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イノベーターのジレンマ

Understanding for “dilenmma” of innovation


池田光穂

※こ の授業はイノベーションのジレンマについて、おもに講義形式と質疑応答(ソクラテスメソッド)で学ぶものである。ジレンマとは、2つの相反する課題に対し て板挟みになり解決策が見出せないことである。「イノベーションのジレンマ」という呼称は玉田俊平太(2015)『日本のイノベーションのジレンマ』に由 来するが、オリジナルは玉田先生のメンター Clayton Christensen,"The Innovator's Dilemma," 1995.が本家本元である。後者の邦訳書も玉田監修でイノベーションのジレンマとなっているが正しくは「イノベーターのジレンマ」である。この違いを明 らかにするためには、両方の書籍に対して「対位法的読解」を試みるしかない。イノベーターもイノベーションも工学の世界では、極めて重要な概念であるから だ。


The innovator's dilemma : the revolutionary book that will change the way you do business / Clayton M. Christensen
0. Index and Introduction.
クリステンセン「イノベーションのジレン マ : 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」(pdf資料集へのリンク)
0. 序章:イノベーターのジレンマ
クリステンセン「イノベーションのジレン マ : 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」勉強ノート(レジュメ集)

1. How Can Great Firms Fail? Insights from the Hard Disk Drive Industry
1. なぜ優良企業が失敗するのか
1. なぜ優良企業が失敗するのか

2. Value Networks and the Impetus to Innovate
2. バリュー・ネットワークとイノベーションへの刺激
2.バリュー・ネットワークとイノベーションへの刺激

3. Disruptive Technological Change in the Mechanical Excavator Industry
3. 掘削機業界における破壊的イノベーション
3. 掘削機業界における破壊的イノベーション

4. What Goes Up, Can't Go Down
4. 登れるが、降りられない
4. 登れるが、降りられない

5. Give Responsibility for Disruptive Technologies to Organizations Whose Customers Need Them
5. 破壊的技術それを求める顧客を持つ組織に任せる
5. 破壊的技術それを求める顧客を持つ組織に任せる

6. Match the Size of the Organization to the Size of the Market
6. 組織の規模を市場の規模に合わせる
6. 組織の規模を市場の規模に合わせる

7. Discovering New and Emerging Markets
7. 新しい成長市場を見出す
7. 新しい成長市場を見出す

8. How to Appraise Your Organization's Capabilities and Disabilities
8. 組織のできること、できないことを評価する方法
8. 組織のできること、できないことを評価する方法

9. Performance Provided, Market Demand, and the Product Life Cycle
9. 供給される性能、市場の需要、製品のライフサイクル
9. 供給される性能、市場の需要、製品のライフサイクル

10. Managing Disruptive Technological Change: A Case Study
10. 破壊的イノベーションのマネジメント
10. 破壊的イノベーションのマネジメント

11. The Dilemmas of Innovation: A Summary The Innovator's Dilemma Book Group Guide
11. イノベーションのジレンマ
11. イノベーションのジレンマ



















序章

第1部 優良企業が失敗する理由

    第1章 なぜ優良企業が失敗するのか-ハードディスク業界に見るその理由-

    第2章 バリュー・ネットワークとイノベーションへの刺激

    第3章 掘削機業界における破壊的イノベーショ ン

    第4章 登れるが、降りられない

第2部 破壊的イノベーションへの対応

    第5章 破壊的技術それを求める顧客を持つ組織に任せる

    第6章 組織の規模を市場の規模に合わせる

    第7章 新しい成長市場を見出す

    第8章 組織のできること、できないことを評価する方法

    第9章 供給される性能、市場の需要、製品のライフサイクル

    第10章 破壊的イノベーションのマネジメント-事例研究-

    第11章 イノベーションのジレンマ-まとめ-

    『イノベーションのジレンマ』グループ討論の手引き

    Part One: Why Great companies can fail
    1. How Can Great Firms Fail? Insights from the Hard Disk Drive Industry
    2. Value Networks and the Impetus to Innovate
    3. Disruptive Technological Change in the Mechanical Excavator Industry
    4. What Goes Up, Can't Go Down
    Part Two Managinig Disruptive Technological Change
    5. Give Responsibility for Disruptive Technologies to Organizations Whose Customers Need Them
    6. Match the Size of the Organization to the Size of the Market
    7. Discovering New and Emerging Markets
    8. How to Appraise Your Organization's Capabilities and Disabilities
    9. Performance Provided, Market Demand, and the Product Life Cycle
    10. Managing Disruptive Technological Change: A Case Study
    11 The Dilemmas of Innovation: A Summary The Innovator's Dilemma Book Group Guide
    Index



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授業担当者:あなたの名前( your name)


履修対象/Eligibility


開講時期/Schedule


講義室/Room


講義題目/Course Name


授業の目的と概要/Course Objective
こ の授業はイノベーションのジレンマについて、おもに講義形式と質疑応答(ソクラテスメソッド)で学ぶものである。ジレンマとは、2つの相反する課題に対し て板挟みになり解決策が見出せないことである。「イノベーションのジレンマ」という呼称は玉田俊平太(2015)『日本のイノベーションのジレンマ』に由 来するが、オリジナルは玉田先生のメンター Clayton Christensen,"The Innovator's Dilemma," 1995.が本家本元である。後者の邦訳書も玉田監修でイノベーションのジレンマとなっているが正しくは「イノベーターのジレンマ」である。この違いを明 らかにするためには、両方の書籍に対して「対位法的読解」を試みるしかない。イノベーターもイノベーションも工学の世界では、極めて重要な概念であるから だ。
授業は『イノベーションのジレンマ』の解説(栗01=第1章)そして『日本のイノベーションのジレンマ』の解説(玉02=第2章)、そして質疑応答と議論 の順におこないます。
To learn "innovator's dilemma" by Clayton Christensen and Shumpeita Tamada's "dilemma of innovation" through contrapuntal reading method (Ikeda, 2010) and Socratic dialogue between teachers and students.
学習目標/Learning Goals
1.クリステンセン『イノベーションのジ レンマ』を毎回2章づつ読み進め、授業の質疑応答に答えることができる。
2.玉田俊平太『日本のイノベーションのジレンマ』を毎回2章づつ読み進め、授業の質疑応答に答えることができる。
3.イノベーターならびにイノベーション・スキームがジレンマに陥るメカニズムと論理について各人が具体例をもってみんなの前で説明できる。
※基本的に「イノベーションのジレンマ入門:2020」と同じ 感じです
1. To understand of contents of Clayton Christensen, "The Innovator's Dilemma," 1995.
2. To understand of contents of Sunmpeita Tamada's "dilemma of innovation," 2015.
3. To distinguish concepts between "innovator's dilemma" by Clayton Christensen and Sunmpeita Tamada's "dilemma of innovation," and discuss with your teachers in your class.

履修条件・受講条件 /Requirement; Prerequisite
内容は文系(経営学)的な解説ですので、 医歯薬理工系の他に人文社会系の学生でも可能です。どなたでも受講できます。
Both undergraduate and postgraduate students will be welcomed! These are participation type classes, so a condition for taking the course is to attend each session and to actively collaborate with the other students, who will all be strangers to each other.
授業形態/Type of Class: 講義(質疑応答を含む)
Lecture subject
授業計画/Special Plan (回)題目/Title:内容/Content
回数(日程等)
内容(→資料は「イノベーターのジレンマ:対位法的読解」参照)(→イノベーターのジレンマ:クリステンセン入門
pdf with password
【クリステンセン】
ウェブリンクとユーチューブ 教材
【玉田】
1 6/14 2021年
【栗】C・クリステンセン
【 玉】玉田俊平太
栗01)なぜ優良企業が失敗 するのか


栗01)なぜ優良企業が失敗 するのか

玉01)破壊的イノベーターだった日本企業

6/14 栗02)バリュー・ネット ワークとイノベーションへの刺激



玉02)イノベーションとは何か
2 6/21 栗03)掘削機業界における 破壊的イノベーション



玉03)破壊的イノベーションとは何か
6/21 栗04)登れるが、降りられ ない


玉04)優良企業が陥るジレンマ
3 6/28 栗05)破壊的技術それを求 める顧客を持つ組織に任せる


玉05)テレビに見るイノベーションの歴史
6/28 栗06)組織の規模を市場の規模に合わせる


玉06)ガラケーを破壊したスマートフォン
4 7/5 栗07)新しい成長市場を見出す


玉07)破壊するものだけが生き残るデジタルカメラ
7/5 栗08)組織のできること、できないことを評価する方法


玉08)イノベーション 三つの基本戦略
5 7/12 栗09)供給される性能、市場の需要、製品のライフサイク ル


玉09)アイディアを産み出すための「苗床」
7/12 栗10)破壊的イノベーションのマネジメント


玉10)ニーズ・ファインディング
6 7/19 栗11)イノベーションのジレンマ

 
玉11)グループによるアイディア形成の手法
7/19 (別枠)ツヨシ・モリオカの 常識的ビジネス改革論
(復習)イノベーションの定義
(復習)正直言って「イノベーションは教えることができませ ん!!

(復習)それでも居直って「イノベーション・デザイン」を口にする
7 7/26 (復習)教育とイノベーション

(復習)コロナとビジネスイノベーション
7/26 (復習)創新普及は、本当に線型に大衆に受け入れられるのか?

(復習)「空気と空間づくり」から考えるイノベーショ ン・キャンパスの実現
8 8/2 まとめ(予備日)
(番外)

To learn "innovator's dilemma" by Clayton Christensen and Sunmpeita Tamada's "dilemma of innovation" through contrapuntal reading method (Ikeda, 2010) and Socratic dialogue between teachers and students.
授業外における学習 /Independent Study Outside of Class 別途準備している「ウラバス」 (https://goo.gl/97XFZ9)を参照にして、さまざまな情報にアクセスしてください。使い方は、授業中に説明します

Matters such as the downloading of materials for revision and changes to the schedule will be notified on the “Co-Design Lecture: Understanding for “dilenmma” of innovation” page linked to on the web page as URL https://goo.gl/xPqYKz
教科書・教材/Textbooks ・玉田俊平太/日本のイノベーションのジ レンマ/翔泳社/9784798128214
・クリステンセン、クレイトン/イノベーションのジレンマ/翔泳社/9784798100234
・The innovator's dilemma : the revolutionary book that will change the way you do business / Clayton M. Christensen

Both Japanese text of Clayton Christensen's and Shumpeita Tamada's, please refer on Japanese syllabus.
参考文献/Reference ハーバード・ビジネス・レビュー編集部/ テクノロジー経営の教科書/ダイヤモンド社/9784478106686

Understanding for “dilenmma” of innovation” page linked to on the web page as URL https://goo.gl/xPqYKz
成績評価/Grading Policy 各人、自分の成果を、記載したポート フォリオによる記録と、プレゼンテーション、ならびに学期中のレポート等による総合的判断
Comprehensive judgment based on the class participation (60%) and report (40%) with consideration of the class participation (= spoken contribution to classes).
コメント/Other Remarks
わからないことがあればメールで聞いて みよう!池田光穂(rosaldo[at]cscd.osaka-u.ac.jp)[at]を@マークにします。
This class  is available as a related class on engineer communications. Taking both courses will lead to more effective learning.
特記事項/Special Note 破壊的技術について
02-032■ 破壊的イノベーション(Disruptive innovation)
未来のイノベーターになる人のために
We think that the students will get an incentive that increases their willingness to learn if they read the syllabus and imagine what the theme will involve before the classes and gather information in preparation.
オフィスアワー/Office Hour
Please wright e-mail to rosaldo[at]cscd.osaka-u.ac.jp before visiting for my office.
キーワード/Keywords イノベーター、イノベーション、イノベー ターのジレンマ、破壊的イノベーション
Innovators, innovation, innovator's dilemma, disruptive innovation
受講生へのメッセージ/Messages to Prospective Students この授業をとおして「コミュニケーション することの面白さ」を学んでください。楽しいことはSNSをはじめとして様々なメディアを通して発表する。そして「イノベーション」と「イノベーションの ジレンマ」に触れる、喜びを感じていただければと思います。


テクニカル・コミュニケーション・ちゃんねる
Enjoy my class and conversation with your friends in Japanese





Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099

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