はじめによんでください

ヘルスコミュニケーションの認識論

Epistemology for Human to Human Health Communication

解説:池田光穂

私は、ヘルスコミュニケーションというものが、歴史的文脈を超えて普遍的に共通 する一般像を結ぶとは考えていない。身体観や宗教が文化や社会に おいて多様な広がりをもつものだとすれば、ヘルスコミュニケーションもまた多様な広がりをもつ可能性を誰が否定することができようか。病気や治療の概念が 異なるように、ある社会における極北のヘルスコミュニケーションが、別の社会では中心的な課題になることだってあるはずだ。重要なのはヘルスコミュニケー ションがもつ総合性である。医者—患者関係が、しばしばシャーマン—クライアント関係に擬されて分析されることがあるように、ヘルスコミュニケーションに も、それを成り立たせているエージェントやプレイヤーがおり、それらの役割と社会的期待や理想像をもつことという、行動や価値観のパターン化には共通性を 認めることもある。それらの間の共通性は、ウィトゲンシュタインの家族的類似性のように、多項的な配列の重なりあいでしか共通点を見いだすようことができ ないような組み合わせである。ヘルスコミュニケーションは、それがおかれた文化的背景によって、その意味内容・社会的意義・実践的意味機能が異なる。その 社会の人たちが考えるヘルスコミュニケーションは、文化や歴史というものに影響を受ける極めて動態的なものであるということである。

Elementos de moral médica o Tratado de las obligaciones del médico y del ... By Félix Janer

私は、ヘルスコミュニケーションの具体像 について考える時、多様化する地球規模的な要因について考える必要があると考える。グローバリゼーショ ンがもたらす、世界の均質化と、同時にそれとは矛盾するように思われる世界の分節的多様化の影響が、当然ヘルスコミュニケーションの社会現象にも表れてい る。ヘルスコミュニケーションは、歴史的社会的に普遍的な一般像をもつような文化的事象ではないし、それゆえこの事象に対して本質主義的な定義をおこなう ことはナンセンスである。他方で、歴史的社会的文脈の詳細な分析をすれば、人びとがヘルスコミュニケーションとして受け入れるようになったプロセスがすべ て解明されるわけでもなかろう。ヘルスコミュニケーションは、現時点で確固とした実在として取り扱うことを否定しないが、文脈に依存している流動的かつ不 安定なものとしても理解しなければならない。もし仮にヘルスコミュニケーションになんらかの実体を想定してアプローチするのであれば、このコミュニケー ションに関わる人びとから構成されるきわめて立体的な構成物だと言うことができる。

ヘルスコミュニケーションとは何かという 問いについては、管見の及ぶかぎり、すでに1ダース余りの定義がなされている[Schiavo 2007: 8-10]。2010年に設立された日本ヘルスコミュニケーション学会では「ヘルスコミュニケーション学は、医療・公衆衛生分野を対象としたコミュニケー ション学」と解説している。言い換えると、ヘルスコミュニケーションとは、医療・公衆衛生分野を対象としたコミュニケーションのことらしい。同じサイトに あるウェブページでは「医学研究の成果を…分かりやすく正確に伝えるということ」、「関係者がお互いに伝え、受け取る、双方向のコミュニケーション」、 「患者との良好なコミュニケーションが患者満足度の向上、紛争の予防・解決に結びつ」き、「職員のやる気・能力を高め、組織内の紛争を防ぐためにもコミュ ニケーションが果たす役割は重要」であると述べている[日本ヘルスコミュニケーション学会 Online]。ここでのコミュニケーションの役割はシャノン=ウィーバー流の情報伝達であり、コミュニケーションがうまくいくと、患者は満足し、患者が 医療者に仕掛ける紛争は回避できると論じられている。ホームページの説く効用はそれだけではない。職員同士の仕事のパフォーマンスをも高めるものとされて いる。いわば良いことずくめとして説明されている。

他方、米国の疾病予防研究センター (CDC)の定義では「健康を増進する個人とコミュニティの決定に情報や影響を与えるコミュニケーションの諸 戦略の研究と利用のこと」と簡潔に規定している[CDC 2001, cited from Schiavo 2007:8]。この米国流の定義は、WHOによる定義と共通性をもち、コミュニケーション手段を、ヘルスプロションをはじめとして人びとの健康のために 功利主義的な道具として利用すると指摘している。それはソーシャル・インクルージョンを含む、あらゆる保健施策に関わる関係者の動員に関わる必要事項であ ることを示唆している。ソーシャル・インクルージョンは、社会的排除という現象に対して行政の対処政策および当事者の抵抗戦略の思想として登場してきたも のである。その意味で、米国におけるヘルスコミュニケーション政策は動的な保健医療福祉政策のシンボル的存在だと位置づけられている。これに対して、日本 のそれは〈コミュニケーション〉よりも〈ヘルス〉という概念のほうにより大きく比重がおかれている。医療官僚や医療専門職向けに、その速やかな必要性を説 き、かつ既存の医学教育にいち早く組み込まれることを望んでいる。その意味ではこの説明は限りなく表面的皮相で、了見の狭いものであり、その具体的なポリ シー策定と並んで改善の余地があるものとなっている。

ヘルスコミュニケーションの分類

1996年WHOのある保健プログラムが 作成した『ヘルスプロモーション用語集』[AMRO/PAHO 1996]ではヘルスコミュニケーションを次のように説明している。「ヘルスコミュニケーションは、公的な計画表(アジェンダ)における健康の関心事に対 する情報を人びとに提供し、重要な保健課題を維持するための主要な戦略のことである。大衆に有益な保健情報を普及するために、マスメディア、マルチメディ アあるいはその他の技術的イノベーションの利用は、健康の進展に重要なだけでなく、個人および集団の健康の特異な側面への気づき(アウェアネス)を増大さ せる」。最初のセンテンスは、シャーボ[2007:8]がその著作のなかで掲げているオーストラリアのニューサウス・ウェールズ州政府保健局[2006] の定義と全く同じである。オリジナルの定義がなされた頃は世界の先進国でインターネット革命が次第に進行している時期であり、今日的なインターパーソナル なコミュニケーションの強調よりも、コミュニケーションIT技術の到来により多くの期待感を寄せているようにも思える。

それに遡る10年前、ヘルスプロモーショ ンのためのオタワ憲章[1986]では、コミュニティという言葉は重要な用語として文書の中でたびたび 使われているが、興味深いことに、コミュニケーションという言葉は一度たりとも使われていない。その理由でなんであろうか。推測できることは、(1)コ ミュニケーションおよびその重要性は今も昔もあえて説明を必要としない言葉なので、わざわざ言及する必要がなかったか、(2)ヘルスプロモーションという 用語が、住民を保健行動に参入させるためのヘルスコミュニケーションそのもの、つまり同義語として捉えられていたか、ということであり、私はその比重の多 寡は別にして、そのどちらも十分に考えられることであろうと思う。

ヘルスコミュニケーションの領域

スペインの医師であり歴史家〈かつ〉哲学 者——要するに知識人——であるペドロ・ライン・エントラルゴ(Pedro Lain Entralgo, 1908-2001)の名著『医者と患者』のスペイン語の初版は1964年(邦訳1973年)に出版されているが、その第5章は「医者—患者関係の構造」 と題され、「医者—患者間のコミュニケーション」から説き起こされている[エントラルゴ 1973:149-162; Lain Entralgo 2003]。英米語圏の医療社会学では、「医者—患者関係」は1956年のサズとホレンダーの米国医学会(AMA)の『内科学雑誌(Archives of Internal Medicine)』に掲載された論文のなかでの指摘がもっとも初期に属するものである[Szasz and Hollender 1956]。医者—患者関係(Doctor-Patient relationship)は、しばしばD-P関係と言い換えられ、久しく医療関係論のなかで最も基本的なモデル とされてきた。今日でもその伝統は生き残っており、医者も患者も、その属性や役割などが拡張されて現在では「実践家—クライアント関係 (practitioner-client relationship)」などと呼び習わされていることは周知のとおりである[Gabe et al. 2004:96-101]。

最後に、ヘルスコミュニケーションの研究 について考えよう。ヘルスコミュニケーション理解の第一歩はケアの現場から得られる情報の集積と分析で ある。最初に着手すべきは、(a)医療サービスに関わる、スタッフの職種や実際の職域、制度や法などの規約に関わる事柄を明確にすることである。次にその 職種を包摂する(b)サービスの提供と分配に関する機能的な参与者を区分し、それらが適切なカテゴリーに分類されることである。これには、ケアの消費者、 提供者、アドボケート、そして支援スタッフなどが経験的に区分することができよう。最後は、サービスの循環や交通という広い意味での(c)コミュニケー ション行為の最小のユニットになるエージェントやアクターの存在を明確化することである。ブルーノ・ラトゥールやミッシェル・カロンらのアクターネット ワーク理論は、ただ単にアクターの動態を調べて満足するだけでなく、人間以外の物質や制度などもアクターとして取り扱い、それらをめぐる社会的事象がその 問題や実践のたびごとに構成されているという立場をとる。カロンはこの方法論をエージェンシーと構造を対立物としてみる従来の社会学に対比して「翻訳の社 会学」[Callon 2001:62]という用語を与えている。ヘルスコミュニケーションは、どのような主体や行為者からなるのか。これをめぐる推論は、ヘルスコミュニケー ションが起こる場において、どのような種類の行為者がいるのかを実際に抽出し、その動態を分析するほかはない。

言うまでもなくヘルスコミュニケーション は臨床技法としての顔をもつ。ケア現場から要請があるテーマに関するコミュニケーション教育では、座学 としてさまざまな役割について学ぶだけでなく、学生実習などを通して実践・実修することが強調される。実際の臨床現場では、対処する疾患別の応談などの接 遇技法から、社会生活や対象者(ターゲット)集団への広範囲なヘルスプロモーションまで大きな広がりをもつ。疾患別のコミュニケーション技法が発達する背 景には、患者の心理的身体的状態や日常生活への復帰においてきめの細かい経過観察と介入が必要となり、その技法の改善のためには現場力や実践知が不可欠だ からである 。疾患は、その個人や家族にとっても社会にとってもリスク要因となるために、(1)リスク予防、(2)リスク対処準備態勢、そして(3)リスク対応、とい う観点からの取り組みも必要になる。これらの時系列のすべての事柄にヘルスコミュニケーション技法は、非常に力強いツールとなり、さまざまな局面に介入す ることになるだろう。

ヘルスコミュニケーションの臨床面への効 用が説かれるのが、医療を受ける側の当事者へのエンパワメントツールとしての役割である。このような実 践上の努力の結果として、実現されるであろうと希望が持たれているのが「患者中心の医療(Patient-Centered Medicine)」である[Bensing 2000]。ほとんどヒポクラテスの昔から、患者はケアが必要とされるために古くから「脆弱な存在」あるいは「保護の必要な存在」と見なされてきた。この ため洋の東西を問わず医療の原則は、最近になるまでその再考が促されるまでは、きわめて長い間、技術と知識という権能をもった医療者が患者に行使するパ ターナリズム(父権主義)原則で運営されていた 。しかし患者の権利、インフォームド・コンセント、精神的ケアの浮上、さらにはユーザー自身がインターネット上における情報を収集し活用することなど、患 者をエンパワーする技術や社会的制度が整備されてきた。その中でも疾患・薬剤・自助グループなどに関するさまざまなケア情報を提供する健康情報技術 (Health Information Technologies, HITs)あるいは e-Health の発達により、患者集団は以前よりもより自律性の高い集団として機能する可能性も出てきた。とりわけ1990年代以降に本格化する携帯電話などのモバイル 端末やインターネットの普及は、すくなくとも医療の専門家のみならず市井の人びとに(不正確な風評も含めて)膨大な健康情報がもたらされることになった。 通信技術の発達と、新しいコミュニケーションツールの開発は、ヘルスコミュニケーションのあり方にこれまでは量的なインパクトをもたらしてきたが、今後は 最適で必要な情報を短時間でどこにおいても提供しユーザーが簡便に入手することができることを通して、人びとの医療行動の多様化をもたらす、大きな質的な 影響を与えるかもしれない。

私の分析は、実践の現場で従事されておら れる諸兄諸姉(しょけい・しょし)には、言わずもがなの幼稚なものであったろう。しかしながら、教育の 現場で、ヘルスコミュニケーションのアウトラインについて学ぶ学生と教師が、この学問とそれが齎す技法が、表面的な効用を超えて、現代においてどのような 意味を持っているのか——我々は何を知りうるか、我々は何をなしうるか、我々は何を欲しうるか、 という批判哲学をめぐるカント的問い——に考える出発点に幾度も立ち返る意義は少なく ともあると思う。

参照文献

ウェブリンク(サイト内)


eHealth describes healthcare services which are supported by digital processes, communication or technology such as electronic prescribing, Telehealth, or Electronic Health Records (EHRs). The term "eHealth" originated in the 1990s[1], initially conceived as "Internet medicine," but has since evolved to have a broader range of technologies and innovations aimed at enhancing healthcare delivery and accessibility. According to the World Health Organization (WHO), eHealth encompasses not only internet-based healthcare services but also modern advancements such as artificial intelligence, mHealth (mobile health), and telehealth, which collectively aim to improve accessibility and efficiency in healthcare delivery.[2] Usage of the term varies widely. A study in 2005 found 51 unique definitions of eHealth, reflecting its diverse applications and interpretations.[3] While some argue that it is interchangeable with health informatics as a broad term covering electronic/digital processes in health[4], others use it in the narrower sense of healthcare practice specifically facilitated by the Internet.[5][6][7] It also includes health applications and links on mobile phones, referred to as mHealth or m-Health.[8] . Key components of eHealth include electronic health records (EHRs), telemedicine, health information exchange, mobile health applications, wearable devices, and online health information. For example, diabetes monitoring apps allow patients to track health metrics in real time, bridging the gap between home and clinical care.[2] These technologies enable healthcare providers, patients, and other stakeholders to access, manage, and exchange health information more effectively, leading to improved communication, decision-making, and overall healthcare outcomes.
eヘルスとは、電子処方せん、遠隔医療、電子カルテ(EHR)などのデ ジタル処理、通信、テクノロジーによってサポートされるヘルスケアサービスを指す。「eヘルス」という用語は1990年代に誕生し[1]、当初は「イン ターネット医療」として考えられていたが、その後、ヘルスケアの提供とアクセシビリティの向上を目的としたより幅広いテクノロジーとイノベーションへと発 展した。世界保健機関(WHO)によると、eヘルスはインターネットベースのヘルスケアサービスだけでなく、人工知能、mヘルス(モバイルヘルス)、遠隔 医療などの現代的な進歩も包含しており、それらすべてがヘルスケアの提供におけるアクセス性と効率性の向上を目的としている。[2] この用語の使用法は多岐にわたる。2005年の研究では、eヘルスに関する51のユニークな定義が発見されており、その多様な用途と解釈を反映している。 [3] 一部の専門家は、保健における電子/デジタルプロセスをカバーする広義の用語として、eヘルスと医療情報学は同義であると主張しているが、[4] 他の専門家は、インターネットによって特に促進される医療行為という狭義の意味で使用している。[5][6][7] また、mヘルスまたはm-ヘルスと呼ばれる、携帯電話上のヘルスアプリケーションやリンクも含まれる。[8] eヘルスの主な要素には、電子健康記録(EHR)、遠隔医療、医療情報交換、モバイルヘルスアプリケーション、ウェアラブルデバイス、オンライン医療情報 などがある。例えば、糖尿病のモニタリングアプリは、患者が健康指標をリアルタイムで追跡することを可能にし、在宅ケアと臨床ケアのギャップを埋める。こ れらの技術により、医療提供者、患者、その他の利害関係者は、より効果的に健康情報にアクセス、管理、交換することが可能になり、コミュニケーション、意 思決定、そして医療全体の成果の改善につながる。
Types
The term can encompass a range of services or systems that are at the edge of medicine/healthcare and information technology, including:

Electronic health record: enabling the communication of patient data between different healthcare professionals (GPs, specialists etc.);
Computerized physician order entry: a means of requesting diagnostic tests and treatments electronically and receiving the results
ePrescribing: access to prescribing options, printing prescriptions to patients and sometimes electronic transmission of prescriptions from doctors to pharmacists
Clinical decision support system: providing information electronically about protocols and standards for healthcare professionals to use in diagnosing and treating patients[9]
Telemedicine: physical and psychological diagnosis and treatments at a distance, including telemonitoring of patients functions and videoconferencing;[10]
Telerehabilitation: providing rehabilitation services over a distance through telecommunications.
Telesurgery: use robots and wireless communication to perform surgery remotely.[11]
Teledentistry: exchange clinical information and images over a distance.[12]
Consumer health informatics: use of electronic resources on medical topics by healthy individuals or patients;
Health knowledge management: e.g. in an overview of latest medical journals, best practice guidelines or epidemiological tracking (examples include physician resources such as Medscape and MDLinx);
Virtual healthcare teams: consisting of healthcare professionals who collaborate and share information on patients through digital equipment (for transmural care)
mHealth or m-Health: includes the use of mobile devices in collecting aggregate and patient-level health data, providing healthcare information to practitioners, researchers, and patients, real-time monitoring of patient vitals, and direct provision of care (via mobile telemedicine);
Medical research using grids: powerful computing and data management capabilities to handle large amounts of heterogeneous data.[13]
Health informatics / healthcare information systems: also often refer to software solutions for appointment scheduling, patient data management, work schedule management and other administrative tasks surrounding health. There can be integrated data collection platforms for devices and standards and require extended research.[14]
Internet Based Sources for Public Health Surveillance (Infoveillance).[15]

種類
この用語は、医療/保健と情報技術の境界にあるさまざまなサービスやシステムを包括するものであり、以下のようなものがある。

電子カルテ:異なる医療従事者(一般開業医、専門医など)間の患者データの通信を可能にする。
コンピュータ化された医師の処方入力:診断検査や治療を電子的に依頼し、結果を受け取る手段。
電子処方せん:処方オプションへのアクセス、患者への処方箋の印刷、および医師から薬剤師への処方せんを電子的に送信することもある。
臨床意思決定支援システム:医療従事者が患者の診断や治療を行う際に使用するプロトコルや基準に関する情報を電子的に提供するシステム[9]
遠隔医療:患者の遠隔モニタリング機能やビデオ会議など、離れた場所での身体的および心理的な診断や治療[10]
遠隔リハビリテーション:遠隔地にいながら、通信技術を介してリハビリテーションサービスを提供する。
遠隔手術:ロボットと無線通信を使用して、離れた場所から手術を行う。[11]
遠隔歯科医療:臨床情報や画像を遠隔で交換する。
消費者向け保健情報学:健康な個人や患者による医療関連の電子リソースの利用。
保健知識管理:例えば、最新医学誌の概要、ベストプラクティスガイドライン、疫学的追跡(MedscapeやMDLinxなどの医師向けリソースを含 む)。
バーチャル医療チーム:医療従事者で構成され、デジタル機器を通じて患者に関する情報を共有し、協力する(壁を越えた医療ケア)。
mHealthまたはm-Health:モバイル機器を使用して、集約的および患者レベルの保健データを収集し、医療従事者、研究者、患者に保健医療情報 を提供し、患者のバイタルサインをリアルタイムでモニタリングし、直接ケアを提供する(モバイル遠隔医療)。
グリッドを使用した医療研究:大量の異種データを処理する強力なコンピューティングおよびデータ管理機能。
保健情報学/医療情報システム:予約スケジューリング、患者データ管理、勤務スケジュール管理、その他保健関連の管理業務のためのソフトウェアソリュー ションを指す場合も多い。デバイスや標準規格向けの統合データ収集プラットフォームもあり、さらなる研究が必要である。
公衆衛生監視のためのインターネットベースの情報源(インフォベイランス)。
Contested Definition
Several authors have noted the variable usage in the term; from being specific to the use of the Internet in healthcare to being generally around any use of computers in healthcare.[16] Various authors have considered the evolution of the term and its usage and how this maps to changes in health informatics and healthcare generally.[1][17][18] Oh et al., in a 2005 systematic review of the term's usage, offered the definition of eHealth as a set of technological themes in health today, more specifically based on commerce, activities, stakeholders, outcomes, locations, or perspectives.[3] One thing that all sources seem to agree on is that e-health initiatives do not originate with the patient, though the patient may be a member of a patient organization that seeks to do this, as in the e-Patient movement.

定義をめぐる論争
複数の著者が、この用語のさまざまな用法について言及している。医療におけるインターネットの使用に特化したものから、医療におけるコンピューターの使用 全般に関するものまでである。[16] さまざまな著者が、この用語の進化と用法、およびそれが保健情報学や医療全般の変化にどのように対応しているかを考察している。[1][17][18] 2005年のこの用語の用法に関する系統的レビューにおいて、Oh らは eヘルスを今日の保健における技術的テーマの集合体と定義し、より具体的には商業、活動、利害関係者、成果、場所、または視点に基づいて提示した。[3] すべての情報源が一致しているように見える点のひとつは、eヘルスへの取り組みは患者から始まるものではないということである。ただし、患者がe患者運動 のように、それを求める患者団体のメンバーである可能性はある。

eHealth literacy
eHealth literacy is defined as "the ability to seek, find, understand and appraise health information from electronic sources and apply knowledge gained to addressing or solving a health problem."[19] This concept encompasses six types of literacy: traditional (literacy and numeracy), information, media, health, computer, and scientific. Of these, media and computer literacies are unique to the Internet context. eHealth media literacy includes awareness of media bias, the ability to discern both explicit and implicit meanings from media messages, and the capability to derive accurate information from digital content.

While eHealth literacy involves the ability to use technology, it is extremely important to have the skills to critically evaluate online health information. This makes media literacy a critical part of successfully using eHealth.[20] Having the composite skills of eHealth literacy allows health consumers to achieve positive outcomes from using the Internet for health purposes. eHealth literacy has the potential to both protect consumers from harm and empower them to fully participate in informed health-related decision making. People with high levels of eHealth literacy are also more aware of the risk of encountering unreliable information on the Internet[21] On the other hand, the extension of digital resources to the health domain in the form of eHealth literacy can also create new gaps between health consumers.[22] eHealth literacy hinges not on the mere access to technology, but rather on the skill to apply the accessed knowledge.[19] The efficiency of eHealth also heavily relies on the efficiency and ease of use regarding technology being used by the patient. A high understanding of technology will not overcome the obstacles of overcomplicated technology being used by patients that are physically and mentally hindered.[23]

The population of elderly people surpassed the number of children for the first time in history in 2018. A more multi-faceted approach is necessary for this age group, because they are more susceptible to chronic disease, contraindications of medication, and other age-related setbacks like forgetfulness. Ehealth offers services that can be very helpful for all of these scenarios, making an elderly patient's quality of life substantially better with proper use.[24]


eヘルス・リテラシー
eヘルス・リテラシーとは、「電子的な情報源から保健情報を探し、見つけ、理解し、評価し、得た知識を保健上の問題の解決に役立てる能力」と定義されてい る。[19] この概念には、従来の(読み書き能力と算数能力)、情報、メディア、保健、コンピュータ、科学の6つのリテラシーが含まれる。このうち、メディア・リテラ シーとコンピュータ・リテラシーはインターネットの文脈において独特なものである。eヘルス・メディア・リテラシーには、メディアの偏向に対する認識、メ ディア・メッセージの明示的および暗示的な意味を識別する能力、デジタル・コンテンツから正確な情報を引き出す能力などが含まれる。

eヘルスリテラシーにはテクノロジーの利用能力が含まれるが、オンラインの保健情報を批判的に評価するスキルを身につけることはきわめて重要である。この ため、eヘルスリテラシーはeヘルスをうまく利用する上で重要な要素となる。[20] eヘルスリテラシーの複合的なスキルを身につけることで、健康を目的としてインターネットを利用する人々は、その利用から好ましい結果を得ることができ る。eヘルスリテラシーは、消費者を被害から守り、消費者が十分な情報を得た上で保健関連の意思決定に参加できるようにする可能性を秘めている。eヘル ス・リテラシーの高い人々は、インターネット上で信頼できない情報に遭遇するリスクにもより気づいている[21]。その一方で、eヘルス・リテラシーとい う形でデジタルリソースが保健分野に拡大されると、保健消費者間に新たな格差が生じる可能性もある 。eヘルス・リテラシーは、単にテクノロジーにアクセスできるかどうかではなく、アクセスした知識を応用するスキルに依存している。[19] eヘルスの効率性は、患者が使用するテクノロジーの効率性と使いやすさに大きく依存している。テクノロジーに対する高い理解力は、身体的・精神的にハン ディキャップのある患者が使用するテクノロジーが複雑すぎるという障害を克服することはできない。[23]

2018年には、高齢者人口が史上初めて子供の数を上回った。高齢者は慢性疾患や投薬禁忌、物忘れなどの加齢による障害を受けやすいため、この年齢層には より多面的なアプローチが必要である。eヘルスは、これらのすべてのシナリオに非常に役立つサービスを提供しており、適切な利用により高齢患者の生活の質 を大幅に改善することができる。[24]

Data exchange
One of the factors hindering the widespread acceptance of e-health tools is the concern about privacy, particularly regarding EPRs (Electronic patient record). This main concern has to do with the confidentiality of the data, as well as non-confidential data that may be vulnerable to unauthorized access. Each medical practice has its own jargon and diagnostic tools, so to standardize the exchange of information, various coding schemes may be used in combination with international medical standards. Systems that deal with these transfers are often referred to as Health Information Exchange (HIE). Of the forms of e-health already mentioned, there are roughly two types; front-end data exchange and back-end exchange. [25]

Front-end exchange typically involves the patient, while back-end exchange does not. A common example of a rather simple front-end exchange is a patient sending a photo taken by mobile phone of a healing wound and sending it via email to the family doctor for control. Such an action may avoid the cost of an expensive visit to the hospital.

A common example of a back-end exchange is when a patient on vacation visits a doctor who then may request access to the patient's health records, such as medicine prescriptions, x-ray photographs, or blood test results. Such an action may reveal allergies or other prior conditions that are relevant to the visit.

Thesaurus
Successful e-health initiatives such as e-Diabetes have shown that for data exchange to be facilitated either at the front-end or the back-end, a common thesaurus is needed for terms of reference.[8][26] Various medical practices in chronic patient care (such as for diabetic patients) already have a well defined set of terms and actions, which makes standard communication exchange easier, whether the exchange is initiated by the patient or the caregiver.

In general, explanatory diagnostic information (such as the standard ICD-10) may be exchanged insecurely, and private information (such as personal information from the patient) must be secured. E-health manages both flows of information, while ensuring the quality of the data exchange.


データ交換
電子医療ツールの普及を妨げる要因のひとつに、プライバシーに関する懸念がある。特にEPR(電子患者記録)に関する懸念が大きい。この主な懸念は、デー タの機密性と、機密性のないデータが不正アクセスに対して脆弱である可能性に関するものである。各医療機関には独自の専門用語や診断ツールがあるため、情 報の交換を標準化するには、国際的な医療基準と組み合わせたさまざまなコーディングスキームが使用される可能性がある。これらの転送を扱うシステムは、保 健情報交換(HIE)と呼ばれることが多い。すでに述べたe-ヘルスの形態には、おおまかに分けて2つのタイプがある。フロントエンドのデータ交換とバッ クエンドの交換である。[25]

フロントエンドの交換は通常患者が関与するが、バックエンドの交換には患者は関与しない。比較的単純なフロントエンドの交換の一般的な例としては、患者が 治りつつある傷口を携帯電話で撮影した写真を、かかりつけ医に電子メールで送信して経過観察を行うというものがある。このような行動により、高額な通院費 を避けることができる。

バックエンドのデータ交換の一般的な例としては、休暇中の患者が医師を訪問し、医師が患者の薬の処方箋、X線写真、血液検査の結果などの保健記録へのアク セスを要求する場合が挙げられる。このような行為により、アレルギーやその他の関連する既往症が明らかになる可能性がある。

シソーラス
e-Diabetesのような成功したe-ヘルスイニシアティブは、データ交換をフロントエンドまたはバックエンドのいずれかで円滑化するには、参照用語 の共通シソーラスが必要であることを示している。[8][26] 慢性疾患患者のケア(糖尿病患者など)におけるさまざまな医療行為では、すでに明確に定義された用語とアクションのセットが存在しており、患者または介護 者のいずれが開始する通信交換であっても、標準的な通信交換が容易になる。

一般的に、説明的な診断情報(標準ICD-10など)は安全でない方法で交換される可能性があり、個人情報(患者の個人情報など)は保護されなければなら ない。電子保健は、データの交換の質を確保しながら、この両方の情報の流れを管理する。

Early adopters
Patients living with long term conditions (also called chronic conditions) over time often acquire a high level of knowledge about the processes involved in their own care, and often develop a routine in coping with their condition. For these types of routine patients, front-end e-health solutions tend to be relatively easy to implement.
早期導入者
長期にわたって慢性疾患(または長期疾患)と付き合っている患者は、自分のケアに関わるプロセスについて高度な知識を習得し、その疾患に対処するための ルーチンを確立していることが多い。このようなルーチンを確立している患者の場合、フロントエンドのeヘルスソリューションは比較的容易に導入できる傾向 にある。
E-mental health
See also: Use of technology in treatment of mental disorders and Telepsychiatry
E-mental health is frequently used to refer to internet based interventions and support for mental health conditions.[27] However, it can also refer to the use of information and communication technologies that also includes the use of social media, landline and mobile phones.[28][29] These services can range from providing information to offering peer support, computer-based programs, virtual applications, games, and real-time interaction with trained clinicians. [20] Additionally, services can be delivered through telephones and interactive voice response (IVR).[30]

Mental disorders, including alcohol and drug use disorders, mood disorders such as depression, dementia, schaddressed ia, and anxiety disorders can all be addressed through e-mental health services.[31][page needed] The majority of e-mental health interventions have focused on the treatment of depression and anxiety.[32] There are also E-mental health programs available for other interventions such as smoking cessation,[33] gambling,[34] and post-disaster mental health.[35]


Eメンタルヘルス
関連情報:精神障害の治療におけるテクノロジーの利用、遠隔精神医学
E-メンタルヘルスは、精神疾患に対するインターネットを介した介入やサポートを指すために頻繁に使用される。[27] しかし、ソーシャルメディア、固定電話、携帯電話の利用も含む情報通信技術の利用を指す場合もある。[28][29] これらのサービスは、情報の提供からピアサポート、コンピュータベースのプログラム、仮想アプリケーション、ゲーム、訓練を受けた臨床医とのリアルタイム のやり取りまで多岐にわたる。さらに、サービスは電話や音声自動応答(IVR)を通じて提供されることもある。

アルコールや薬物の使用障害、うつ病などの気分障害、認知症、統合失調症、不安障害などの精神障害はすべて、電子精神保健サービスを通じて対処することが できる。電子精神保健の介入の大部分は 介入の多くは、うつ病と不安の治療に焦点を当てている。[32] また、禁煙[33]、ギャンブル依存症[34]、災害後のメンタルヘルス[35]など、他の介入にも利用できるE-メンタルヘルスプログラムもある。

Advantages and disadvantages
E-mental health has a number of advantages such as being low cost, easily accessible and providing anonymity to users.[36] However, there are also a number of disadvantages such as concerns regarding treatment credibility, user privacy and confidentiality.[37] Online security involves the implementation of appropriate safeguards to protect user privacy and confidentiality. This includes appropriate collection and handling of user data, the protection of data from unauthorized access and modification and the safe storage of data.[38] Technical difficulties are another potential disadvantage. With almost all forms of technology, there will be unintended difficulties or malfunctions, which doesn't exclude tablets, computers, and wireless medical devices. Ehealth is also very dependent on the patient having functional Wi-Fi, which can be an issue that cannot be fixed without an expert.[4]

E-mental health has been gaining momentum in the academic research as well as practical arenas[39] in a wide variety of disciplines such as psychology, clinical social work, family and marriage therapy, and mental health counseling. Testifying to this momentum, the E-Mental Health movement has its own international organization, the International Society for Mental Health Online.[40] However, e-Mental health implementation into clinical practice and healthcare systems remains limited and fragmented.[41][42]
利点と欠点
Eメンタルヘルスには、低コスト、利用しやすさ、利用者の匿名性確保など、多くの利点がある。[36] しかし、治療の信頼性、利用者のプライバシー、機密性に関する懸念など、多くの欠点もある。[37] オンラインセキュリティには、利用者のプライバシーと機密性を保護するための適切な保護対策の実施が含まれる。これには、ユーザーデータの適切な収集と処 理、不正アクセスや改ざんからのデータの保護、データの安全な保管などが含まれる。[38] 技術的な問題も潜在的な欠点となり得る。 ほぼすべてのテクノロジーには、意図しない問題や故障が付きものである。 タブレット、コンピュータ、ワイヤレス医療機器も例外ではない。 また、eヘルスは、患者が機能的なWi-Fiを所有しているかどうかに大きく依存しており、これは専門家の手を借りなければ解決できない問題となり得る。 [4]

E-メンタルヘルスは、心理学、臨床ソーシャルワーク、家族療法、結婚療法、メンタルヘルスカウンセリングなど、幅広い分野の学術研究および実務の分野で 勢いを増している[39]。この勢いを裏付けるものとして、E-メンタルヘルス運動には独自の国際組織である国際メンタルヘルスオンライン学会がある。 [40] しかし、E-メンタルヘルスの臨床実践や医療システムへの導入は限定的で断片的なものにとどまっている。[41][42]
Programs
There are at least five programs currently available to treat anxiety and depression. Several programs have been identified by the UK National Institute for Health and Care Excellence as cost effective for use in primary care.[30] These include Fearfighter,[43] a text based cognitive behavioral therapy program to treat people with phobias, and Beating the Blues,[44] an interactive text, cartoon and video CBT program for anxiety and depression. Two programs have been supported for use in primary care by the Australian Government.[45] The first is Anxiety Online,[46] a text based program for the anxiety, depressive and eating disorders, and the second is THIS WAY UP,[47] a set of interactive text, cartoon and video programs for the anxiety and depressive disorders. Another is iFightDepression[48] a multilingual, free to use, web-based tool for self-management of less severe forms of depression, for use under guidance of a GP or psychotherapist.

There are a number of online programs relating to smoking cessation. QuitCoach[49] is a personalised quit plan based on the users response to questions regarding giving up smoking and tailored individually each time the user logs into the site. Freedom From Smoking[50] takes users through lessons that are grouped into modules that provide information and assignments to complete. The modules guide participants through steps such as preparing to quit smoking, stopping smoking and preventing relapse.

Other internet programs have been developed specifically as part of research into treatment for specific disorders. For example, an online self-directed therapy for problem gambling was developed to specifically test this as a method of treatment.[34] All participants were given access to a website. The treatment group was provided with behavioural and cognitive strategies to reduce or quit gambling. This was presented in the form of a workbook which encouraged participants to self-monitor their gambling by maintaining an online log of gambling and gambling urges. Participants could also use a smartphone application to collect self-monitoring information. Finally participants could also choose to receive motivational email or text reminders of their progress and goals.

An internet based intervention was also developed for use after Hurricane Ike in 2009.[35] During this study, 1,249 disaster-affected adults were randomly recruited to take part in the intervention. Participants were given a structured interview then invited to access the web intervention using a unique password. Access to the website was provided for a four-month period. As participants accessed the site they were randomly assigned to either the intervention. those assigned to the intervention were provided with modules consisting of information regarding effective coping strategies to manage mental health and health risk behaviour.

eHealth programs have been found to be effective in treating borderline personality disorder (BPD).[51]


プログラム
現在、不安やうつ病の治療に利用できるプログラムは少なくとも5つある。英国国立医療技術評価機構(National Institute for Health and Care Excellence)は、プライマリケアにおける利用に費用対効果が高いとして、いくつかのプログラムを特定している。[30] これには、恐怖症の治療にテキストベースの認知行動療法プログラムであるFearfighter[43]、不安とうつ病の治療にテキスト、漫画、動画によ る双方向のCBTプログラムであるBeating the Blues[44]が含まれる。このうち2つのプログラムは、オーストラリア政府によりプライマリケアでの使用が推奨されている。[45] 1つ目は、不安、うつ病、摂食障害を対象としたテキストベースのプログラム「Anxiety Online」[46]、2つ目は、不安障害とうつ病を対象としたテキスト、漫画、動画によるインタラクティブなプログラムのセット「THIS WAY UP」[47]である。もうひとつは、iFightDepression[48]という、多言語対応で無料で利用できるウェブベースのツールで、一般開業 医や心理療法士の指導の下で、より軽度のうつ病の自己管理に利用できる。

禁煙に関するオンラインプログラムも多数ある。QuitCoach[49]は、禁煙に関する質問に対するユーザーの回答に基づいて作成されるパーソナライ ズされた禁煙プランで、ユーザーがサイトにログインするたびに個別に調整される。Freedom From Smoking[50]は、情報を提供し、課題を完了させるためのモジュールにグループ化されたレッスンをユーザーに提供する。モジュールは、禁煙の準 備、禁煙、再発防止などのステップを参加者にガイドする。

特定の障害の治療に関する研究の一環として、他のインターネットプログラムも開発されている。例えば、問題賭博のオンライン自己療法は、治療法としての効 果を具体的に検証するために開発された。[34] すべての参加者はウェブサイトにアクセスすることができた。治療グループには、賭博を減らす、あるいはやめるための行動的および認知的戦略が提供された。 これはワークブックの形で提供され、参加者はオンラインで賭博と賭博衝動の記録を維持することで、賭博を自己監視することが奨励された。参加者はまた、ス マートフォン・アプリケーションを使用して自己モニタリング情報を収集することもできた。最後に、参加者は進捗状況や目標を通知する動機付けの電子メール やテキストメッセージを受け取ることも選択できた。

2009年のハリケーン・アイクの後にも、インターネットを利用した介入が開発された。[35] この研究では、災害の影響を受けた成人1,249人が無作為に選ばれ、介入に参加した。参加者は構造化されたインタビューを受け、その後、独自のパスワー ドを使用してウェブ介入にアクセスするよう招待された。ウェブサイトへのアクセスは4か月間提供された。参加者がサイトにアクセスすると、ランダムに介入 プログラムのいずれかに割り当てられた。介入プログラムに割り当てられた参加者は、メンタルヘルスと保健リスク行動を管理するための効果的な対処戦略に関 する情報をまとめたモジュールが提供された。

eヘルスプログラムは、境界性パーソナリティ障害(BPD)の治療に効果的であることが分かっている。[51]

Cybermedicine
Cybermedicine is the use of the Internet to deliver medical services, such as medical consultations and drug prescriptions. It is the successor to telemedicine, wherein doctors would consult and treat patients remotely via telephone or fax.

Cybermedicine is already being used in small projects where images are transmitted from a primary care setting to a medical specialist, who comments on the case and suggests which intervention might benefit the patient. A field that lends itself to this approach is dermatology, where images of an eruption are communicated to a hospital specialist who determines if referral is necessary.

The field has also expanded to include online "ask the doctor" services that allow patients direct, paid access to consultations (with varying degrees of depth) with medical professionals (examples include Bundoo.com, Teladoc, and Ask The Doctor).

A Cyber Doctor,[52] known in the UK as a Cyber Physician,[53] is a medical professional who does consultation via the internet, treating virtual patients, who may never meet face to face. This is a new area of medicine which has been utilized by the armed forces and teaching hospitals offering online consultation to patients before making their decision to travel for unique medical treatment only offered at a particular medical facility.[52]
サイバーメディスン
サイバーメディスンとは、インターネットを利用して医療サービス、例えば医療相談や薬の処方などを行うことである。これは、電話やファックスを使って医師 が遠隔地から患者に相談や治療を行う遠隔医療の後継である。

サイバーメディスンはすでに小規模なプロジェクトで利用されており、プライマリーケアの現場から専門医に画像が送信され、専門医がその症例についてコメン トし、患者に有益な介入方法を提案する。このアプローチが適している分野は皮膚科であり、発疹の画像が病院の専門医に送信され、専門医が紹介の必要性を判 断する。

この分野はさらに拡大し、患者が医療専門家に直接、有料で相談できるオンライン「医師に質問」サービスも登場している(相談の深さは様々である。例: Bundoo.com、Teladoc、Ask The Doctor)。

サイバー・ドクター(Cyber Doctor)[52]は、英国ではサイバー・フィジシャン(Cyber Physician)[53]として知られており、インターネットを通じて診察を行い、実際には顔を合わせることのない仮想の患者を治療する医療専門家で ある。これは、特定の医療施設でしか提供されていない特別な治療を受けるために患者が遠方から出向くことを決断する前に、オンラインで患者に診察を行う軍 や教育病院によって利用されている医療の新しい分野である。[52]
Self-monitoring healthcare devices
Self-monitoring is the use of sensors or tools which are readily available to the general public to track and record personal data. The sensors are usually wearable devices and the tools are digitally available through mobile device applications. Self-monitoring devices were created for the purpose of allowing personal data to be instantly available to the individual to be analyzed. As of now, fitness and health monitoring are the most popular applications for self-monitoring devices.[54] The biggest benefit to self-monitoring devices is the elimination of the necessity for third party hospitals to run tests, which are both expensive and lengthy. These devices are an important advancement in the field of personal health management. Self-monitoring devices, like fitness trackers, have also been shown to help manage chronic diseases, providing users with real-time data that supports ongoing care and better disease management. [55]


Nike FuelBand
Self-monitoring healthcare devices exist in many forms. An example is the Nike+ FuelBand, which is a modified version of the original pedometer.[54] This device is wearable on the wrist and allows one to set a personal goal for a daily energy burn. It records the calories burned and the number of steps taken for each day while simultaneously functioning as a watch. To add to the ease of the user interface, it includes both numeric and visual indicators of whether or not the individual has achieved his or her daily goal. Finally, it is also synced to an iPhone app which allows for tracking and sharing of personal record and achievements.[56]

Other monitoring devices have more medical relevance. A well-known device of this type is the blood glucose monitor. The use of this device is restricted to diabetic patients and allows users to measure the blood glucose levels in their body. It is extremely quantitative and the results are available instantaneously.[57] However, this device is not as independent of a self-monitoring device as the Nike+ Fuelband because it requires some patient education before use. One needs to be able to make connections between the levels of glucose and the effect of diet and exercise. In addition, the users must also understand how the treatment should be adjusted based on the results. In other words, the results are not just static measurements.

The demand for self-monitoring health devices is skyrocketing, as wireless health technologies have become especially popular in the last few years. In fact, it is expected that by 2016, self-monitoring health devices will account for 80% of wireless medical devices.[58] The key selling point for these devices is the mobility of information for consumers. The accessibility of mobile devices such as smartphones and tablets has increased significantly within the past decade. This has made it easier for users to access real-time information in a number of peripheral devices.

There are still many future improvements for self-monitoring healthcare devices. Although most of these wearable devices have been excellent at providing direct data to the individual user, the biggest task which remains at hand is how to effectively use this data. Although the blood glucose monitor allows the user to take action based on the results, measurements such as the pulse rate, EKG signals, and calories do not necessarily serve to actively guide an individual's personal healthcare management. Consumers are interested in qualitative feedback in addition to the quantitative measurements recorded by the devices.[59] Integrating self-monitoring devices with healthcare providers can help close this gap by allowing healthcare professionals to track their patients' data remotely, which in turn allows for more personalized care and timely interventions. [55]


自己モニタリング医療機器
自己モニタリングとは、一般の人々が容易に入手できるセンサーやツールを使用して、個人データを追跡・記録することである。センサーは通常、装着可能な機 器であり、ツールはモバイル機器のアプリケーションを通じてデジタルで利用できる。自己モニタリング機器は、個人データを即座に利用して分析できるように することを目的として開発された。現在、フィットネスと保健のモニタリングが自己モニタリング・デバイスで最も人気の高い用途となっている。[54] 自己モニタリング・デバイスの最大の利点は、高額で時間のかかる検査を第三者の病院に実施してもらう必要がなくなることである。これらのデバイスは、個人 による健康管理の分野における重要な進歩である。フィットネス・トラッカーのような自己モニタリング・デバイスは、進行中の治療とより良い疾患管理をサ ポートするリアルタイムのデータをユーザーに提供することで、慢性疾患の管理にも役立つことが示されている。[55]


Nike FuelBand
自己モニタリング用ヘルスケア機器にはさまざまな形態がある。その一例がNike+ FuelBandで、これは元々の歩数計を改良したものである。[54] この機器は手首に装着でき、1日の消費エネルギーの個人的な目標を設定できる。このデバイスは、時計としても機能しながら、1日あたりの消費カロリーと歩 数を記録する。ユーザーインターフェースの使いやすさをさらに向上させるため、1日の目標を達成したかどうかを数値と視覚の両方で表示する。最後に、この デバイスはiPhoneのアプリとも同期しており、個人の記録や達成状況を追跡したり共有したりすることも可能である。

他のモニタリング機器は、より医療的な関連性が高い。このタイプの機器としてよく知られているのが血糖値モニターである。この機器は糖尿病患者に限定して 使用され、ユーザーは自身の体内の血糖値を測定することができる。非常に定量的であり、結果は即座に得られる。[57] しかし、この機器はNike+ Fuelbandのような自己モニタリング機器ほど独立したものではない。なぜなら、使用前に患者に教育が必要だからだ。血糖値と食事や運動の効果との関 連性を理解する必要がある。さらに、ユーザーは結果に基づいて治療をどのように調整すべきかを理解しなければならない。つまり、結果は単なる静的な測定値 ではない。

ここ数年、ワイヤレス保健技術が特に人気を集めていることから、自己管理型保健デバイスの需要は急増している。実際、2016年までに自己モニタリング用 医療機器が無線医療機器の80%を占めるようになることが予想されている。[58] これらの機器のセールスポイントは、消費者にとって情報の可動性にある。スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器のアクセス性は、この10年間で大 幅に向上した。これにより、ユーザーは周辺機器のリアルタイム情報に簡単にアクセスできるようになった。

自己モニタリング医療機器には、まだ多くの改善の余地がある。これらのウェアラブルデバイスのほとんどは、ユーザーに直接データを供給することに関しては 優れているが、残された最大の課題は、このデータをいかに効果的に利用するかということである。血糖値モニターは、ユーザーが結果に基づいて行動を起こす ことを可能にするが、脈拍数、心電図信号、カロリーなどの測定値は、必ずしも個人の健康管理を積極的に支援するものではない。消費者は、機器が記録する定 量的な測定値に加えて、定性的なフィードバックにも関心を持っている。[59] 自己モニタリング機器を医療提供者と統合することで、医療従事者が患者のデータを遠隔で追跡できるようになり、このギャップを埋めることができる。これに より、より個別化されたケアとタイムリーな介入が可能になる。[55]

eHealth During COVID-19

Online healthcare appointment via webcam
The pandemic that impacted the entire world made it extremely difficult for vast amounts of people to receive adequate healthcare in person. Elderly citizens and people with chronic health conditions were at more risk than the average healthy human, therefore they were more adversely affected than most. The switch from in-person to telehealth appointments and interventions was necessary to reduce the risks of spreading and/or contracting the disease.[60] The forced use of telehealth during the pandemic highlighted its strengths and weaknesses, which accelerated the progression of this medium. The user feedback on eHealth during the COVID-19 pandemic was very positive, and consequently many patients and healthcare providers reported that they will continue to use this method of healthcare following the pandemic.[61]
eヘルス(eHealth) - COVID-19 期間中

ウェブカメラによるオンライン医療予約
世界全体に影響を与えたパンデミックにより、膨大な数の人々が適切な医療を直接受けることが非常に困難になった。高齢者や慢性疾患を抱える人々は、健康な 人よりもリスクが高く、そのため、ほとんどの人よりも悪影響を受けやすかった。感染拡大および感染のリスクを低減するためには、対面式から遠隔医療による 予約や介入への切り替えが必要であった。[60]パンデミック時の遠隔医療の強制的な利用により、その長所と短所が浮き彫りになり、この媒体の進歩が加速 した。COVID-19パンデミック時のeヘルスに関するユーザーからのフィードバックは非常に肯定的であり、その結果、多くの患者と医療従事者が、パン デミック後もこの医療方法を継続すると報告した。[61]
In developing countries
eHealth in general, and telemedicine in particular, is a vital resource to remote regions of emerging and developing countries but is often difficult to establish because of the lack of communications infrastructure.[62] For example, in Benin, hospitals often can become inaccessible due to flooding during the rainy season[63] and across Africa, the low population density, along with severe weather conditions and the difficult financial situation in many African states, has meant that the majority of the African people are badly disadvantaged in medical care. Telemedicine in Nepal is becoming popular tool to improve health care delivery in order to combat difficult landscape.[64] In many regions there is not only a significant lack of facilities and trained health professionals, but also no access to eHealth because there is also no internet access in remote villages, or even a reliable electricity supply.[65]

Approximately 13 percent of people who live in Kenya have health insurance. A majority of the total health expenditure in sub-Saharan Africa was paid out-of-pocket, which forces millions into poverty yearly. A Kenyan service by the name of M-PESA may offer a solution to this problem. This mobile platform provides full transparency of patients needs and allows access to medical products and the ability to efficiently manage their funding.[66]

Internet connectivity, and the benefits of eHealth, can be brought to these regions using satellite broadband technology, and satellite is often the only solution where terrestrial access may be limited, or poor quality, and one that can provide a fast connection over a vast coverage area.[65]


発展途上国では、
eヘルス全般、特に遠隔医療は、新興国や発展途上国の遠隔地域にとって不可欠なリソースであるが、通信インフラの不足により、その確立は困難であることが 多い。[62] 例えばベナンでは、 雨季の洪水により、病院が利用しづらくなることがある[63]。また、アフリカ全土では人口密度の低さに加え、厳しい気象条件や多くのアフリカ諸国の厳し い財政状況により、アフリカ人の大半が医療面で深刻な不利益を被っている。ネパールでは、困難な状況に対処するために、遠隔医療が医療提供の改善に役立つ 手段として普及しつつある。[64] 多くの地域では、施設や訓練を受けた医療専門家の不足が著しいだけでなく、遠隔地ではインターネットへのアクセスも、また安定した電力供給も存在しないた め、eヘルスへのアクセスも存在しない。[65]

ケニアに住む人々のうち、健康保険に加入しているのは約13パーセントである。サハラ以南のアフリカにおける保健支出の大部分は自己負担であり、毎年何百 万人もの人々を貧困に追い込んでいる。ケニアのM-PESAというサービスは、この問題の解決策となる可能性がある。このモバイルプラットフォームは、患 者のニーズを完全に透明化し、医療製品へのアクセスと資金の効率的な管理を可能にする。

衛星ブロードバンド技術を利用すれば、インターネット接続やeヘルスの利点をこうした地域にもたらすことができる。地上回線へのアクセスが限られている か、品質が悪い場合、衛星は広大な範囲に高速接続を提供できる唯一のソリューションであることが多い。

Evaluation
While eHealth has become an indispensable facet of healthcare in the past 5 years, there are still barriers preventing it from reaching its full potential. Knowledge of the socio-economic performance of eHealth is limited, and findings from evaluations are often challenging to transfer to other settings. Socio-economic evaluations of some narrow types of mHealth can rely on health economic methodologies, but larger scale eHealth may have too many variables, and tortuous, intangible cause and effect links may need a wider approach.[67] There are no international guidelines for the usage of eHealth due to many variables such as ignorance on the matter, infrastructure issues, quality of healthcare professionals and lack of healthcare plans. It should also be stated that the effectiveness of eHealth is also dependent on the patient's condition. Some researchers believe that online healthcare may be most efficient as a supplement to in-person care.[66]


評価
eヘルスは過去5年間で医療に欠かせない要素となったが、その潜在能力を十分に発揮できない障壁が依然として存在する。eヘルスの社会経済的パフォーマン スに関する知識は限られており、評価結果を他の状況に適用することは困難であることが多い。狭義のモバイルヘルス(mHealth)の社会経済評価は、保 健経済学の方法論に依拠することができるが、より大規模なeヘルスでは変数が多すぎる可能性があり、複雑に入り組んだ形のない因果関係を解明するには、よ り幅広いアプローチが必要となる可能性がある。[67] 問題に対する無知、インフラの問題、医療専門家の質、医療計画の欠如など、多くの変数があるため、eヘルスの利用に関する国際的なガイドラインは存在しな い。また、eヘルスの有効性は患者の状態にも依存することも述べておくべきである。一部の研究者は、オンライン医療は対面式のケアを補うものとして最も効 率的である可能性があると主張している。[66]

Personal Science
Human Enhancement
Quantified self
Center for Telehealth and E-Health Law
eHealthInsurance
EUDRANET
European Institute for Health Records
Health 2.0
Telehealth
Seth Roberts
パーソナルサイエンス
ヒューマンエンハンスメント
クオンティファイド・セルフ
遠隔医療・電子医療法センター
eHealthInsurance
EUDRANET
欧州保健記録研究所
ヘルス2.0
遠隔医療
セス・ロバーツ
https://en.wikipedia.org/wiki/EHealth





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