身体の文化的構成・壱
Cultural construction of Body, part 1.
医療人類学入門:身体の文化的構成(壱)
「身体について」 ・身体観 ・病気観 ・病気観と身体観の分析 |
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医療人類学入門:身体の文化的構成(壱)「食習慣と栄養」 ・人類学と栄養(フォスターとアンダーソンより) |
第2章 身体(→「場所と身体の動きで変わる対話の不可思議?」「身体観」)
身体イメージ
1.体型・サイズ・服装・身体の表面
1.1 身体を美しくする
1.2 摂食障害と「欧米化」(→「拒食症とファッションモデル」)
2.個人的身体と社会的身体
3. 身体の境界
3.1 象徴的皮膚
1)親密な距離
2)私的な距離
3)社会的な距離
4)公的な距離
4.身体の内部構造
5.身体の働き
5.1 均衡と不均衡
5.2 象徴的な解剖学
5.3 身体の「配管工事モデル」
5.4 身体の機械モデル
6.空間・時間と身体
6.1 空間と身体
6.2 時間と身体
1)モノクロニックな時間
・官僚的時間
6.2.1 さまざまな文化的時間(→「アウグスチヌスの時間概念」「現象学における時間概念」「メシア的時間について」)
1)暦の時間
2)国民的時間
3)宗教的時間
4)官僚的時間
5)社会関係の時間
6)象徴的な再生の時間
■閑話休題:オプショナルツアー:Vivian Maier, 1926-2009 さんが、ブラック&ホワイトの写真で、あなたを「彼女がみた過去の世界」の世界にご案内します。
7.「障害のある」身体
7.1 「障害」と「損傷」(→「捻挫のマッサージ」)
7.2 障害とスティグマ
7.3 障害の肯定的側面
7.4 障害の原因に関する時間
8.20世紀の「新たな身体」(→もう21世紀やが な「」)
8.1 複合的な身体
8.2 サイボーグ(→「091026cyborg.html」)
8.3 ヴァーチャル・ボディ
→「我々はすべてサイボーグであり、その考え方を敷衍すると我々はすべ て草薙素子である」
8.4 脳
8.5 医学的身体
「桶の中の脳」あるいは素子の義体の中に収納されている脳について
8.6 外部の子宮
デカルト「」(医療人類学入門(pdf)より)
9.人間の身体部位の移植と売買
9.1 身体部位の商品化
バイオパイラシー(→「バイオポリティクス」)
10.妊娠中の身体
10.1 妊娠の民俗学
→「通過儀礼としての出産」
11.「血」に関する信念
2)ポリクロニックな時間
→「月経(げっけい)」
第3章 食習慣と栄養(→フォスターとアンダーソン「人類学と栄養」)
1.食物の文化的分類
1.1 食べものと食べものではないもの
1.2 神聖な食べものと穢れたたべもの
1.3 並行食物分類
1.4 薬としての食べもの、食べものとしての薬
1.5 「毒」としての食べもの
1.6 社会的な食物
1.6.1 社会的地位
1.6.2 グループ・アイデンティティ
1.6.3 饗宴と祭り
【課題】ここで突然ですが課題です!——食習慣の多様性の原因は食品や調理の多様性にもよる!!
「世の中には同じ食べ物でも地域によって形が異
なったり,調理方法が異なったりするものがたくさんある。例えば,雑煮に入れる餅には,丸餅と角餅があったり,また焼いた餅を入れる地域もある。地域によ
る食文化の違いを具体的な例をひとつ挙げて(餅は除く),なぜそのような違いが生じているのかを調べ,あなたの考えを述べよ。参考とした根拠資料もきちん
と示すこと」(出題原案は名古屋大学環境学研究科・横山智教授によります。横山教授に感謝します。2020年8月4日)
2.文化と栄養不良
2.1 食物不足と生産手段の剥奪
2.2 移民と民族的マイノリティにみられる栄養 上の問題:英国の場合
2.3 くる病
2.4 貧血
3.世界的に蔓延する肥満症
3.1 文化的肥満症
4.乳幼児食の比較文化研究
4.0.1 イスラム社会における母乳における親 族関係
4.0.2 英国コミュニティでみられる母乳によ る子育て
5.「栄養転換」:グローバリゼーションによる食習 慣の変容と病気
5.1 「栄養転換」
5.2 料理のグローバリゼーション
6.西洋文明における食事の変化と疾病
7.食事とがん
関連情報
リンク
文献
その他の情報