リンク(空気を読む授業)
リンク(コロナ禍以降の教育現場)
文献
その他(→「『空気と空間づくり』から考えるイノベーション・キャンパスの実現」)
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