医療による統治性
Governmentality by medicine
医療による統治性(医療人類学入門レクチャー)→大阪大学COデザイン
センターの垂水源之介(池田光穂)が、医療人類学入門の中から「医療による統治性」をテーマについてレクチャーします。上映時間約16分 |
第6章 ジェンダーと生殖
第15章 疫学における文化的要因
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第6章 ジェンダーと生殖
1. ジェンダー
1.1 「生まれ」か「育ち」かの論争(→社会生物学あるいは社会生物学論争)
"Sociobiology is a field of biology that aims to examine and explain social behavior in terms of evolution. It draws from disciplines including ethology, anthropology, evolution, zoology, archaeology, and population genetics. Within the study of human societies, sociobiology is closely allied to Darwinian anthropology, human behavioral ecology and evolutionary psychology." - Sociobiology.
1.2 ジェンダーの構成要素
1.3 ジェンダーの文化
1.3.1 ジェンダーの文化のさまざまな形
1.3.2 ジェンダー文化と性的な行動
1.3.3 ジェンダー文化とヘルスケア
2. 医療化
2.1 女性と処方される向精神薬
2.2 女性の生理学とライフサイクル
2.2.1 月経
2.2.2 更年期(→「老いること〈労働〉の価値概念の変遷について」「ローカル・バイオロジーズ」)
カナダにおける更年期の医療化
3. ジェンダー文化と健康
3.1 男性の社会的ジェンダーによる疾病
3.2 女性の社会的ジェンダーによる疾病
4. 生殖と出産(→「出産という文化」「嶋沢恭子:〈出産〉 を経験するということ」)
4.1 西洋の出産文化(→「近代社会と出産」)
4.1.1 病院産科医の台頭
4.1.2 西洋における出産文化の起源
4.1.3 出産の医療化
4.2 非西洋の出産文化(→出産という文化)
4.2.1 産褥期
4.2.2. 伝統的産婆
5. 生殖と不妊
5.1 新しい生殖技術
5.2 避妊・堕胎・嬰児殺し
5.3 文化的に固有な避妊法
6. 男性と妊娠
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第15章 疫学における文化的要因
1. 疫学と人類学(→「疫学と文化人類学」「実践する」 「医療人類学とはなにか?」)
2. 疾病の特定と文化
2.1 文化的な疫学(→「〈ばい菌〉のメタファーについて」)
2.1.1 「うつ」の疫学
3. 疾病の疫学における文化的要因(→「健康転換」)
3.1 経済的状況
3.2 家族の構造
3.3 ジェンダー役割
3.4 婚姻パターン
3.5 性行為
3.6 避妊パターン(第6章参照)
3.7 人口政策
3.8 妊娠と出産の実践(第6章参照)
3.9 子育て実践
3.10 身体イメージの変容(第2章参照)
3.11 食事(第3章参照)
3.12 衣服
3.13 個人の衛生状態
3.14 住居
3.15 衛生設備
3.16 職業
3.17 宗教
3.18 葬送の習慣
3.19 文化が原因のストレス(第11章参照)
3.20 移住や移動の影響(第12章参照)
3.21 「化学的嗜好品(chemical conforters)」の使用(第8章参照)
3.22 娯楽の追求
3.23 家畜と鳥
3.24 自己治療の戦略と一般の人びとの治療
5つの事例、392ページ
1)ラテ ンアメリカの子宮頸がん
2)文化 的実践とB型肝炎
3)日 本、ハワイ、カリフォルニアに住む日本人の冠動脈性心疾患
4)文化 的実践と寄生虫症
5)ブラジルの都市におけるエイズと性的実践
4. 医学的治療と診断の多様性
5. 一般の人びとの疫学と「リスク」という概念
5.1 個人的なリスク管理の概念
余滴:︎フォーレのクールー病が、プリオン病と認定される直前までのフィールド熱帯医学研究と民族誌 の関係▶︎応用医療人類学ができあがるまで▶︎︎エラーの発見(原著:14)▶︎根拠にもとづく医療▶︎︎コミュニティに根 拠をもつ研究▶︎研究史 で追いかける水俣病事件▶︎︎疾病文明論▶アタ ブリンとマラリア▶︎︎▶︎▶︎
●メアリー・ホーランド; キム・M・ローゼンバーグ; アイリーン・イオリオ『子宮頸がんワクチン問題:社会・法・科学(THE HPV VACCINE ON TRIAL: Seeking Justice for a Generation Betrayed)』別府宏圀・監訳、みすず書房、2021年
序文 リュック・モンタニエ
日本の読者のみなさまへ
略語表
基本用語
まえがき
I 臨床試験
第1章 発明者への褒賞
第2章 臨床試験がもたらした健康被害──デンマークからの証言
第3章 ワクチン開発競争
第4章 子宮頸がんのリスクが本当に高いのは誰なのか
第5章 臨床試験──HPVワクチンの基礎
第6章 結果を急ぐ──代理エンドポイントとファストトラック指定
第7章 「偽プラセボ」とプラセボ第8章 プロトコル018──ありふれた光景の中に潜むものは
第9章 増大するリスク──「負の有効性」
第10章 受胎能力への影響──臨床試験でのシグナルが見逃されている?
第11章 臨床試験の不正?
第12章 インド──臨床試験スキャンダル
II 市場で大ヒットしたHPVワクチン
第13章 無から生み出された市場
第14章 アメリカ合衆国──販売と強制
第15章 溢れ出る被害報告
第16章 正義を求めて
第17章 言論のコントロール
第18章 オーストラリア──最初にHPVをワクチン接種
III HPVワクチンの科学の深層へ
第19章 科学の通説への異議申し立て──異端者たち
第20章 アルミニウム含有アジュバントは〈火に注ぐ油〉か
第21章 バイアルにはほかに何が含まれているのか
第22章 HPVワクチン、自己免疫、分子相同性
第23章 見落とされているHPVワクチンの副作用
IV 異議の高まり
第24章 日本──ワクチン接種の積極勧奨中止
第25章 デンマーク──ヨーロッパにおける抵抗
第26章 アイルランド──接種され放置される
第27章 英国──メディア・マジック
第28章 コロンビア──家族の反撃
第29章 裸の王様
翻訳を終えて──新たな薬害の発生防止に役立つように
注
リンク
文献
その他の情報
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