メディア・ソーシャルデザイン
池田光穂
授業担当者:池田光穂(Mitsuho
Ikeda) |
池田光穂(→この授業講師の気持ち「アマチュアを讃えて」) |
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履修対象/Eligibility |
1,2,3,4,5,6年生 |
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開講時期/Schedule |
秋学期:火曜6−7限(18時00分〜 21時10分)※開講日注意!10月8日〜11月26日(この授業は2019年度に終了しています) | |
講義室/Room |
スチューデントコモンズ セミナー室
C:豊中キャンパス |
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講義題目/Course Name |
協働術A(メディア・ソーシャルデザイ
ン) |
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授業の目的と概要/Course
Objective |
この授業は、メディア発信を通したソー
シャル・デザインの可能性を模索することを目的とし、メディアについての基礎的かつ最新の情報を知り、メディア発信を通したソーシャル・イ
ノベーションが
可能になる条件について、教師と学習者が共同作業をとおして考察します。今回は、とくにSDGs(国連の持続可能な開発目標)に留意した、ソーシャル・イ
ノベーションと、それに関連したメディア戦略の技法について学修します。 |
"Social design is...a critical discipline that challenges the pure market-orientedness of conventional design practice, and attempts to see past this into a more inclusive conception of design, in which user groups who are marginalized are also given priority" - Social Design. |
学習目標/Learning Goals |
0.メディア・ソーシャル・デザインという言葉を自分なりに定義でき、周りの批
判者からきちんとディフェンスできこと 1.人類におけるメディアの発達とその 歴史について、短い解説プレゼンをすることができる 2.ソーシャル・デザインの現状と課題について、簡単な命題文で表現することができる 3.国連の持続的な開発目標について、ご家族や子供達のまえで、わかりやすく説明することができる 4.学期中に、自分自身の身近な問題から処方箋を講じる、および、グローバルな問題から処方箋を講じるソーシャルデザインの試案を提言できる 5.誤ったメディアによる操作に対して警戒を怠らなくなり、インターネットの情報を全て信じない態度を作る |
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履修条件・受講条件
/Requirement; Prerequisite |
授業に積極的に参加できる学生・院生を
歓迎します |
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特記事項/Special Note |
シラバスをみていただき、事前にテーマ
を想像されたり、情報を入手しておくと、学習意欲向上のインセンティブになると思います。復習用の資料のダウンロー ドや、スケジュールの変更などは【授業ウラバス】ウェブページからリンクするのページなどでお伝え します。 |
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授業計
画/Special
Plan (回)題目/Title:内容/Content |
メディアを使ったソーシャルデザインについてまなびます コンテンツ 1.メディアの発達の人類史(1,2) 2.メディアの発達の人類史(3,4) 3.UN-SDGsを学ぶ(5,6) 4.UN-SDGsを学ぶ(7,8) 5.ソーシャル・デザイン実習(9.10) 6.ソーシャル・デザイン実習(11,12) 7.プログラム・プレゼンテーション(13,14) 8.プログラム・プレゼンテーション(15) 9.研究倫理・メディア倫理・「デタラメを見破る方法」 ================================================== スケジュール ================================================== (I)10月8日(火) 1.メディアの発達の人類史(1,2)【→「情報リテラシー論」】 【→「デザインとは?」】 2.メディアの発達の人類史(3,4)【→「デザイン・シンキング」】 【→「デザイン・シンキング批判」】 ※番外コメント「アルジャジーラ発展短い歴史をみると、このメディアが「アラブの春」を支えた若きムスリムたちのリフレクシブなツールになり、またビン= ラーディンがアルジャジーラのみに信頼を寄せたことがムスリム世界を正確に世界に伝えようと社会的使命を自覚したことがよくわかる。」文献(cf. ラムルム 2005) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (II)10月15日(火) 3.UN-SDGsを学ぶ(5,6) 4.UN-SDGsを学ぶ(7,8) 2019年10月15日の授業ではみなさんの「UN-SDGs」力を測りましょう! ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (III)10月22日(火)※開催場所注意→国立民族学博物館第7セミナー 室です!1000-1500 5.ソーシャル・デザイン実習(9.10) 6.ソーシャル・デザイン実習(11,12) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (IV)10月29日(火) 7.プログラム・プレゼンテーション(13,14):「シリコン・バレーの 百年」 8.プログラム・プレゼンテーション(15):「フォートランの寓意」 ▶︎ソーシャルメディアにおける「いいね!」戦争論 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (課外)11月9日(土)※開催場 所注意→国立民族学博物館入り口集合!1000-1500 (V)11月12日(火) 9.研究倫理・メディア倫理・「デタラメを見破る方法」 10. コンピュータ倫理学 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (VI)11月19日(火)→休講 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (VII)11月26日(火) 最終レクチャー:「メディアソーシャルデザインとはなにか?:おさらい」 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++ (VII)12月3日(火)→予備日 |
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授業形態
/Type of Class: |
レク
チャー、セミナー、実習(訪問を含
む)、プレゼンテーションと合評 SDGsの課題を解くメンバーの人たち(2019年10 月15日) |
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授業外における学習
/Independent Study Outside of Class |
別途準備している「ウラバス」(https://goo.gl/97XFZ9)を参照にして、さまざまな情報にア
クセスしてください。使い方は、授業中に説明します。 ・最新のカリキュラムについては「情報リテラシー論」を参照にしてく ださい |
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教科書・教材/Textbooks |
Think the
Earth編著『未来を変える目標:SDGsアイデアブック』紀伊國屋書店、2018年(ISBN 9784877385132) |
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参考文献/Reference |
授業ならびに「ウラバス」(https://goo.gl/97XFZ9)において適宜紹介します。 | |
成績評価/Grading Policy |
各人で、自分用のポートフォリオを作っ
て管理し、中間レポート、プレゼンテーションを通して、総合的に判断します。 |
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コメント/Other Remarks |
わからないことがあればメールで聞いて
みよう!池田光穂() |
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キーワード/Keywords |
情報メディア、ソーシャル・デザイン、
ソーシャル・イノベーション、国連の持続的な開発目標(SDGs) |
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受講生へのメッセージ/Messages
to Prospective Students |
この授業をとおして「書くことの楽しさ」を学んでください。楽しいことはSNSをはじめとして様々なメディア
を通して発表する。そして「研究倫理」を抑えつつ、公共のメディアで
の情報発信に関するさまざまな約束事について「実践状況のなかで学習」する、喜びに触れてくだ
さい。 ●この授業は大阪大学COデザインセンター「SDGs 達成に向けた高度汎用力教育開発」の支援をうけています。この授業に関連する項目は以下のとおりです。 SDG4「質の高い教育」;SDG9「産業と技術革新の基盤」;SDG10「人や国の不平等をなくそう」 |
■授業=裏(うら)バスにもどる
ウラバスのURLです(https://goo.gl/97XFZ9)
ソー シャルデザインとは、文字通り「社会」を「つ くること/デザイ ンすること」です("social design" is "desiging for good society")。
"Social design is design, that is mindful of the designer's role and responsibility in society, and of the use of the design process to bring about social change. Social design is also a critical discipline that challenges the pure market-orientedness of conventional design practice, and attempts to see past this into a more inclusive conception of design, in which user groups who are marginalized are also given priority." - Social Design in Wiki.
"The first degree-bearing program of its kind, the M.A. in Social Design program will prepare you to understand and address the challenges facing society as you grow your skills, examine the designer's role and responsibility in society, and bring about social change through design."- M.A. in Social Design (MASD), and "MICA's Center for Social Design is dedicated to demonstrating and promoting the value of design in advancing equity and social justice, and to inspiring and preparing the next generation of creative changemakers." - MICA- Maryland Institute College of Art. "A simple definition of social impact design is “design that seeks to solve humanitarian issues such as improving living conditions for its beneficiaries.”- WHAT IS SOCIAL IMPACT DESIGN?(Carry Stone Foundation)
"Social Design is the application of design methodologies to solutions for complex human problems. It is a rapidly growing field with exciting career opportunities. Global corporations use it to ignite creativity and commitment within their cultures, foundations embed it into their efforts to end poverty and improve human health. Governments and NGOs use it to innovate new approaches, erase the boundaries of internal silos and step around archaic bureaucratic processes. Designers use it to create lives for themselves filled with purpose and impact." by Ansley Pentz, studied at University of Florida.
こ れまでの私たちの生き方のなかでは、 「社会」とは、学生がキャンパスで勉学した後で、羽ばたく「大人の現場」だと考えられ てきました。その ために「社会とは◎◎なところだ!」「社会はこんな仕組みで動いている」ということを大学で学生は勉強して、あらかじめ予備知識を仕入れたり、インターン シップで予行練習を積んでから、実際の現場に飛び込んでいくものであると、教えられてきました。
し かし、よく考えたら、子供達もまた社会 の一因で、あり、学校もまた社会の一部です。そのために、社会を自分たちがよりよく生きるために、より 快適にいきるために、より楽しく生きるために、よりポジティブにいきるために、各人がひとりひとりで、仲間を募り、なにをどのようにしたら、よりよく/快 適に/ポジティブになるのか、デザインすることが求められるようになってきました。デザインとは、デザインの思 考(design thinking)の世界において、つくりだすための未来プ ログラムあるいは、第一歩にほかならないからです(→この授業講師の気持ち「ア マチュアを讃えて」)。
こ の授業は、メディアと社会の結びつきの重要さに鑑みて、メディア(媒体)への働きかけを通して、社会をつくること/デザインすることの基礎を学ぶこ とを目的としています。つまり、それは「コミュニケーション・デザイン」にも通じ るものがあります(→「コミュニケーション・デザイン・シンキング用語集」)。
つぶやき(再掲)
リンク
文献
■メディア戦略の媒体としてのFaceBook (FB)
FBでお馴染みのテーマです。2050年の海洋中に投棄されたプラスチックの総量は魚の総量を超えると予測されていますが、これはUN- SDGsのアク ティビスト達から指摘されたものです。このビデオ・フリップはとてもよくできているもので、この画像を視聴する人の多くに、海のプラスチック「汚染」の深 刻さを上手に伝えることに成功しています。
■SDGsの17の目標(→「国連の持続可能な開発目標とグローバル・イシュー ズ」)
● 2019
年10月15日の授業では、みんな考えるSDGs を、実習します。
高校生以上社会人も可能UNDP_SDGs学習用資料できました。個人あるいはグループで取り組みます。優先順位をつけてそれを逆数にし て、個人ないしはグループからまとめて加算します。各個人およびグループで、みんなの関心ならびに取り組みの軽重の多様性について理解します。その上で、 優先課題を合議によって決定し、多様性を担保しながら分業によって役割分担することの重要性を学びます。A3の紙に印刷することをお勧めします。画面をク リックするとSDGs191015.pdf にリンクします
■授業の可視化(モデルであり、この授業内容には直接関わりません)(→「大学も持続可能な開発が必要です!」)
●ISOによるSGDsへの取り組みのプロモーションビデオ・フリツプ
その他の情報(Problem-Oriented Based Learning, POB-L)
■問題にもとづく学習より.
●プロジェクトに基づく研究( Project-Based Learning)
クレジット:池田光穂「メディア・ソーシャルデザイン(協働術A)2019」
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Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1997-2099
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