かならず読んでください

フィールドワーク

fieldwork

解説:池田光穂

フィールドワーク(field work)あるいは、フィールド研究(field research)とは、「研究対象と なっている人びとと共に生活をしたり、そのような人びと[イン フォーマント] と対話したり、インタビューをしたりする社会調査活動のこと」である。文化人類学者 は、フィールドワークにもとづいて、人びとの生活に関する記述であり同時にその 人類学的考察である記録(主に書物)である民族誌(みんぞくし・エスノグラフィー)を 著すことになる。したがって、フィールドワーカーとは、フィールドワークをして、「研究対象と なっている人びと」について「調査・研究」する人[たち]のことである。

「研究」という言葉自体が、先住民の言語の中で最も汚れた言葉の一つである——リンダ・トゥヒワイ・スミス『脱植民地化の方法論:研究と先住民』1999(→「知識の脱植民地化」).

さらに詳しい解説は以下のあるリンクを参照してください。は用語法や方法論にかんする話、はそこから派生するエッセイ、はさらに周辺領域の話やマニュアルです。

パイドロスに応えるソクラテスのことば

私は学ぶことを愛する人間なのだ。…… とは言え、どうやら君は私を外へ連れだす薬物を発見したようだね!(dokein moi tes emes exodou to pharmakon eurekenai)——『パイドロス』

仮想空間におけるフィールドワークについては、「オ ンライン・フィールドワークとオンライン・エスノグラフィー」を参照してください。

★︎フィールドワーク論 (概念について議論します)フィールドワークについて︎▶フィールド研究︎︎▶︎インフォーマント▶︎︎人類学的インタ ビューとは?▶︎民族誌質的研究(→「質的研究のデザイン」)︎︎▶︎量的アプローチ▶︎︎エスノメソドロジー▶︎グ ラウンディッド・セオリー(grounded theory)シカゴ学派︎︎▶︎フィールドノートの整理▶︎︎フィールド ワークの期間はどれくらいが適当か?▶︎フィールドワークの現象学フィールドワーカー の本当の敵は肘掛け椅子の人類学者ではない︎︎▶︎フィールドワーク研究の倫理▶︎︎倫理学者=人類学者?若いフィールドワーカーへの助言︎▶︎︎量的研究〈対〉質的研究リサーチプロポーザルへの5つのステップ︎▶︎︎文化人類学者の情報収集 [関連用語]民族誌 (ethnography)︎▶[関連用語]参与観察 (participant observation)︎︎▶︎文化人類学者のトータル の活動については→こちら▶︎︎フィールドワークについ ての議論→こちら▶︎フィールドノートの整理 ついては→こちら▶︎︎インフォーマントについ ては→こちら▶︎若いフィールドワーカー への助言→こちら▶︎︎フィールドワークの現象 学→こちらフィールドワークに関す るエッセイ→こちら︎▶︎☆

Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099