医療通訳と人権を考える:医療人類学の視点[画像クリックで次の画面]
医療通訳と人権を考える
池田 光穂
いけだ みつほ
“Mitzubishi,” se Queda
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
Center for the Study of Communication Design, Osaka Univ.
10 なぜ医療人類学なのか? なぜ いりょう じんるいがく なのか?
人びとの下痢に関する考え方や対処行動は、インタビューだけでなく、観察してはじめて明らかになる(→現場で長期滞在)。
下痢に対する伝統的な対処行動のなかには、有害なものも優れたものもある(→文化相対主義の見方)。
新しい行動を受け入れてもらうためには信頼関係が必要(→その社会の一員としての発言と責任)。
人びとが経験し、他の世界の人びとにも役立つ可能性があるものは、外部世界に伝える必要がある(→保健や医療に関する民族誌)。
02 この講演の目的と内容
03 私の立場
05 文化人類学の研究
06 フィールドワークの三要素
07 医療人類学
08 例)子供の下痢 1
09 例)子供の下痢 2
10 なぜ医療人類学なのか?
11 医療通訳と人権
12 医療通訳をとりまく状況
13 医療通訳の能力強化
15 ことば は いきもの
16 2つの日本語への道
17 ふたつ の にほんご
18 これからの医療通訳の課題
19 まとめ
(c)Mitzubishi. Copyright 2006