はじめによんでね!

時間と主体

Time and Subject

挿絵は「現象学における時間概念」より

池田光穂

自由時間——それは余暇時 間であるとともにより高度な活動にとっての時間で ある——は,いうまでもなくそういう時間をもっている者をある別の主体に 転化するのであって,そのばあい彼はこうした別の主体として直接的生産過 程にもはいっていく.これこそはすなわち,生長しつつある(werdend)人間 についてみれば訓練(Disziplin)であると同時に,生長した(geworden)人間に ついては,実行(Ausiibung),実験科学,物質的に創造的な,かつ自己を対象 化する科学であって,この生長した人間の頭脳のなかに社会の蓄積された知 識が存在する.両者にとって,農業でのように,労働が実践的な操作(Handanlegen) と自由な運動とを必要とするかぎりでは,同時に実践実習(exercise)で ある. 第二編資本の流通過程 661ページ

リンク

  • 商業活動における異質性経済活動におけるメタボリズム︎▶経済における時間分割︎︎▶富の価値︎▶貨幣の神格化︎︎▶対象化された労働︎▶︎︎機械装置と資本時間と主体︎▶︎
  • 経済学批判要綱(Grundrisse)』▶アウグスチヌスの時間概念︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶
  • ︎︎現象学における時間概念▶︎文学における時空間▶︎︎メシア的時間について時間についての簡潔な歴史︎▶︎︎時間とコストに関するもうひとつの考え方︎持続あるいはベルクソン的時間▶︎︎フィールドワークの時空間▶︎行動経済学が考える時間非調整の考え方︎︎時間コスト」概念は空っぽの洞窟か?▶︎▶︎︎▶︎▶︎︎▶︎▶︎
  • 文献

  • 『マルクス資本論草稿集 1 1857-58年の経済学草稿 第1分冊』、資本論草稿翻訳委員会訳、大月書店、1981年 ISBN 4-272-10011-4
  • 『マルクス資本論草稿集 2 1857-58年の経済学草稿 第2分冊』、資本論草稿翻訳委員会訳、大月書店、1993年 ISBN 4-272-10012-2
  • マルクス『経済学批判要綱(草案)』全 5巻、高木幸二郎監訳、大月書店、1958-65年
  • その他の情報


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