か ならず読んでください

異文化理解の基礎

Foundations of Understanding Culture

池田光穂

異文化理解とは、について考えます。異文化とは、自分の文化(=自分が属している単数あるいは複数の文化)とは異なる文化のことをさします。

異文化理解(いぶんか・りかい;Understanding of other cultures)とは、複数 の「文化」の概念を前提にして、自分のそれ(=文化)とは「異なる文化=異文化」を、理解した り、解釈したりしようとする努力のことをさします。

異文化を理解するためには、自分が対象にしようとしている「異文化」ないしは「文化」が 輪郭をもった集合体である ことを認識することが重要です。そして、異文化ないしは文化を理解する、さまざまな学問があり、自分が、どのような方法論に依拠するのかについて、次に 自覚することが重要です。

他方で、「自分以外の人の 生き方を想像する能力」 がいかにして可能になるのか?という審問も異文化理解の概念を考える上で重要なことになります。

良好な異文化理解にもとづいた、コミュニティを作り上げようという、日本社会でのモデル が「多文化共生社会(Multicultural Symbiotic Societies)」 の提唱があります。しかしながら、これは、順風満帆な政策課題ではなく、チャレンジングであるが同時に様々な問題含みの概念でもあります。ガヤトリ・スピバックは 言います。「多元論とは、中心的権威が 反対意見を受け入れるかのよう に見せかけて実は骨抜きにするために用いる方法論のことである」と(→「多文化共生社会批判」)。

異文化理解についてより詳しい人は「異文化理解」に進んでください。

異文化理解を、大学・大学院の授業で学びたい人、あるいは自分でネットなどの資源をつかって自習したいひとは「演習:異文化理解の基礎・シラバス(20XX年実施)」に進んでください!

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異文化理解のショートプログラムの事例

◎ステップ・ワン

1.異文化理解の基礎となる文化の概念を理解する

2.異文化を把握する方法や概念を理解する

3.異文化に違和感を感じる人間の本性と、それを克服するための異文化理解の実践について理解する

4.マイノリティ・カルチャーについて理解する

◎ステップ・ツー

◎ステップ・スリー

1.文化の定義を簡潔にまとめてみよう

2.異文化を理解するためのフィールドワークとはどのようなものか考えてみよう

3.ある人が異文化に違和感を覚えたときに、人が属する文化は、その人にどのように影響を与えているのか考えてみよう

4.異文化実践をくわだてる君は、どのような視点を身につけるべきか具体的に考えてみよう

5.国内のマイノリティについて考えることが、なぜ、国際的あるいはグローバルな異文化実践にとって重要になるのか、説明してみよう。

リンク

文献

その他の情報

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099