かならずよんで ね!

野蛮・サヴェージ・Savage

savage, sauvage (Fr.)

池田光穂

野蛮=サヴェージ=savageとは、野蛮な、激し い、どう猛な、残酷な、残忍な、怒り狂った、未開のという意味です。名詞語化すると、野蛮人、未開人、原始人、不調法な人、不作法な人という意味になりま す。野蛮の反対は、文明人、現代人、洗練された人ですので、野蛮とは、基本的に相手を蔑(さげす)む言葉です。もっとも、サヴェージ=savageには、度外れたという意味があるので、He/She is seriously savage! 「奴はとんでもない資質の持ち主だぜ」という意味にも変化します。これは、以前、マーシャル・マクルーハンが、『メディアの理解』において、かつて、かっ こいいものを「ホット」と呼んでいたものを、その同じ内容のものを「クール」と、正反対の用語で表現したような現象とよく似ている。

しかし、文化人類学者である俺が、野蛮というときには、その対象であり、現在では言い方が変わっているが、相変わらず、その対象を神格化している「野蛮人、未開人、原始人」に他ならない。

+++

Links

リンク

文献

その他の情報

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099