かならず読んでください

実践の医療人類学:テキスト校注と精読のために

第1章 医療人類学

池田光穂


[課題]

(1)医療人類学の辞書的定義とはなんでしょうか?(p.10)
(2)我々が医療人類学と呼ぶ学問パラダイム(=考え方)は、いつごろ、そして世界のどの地域で生まれたと著者は主張しているでしょうか?(p.11)
(3)医療人類学の大きな分類のなかで古典的ともよべる4つの領域はなんでしょうか?(pp.13-14)
(4)W.H.R.リヴァーズ『医学・呪術・宗教』(1915-16)の講演のうち、「未開医療」研究にとって、著者は3つの重要なことがあったと指摘し ています。その3つの事柄とはなんでしょうか?(pp.18-22)
(5)医療の民族誌は、いったいどのような方法論にもとづく「近代医療のあり方の記述」なのでしょうか?(p.23)
(6)医療人類学がもつ4つの社会的態度は、著者の主張によるとどのようなものでしょうか?(pp.31-32)


池田光穂『実践の医療人類学—中央アメリカ・ヘルスケアシステ ムにおける医療の地政学的展開—』世界思想社、2001年(ISBN4-7907-0874-8)本体定価5,800円

目次
第I部 医療人類学と国際保健

第1章 医療人類学[→医療人類学入 門1997

第2章 健康の開発史[→「健康の開 発」史

第3章 世界医療システム[→世 界医療システム

第II部 医療体系論

第4章 制度的医療論

第5章 医療的多元論[→医療的多 元論 ][→医療的多元化の理論

第6章 医療の動態的過程[→伝統医療と近代医療の二元論を超えて

第III部 疾患の民族誌

第7章 村落保健[→あるメス ティソ農村社会の医療民族誌

第8章 民俗疾患概念

第9章 食 生 活

第10章 自己投薬[→自 己投薬行為

第IV部 疾患と健康

第11章 疾患の文化的解釈I[→下痢性疾患と社会

第12章 疾患の文化的解釈II

第13章 健康の概念[→ヘルス・プ ロモーションとヘルス・イデオロギー

第V部 コミュニティ参加と現代社会

第14章 コミュニティ参加の保健プロジェクト

第15章 「医療と文化」を再考する[→「医療と文化」再考

第16章 結  論

附録 コミュニティ参加の保健研修
あとがき
薬用・野生食用植物一覧
村落保健用語集
文献目録
附表 疾患と医療のモデル

池田光穂 著
定価6,090円(税込)
2001年発行
A5判/406頁
ISBN978-4-7907-0874-2

【帯】
低開発国に対する医療援助・協力の現場では、いったい何が起こってい るのか。本書は、村落保健に関するフィールドワークとグローバル化する国際保健研究を
総合した労作である。第一人者の案内で、臨床=応用人類学のフロンティアへ!


Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

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