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リオス・モント(José Efraín Ríos Montt, 1926-2018)

解説:池田光穂

り:リオス・モント(José Efraín Ríos Montt, 1926-2018):グアテマラの現代史には忘れることのできない軍人、政治家、大統領(第26代)である。国会議長の経験もあるが、1982年6月に 憲法を停止して軍事評議会議長から自ら大統領に就任した経験からは「将軍エフライン・リオス・モント」と国民から呼ばれていた。親米派の軍人としての長い 経験から国内の反政府ゲリラ掃討においてCIA仕込みの対ゲリラ戦術「低水準紛争」を実施し、グリーベレー顔負けの特殊部隊訓練、さらには住民を強制移住 させてゲリラの活動拠点を根絶やしにする「戦略村」などのベトナム戦争で考案された対ゲリラ戦術をCIAや米軍などからなる「軍事顧問団」などから導入し た。先住民の主食の一つであるインゲン豆との武器との地口である「銃とフリーホレス豆(Fusiles y Frijoles)」作戦の一環として、国軍に協力する地元の自警団(PAC)を組織させた。このために自分自身がクーデターで追われた後も、極右政党を 組織し、国民を二分するくらいの人気を博した。しかし国内外で執政時代の数々の責任(17件1,700人以上の虐殺を知りながら作戦を遂行)を問われるよ うになり、2013年有罪判決を受けたが、再審中の2018年4月1日に91歳で生涯を終えた。

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