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ハームリダクション研究

harm reduction studies

池田光穂

☆ ハーム・リダクションとは、個人ならびに社会がもたらす危害(ハーム、 harm)を軽減する(リダクション、reduction)ための社会実践のことであり、公衆衛生および社会政策 上の概念枠組み・実践モデルのひとつとして提唱されているものである。日本語に翻訳すると、ハーム・リダクションとは「危害低減」と呼ぶことができる。薬 物利用者(PWUD, People Who Use Drugs)が関わる犯罪による〈社会的危害〉とと薬物利用者(の深刻な 濫用という〈個人へ の危害〉に関する〈現実的対応〉を模索するなかで創案され、静脈注射使用者の間でのHIV/AIDS流行の深刻化を受 けて、広く採用されるようになった。このアプローチは、1970年代のヨーロッパにおいて、薬物使用にたいする不寛容・禁止主義政策へのオルタナティブと して始まった(→「ハームリダクションのすすめ」)。

ハームリダクションのすすめ

ハームリダクション連続体

薬物・人間・社会の実践的比較文化論

ハーム・リダクションと薬物依存者への社会的ケア

日本ハームリダクション受容史

ハームリダクションの多様性

アン フェタミン系興奮剤等の使用に対するハーム・リダクションについての文献検討

ハームリダクション2.0としての「しきいを下げるプログラム」

オーストラリアにおけるハームリダクション

カンボジアにおけるハームリダクションとしきいを下げるアプローチ

社会的/個人的寛容の涵養

ダメ絶対からハームリダクションへの道

依存症からの回復に関する理論

東南アジアならびに東アジアにおける薬物法改革について

世界の薬 物と犯罪対策について

せりがや覚 せい剤依存再発防止プログラム

薬 物対策と道徳言説

薬物利用者と社会統制:日本での新しい研究動向

On James Nolan's "Drug Courts in Theory and in Practice," 2002

医療やケアのグローバル化に伴うコミュニケーションの問題をあぶり出す

台湾全土でのハームリダクションの効果

リ ンク

文 献

そ の他の情報


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